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nanaさん

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2章 異世界

街を歩き回る

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街を見回ってると様々な店がある

八百屋や肉屋は勿論 服屋 骨董品 武器屋と様々だ

「うーむ...そうだ」

今の俺はプレイヤーの中ではかなり名の知れてる方だろう 後々絡まれたりして面倒な事になるのもあれだ

どうせならイメチェンとやらをしてみよう

早速服屋に行って見よう


「いらっしゃいませ~」

受付のお姉さんに迎えられながら店内を歩く

「どうせなら今の姿と違った服装がいいな」

今は黒ばっかだ そして店内に置いてある鏡を見たが見た目が完全にマ○ィアやヤ○ザに近い

そんな見た目だとあれなので 黒色はとりあえず避けよう


店内を見ると様々な服がある スーツやトレーナー ドレス 他にも民族的な衣装も多数ある

そんな中で俺が選んだのはネイビー色のロングカーディガンと青のデニムパンツ そして帽子にルーベンスハットというル○ン3世の次○大○が付けてるような黒い帽子を買った

黒は避けようとしたのだが良いデザインだったので手に取ってしまった

一応試着出来るらしいのでついでに白シャツも持っていきつつ 試着室に入り着替える


「意外と良いな」

楽だし見た目的にも問題無し これでいいだろう

そのまま元の服装に着替え購入しに行く

「ご購入なされますか?」

「はい」

「なら3800Gです」

3800Gを支払い購入

「ありがとうございました~!」

店を出る すると目の前に青いウィンドウが表示される

『服装はプリセットとして登録出来ます また登録したプリセットは瞬時に着替えることが可能です』

「便利だな なら登録しておくか」

今の自分の服装とさっき買った服装をプリセットとして登録しておく

そして早速使う

「おお...一気に変わったな んじゃ街歩きを再開するか」

服装を変えたことで気分転換をしつつ街を歩く

「アクセサリー屋か...行ってみるか」



「いらっしゃいませぇ..」

すっごいダルそうな店員さを尻目にアクセサリーを見ていく

店内に他の店員さんが居ないのを見るにあの人が店主だろう 服屋には普通に居たし

指輪やネックレス ブレスレット ポーチ等 どれも完成度が高く 値段も高いんだろうなぁと思ったのだが

全然高くない もっとお金取っても良い気がするが...

そんな中で目に泊まったのは黒い革紐?が使われ銀色のリングが付いているペンダント

「これいいな...それと眼鏡..これにするか」

眼鏡は黒縁の四角型を選ぶ それらを店主さんの所に持っていく

「これ、買います」

「はぁい..4000Gですぅ..」

4000Gを払う

「毎度ありぃ..」

そのままペンダントと眼鏡を付けてアクセサリー屋を出る

「今度は...あの屋台に行ってみるか」

如何にも美味しそうな匂いを出してる焼き鳥...いや焼き魚も売ってるな 他にも普通に食べ応えのある料理を多く売ってる屋台に向かう

屋台に掛けられてるメニュー表を見る

多分この世界の鳥の肉を使った焼き鳥 タレは屋主特製タレらしい 勿論 塩もある

焼き鳥同様 この世界の魚..鮎?みたいな魚を使った焼き魚

ケバブやサンドイッチ ポテト チュロス と見た目は若干違うがそれと分かる物を売っていた 

「選べねぇなぁ..んじゃこの..屋主お手製バター風味のキノコ炒めで」

「了解!兄ちゃん少し待ってろよ!その前に代金を貰ってもいいか?」

気さくそうなおっちゃんに言われたので代金の700Gを渡す

「ちゃんと700だな..最高に美味いキノコ炒めだからよ!楽しみにしてくれよな!」

「そりゃ楽しみだ」

屋台の横にあるベンチで料理を待つ

「それにしても...周りを見る限り ここのおっちゃんの料理が美味いのは明らかだな」

おっちゃんから買ったと思われる料理を食べてる人達は皆笑顔だ

「...料理 良いかもな」

次の生産は調薬と思っていたが料理をしていいかもしれない

「そこの兄ちゃん!あんたのキノコ炒めできたぜ!」

「ありがとう 」

おっちゃんからキノコ炒めとナプキンと割り箸を貰いベンチで食べる

「美味しい..」

バターの風味だけでは無くキノ単体の風味も1ミリの無駄も無く活かされている

それによく見ると 複数の種類のキノコを使っている それ一つ一つの風味が全く無駄になっていない

そしてそれらとバターの風味が合わさることで更に味を引き立てる

キノコ自体も食べ応えがあるものが多い 

おかげで全く飽きない そして美味い

おっちゃん これだけの腕を持ってるならもっとお金取れるぞ..?



