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あやかしと神様の妊娠危機!?

14☆誓い☆エンド

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 家に帰ってから、瑠香は葛葉子にすごく優しかった。
 お世話も家事手伝いも忙しなくしてくれる。
「今まで以上に優しくてどうしたの?普通でいいよ?」
 と葛葉子は言うが、
「オレの夫としての不徳のせいで、苦しい思いさせてごめん……償わさせてくれ。
 今日だけとは言わず、ずっとこれからも……」
そう真剣に言う。
「ふーん。いつまでつづくか、たのしみにしてるね。」
 と、わざと葛葉子は意地悪を言った。
「な、なるべく、意地悪しない…」
「瑠香の性分が分からなくて、瑠香の妻をやってられないよーだっ。うふふ」
 葛葉子はわざと悪態をつく。
 瑠香は困ったように苦笑する。
 本気で反省しているようだ。
 そんな瑠香の頬を優しく触れて見つめて、
「意地悪な瑠香も優しい瑠香も大好き……ただ、寂しいのは嫌……孤独もいや……改めて思ったよ。」
 今日の出来事があるまですっかり忘れてた。
 毎日が瑠香といられて幸せだったから……
 幸せすぎて、幸せを壊さないように押し隠した心を封じるのは良くないとも思った。
「言いたいことも言えないのも辛い……だから、意地悪な瑠香もすきなの……意地悪だから言い合えるもん……」
 葛葉子は甘えるように瑠香の胸に頭を寄せて抱きしめ切なげに言う。
 思えば出会った時から意地悪で優しくて……好きになった……
 喧嘩した時の言い合えない関係は辛かった……
 ついつい忘れてしまうけど、喧嘩も大切だ。
 仲直りした時にいつも以上に分かり合えるのだから……
 心を覗かなくても葛葉子の思いが瑠香に伝わる。
 そんな、葛葉子が愛おしすぎて瑠香も抱きしめる。
 本来なら押し倒して夫婦の営みをしたいところだが、
「葛葉子が寂しく泣かないように、幸せな家族を作ろうな」
 そう言って葛葉子のお腹の中にいる我が子に語りかける。
 改めて葛葉子の寂しさ孤独感を無くしてやりたいと瑠香は思う。
 子供たちと幸せな家庭を作ってもっと幸せになろうと葛葉子に囁き誓うのだった。
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