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リュカ(本編補足)
20話*
しおりを挟むまるで時が止まったような感覚に陥った。それくらいビックリして、でもすぐに無表情……というより、具合悪そうに瞼を伏せられたことで、ハッとする。目覚めはしたけど、魔力が回復したわけではない。
というか、えっ。……えっ?
「ザガンのこと、このまま抱いて良いの?」
「ああ、そう言っている。……が、なるべく、痛くないようにしろ」
もしかして夢? そう思ってしまうくらい、都合の良すぎる言葉が聞こえてきた。でもここは夢じゃない、現実だ。
そっか、ザガンは俺に抱かれても問題無いくらいには、俺のこと好いてくれてたんだね。男同士だし、俺と接触してもまったく動揺してなかったから、まだまだ友人止まりだと思っていた。でもちゃんと意識してくれてたなんて、すごく嬉しい!
最大の憂いが消えたことで歓喜に満たされ、しかしザガンが危険な状態なのは変わりないので、すぐに顔を引き締めた。
「ザガン、ちょっと指抜くからね」
驚かさないように断りを入れてから指を抜いて、急いでマジックバッグからローションを出す。いつかザガンを抱きたいと思って、こっそり買っておいたもの。
そのキャップを開けて、トロリとした液体を掌に出して少し温めたら、すぐにザガンのアナルに持っていった。先程まで指を入れていたとはいえ、あくまでも精液を吸収させるのが目的だったので、俺のペニスが入るほど解れてはいない。大きいのは自覚してるので、傷付けないようにちゃんと準備しないと。
目を瞑っているザガンの表情を確認しながら、指を動かしていく。縁が広がるように、2本の指を開いたり閉じたり。快感を得られるように、前立腺もたまに刺激する。きゅうと指を締め付けてくる、柔らかな胎内。
気持ち良さそうな蠕動に、ごくりと喉が鳴ってしまう。早く中に入りたい欲望に駆られて、ペニスが痛いほど勃起する。そんな自分のペニスにも、大量のローションを塗った。少しでもザガンが痛くないように、そして俺に抱かれて気持ち良くなってくれるように準備する。
「ん、……んう……ふ、ぁ……」
「ザガン、お尻の中、気持ち良い?」
鼻から抜けるような喘ぎが聞こえてきたので問いかけてみると、コクリと頷かれた。ううぅ、ザガン可愛い、ホント可愛い。もう入れて良いかな? 良いよね? くぱくぱ開くくらいには解れたから、きっと大丈夫なはず。
そっと指を抜いて彼の太腿を抱えたら、ローションで濡れて輝いているアナルに、勃起している先端を宛がった。するとザガンは薄っすら目を開けて、こちらを見てくる。
相変わらずの無表情。だけど微かに赤い双眸が揺らいでいた。もしかしたら初体験に緊張しているのか、あるいは怖いのかもしれない。だからニコリと微笑んで、爆発しそうになってる欲望を必死に抑えた。
「ゆっくり入れるからね。つらかったら止まるから、遠慮無く言って」
またコクリと頷いたのを見届けたら、ふぅと息を吐く。そして焦りそうになる心を落ち着かせながら、ゆっくり、慎重に腰を押し進めた。ゆっくり、ゆっくり。そのまま亀頭まで入れてみたけど、ザガンは何も言わない。
様子を窺うも、ペニスを入れられてつらいのか、魔力が少なくてつらいのか、いまいち判断付かなかった。だがアナルはひくんひくんと不規則に動いている。きっと意図的に、下腹部に力を入れたり抜いたりして、受け入れる努力をしているんだろう。それがどうしようもなく嬉しくて、愛しくて、こんな状況だというのに笑みが浮かんでしまう。
「ふぁ……ん、うん……ぁ、う」
「ん、ザガン……はぁ、……ん、あ……」
奥に進めば進むだけ包まれる面積が増えて、あたたかく柔らかな腸壁の気持ち良さに、射精しそうになった。でも我慢して、引っかかりそうになったら小刻みに前後に動いてぬめりを良くしつつ、ゆっくり奥まで侵入する。
「っ……はぁ、入った……っ」
ああ、ザガンの中にいる。俺は今、ずっと恋焦がれていた愛しい人を抱いている。嬉しい、すごく嬉しい。とてつもなく幸せで、ザガンへの愛がさらに溢れて、胸いっぱいになる。
それに彼の胎内に包まれているのは、すごく気持ち良かった。きゅうきゅう搾られたり、やわやわと優しく刺激されたり。股間からどんどん快感が湧いてきて、どうしても我慢出来無くて、入れただけなのに射精してしまう。
「っ、あ……っ、……は、はぁ、はぁ……」
開放感で身体から力が抜けていくし、まるで童貞そのもので恥ずかしくなった。でもザガンにとっては急を要するものだからと、無理矢理自分を納得させる。興奮して魔力回復が早くなっているからか、すぐにまた勃起したし。
というか、ザガンは無事だろうか? ちゃんと気持ち良くなってる? 射精した直後から、ものすごく締め付けられているんだけど。
「はっ、う……ザガン、大丈夫? つらくない?」
「……――ッ、……――ッ! ……んんんっ、ん……ッ」
彼の汗ばんで額に付いている黒髪を梳きながら、先程よりも距離が近くなった顔を見つめた。きつく目を閉じてるし、涙まで零れている。それに全身が強張っていた。ビクビク痙攣しているのが伝わってくる。もしかして、イってるの?
