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第四章 王立学院中等部三年生

258 恋人のお宅訪問⑤

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Side:アシェル14歳 秋



アシェル達が食堂に行くと、既に家族は揃っていた。

アークエイドが客人なので、最後になるように呼んでくれたのだろう。

「メイディー卿。この度は訪問の受け入れ感謝します。」

「あぁ、堅苦しいのは良いよ。それに、殿下に畏まられても違和感しかないからね。さぁ、まずは席についておくれ。」

入室してすぐに挨拶をしたアークエイドに、アベルは着席を促しその姿を確認してから「いただきます。」と号令をかけた。

それに合わせて前菜が運ばれてくる。
メイディー邸での食事はコース仕様だったり最初から全て並べられていたりと様々だが、今日はコース仕様らしい。

「殿下はあまり我が家に来たことはないだろう?庭を周ったと聞いてるがどうでした?」

食事中はほとんど喋らないアベルが、アークエイドに問いかける。

瞳に好奇心が垣間見えるのは、王宮の庭園を見慣れているアークエイドがどんな感想を漏らすのか楽しみだということだろうか。

「多種多様な植物がそれぞれの生育環境に合わせて、効果的に使用するために栽培されていた。メイディーの手腕もだが、素材選びからこだわりがあるからこそのメイディーの名高さだと思うくらいだ。確かに人目を楽しませるような華やかさはないが、それでも素晴らしいという感想しか出てこない。それをキッチリ手入れする庭師の技量もな。」

「ふふ、そう言ってもらえると嬉しいね。殿下は錬金の授業も取ってるんでしたかね?良かったら今度、処理の仕方や使用部位の違う素材を贈りますよ。何がどう違うのかの目利きが出来れば、授業で学ぶ以上のことを知っていると言っても良いでしょうから。」

素材の目利きはメイディーの人間は勿論。一般的な薬師でも必須のスキルだ。
出来ない薬師もいるが、素材にこだわり質の高い薬を作る薬師は、普段使う素材だけでも必ず習得していると言っても良い。

だが、別に薬師を目指しているわけでもないアークエイドは返答に迷った。

錬金の授業はアシェルに誘われたから受けただけだし、基本的な創薬の流れを知るだけでも、アシェルのやっていることをある程度理解できるようになった。
それ以上どうこうなろうという考えはないのだ。

「嬉しい申し出だが……それは私でも分かるものなのか?」

「子供の訓練用に使うくらい違いがあるから、分かると思うよ。詳しい解説はアシェに頼めば良いしね。まぁ先の話ではあるけれど、グレイニール殿下ほどがっつり執務に関わるわけでも無いでしょう?実際にその時にならないと分からないことだけれど。アシェは研究をメインにするか、良くても薬師として店を構えるのが限界だろうからね。素材の目利きは、出来て悪いことは無いと思うよ。」

「アシェ程の才能と技術があれば、本人が望めばそれなりの就職もできると思うが。」

「うーん。そりゃあ、権力欲があればね?うちは一応公爵家を名乗っているから、皆それなりに就職はするけれど。アシェは殿下に嫁ぐことになるし、好きなことが出来れば職場にはこだわらないと思うよ?あぁ、でも。錬金に関係することはさせてあげてね。私も息子達も、アシェの創り出すものにとても興味があるから。」

「アシェからも同じようなことを言われた。それに、錬金関係については止める気はない。興味があることを楽しむアシェは綺麗だしな。まぁ、細かいことは卒業が近づいたらだ。父上や母上たちも今から物凄く楽しみにしているが……。どのような形であっても、アシェから錬金を取り上げるようなことはしないだろう。それは国としても損失になる。」

「ふふ、それもそうだね。あぁそうだ。知っているとは思うけれど、アンの婚約者はトラスト伯爵家のサルビア嬢なんだ。来年には結婚式を挙げて我が家に来るから、その前に一度顔合わせの晩餐会もしようと思っているよ。アルとイザベルの婚約式の後に、テイル公爵家も呼んでね。縁が出来るから、お互いの顔合わせくらいはしておくべきだと思うし。それには参加してもらえるかい?」

「勿論だ。トラスト夫妻とは面識があるが、その子供三人とは関わりが無いからな。ただ、うちが全員揃うかは分からない。」

「まぁ、モニアとアンジーは参加できそうならで良いんじゃないかな。王家が全員揃う必要はないだろうし。」

「それなら大丈夫だ。」

アベルは色々考えているらしく、アシェルを抜きにして色々な話が決まっていく。

アシェルとしても義姉になるサルビアとは仲良くしたいと思っている。

アレリオンは足蹴くサルビアの元へ通っているようだが、アシェルが会ったのは晩餐会の時だけだ。
メイディー公爵家に嫁いでくれるなら顔を合わせる機会も増えるだろうが、良好な関係を築くのに早いということは無い。

