自由にやっていくVRMMO

nanaさん

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チュートリアル途中

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『スキルは主に2種類に別れます 自らの意思で発動する 通常スキル  常に発動している もしくはオンオフが出来るパッシブスキルの2種類です また種族専用のスキルや ユニークスキルという1人しか入手出来ないスキルも存在します』

ユニークスキルねぇ...

『それじゃAlice様が所持している 元素操作と元素魔法を使ってみましょう』

すっごい嫌な予感がするなぁ...


『まず元素魔法を使うには元素操作をする必要があります 元素操作で元素を動かし元素を組み合わせ 元素魔法で現象にする  こんな流れです まずは元素を動かしてみましょう  元素は何処にでもある物です 勿論この空間にも存在します イメージとしては...空気 ですかね 空気を動かすのをイメージしながらやると成功すると思います』

あ、成功するとなのね 必ずじゃないのね...ま、やるしかないけど


「えーと 空気をイメージ...」

目を閉じ集中する 私の周りの空気を動かすイメージをする

そうすると何かが反応し 私の周りを動き始める これが元素なのかな

そうだなぁ...武器も無いし これで武器をイメージしようかな でもただの武器じゃつまらない

どうせなら属性  ファンタジーなら定番の属性が付与されている武器を構成する

光?をイメージ..というより元素をどう組み合わせれば光になるかが自然と分かる なので組み立ながらさらにそれを剣の形に組み合わせる

頭が痛い それもめっちゃ

多分 脳の処理速度が追いついてないんだと思う でもまだ続ける


そうすると何かがカチッとハマった感じがしたと同時に私の手に何かが握られている


目を開けてみると それは白く 光を纏った片手剣だ

「成功...でも頭すっごい痛い...休憩しよう...」

『スキル 元素武器を取得しました 』

「スキル...なのね...これ...」

しばらく動けなさそう




『大丈夫ですか?』

「うん、何とか」

『それにしてもまさか初見で元素操作から新たにスキルを習得するとは思いませんでした 』

「あはは..」

『普段はこんなことをしませんが そんなAlice様を称えて元素武器についての知識を1つ』

「お」

『まず元素武器 これは元素を組み合わせ作り出す武器なのは分かりますね?』

「うん でもその前に元素で属性を組み合わせてからやると 属性付きの武器が作れるんでしょ?」

『はい その通りです 貴方は元素聖霊になったことで自然と元素の組み合わせがわかるようになっております』

「だから分かったんだ..」

『1度組み合わせた元素武器は意識して解除しない限り 永遠に固定されます なのでAlice様のその片手剣も意識して解除しない限りずっと残ります』

「おー でも耐久力とかは?」

『勿論 耐久力もあります ですがそれを回復させる方法があるんですよ』

「それが今回の知識?」

『はい  元素武器は元素を組み合わせて作り出した武器 なので耐久力減ると構成している元素も減るんです その穴を埋めればいい』

「つまりその武器と同じ元素をまた組み合わせるってこと?」

『ご名答  そうすることで耐久力を回復することが可能です しかも元素は常に存在している...つまり?』

「耐久力無限の武器が実質何個も手に入る....ってことぉ!?」

『はい 本来なら操作難易度が本当に高いので中々出来ませんが初見で元素武器を作り出したAlice様ならやれるでしょう』

「すっごい期待されてるなぁ...」

『それじゃお次に 元素魔法を発動してみましょう  元素魔法は先程の元素武器の魔法版...魔法のイメージは付きますか?』

「火の玉出したり 雷降らしたりする感じでしょ?」

『そうです 元素魔法は 元素を組み合わせることで 理論上全ての魔法を発動する事が可能です 』

「おー...ちなみに魔法ってユニークも?」

『....一部は可能です』

いやダメじゃん ユニークスキルの意味無いじゃん

「ちなみに魔法って全てで何種類くらいあるの?」

『ざっと50以上存在します』

「いや割と多い 」

てか思ったんだけど 元素魔法で出す魔法って 元素を組み合わせて魔力にして魔法にするって工程でしょ?多分

ならその魔法発動して その魔法を媒体に新たに魔法発動出来るんじゃないかな?