魔力の相性が悪いと苦痛を伴うけど、逆に相性が良いと、とてつもない快感を得られる。
俺自身すごく気持ち良いので、相性は悪くない。またザガンがエッチ初めてなのは、以前話した時に判明している。なのに入れただけでイっているなんて、相性が良いからとしか考えられない。たぶん魔力枯渇状態のところに相性良好な俺の精液を出されて、一度にたくさん吸収した結果、快感が溢れたのではないだろうか。
俺でこんなに感じてくれるなんて、本当に嬉しい。でもペニスを搾られすぎて、また射精してしまいそうだった。ここでさらに精液を追加したら、ザガンがおかしくなってしまうかもしれない。
だから必死に我慢したし、胎内を刺激しないように動かず、ひたすら様子を見守る。
しばらくすると締め付けが弱くなり、ザガンは熱を逃がすように大きく息を吐くと、震えながらも瞼を開けてきた。そして濡れている双眸で俺を見返しながら、ゆっくり唇を動かす。
「リュカ。ポーション……飲ませてくれ」
「ポーション。えっと、MPポーションじゃなくて?」
「ああ……少しだけ、ん、あ……痛ぇ、気がするから」
艶やかな表情に見惚れかけたけど、痛いという返答に、慌ててマジックバッグを開けた。上級ポーションを出して蓋を取り、彼の口元に持っていく。しかし何故か、顔を背けてしまうザガン。
「……この状況で、それはないだろ。もっと、気ぃ利かせろ……」
気を利かせ……って、……え、ええっ!? ももももしかして、口移ししてほしいってこと? というかまさか、キスしてほしくてポーション飲ませろって言ったの? だからあくまでも、『痛い気がする』だけだと。
い、いや違うかもしれない。でも真意を知りたくても、ザガンは相変わらず横を向いてるし、まだ具合悪そうだった。それでも、耳が赤くなっているように見える。それに気付いた瞬間、ポーションを口に含んでいた。もし間違ってたら、また指摘してくるはずだ。
埋めてるペニスを動かさないように注意しながら前屈みになり、顔を近付けていく。するとザガンは、背けていた顔を元に戻した。しかも自分から唇を開いてくる。可愛い、ザガン可愛い。
愛しさで胸いっぱいになりながら、そっと唇を塞いだ。そして彼の咥内にポーションを流せば、コクリと喉を鳴らし、飲んでくれる。
目的は達したけれど、どうしても離れたくなくて、触れたままでいた。先程のように顔を背かれることもないから、つい甘えてしまう。しっとりした唇の感触が気持ち良いし、ザガンも感じているのか、胎内をやわやわ蠢かせてペニスを刺激してくれる。
唇だけじゃなく舌まで触れたくて、唇をより深く合わせて舌を伸ばしてみると、すぐに舌先が触れ合った。驚かせちゃったのかペニスを強く締められたし、身体もふるりと大きく震える。宥めるように頭を撫でながらも舌を絡めて、欲望に駆られるまま何度も舐める。
「……ん、ふ、……ん、ん」
「ん、んむ……ぁふ、ぅ……ん、んむ……」
舌裏を舐め上げたり、先端をちろちろ弄ったり。舌を抜いて、ちゅっ、ちゅっ、と唇を啄んだりもした。鼻から抜けるような声を漏らし、小さく身じろぎするザガンが、とにかく愛しい。
でもだんだん反応しなくなってきて、どうしたのか確認してみると、ザガンは蕩けていた……というより、眠そうな顔をしていた。零れていた唾液を拭ったあと、ゆっくり瞬きしている彼に、問いかけてみる。
「ザガン、まだ魔力回復してないみたいだけど、どうすればいいかな? もうしばらく、君を抱いていたいんだけど……でも眠るなら、抜かないといけないよね?」
身体はまだちょっと冷たいけど、もう命に別状はない。時間が経てば魔力も回復するだろう。それは喜ばしいことである。
でもとても残念というか。正直、まだ入れただけなのだ。もっとちゃんとザガンを抱いて、頭のてっぺんから足の爪先まで、余すところなく愛したい。そしてザガンに、もっともっと俺を感じてほしい。
そんな想いが伝わったからだろうか?