アレリオンの結婚は遅いくらいなので、すぐにでも嫁いで来てもらいたいくらいだ。
しかし貴族の結婚は、婚約式から一年以上経ってからが通例らしい。そればかりは仕方がない。

その後は他愛もない雑談を交えながら夕食は終了した。
アベルの「殿下が飲める歳なら、この後飲んでも良いんだけどね。」という言葉を締めに。

アシェルは薫だった時もお酒を飲んだことが無かったが、大人はお酒を飲むのが好きなようだ。そんなに美味しいものなのだろうか。



それぞれが自室へと引き上げ、晩餐用の服から普段着に着替える。

アークエイドはやっぱり、隣に座ってアシェルの腰を抱き寄せ甘い笑顔を見せている。

後は寝支度をしてしまえば良いだけなのだが、その前にアシェルはアベルに会いに行きたかった。
忘れない内にアークエイドのお忍び訪問を、本当の意味でのお忍びに出来ないか確認しに行きたいのだ。

「アーク、先にお風呂済ませてくれる?ちょっとお父様にお話しがあるから。サーニャにお世話してもらって。」

「それは構わないぞ。」

「ありがとう。ベル。お父様に今から会えるか確認してもらえる?」

「畏まりました。少々お待ちくださいませ。」

声を掛けたイザベルが部屋から出て行くのを見送り、出されている紅茶に口をつける。

アークエイドはすぐにでもお風呂に入るかと思ったのだが、アシェルが部屋を出るまでは入らないらしい。

アークエイドのお世話を頼んだサーニャは、壁際で嬉しそうに微笑んでいる。
いつも笑顔だが、いつも以上な気がする。何か良いことでもあったのだろうか。

程なくしてイザベルが戻り、アベルと会えるということなのでアベルの元へと向かった。

いつも通りイザベルが声を掛け、部屋の中へ通される。

「いらっしゃい。殿下は置いてきて良かったのかい?殿下のことだから片時も離れたくないだろうに。」

着席を促されながら、アベルは恐らくグリモニアを基準に心配してくれる。
アークエイドも例には漏れないだろうが、確認をして部屋を出てきたので大丈夫なはずだ。

「アークにはお父様に会いに行くと伝えてきましたから。それより……ウィルが居るので、何かお仕事の途中だったのではないですか?」

メアリーがアベルの部屋に居るのは、夫婦なので特別おかしいことはない。

だが、そこには執事長のウィリアムも同席していた。
壁際に控えているので、何か用事があったのではないかと思う。

「あぁ、ウィルのことは気にしなくて良いよ。もう良い歳だからお暇を、という個人的な話でね。」

「ウィルが良い歳?確かに使用人の中では最高齢ですけど……。」

思わずウィリアムの姿を見るが、壮年から老齢に足を踏み込みかけではあるだろうが、高齢というほどではない。

アシェルが知らないだけで、それほどまでに執事長という仕事はハードなのかと思っていると、アベルは知らないのかと苦笑する。

「そういえば、アシェは老衰した人間を知らなかったね。日本では寿命が大体80年だったかな?こちらはもっと早いんだよ。貴族であれば大体60歳くらいかな。王族だと70歳近く生きる人も少なくないけれど。」

「……そんなに早いんですか?」

所謂高齢者の姿を見たことが無かったが、全体的に顔面偏差値の高い世界だ。
ある程度歳をとっても見た目に分からないだけかと思っていたのだが、アシェルの思っている以上に寿命が早い。

だがその寿命の早さを考えると、成人が早かったり結婚が早かったりする理由として頷ける気がする。

「人間は全員多かれ少なかれ魔力を持っているだろう?歳を重ねると、急激にその魔力が衰えていくんだよ。魔力が衰え出してから枯渇するまで。人によって差はあるけれど、持っている魔力量によっては衰えを自覚してから数年でってところかな。それがこの世界での寿命だよ。」

「私も長く仕えさせていただきましたが……実は今年あたりから魔力の衰えを感じていまして。ご迷惑をお掛けしたくないですし、旦那様のお子様たちも婚約者が決まりました。タイミングとしては今かと思いまして。」

アベルの言葉を引き継ぐようにウィリアムが言葉を続ける。

「私としては身体が辛くないならギリギリまで居て貰いたいんだけどね。ウィルの言うことも分かるし、まぁ仕方がないかなと思ってるよ。それより、何か話があったんだろう?」

