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人物・設定紹介(第四章終了時点)

公爵家(デイライト・テイル・コンラート)(ヒューナイト王国)

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《デイライト公爵家》(光)太陽と活力の女神

太陽のように鮮やかな金髪が直系の身体的特徴。

加護持ちの回復には魔素で満たされた、明るく真っ白な空間で祈ることが必要となる。
衝動は悲観し涙が止まらなくなるだけのため、潜在消費を起こしても慌てないことが多い。
神殿と王立学院内に条件を満たした専用の部屋がある。

神託を聴けるのはデイライト直系のみと言われているが、真偽は不明。
確実なのは直系だが、デイライトの血族であれば、相性が良ければ神託を聴けることもある。

魔法の中でも光魔法との親和性が高く、解呪や回復魔法と相性がいい。
代々神官となる親族が多い。回復魔法にも強いので王立病院で働く者も多い。

デイライト家の家紋はスノーフレーク(純粋、純潔、穢れなき心、皆を惹きつける魅力)と十字架がモチーフに用いられている。

デイライト直系で直系色を持たない子供が産まれ、神託もあれば、その子供は次期大司教となる。高確率で茶髪茶目の印象に残りにくい平凡すぎる容姿。
大司教の代替わりの時にだけ、この特殊な子供が産まれ、その子供は生まれてすぐに大聖堂で育てられることになる。

大司教には生命の神の依り代となる力があり、婚姻は許されていない。
儀式の間の奥に同じような空間があり、最低でも半日はその空間にいないといけないため、殆ど神殿に缶詰めになっている。



クライス・デイライト 28歳
(アシェル達の担任、第二子)

鮮やかな金髪金目。
長男(30歳、加護持ち)が家督を継いだため、次男であるクライスは教職員となった。

年の離れた末妹のシャーロットを溺愛しており、婚約者候補のアークエイドが居ない場所では毎回シャーロットのパートナーを務めている。
実は既婚者だが、末妹が優先。



シャーロット・デイライト 18歳 154cm
(生徒会の先輩、副会長、第四子)加護持ち

鮮やかな金髪金目。
髪の毛は腰丈のゆるふわウェーブで愛らしい見た目をしている。
アシェル曰く正統派ヒロインの見た目。

アークエイドの婚約者候補だったが、恋愛対象は女性。
将来は神職に就いてシスターを愛でながら生涯を過ごす予定であり、神職に就くことが決まっている。

婚約者候補になったのはアークエイドが5歳になる年の春だった。
しかし早々にアークエイドの片思いが発覚していたので、お互いに何があっても結婚はしないことで話は付いていた。
シャーロットにとっても男の婚約者を作らずに済む良い隠れ蓑だが、年の離れた兄二人も姉も妹離れしてくれなかった。

来年アークエイドとアシェルが婚約式をするので、神職に就いたことを理由に婚姻はしない予定。

非公式お茶会に参加しているアシェルを見て、女性であることは見抜いていた。(本人曰くセンサーが反応した。)
しかし嫉妬深いアークエイドにバレると煩そうなので、性別の相違に気付いたことは伝えず。義務の定例茶会で、二人のあまりにも進まない恋愛事情を聞いて楽しむに留めていた。
リアルタイムで二人の経過を見守っていた人物でもある。



大司教 45歳
(本当であれば現デイライト当主の末弟)

生命の神の依り代として生まれた人間。
デイライトの直系でありながら、茶髪茶目の平凡な容姿を持っている。

必ず大司教は男と女が交互に産まれる。
それは二つの魂が交互に転生しているからであり、生命の神との契約の上のものである。
彼の魂は初代国王であり、“古都”の世界を構築するために呼ばれた転移者だった。
女性の場合は彼の魂の伴侶(正妃)である。

大司教として生まれ変わった後は記憶が消され、元の世界である“地球”で生まれ変わる。
“地球”で死んだ魂は記憶を持ったまま“古都”で生まれ変わることになる。
これは生命の神が“古都”との繋がりを強めるため。

