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葛葉子の誕生日
2☆誕生日準備
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誕生日当日は日曜日で、秋晴れの天気の良い日だった。
さっそく、お母さんはケーキを作ってくれている間に真陽姉さんは葛葉子と一緒にプレゼントを買いに行く準備をしていた。
葛葉子に好きなものを選ばせてプレゼントにする予定だ。
瑠香は電話台のところでウロウロと落ち着かない。
だんだん焦ってイライラしてきている。
その様子に気づき真陽はニヤニヤしながら、
「例のもの届いているって昨日あんたがいない時に電話あったわよ」
と、瑠香に教えた。
「それを早く言ってくれ!」
真陽が弟の落ち着かない様子を影で見てほくそ笑んでいた意地悪の姉にムッとしつつ、真昼の隣にいる葛葉子に軽く顔に三回キスをして、
「最高のプレゼントを用意してあるから楽しみにしていて」
瑠香はそう言って急いで靴を履き玄関から出ていく。
「うん。ありがとう!楽しみにしてるね!」
葛葉子はものをあまり欲しがらないが、瑠香がいう最高のプレゼントに期待してしまう。
「成人同伴のほうがいいわよ。葛葉子ちゃんの買い物のあとなら付き合うわよ?」
「大丈夫だ。晶さんに連絡取ってある。」
と言って急いで出ていった。
真陽は瑠香が買おうとしているものを知っているみたいだった。
「晶さんって?」
葛葉子は首を傾げる。
「私達の従兄弟よ。葛葉子ちゃんの叔母さんの子よ?会ったこと無かったっけ?」
「うー。覚えてないし…巫女修行行っててあったことないかも…」
でもこの間、瑠香は従兄弟だという阿倍野の従兄弟と仲良く話していたことを思い出した。
「晶さんは去年結婚して四月には赤ちゃん生まれるそうよ。」
と真陽はその晶の事をよく知っているようだと思う。
「晶さんの事よく知ってるね。」
「まぁ。上のいない私にとって憧れで初恋の優しいおにーさんなんだけどね。ハハッ…」
と、少し照れたように頭をかいて笑った。
「ふーん。そうなんだ…」
春陽がトーンの低い声でつぶやいた。
いつの間にか瑠香とすれ違いで春陽が来ていて、ヤキモチをやく。
「初恋の晶さんってどんな人なのか見てくる!瑠香にい!まって!僕もつれてって!」
春陽は踵を返して瑠香を追う。
早速ライバル意識全開で初恋だという相手を見に行った。
「またライバル宣言してたりして…」
葛葉子は心配になる。
「まぁ、ヤキモチ焼いてもらえるのは嬉しいけどね。」
フフッと真陽は笑って葛葉子を連れ出すために車に促した。
さっそく、お母さんはケーキを作ってくれている間に真陽姉さんは葛葉子と一緒にプレゼントを買いに行く準備をしていた。
葛葉子に好きなものを選ばせてプレゼントにする予定だ。
瑠香は電話台のところでウロウロと落ち着かない。
だんだん焦ってイライラしてきている。
その様子に気づき真陽はニヤニヤしながら、
「例のもの届いているって昨日あんたがいない時に電話あったわよ」
と、瑠香に教えた。
「それを早く言ってくれ!」
真陽が弟の落ち着かない様子を影で見てほくそ笑んでいた意地悪の姉にムッとしつつ、真昼の隣にいる葛葉子に軽く顔に三回キスをして、
「最高のプレゼントを用意してあるから楽しみにしていて」
瑠香はそう言って急いで靴を履き玄関から出ていく。
「うん。ありがとう!楽しみにしてるね!」
葛葉子はものをあまり欲しがらないが、瑠香がいう最高のプレゼントに期待してしまう。
「成人同伴のほうがいいわよ。葛葉子ちゃんの買い物のあとなら付き合うわよ?」
「大丈夫だ。晶さんに連絡取ってある。」
と言って急いで出ていった。
真陽は瑠香が買おうとしているものを知っているみたいだった。
「晶さんって?」
葛葉子は首を傾げる。
「私達の従兄弟よ。葛葉子ちゃんの叔母さんの子よ?会ったこと無かったっけ?」
「うー。覚えてないし…巫女修行行っててあったことないかも…」
でもこの間、瑠香は従兄弟だという阿倍野の従兄弟と仲良く話していたことを思い出した。
「晶さんは去年結婚して四月には赤ちゃん生まれるそうよ。」
と真陽はその晶の事をよく知っているようだと思う。
「晶さんの事よく知ってるね。」
「まぁ。上のいない私にとって憧れで初恋の優しいおにーさんなんだけどね。ハハッ…」
と、少し照れたように頭をかいて笑った。
「ふーん。そうなんだ…」
春陽がトーンの低い声でつぶやいた。
いつの間にか瑠香とすれ違いで春陽が来ていて、ヤキモチをやく。
「初恋の晶さんってどんな人なのか見てくる!瑠香にい!まって!僕もつれてって!」
春陽は踵を返して瑠香を追う。
早速ライバル意識全開で初恋だという相手を見に行った。
「またライバル宣言してたりして…」
葛葉子は心配になる。
「まぁ、ヤキモチ焼いてもらえるのは嬉しいけどね。」
フフッと真陽は笑って葛葉子を連れ出すために車に促した。
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