アベルに促され、そういえばアシェルからの話があったのだと思い出す。

思わぬ寿命とウィリアムの引退話で、すっかりここへ来た理由を忘れてしまっていた。

「はい。アークの訪問ですが……以前我が家に来た時のように、本当の意味でのお忍びに出来ないかと思いまして……。勿論、お父様からの許可はいただきますが。受け入れの準備も大変そうですし、アークも気にしないと思いますし。」

「まぁ殿下はアシェに会えるなら、歓迎の状態が整っていようといまいと気にしないだろうね。確かにアシェが我が家にいる間は頻繁に来たがるだろうし、なんなら毎日でもうちで寝泊まりしたくらいだろうしね。時折こうして婚約者が訪問した、という事実は必要だけれど……毎回である必要は無いから構わないよ。メアも、それで良いだろう?」

急に話を振られたメアリーは、一つ溜息を吐いて口を開く。

「貴族としては良いとは言えませんわ。ですが……旦那様の話を聞いていると、それが一番良いように思いますわ。アシェルの元気な姿も見れましたし、わたくしはもう良いと思いますわよ?」

「うーん、そうだね。アシェはもう寮に戻りたいんじゃないかな?今年は帰っておいでと言ったけれど、もう我が家にいないといけない用事は済んだし。寮に戻っても構わないよ。殿下もその方が、気兼ねなくアシェの元に行けるだろうしね。」

「……良いんですか?」

「そもそも、アシェは寮で過ごすほうが気楽だろう?流石にパーティーや夜会に出るような時は戻ってきてもらう必要があるけれど、基本的には自由にしてくれてれば良いからね。」

確かに夜会だなんだとなればそれなりに準備が要る。

学生寮で全ての身支度をして、家紋の付いた馬車に乗ってとなると、イザベルや御者の負担も大きくなるだろう。
そもそも侍女一人で担える作業量ではない。

「分かりました。ご配慮いただきありがとうございます。」

両親の許可が出たのなら、明日アークエイドを見送ったあと寮に戻っても良いかもしれない。
錬金の道具はストレージに放り込めばいいので、移動の準備もそこまで手間はかからない。

「他にも何かあるかい?」

「いえ、話はこれだけです。夜分遅くに失礼しました。」

「気にしなくて良いんだけどね。おやすみ。」

苦笑したアベルとメアリーにおやすみの挨拶をすると、それぞれからおやすみのキスを貰いアシェルも返す。
何気にメアリーからおやすみのキスを貰ったのは初めてだ。

イザベルと共に退室したアシェルを見送り、その後ウィリアムの用事に了承した旨を伝えるとウィリアムも退室する。
今年度一杯までという契約書を作らなくてはいけないと、アベルは心の片隅にメモをする。

二人っきりになったアベルとメアリーは、いつものように苦笑したまま会話をする。

「相変わらずアシェは、用事が無いと来てくれない上に他人行儀だね。」

「わたくしも居るからでしょうか。おやすみのキスも、受け入れてはくれましたけど驚いていましたよね。」

「嫌がってはいないから大丈夫だと思うよ。それに、私の関わり方にも問題があったのだと思うしね。はぁ……キルルにアシェを寝かしつける自慢をされた時は……。」

表情の曇ったアベルを慰めるように、メアリーはそっと寄り添う。

去年のスタンピードの後、毎夜のようにアシェルを寝かしつけていたキルルから散々自慢されたらしい。

アベルだって、アシェルが小さい頃にどうにか寝かしつけてみようと思ったことはあるのだ。

だがそれまで積極的に子育てに関わっていなかったうえに、アベルが訪室すると寝ていたはずのアシェルはぱっちりと目を開けてしまっていた。
結果、アシェルが起きることのない距離から様子を見るに留まるに至ったのだ。

寝ている我が子を起こしてしまうのは忍びないし、起きてしまったアシェルを寝かしつけることも出来なかったから。

それをキルルは、アシェルが絶対に寝入ることがないであろう外でやってのけたのだ。
これが子育ての経験の差なのか、アシェルからの信頼度による差なのかは分からない。

分からないが落ち込むには十分だった。

「その時と今では状況が違いますわ。アシェルがスタンピード中でもしっかり休息出来ていた、それで良いじゃありませんか。最前線にいたんですもの。コンディションが悪いと、命を落とす可能性もあったのですよ。」

「……うん、そうだね。アシェが傷一つなく無事だった。それに今だって元気になった。それを喜ばないとね。」

二人がこんな風にアシェルを心配していることを、そしてもっと親子として関わりを持ちたいと思っていることを当の本人は全く知らない。

十年以上家族でありながらお互いに詰め切れない距離感を持ったまま、今日もいつもと変わらない夜が過ぎていく。
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