「ん……気にせず、玉に溜まってるもん、中に全部出せ……」
ザガンは眠そうにしながらも、続きを了承してくれた。しかも全部出せだなんて。ほ、本当にそんなにしちゃって良いの? なんて驚いているうちにも、すぅすぅ寝息が聞こえてくる。
あぁもう可愛いなぁ。掌でそっと頬を包んでみると、温もりを求めてか、そちらに顔を押し付けてくるし。ホント可愛い。
じっと寝顔を見つめていると、だんだん歓喜が湧いてきた。こうしてザガンの中に入っているだけでも幸せなのに、眠っている間もエッチしていて良いなんて、すごく信頼されてる証拠だから。
でもまだ、恋心を持たれているわけではないんだろう。あくまでも抱かれても良いという程度の好意であって、緊急事態でなかったら許してもらえなかった可能性がある。それでも、今まで一緒に過ごしてきた時間の中で、身体を預けても大丈夫というくらいには信頼してもらえていた。
だからその信頼を裏切らない為にも、決して傷付けず、かつ気持ち良くなってもらえるように努力しよう。そうすれば今回だけじゃなく、これからも俺とエッチしてくれるかもしれない。そうして何回も身体を重ねていくうちに、きっと俺を好きになってくれるはずだ。
うん、頑張ろう! ということで、もっと隅々までザガンと触れ合いたくて、ゆっくり慎重に腰を引いた。そのままいったん、胎内からペニスを抜く。アナルが閉じる瞬間、ん、と声を漏らすザガンが可愛い。無くなった感覚がもどかしいのか、もぞもぞ腰を動かすのも可愛い。
「またあとで入れるから、少しだけ待っててね」
そっと頭を撫でて身体を起こしたら、まず自分の身に付けている防具を全部外した。服やズボン、下着も脱いでいき、全裸になる。それからザガンの方も。まだ下半身しか脱がせていないので、フードマントを外して、起こさないように身体を浮かせながら、上も脱がせていく。
ザガンの身体は、とても綺麗だった。筋肉はちゃんと付いてるけど薄めで、男性にしては腰が細く、手足がスラリとしている。改めて太腿を撫でてみると、肌も綺麗でなめらかだ。
早く全身でザガンを感じたくて、彼の横に寝そべると、起こさないよう気を付けながら腰を引き寄せた。胸板や腹を密着させて、勃起したままのペニスは彼の太腿に挟まるように調整し、足を絡めて。そうしてぎゅっと抱き締めたら、サラサラした黒髪に顔を埋める。
ああ、ザガンが腕の中にいる。素肌を上から下まで触れ合わせている。鼻孔まで愛しい人の匂いで満たされて、幸せいっぱいだ。
「ザガン好き、大好き」
まだ魔力回復してなくて寒いからか、温もりを求めるように身体を押し付けてくるザガンが可愛い。そんな彼の頭にキスした。ちゅっと、額にも。そのまま瞼、頬、唇へと触れていく。この愛が少しでも伝わるように、大切に慈しみながら口付けていく。
ちゅ、ちゅと何度か唇にキスしてからザガンの顔を覗くと、何をされてるかまったく気付かない様子で、ひたすら穏やかに眠っていた。それがまた愛しくて、自然と笑みが零れる。
「これからいっぱい、俺とエッチしようね」
このまま肌を触れ合わせているだけでも充分幸せだけど、ザガンの胎内に入れたらもっと幸せだし、ザガンもそれを望んでくれた。だからゆっくりとザガンから離れつつ、唇で彼の肌に触れながら下に移動させていく。顎、首筋、鎖骨、胸骨。乳首にも、ちゅっとキスをする。
乳首が感じるのか、ザガンが小さく声を漏らした。ああ可愛い。もっとたくさん弄って感じさせてあげたいけど、時間がかかっちゃうから、また今度で。両乳首にキスしたあとは臍下に唇を寄せ、さらに移動しておちんちんへ。
竿や先端にキスしたあと、そのまま咥内に含んで舐めた。まだ勃起するほど魔力は回復していないけど、先程とは違い、今度は腰が揺れている。太腿を抱えて動かないようにするけど、それでも気持ち良さそうにもぞもぞ動いている。