“地球”では常に足りないものを探し求め、転生してようやく会えたと思ったら5年と経たずに死に別れる運命。初代とその伴侶はこの条件をのんだ。
“古都”の安定のため、そして世界構築の為に自身の気持ちを犠牲にした(血族を増やすために初代だけハーレム)が故に、二度と魂の伴侶以外と繋がりたくないと強く願ったためでもある。

代々の大司教に初代国王や正妃としての記憶は無いため、自由を知る記憶持ちが結婚も許されず半監禁状態となる、ある意味残酷な処置。



生命の神

沢山の世界を管理し、時には新しい世界を作る世界の管理者。
好んで金髪青目の男性を形どり、白布を身体に纏っているが、本来は決まった形も性別も持たないものである。
この姿を好むのは単純に受けが良いから。

基本的には簡単な世界設定と調律を行うのみで放置しているが、時折手間暇や転移・転生者を巻き込んで作る世界がある。
転移・転生者の人柄にもよるが、大抵そうやって手をかけた世界はお気に入り。

初回の世界設定時は大きな制限はないが、世界が安定してくると介入するのに制限が出てくる。
神ではあるが、ヒトの世に降りてしまうと万能とは言いにくい。
また異なる世界同士で記憶を持った人間のやり取りをするのは、転生・転移させた世界と神の繋がりを深めるため。神本人はバイパスが太くなると表現する。

“古都”は初代国王にした男を気に入っていた。
他にも転移者(一部は本人の希望で人族以外の種族となっている。それらが各国を治める種族である。)達がいたが、お気に入りは初代国王だけ。

“古都”に“地球”からの、しかも日本からの“授け子”が多いのは、文化的に素地があるということもあるが、初代国王の願いを聞き届けた結果でもある。

“古都”の“授け子”にはその中でも優先的に、“地球”の日本人で不幸に見舞われて早世した人、出来れば初代国王と同世代が選ばれる。
とはいえそうそう条件に合う魂は現れないので、歴代の“授け子”は多様な人種や、他世界の人間も混じっている。

そもそも生命の神と神域で出会うには、肉体の持つ寿命が来る前に死んでおり、魂が綺麗(形or色)で、尚且つ前世への心残りがあるという前提条件が必要である。
心残りは自分の欲ではなく、他者や周囲の環境への憂いや心配・後悔などが対象となる。

花宮薫の魂を一目見た時からお気に入り。
百合と桜花の魂を“授け子”として転生させる時に、わざわざよろしくと頼んだほどである。

薫の記憶を覗き、魂の本質にピッタリな一族が“古都”にいるからと、シェリーに宿ってすぐの赤子の魂にするつもりでいた。(この時まだ妊娠していなかったため、次に宿ったらと考えていた。)
薫は“授け子”に選ばれた魂ではないため、神域の影響で薫の記憶は徐々に消されていた。
それを嫌がった薫の魂が急速にくすみ始めたため、慌てて記憶の保護をかけ、記憶を取り戻させシェリーの体内に宿った命(身体が出来始めたころ)の魂にするために“古都”に降ろした。

転生者は本来であれば忘れているはずの記憶だが、今回は魂が傷つきすぎて死に近づいていたために、儀式の間で死後の記憶を思い出してしまった。これは神にも予想できていなかった事故である。

薫の親友二人は、あれほど綺麗な魂が執着するヒトに興味を持って観察していた。
咲と健斗も薫に執着していたことを知り、また薫ほどでは無いが魂もお眼鏡に叶うものだった。長年見守っていたが関与を決意。
新しい世界の設定を手伝わせることを対価に、薫の死体の在処を教えた。

咲と健斗、その血族は生命の神にとってビジネスパートナーのような状態。
そして薫の魂を持つアシェルにとって、いつでも覗き見できるストーカー。

今回アシェルの魂がダメージを受けて直ぐに時間の流れを調整し、咲と健斗に遠回しに薫への伝言を寄こせと強請った。
のだが、対価を貰わないと行動はできないため、二人に了承してもらって対価を貰っている。
二人は薫の魂を癒すためならと、躊躇うことなく対価を支払った。

