Devastated Adventure Survival

nanaさん

文字の大きさ
上 下
28 / 39

超越

しおりを挟む
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

中に入ると 複数の大きなガラスの筒があり薬液?のようなもので満たされており中には見た事ない生物が眠っていた

「...あれかな」

研究室の最奥の机には 1つの大きい注射器とメモ書きが残されていた

そこに近づきメモを見る

イヴァル 支配種
適合確率は1万人に1人 通常種 が寄生している有機物 無機物をコントロール可能 また適応 という性質を持っており寄生主が受けた損害に対して耐性を持ち始める また寄生主の身体能力を上昇させる 適合出来なければイヴァル自身の操り人形になってしまう為 生物兵器としての流用は不可能とする また通常種を寄生主の栄養を使って生み出すことも可能

「...これの事かな?」

生物兵器としては最高の性能を持ってるのに適合確率がとんでもなく低く尚且つこれ本体に操られるというとんでもないデメリットが付いてる

此奴が入っている注射器を見る

寄生虫のような見た目を想像したが違った

どちらかというと菌や細胞に近い見た目だ

「...面白そう」

本来 これはレイメイの所に持ち帰り 渡すべきだろう

だけど やってみたい

私が最初に見つけたんだから これくらい良いよね?

「失敗とか考えても無駄 」

そう思い 私は首筋に注射器を刺し 注入した

「...」

少し経つと全身をとんでもない痛みが襲ってきた

今まで体験した痛み以上の

身体が作り替えられるのが分かる

骨が 内臓が 筋肉が 変わっていくのが分かる

そして何より私の精神を乗っ取ろうとする存在

これがイヴァルだろう

だけどそんな事をさせるわけが無い

『シタガエ』

そう命令してくる

そう簡単にお前の人形にはならない

逆に屈服させてやる

『ナニ?』

知能があろうが 支配する力があろうが お前はただの細菌当然

私が負ける訳が無い!

『ナゼ!?』

そのまま私の精神から奴を蹴っ飛ばす感覚で追い出し 身体の制御権をものにする

そして奴の精神を私が支配した事が感覚的に分かった

そして今気づく

私の視点が何故か高くなっている

「...?」

身体を見てみると どうやら身長が伸びたらしい

髪も長くなってる

「なんで?」

よく分からない でもまぁ感覚的に何が出来るようになったかは分かる

まず通常種を生み出すこと 自分の支配下に置ける事からおそらく寄生させた生物も支配下におけるはず

で次に捕食 これに関しては なんかエグい 口からでもいけるみたいだけど腕を変化させて捕食する事も出来るみたい 試しに変化させてみた

なんかむず痒い そして変化させた左腕がエグい事になっている

腕の途中までは普通なのだがそこから先は触手?のようなものに変化しており私の意思で操れる これで獲物を取り込むのだろう

「..2号の死体食べてみようかな」

思考が割と人間という範囲から逸れてる気もするがまぁ大丈夫だろう

そのまま外に出て2号の死体を触手で取り込む

バリバリボキボキとおそらく外殻を砕く音が触手内から聞こえる

とりあえず取り込むと 一瞬 呼吸が苦しくなる

「うっ...」

だけどおそらく適応 の性質が効いたのかすぐに無くなる

「...毒だよねぇ...やっぱり」

まず毒にはある程度耐性が付いただろう 

そのまま施設内に居る実験体を全て討伐して捕食


施設内を探索しようと思ったが量が量なので人が居ないと難しそう

とりあえず発電室で見つけたノートとイヴァルについてのメモ  そして斧をリュック内に入れて エレベーターに向かう

「...やっぱり動かないよねぇ..」

配線が切れてるのか錆び付いてるのかよく分からないがエレベーターの扉が最初侵入した状態のままだ

「ま、いっかー」

そのままエレベーターの天井のハッチに向けて ジャンプしてみる

すると余裕で届いた

「うっわぁ...レイメイ達になんて言おう...」

いやでもレイメイ達なら すごい とかで受け流しそうな気もする 

まぁその時はその時だ

そのままジャンプして脱出


「...やっばいねぇこれ」

正直 まさか私が生物兵器になるとは思わなかったよね こんなお手軽に出来る物なのかな...いや絶対違うよね 

そんなこんなで施設を脱出して拠点に戻った


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

6年生になっても

ryo
大衆娯楽
おもらしが治らない女の子が集団生活に苦戦するお話です。

令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました

フルーツパフェ
大衆娯楽
 とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。  曰く、全校生徒はパンツを履くこと。  生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?  史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

13歳女子は男友達のためヌードモデルになる

矢木羽研
青春
写真が趣味の男の子への「プレゼント」として、自らを被写体にする女の子の決意。「脱ぐ」までの過程の描写に力を入れました。裸体描写を含むのでR15にしましたが、性的な接触はありません。

性転換マッサージ

廣瀬純一
SF
性転換マッサージに通う人々の話

処理中です...