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あやかしと神様と吸血鬼
2☆学園祭の怪
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「あやかしだと分かっても、友達でいてくれる肝の座った女の子はカッコよくて素敵だよ」
ニコニコして女の子の会話に自然に東親王は入ってくる。
柔和で自然な優しさを女子たちは好きだし、親しみのある親王殿下とお近づきになって、国の事や皇族のことを知り始めて敬うけれど、皇族殿下に声をかけられるととても光栄で嬉しい。
何より東親王殿下の悪癖を知るクラスメートとくに、葛葉子の友達はオカルト好きが多くて東とも会話が弾んで楽しくもあった。
「東親王殿下も参加できますか?」
「ぜひとも参加させてもらうよ。 学生生活を全うすることを陛下に義務づけられてしまったからね。」
東は、学校は心霊現象の楽しみだけで学校に通い転々としていたのを禁止させられて、この学校で卒業予定だ。
だけど、謹慎処分中の瑠香や葛葉子とともにいられるならいいやと諦めた。
それに、東の感では葛葉子はあやかしや不思議なものを呼び込む。
自ら動かなくても、葛葉子が、護衛として側にいれば幽霊やあやかしから寄ってくるだろうと確信していた。
ガールズトークでなくなるならば瑠香は席を立ち葛葉子の側に近づく。
「そうだね。どうせだからお坊さんの仮装でもしようかな?普段できないしね」
それは東の前世のコスプレをしたいと思っての発言だった。
そのお心を察した瑠香は、
「いいですね。お香を扱う関係で阿闍梨の衣装をご用意できますよ」
叔父なら喜んで僧関係から無理やりでも借りてくれるだろう。
出来なかったら瑠香が作るつもりだ。
「じゃ頼むよ。で、瑠香は?」
「陰陽師のコスプレです」
それは宮中の普段着でもある。
「めんどくさがり発動?」
文化祭なんて面倒くさいと思ってるのかな?と東はジトっと、瑠香を睨む。
だけど、女子たちは興奮気味に、
「狐を式神として操る陰陽師は今漫画で、はやってるよね!」
「瑠香君は漫画も読むんだね!
「以外ーっ!」
葛葉子が借りている少女漫画がなんとなく自分たちに似てるから興味津々で読んでいて密かにハマってもいた。
どうやら、お化物退治の少女漫画らしい事に東親王は興味を持ち、
「僕も読みたいな。貸してくれる?」
「喜んでっ!」
東親王と少しオタクな共通な会話ができると思うと女子たちは喜ぶ。
「で、臣はやっぱり、武士かな?」
「俺はどうせなら普段できない格好したいです」
臣は女子たちに混ざって会話する事を恥ずかしながらそう言った。
のちに、無理やり似合わない女装をさせられ一生に一度の経験をしてしまった。
「そーいえば、噂なんですけど、学園祭で金髪の外人には気をつけろって言われてるんですよ。」
メガネをかけた咲子はオカルトネタを夏休み中に集めに集めまくってそのネタを東殿下に喜んでもらいたくて話した。
その謎の外国人にデートに誘われた女の子は、ミイラのようになって発見される噂なんですよ。
でも、翌日には不思議ともとに戻っていて何事もなかったように元気になるんですけど、夢ではない証拠に数日首筋にそれは、吸血鬼に襲われたような跡が残る…
そんなことが、この学校について限り毎年一人犠牲になっているという。
東親王はオカルトネタは何でも嬉しくて頬を染めて予想通り喜び、
「それっ!ほんと!吸血鬼かもねっ!」
と興奮気味だった。
こういう噂があるのにでで来なかったのは久美に取り憑いた幽霊が学校のボスのように強い念を持っていたせいでもあった。
ごほんっ!
と、わざと興奮を隠すまでに咳をして、
「それは、由々しき事件だね!もし怪しい外国人がいたら僕に報告してね。、絶対だよ」
神妙な顔をしてそう言って、
「陛下の大切な国民をそんな目に合わせるなんて許せないからね!」
といいながら、
(絶対それあやかしだ!吸血鬼に違いない!