今回のアフターケア云々は、アシェルが薫の記憶を大切にしていると知っているので、神としての制限の中で行動するための良い訳に過ぎない。

ヒトと対話することが少ないせいか、割と好き勝手に喋る傾向にある。
また駆け引きはとても苦手。初めて生命の神の接触を受けた咲は、商談に全く向いていないと認識したほど。
世界に施した設定も、特に秘すべきものとは考えておらず。忘れられたものだけではなく、ヒトがわざと歴史の中で消した内容でもさらっと口にしがち。





《テイル公爵家》(共鳴)獣の神

縦長の瞳孔が直系の身体的特徴。
時折獣人の血が混じるのでわかりにくいが、人間の血が濃くなっても縦長の瞳孔は受け継がれる。
遠縁でも稀に瞳孔に特徴が出るものが出現することがあるため、何が身体的特徴か確定とはされていない。(実際は獣に好かれやすいフェロモンが特徴なのだが、長い歴史の中で途絶えており、瞳孔が身体的特徴だと定着している。)

定期的に獣人との縁談が持ち上がる家系で、身体の一部に獣人の特徴を兼ね備えていたり、獣化できることもある。
獣人の特徴がなくても、直系であれば鋭い爪を出し入れすることができる。

飼育に向いた魔物を家畜としている酪農が盛んな地方で、のどかな風景が広がっている。農産物が主な収入源。

敵意の少ない魔物から好かれやすく、テイムした上で専用の魔道具を使用することで、魔物の暴走を防ぎ家畜化できる。
家畜化した魔物から生まれた子供は、魔素溜まりに近づけない限り人を襲うことはない。(そのため瘴気が魔物の狂暴性を生んでいるのではという説もある。)
繁殖させた魔物には速やかに魔道具を着用させることが義務付けられている。

加護持ちの回復方法は、テイムした魔物から魔素を受け取ること。
自身がテイムした魔物が一番だが、家畜でも魔素は保有しているので触れていれば回復する。
衝動は野生の本能。人化していても意図せず獣化してしまい、理性が飛んでしまいやすくなる。

幼少期にまず小型魔獣(大体はホーンラビットかフォレストバード)をテイムする。
周囲に被害が出る可能性の高い衝動であり、獣人の血を引いていて身体能力も高いので、魔法よりも肉弾戦に特化させて成長させることが多い。これはテイムした魔物を連れ歩くには制限があるという理由も含まれている。

しかし魔法のコントロールも長い目で見れば潜在消費を起こしにくくなるため、身体能力で分かりにくいが魔法もそれなりに使えるものが多い。
普段使いの魔法は、身体強化やストレージの使用に重きが置かれている。

テイル家の家紋にはオジギソウ(繊細な感情、感受性、敏感)とオオカミがモチーフになっている。
獣の中でもオオカミが選ばれたのは、初代と婚姻したのが狼獣人だったからだと言われている。

親族は商業ギルドに勤めるものが多く、世襲制ではないはずなのだが代々テイル公爵家当主が商業ギルド長を担っている。



ニクス・テイル 43歳 178cm
(父、商業ギルド長)加護持ち

青灰髪ヘーゼル目縦長瞳孔。
両親、祖父母は人族だったが、祖父母にそれぞれ獣人の特徴が出ていた。
猫獣人の特徴が出現しているため、髪色と同じほっそり長い尻尾が生えている。
柔和な性格で、長身で細マッチョ。日向ぼっこが好き。

デザートイーグルのデインをテイムしている。
他にもテイムしている魔物はいるが、表立って出てくるのは手紙配達に便利なデインだけである。

アベルとは素材の仕入れで交流があり、その同級生で留学生だったキルルとは王立学院で出会った。
キルルの毛並みもマリクの毛並みも大好きで、一緒に寝る時はほぼ必ず獣化してもらっている。