「ぁ……ぁん……ん、……ぁ」
聞こえてくる喘ぎ声も可愛い。ザガン大好き。ああ、そろそろまたザガンの中に入りたくなってきた。本当は、足先までキスしたかったけど。でも我慢出来そうにないので、最後に太腿に唇を寄せて吸い、キスマークを付けた。うん、エッチで可愛い。それに俺のものという感じがする。
満足したので身体を起こして、乾き始めていたペニスにまたローションを垂らした。それとザガンのアナルにも。きちんとローションで濡らして開くのを確認してから、太腿を抱えてペニスを宛がう。それだけでくぱくぱ収縮するアナルが可愛い。
少し頬が赤らんでいる姿もエッチで可愛くて、興奮しながら腰を押し進めていけば、すぐに腸壁が絡み付いてきた。そのうねりに刺激されながらも、ゆっくり埋めていく。
「あっ……ぁん、ん……ふぁ、ん」
「はぁ、ザガン……ん、んん、は……っ」
先程1回挿入したからか、引っかかることなく奥まで入っていき、行き止まりに辿り着いた感覚がした。たぶん結腸だ。実はまだ根元まで収まってないんだけど、さすがに眠っているところを抉じ開けて驚かせるわけにはいかないので、今はまだ我慢する。
というか、それどころではなかった。ザガンの胎内が俺を待ち望んでくれていたのか、それとも相性が良いからかは不明だけど、とにかく強く絞られる感覚に襲われる。ヤバい、これはヤバい。
「ま、待ってザガンッ……っ、あ、ん――――……ッ!」
きゅうううと締め付けられるせいで我慢出来無くて、呆気無くペニスが弾けてしまった。ドプドプドプッと勢いよく精液が出ていき、解放感から脱力してしまう。そのままぎゅっとザガンの身体を抱き締める。
「……あーもう、ホント……」
長く溜めていたものを出せてスッキリしたけど、また入れただけでイってしまったことが情けなくて、項垂れずにはいられなかった。ホント格好悪い。2回目すら入れただけでイくなんて、童貞どころの話じゃない。どれだけ早漏なの俺。
いやでも、以前はこんなこと無かった気がする。ほとんど覚えてないけど、早漏で悩みはしなかったはず。
つまり相手が、ザガンだからだよね。それだけ俺が、ザガンを愛しているから。あとやっぱり相性が良いみたいで、俺の魔力で満たした胎内がやわやわ蠕動してるし、ザガンも意識が無いにもかかわらず腰をくねせて喘いでる。
「あん、ん……ん、あ、……ぁん……、ん」
寝ながらも胎内に埋めてるペニスを使って精液を混ぜて、吸収しようとしているのは、たまらなくエッチだった。それにまだまだ足りないのか、また締め付けが強くなってくる。そんなに欲しがられると、もっともっと俺の子種を出して、吸収出来無いくらいいっぱいに満たして、俺だけのものにしたくなる。
「もう、ザガンったら。君がその気なら、俺も容赦しないからね?」
ザガンの胎内で刺激されたことで緩く勃ってきたので、頬にキスしつつ、ゆっくり腰を引いた。中程まで抜いたら、再びゆっくり入れて奥まで到達させて、また引いていく。
ぬちゅ、ぬちゅ……と艶かしい音が聞こえてくるたび、俺の精液をザガンの腸壁全体に塗り込めているようで、さらに興奮した。もっともっと、俺のものになってほしい。俺だけのザガンに。
「……ぁん、ん……ふぁ、……ぁん……ん」
「はぁ……ザガン、可愛い」
やわやわ蠢く胎内に包まれながら、ゆったり動くの気持ち良い。でももう少し強い刺激が欲しくなってきたので、上体を起こしてザガンの腰を掴んだ。そして先程よりも出し入れするスピードを速める。ぱちゅんと行き止まりを突くたび、掴んでいるザガンの腰が小さく跳ねる。
「ん、あぁ……んっ、……ふぁ……あっ? ん? ……あっ?」
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