いつの間にか夢中になって食べていた

ナプキンで口元を拭く

「どうだい?兄ちゃん 俺の味はよ」

「最高だ またここに食べに来る その時はまた別の料理を頼む」

「くくく...料理人としてはそりゃ最高の褒め言葉だぜ 次来るのを楽しみにしてるぜ」

「ああ、 ありがとう 本当に美味しかった 友人にもオススメする」

「お、助かるぜ!んじゃ今度はその友人君と一緒に来てくれよ!」

こりゃ広めないとな この店はもっと繁盛していいはずだ..



そのあとはトレードやアリア ミツル ルキアにあの屋台の事をチャットで伝え街を歩く

「うーん...今度はあそこの骨董品屋に行ってみるか」

今度は古い骨董品屋に入る

カランカランと音を鳴らしながら入ると そこは凄かった

奇妙な形の壺や絵 本等 色々なものが置いてある

「ほう...珍しいのぉ こんな古ぼけた店に若者が来るとはのぉ ま、ゆっくり見ててっくれ」

店主はかなり年老いた男性だ 今の発言から中々人は来ないのだろう

早速商品を見てみる

まずは本

多くある本のうち1つを手に取る

タイトルは 調剤学

開いて読んでみようとするが

「ああ、その本はな 確か...100年..200年くらい前かのぉ そのくらいに売られてた本じゃ 今とは情報が違うかもしれんのぉ」

今と情報が違う..か

なら逆に考えよう

昔にしか乗ってない情報もあるんじゃないかと

「わざわざありがとうございます」

「いやぁ、中々人が来ないもんでな つい口に出してしまうんじゃ やかましかったらすまないのぉ」

「やかましいとはとんでもない」

俺としてはありがたい

そんな中 本を読み進めると 中身は薬について多くのことが書かれた本だったこんなに分厚いからそりゃそうか

他にも鍛治やこの世界の生物 鉱物や世界の歴史等 様々な本があった

それらを全部購入 値段は結構高かった8000Gだ 

「こんなに買ってくれるとはのぉ...」

「昔の本は重要な情報資料ですからね 貴重でもあるので」

「ここには沢山そういうのがあるからのぉ...欲しければ言ってくださいな」

そりゃ良い情報だ 金はある 惜しまず買っていこう


次に手に取ったのは金色の美しい装飾が彫られた天秤

「お爺さん これは?」

「そりゃあ 確か20年くらい前に仕入れたもんじゃな 確か...れんきん とやらに使うはずだった気がするのぉ」

「なんか説明書みたいなものはあるか?」

「確かあったはずじゃ...ちょっと待っててくれ」

と店主のお爺ちゃんは奥に消えてしまった

その間も商品を見続ける

奇妙な形の壺はただの壺だった 多分観賞用? 絵も特に何も無い

そんな中 なにか白い布に包まれた棒状の物を見つける

「こりゃあなんだ?」

白い布を解いて中身を見ると

「ふむ...太刀ってやつか?」

鞘に納められた太刀があった

「説明書あったぞー!」

とお爺ちゃんが戻ってくる

「ありがとう ついでにこの長刀も購入する」

「おお、それは確か30年くらい前に仕入れたものじゃな 残念ながらどこの国のものかは分からんのじゃが...」

「誰から仕入れたんだ?」

「確かぁ..そうじゃ思い出しただったのぉ」

緑髪...ね 覚えといて損は無さそうだ

説明書と一緒に天秤と太刀を購入

これらは1万G だがまだまだ金はある

なので見ていくが良さそうなのはもう無さそうだ...うん?

目に止まったのは1つの箱

それを手に取り開けてみると

中から黒いカードが出てくる

「お爺さん これは?」

「それはよく分からんのぉ いつからあったかも分からないし 誰も買わんし 特に何がある訳でもない 欲しいなら持っていって構わん」

「そうか...なら貰おう」

その黒いカードを貰う

「それじゃあ色々買ったしそろそろ店を出るとするか、ありがとな お爺さん」

「こっちもありがとう おかげで助かったわい」

「そりゃ良かった またな」

「いつでも来るといい またなにか仕入れおくんでな」

「そりゃ楽しみだ」

そう言い骨董品屋を出た


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