商業ギルド長。
商談や品物を自身の目で確かめるため、家を空けることもよくある。

アベルの大切なモノの一つ。



キルル・テイル 41歳 173cm
(母、Sランク冒険者、元皇女)

白灰髪橙目縦長瞳孔。
狼獣人で人化しても大きな三角の耳とふさふさの尻尾が生えている。背はニクスに並ぶほど高く筋肉質。

ビースノート帝国から嫁いできた皇女(現皇帝の妹。婚姻で国を出た際に皇位継承権を放棄している。)で【月夜の白銀】の二つ名を持っている。
キルル・スノー(旧姓)が所属していたパーティーは【雪原の銀狼】。
単身・パーティーランク共にSランク。(但しパーティーは解散しているため、本人のSランクのみ残っている。)

社交界では尻尾穴付きのスリット入りドレスを着用しているが、自宅ではパンツスタイルにミニタンクトップで過ごしていることが多い。布面積の多い服は苦手。
ふらっと出かけては魔の森で狩りをして帰ってくることがある。

王立学院に留学生として滞在していた時にニクスと出会い、婚約・結婚に至った。
ニクスを他の雌に取られたくなくて威嚇もしたし、精一杯アピールした結果なのだが、一番ニクスの興味を惹いたのが手入れの行き届いた毛並みだったとは知らない。

アンジェラ達とは学友。

アベルの大切なモノの一つ。



マリク・テイル 15歳 180cm
(長男、第一子)加護持ち

青灰髪橙目縦長瞳孔。
獣人の血が濃いハーフなためか、産まれた時は子狼の姿で産まれた。(本来は獣人が人化した時と同じ、人型に獣人の身体的特徴で産まれる。)

5歳時点で手と顔を人化することには成功したが、首から下はほぼもふもふのまま茶会に参加した。
気を抜くともふもふに戻ったり、人化出来ないと爪の出し入れの自由が効きにくかったため、皆と遊びたいという想いを胸に、それから一年かけて完璧な人化に成功している(耳と尻尾は消えない。)

戦闘中や感情が高ぶると、爪が出たり首周りに体毛が出たりする。
感情は耳と尻尾に如実に表れており、狼というよりおバカな人懐っこい大型犬。(アシェル、リリアーデ談)

アシェルに懐いていて、お茶会でも学院でも遠慮なく抱き着いて頬を摺り寄せてくる。
恋愛感情はなく、母親兼姉的な存在に甘えているだけ。最初のお茶会で世話を焼いてくれた影響でもある。

王立学院では毎朝と着替えの度にアシェルに撫でて貰っていて、実は毎回他の獣人や血が混じった人間を威嚇するために、アシェルに自分の匂いを付けている。

初顔合わせの時から、匂いでアシェルが雌であることに気づいていた。

初体験は抑制剤作りをしてくれたアシェルだが、本能に任せて襲っただけである。
貞操観念は獣人寄りの考え方で、双方同意の上なら肉体関係を持っても良いと思っている。

発情期中にメルティーから良い匂いを感じ、番いになって欲しいと求婚。
婚約を済ませたが、マリクはハーフでありながら限りなく獣人に近いため。
メルティーから貢いで入れ込まなければ、相手が娼婦でもアシェルでも、肉体関係を持つことは厭わないと言われている。

婚約式をしてからは毎朝メルティーの教室に寄って、モフモフタイムで匂いを付けてから自分の教室に登校している。

成績順位は常に5位。
これは入学当初からTop10の順位が変動しない為であり、入学試験で事前に詰め込み学習をしてないことから分かるように頭は良いほう。

その上本腰を入れれば冒険者として上位に食い込める身体能力があり、公爵家と獣人皇族の血を引くサラブレットである。
普段はあまり魔法を使わないが、魔力量も多く器用なため魔法戦も割と得意な方である。

普段の大型犬の姿のせいで分かりにくいが、周囲への気遣いも出来る、実はスパダリ候補でもある。

得物は自身の拳と爪。
【宵闇のアルカナ】所属。

アシェルの大切なモノの一つ。



カール 182cm
(マリク専属侍従)

