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元凶発見と新たな出会い

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さーて…………
ようやくこの長暗い廊下が終わりそうだな………

ここまでずっとダンボール被ってんの、流石に疲れたんだけど………
意外と腰に来るんだな………….、これ……………

さてと…………、そろそろ奥にたどり着くんだが…………
と、俺が思っていたら、前を歩いてたミラが止まったので、俺も止まれば、ミラがダンボールを取って、俺を見た
俺もダンボールを取れば、ミラが耳をチョンチョンと指を指した
耳を澄ませってことか………

そのサインを理解し、耳を澄ませれば…………、奥の方から何か聞こえてきたな…………
何か…………、食ってる?
この物毛の殻のアジトでこれは……………
つまり元凶ですねwww わかりますwww
って、笑ってる場合じゃねぇな

俺とミラは一度、目配せすれば、ゆっくりと奥に進んでいくと、少し明るくなってるのが見えた
そして奥角まで来れば、壁に背をつけ、ゆっくりと壁越しに覗き込んだ
覗き込んだ先にあったのは、床に散らばる食い散らかされた食材達が見えた
ゆっくりと音を立てず、中に入れば、音の方に近づいていくと、壁に影があり、それが動いてるのが見えた
そしてその影の先を見れば…………

「フゴッ、フゴッ」

「「…………………」」

「ブィ!?な、何者だ!?」

………………なぁ?
これはキレていいか?
別にブチギレしてもええよな?
答えは聞いてねえけど、キレていいよな!?


「「何でブタだぁぁぁぁぁあ!?」」

「プギャア!?」

俺とミラのツッコミと共に拳を目の前の豚に叩き込めば、豚はバウンドしながら壁に当たった

だってさ……………
裏で糸を操ってたんなら、魔王のようなヤツとかさ!! それこそゲームのラスボスと同じように【言えない表示、多数】とかあるじゃねぇか!!
何で、何でよりにもよって豚、何だよ!?
俺達の期待を裏切ったな!!

「喋るな、こっちは今、無駄に怒っているのだ」

「ってか、お前に発言の権利なんてねぇんだよ?
ってか、アレか、もうコイツは消してもいいよな? いいよなぁ!?」

「ピッ、ピギャアァ!?」

俺達が殺気を全開にすれば、豚は四足歩行で、逃げ出した
ってか、速いな………………
まぁ、さて置き…………

「「待てや!!ごらぉぁぁぁぁあ!!」」

豚狩りの時間だwww


それから……………、一時間後………………

「………………なぁ?」

「何だ?」

「冷静になったんだけどよ…………」

「おぅ」

「……………やり過ぎたな」

「wwwwwwwww」

草を連続で生やすんじゃねぇよwww
あの豚を追いかけ回して、攻撃しまくった結果……………
アジトが半壊状態になったわ、あの豚はもう消し炭にしたわ……………
うーん、ビューティフルwww

「さーて、スッキリしたところで戻るか」

俺は伸びをしながら隣を見れば、ミラが居なくて、周りを見たら、ミラが少し離れた所に立ってるのが、見えた

「どうした?」

「なぁ?
地下ってあったか?」

「あっ?」

ミラの所に行き、見れば、そこには確かに地下へ続く階段がそこにあった

おかしいな…………
千里眼で見た時は、地下なんてなかったんだが…………

見落とした訳でもないし…………

気になったので、俺とミラは警戒しながらゆっくりと地下へ潜って行った
暗闇の中、ランタンで照らしながら階段を降りて行くと、目の前に扉が現れた
見た目は錆び付いて、長く使われてないように見えるが…………
俺が扉に手をかけ、少し動かせば、扉は簡単に開いて、中へ入った

「何だ? ここ?」

「子供、部屋か?」

扉を潜り、中に入れば、そこは子供部屋とも思われる所だった
子供が使いそうな玩具やベットがあったりするが…………
何でここに?

「だ、れ?」

「「っ!?」」

俺とミラが部屋を見渡していれば、後ろから声が聞こえ、慌てて振り返った

「子供?」

そこに居たのは、まだ幼い女の子がそこに立っていた
服はボロボロのワンピースを着ているが、至って健康そうに見える
それにしても……………
マソラと同じ歳………、かもな

「君は?」

「???」

「名前は?」

「な、い…………」

無い?
これって、マソラと同じ流れじゃねぇのか?
だけどここに奴隷商は居ないはず…………
俺は不自然だと思い、アーカイブを取り出し、起動させ、少女を写した

【名前・???
種族・邪神】

わぉ…………、神様に続いて、邪神かよ…………
しかしまだ子供…………
あーもー、マソラのことが頭に過ぎって、見過ごせねぇ!!

「なぁ?
帰る場所が無かったら、俺と来ないか?」

「ぇっ?」

「ここに一人ぼっちってのは終わりにして、一緒に行かないか?」

俺がそう言えば、少女はしばらく俺を見た後、静かに泣き出せば、俺に抱き付いてきて、何度も頷いた

うん、すっかり親心があるな………、俺…………

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