この学校、宮中から鬼門にあるから面白いことあると思ったんだっ!楽しくなりそうっ!)
という、心を覗かなくも護衛である三人は心が読めた。
ニコニコして女の子の会話に自然に東親王は入ってくる。
柔和で自然な優しさを女子たちは好きだし、親しみのある親王殿下とお近づきになって、国の事や皇族のことを知り始めて敬うけれど、皇族殿下に声をかけられるととても光栄で嬉しい。
何より東親王殿下の悪癖を知るクラスメートとくに、葛葉子の友達はオカルト好きが多くて東とも会話が弾んで楽しくもあった。
「東親王殿下も参加できますか?」
「ぜひとも参加させてもらうよ。 学生生活を全うすることを陛下に義務づけられてしまったからね。」
東は、学校は心霊現象の楽しみだけで学校に通い転々としていたのを禁止させられて、この学校で卒業予定だ。
だけど、謹慎処分中の瑠香や葛葉子とともにいられるならいいやと諦めた。
それに、東の感では葛葉子はあやかしや不思議なものを呼び込む。
自ら動かなくても、葛葉子が、護衛として側にいれば幽霊やあやかしから寄ってくるだろうと確信していた。
ガールズトークでなくなるならば瑠香は席を立ち葛葉子の側に近づく。
「そうだね。どうせだからお坊さんの仮装でもしようかな?普段できないしね」
それは東の前世のコスプレをしたいと思っての発言だった。
そのお心を察した瑠香は、
「いいですね。お香を扱う関係で阿闍梨の衣装をご用意できますよ」
叔父なら喜んで僧関係から無理やりでも借りてくれるだろう。
出来なかったら瑠香が作るつもりだ。
「じゃ頼むよ。で、瑠香は?」
「陰陽師のコスプレです」
それは宮中の普段着でもある。
「めんどくさがり発動?」
文化祭なんて面倒くさいと思ってるのかな?と東はジトっと、瑠香を睨む。
だけど、女子たちは興奮気味に、
「狐を式神として操る陰陽師は今漫画で、はやってるよね!」
「瑠香君は漫画も読むんだね!
「以外ーっ!」
葛葉子が借りている少女漫画がなんとなく自分たちに似てるから興味津々で読んでいて密かにハマってもいた。
どうやら、お化物退治の少女漫画らしい事に東親王は興味を持ち、
「僕も読みたいな。貸してくれる?」
「喜んでっ!」
東親王と少しオタクな共通な会話ができると思うと女子たちは喜ぶ。
「で、臣はやっぱり、武士かな?」
「俺はどうせなら普段できない格好したいです」
臣は女子たちに混ざって会話する事を恥ずかしながらそう言った。
のちに、無理やり似合わない女装をさせられ一生に一度の経験をしてしまった。
「そーいえば、噂なんですけど、学園祭で金髪の外人には気をつけろって言われてるんですよ。」
メガネをかけた咲子はオカルトネタを夏休み中に集めに集めまくってそのネタを東殿下に喜んでもらいたくて話した。
その謎の外国人にデートに誘われた女の子は、ミイラのようになって発見される噂なんですよ。
でも、翌日には不思議ともとに戻っていて何事もなかったように元気になるんですけど、夢ではない証拠に数日首筋にそれは、吸血鬼に襲われたような跡が残る…
そんなことが、この学校について限り毎年一人犠牲になっているという。
東親王はオカルトネタは何でも嬉しくて頬を染めて予想通り喜び、
「それっ!ほんと!吸血鬼かもねっ!」
と興奮気味だった。
こういう噂があるのにでで来なかったのは久美に取り憑いた幽霊が学校のボスのように強い念を持っていたせいでもあった。
ごほんっ!
と、わざと興奮を隠すまでに咳をして、
「それは、由々しき事件だね!もし怪しい外国人がいたら僕に報告してね。、絶対だよ」
神妙な顔をしてそう言って、
「陛下の大切な国民をそんな目に合わせるなんて許せないからね!」
といいながら、
(絶対それあやかしだ!吸血鬼に違いない!
この学校、宮中から鬼門にあるから面白いことあると思ったんだっ!楽しくなりそうっ!)
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