獣人は自分のことは自分でやってしまう傾向が強いので、カールの担当は毎日のブラッシングとパーティーなどの準備くらいなものである。
お風呂や着替えの準備などは侍女たちが率先してするため、余計に仕事が無い。





《コンラート公爵家》(技巧)武芸の神

飛びぬけた握力や筋力が直系の身体的特徴。併せて、あらゆる属性魔法を使うことができない。

無意識化で身体強化に魔力消費が全振りされているため、幼少期から力の抑え方を学ぶ。
力が強くあらゆる武具に適性があると言われている。しかし、武具の耐久度や力加減の問題で重量級のグレートソードや、それ以上の質量のある特注品を好むものが多い。

武芸へのセンスが飛びぬけているので、騎士団や冒険者として活躍するほか、教育の場に立つものも多い。

加護持ちの回復方法は瞑想による精神統一。衝動は破壊衝動。
とはいえ、意識して使う魔法は無属性のストレージくらいしか使えないので、コンラート家に関しては潜在消費に関してはそこまで気にしなくてもいい。
もし理性が飛ぶレベルの潜在消費に至った場合は、瞑想させるより昏倒させる方が優先される。馬鹿力で暴れまわるので、瞑想そのものが困難なためである。

極まれに魔力保有量の少ない子供が産まれるので、その時は魔力回路を阻害する魔道具を着用させる。加護持ちでなければ魔道具を外せるが、加護持ちだった場合一生ストレージすら使えない生活を送る。

血筋にドワーフの血が入っているためか、小麦色の肌や体格がいいものが多い。
(ドワーフはガタイの良い、人族から見ると中背の人種。)

コンラート家の家紋にはブルーサルビア(永遠にあなたのもの、さわやか)と二本のロングソードがモチーフに用いられている。



ダンテ・コンラート 43歳 183cm
(父)加護持ち

赤褐色髪暗紫色目。
第一騎士団(赤)の騎士団長。

ロバート(エラートの父で第一騎士団副団長)と仲が良く、妻はロバートの妹で親族でもある。
学生の頃は演習場で、ロバートやキルルとよく手合わせをしていた。



リーシア・コンラート 37歳 160cm
(母)

暗赤色髪ワインレッド目。
物語には名前すら出てきていないが、ロバートの妹でフローレンス(ロバートの妻でエラートの母)が亡くなってからは、度々エラートの面倒を見るために預かっていた。
カドラス侯爵家出身の割には比較的魔法は使える方である。(それでも魔法学の授業は基礎止まりだった。)



ダリル・コンラート 17歳 181cm
(生徒会の先輩、体育、第一子)加護持ち

赤褐色髪葡萄色目。
小麦肌で制服がパツパツになるほど筋肉質。メイディー三兄弟の、特にアルフォードとアシェルの憧れの筋肉量。

戦闘民族で、相手が強いと聞けば戦いたくて仕方がない。

アシェルにも模擬戦を申し込んだが、魔法の使用を許可したところアークエイド達から反対にあう。
アビゲイルの行った魔力操作精度を上げるための訓練を見ても理由が分からなかったが、誰よりも魔法を使うのが上手く、無詠唱で沢山の妨害系魔法を使えること。
更にはアシェルが模擬戦でソレはしないと言い切ったため、アシェルの本気と戦えない上に本気を出されたら手も足も出ないと知り、もし手合わせをするなら授業と同じ条件でと言い直した。

大抵の魔法は気合と馬鹿力で跳ね除ける自信があるが、魔法を相手にするのは苦手だという自覚もある。

エラートの母親が早くに亡くなったこともあり、よくコンラート公爵家に預けられていたため、エラートのことを弟のように思っている。



グラハム・コンラート 12歳 
(第二子)

暗赤色髪暗紫色目。

物語にはまだ名前だけしか出てきていない。
エラートにとっては弟のような存在。

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