たとえば火球を出して爆発 そこから更に火球や 他の魔法を飛ばしたり  土の壁を作り出してそこに攻撃が当たった瞬間に爆発させて相手を吹っ飛ばす...出来たとしたら使い方は無限大じゃん

『それじゃあ あそこのスライムに向けて元素魔法を発動させてみましょう』

「了解」

少し離れた先にスライムが出現したのでそれに向かって 元素を組み合わせることで火属性の魔力にしそれを使って火球を作り出し 放つ

そして爆発させる そこからその場にある火属性の魔力を風属性の魔力に組みかえて風のナイフを数本スライムに向けて飛ばし刺す そうするとスライムはポリゴン化していった

『スキル 元素連携 を習得しました』

「お、これもスキルなんだ」

『驚きました ちょうど元素魔法を使った後に元素連携を教えようとしてたんですがまさかやってしまうとは...』

なんか声に少し残念そうな感じがする

「なんかごめんね...」

『いえ..それじゃまたここで1つ知識を...』

「ねぇ」

『どうしました?』

「貴方ってこっちに来れる?」

『はい...ですがなんでですか?』

「だってこうやって話してると寂しいじゃん 対面で話した方が良くない?」

『..分かりました』

それと同時に強い光が放たれ...そこにいたのは

「可愛い」

中学生位の青髪の女の子だった ちなみにパーカーを着ている

「あ、申し遅れました 私 No.03 と申します」

「あれ?名前無いの?」

「はい、私にあるのは番号のみです」

「なら名前付けても良い?」

「? 大丈夫ですが...」

それじゃ何にしよっかなぁ...こんな可愛い子に名前が無いなんて勿体ない...凛にしよう 私の苗字から取ったから なのと 顔が凛々しいからだ

「凛ちゃんで!」

「凛..ありがとうございます」

心做しか嬉しそう

「それじゃ知識の続きを話しますね」

「お願い」

「元素は同じ属性同士でも組み合わせる事が可能です」

「んー..組み合わせって 構成じゃなくて元素自体ってこと?」

「はい 元素魔法や元素武器は 元素を構成として組み合わせてますが こちらの場合は元素として組み合わせているので」

すっごい難しい 哲学聞いてる気分

「はえー...それじゃ試してみても良い?」

「どうぞ」

元素でまず火属性の魔力を組み合わせる それを2つ  それらを組み合わせる
構成としてでは無く元素として そうするとさっきのとはまた違う物が生まれた さっきより強力な元素?魔力?

「それが魔法でいう火魔法の進化先 炎魔法の魔力です」

「おお...ってことはこれを元素として組み合わせると?」

「はい さらに上位互換が出来ますが 今はおすすめ出来ません」

「何か制約があるの?」

「制約と言うよりはステータスの問題です それ以上の元素を組み合わせてしまうと 酷い頭痛 吐き気 目眩などに襲われます」

「いやしれっととんでもないこと言ってる!?」

「ステータスがある程度上がれば問題ありません 」

「分かった...それじゃこれをあのスライムにぶっぱなすかな」

今度は形を槍にして放つ スライムに深く刺さった瞬間に爆発させる


「おわー....」

爆発地点はスライムの残骸があちこちに吹き飛んだせいで悲惨なことになっている

「...やっちゃった」

「片付けますね」

と凛ちゃんがパチンと指を鳴らすと一瞬でそれが消える

「かっこいい!」

「? ありがとうございます...?」

指パッチンで 何が起こせるのかっこいいよねぇ...って元素魔法とか駆使すれば私もできるんじゃない? よし チュートリアル終えたら殺ろう


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