上 下
102 / 120
リュカ(本編補足)

17話

しおりを挟む

 翌日は早朝から雪掻きして鍛練をしたら、午後には予定通り、みんなで出掛けた。防具やアクセサリー、アイテム、食材など、次のダンジョン攻略に必要なものは全部買えて、準備万端にする。

 その翌日はまた冒険者ギルドに行き、ザガンがいなかったので受付に聞いてみた。すると昨日討伐依頼をいくつか受けて、まだ帰ってきていないとのこと。受理した依頼数から、顔を出すのは明日かもしれないそうだ。
 元々依頼を受けたら帰ってくるのは翌昼過ぎだと聞いていたので、残念ではあったけど屋敷に戻り、ノエル達と鍛練した。

 そしてまた翌日、2月10日。もうすぐバレンタインデーなので、あちこちに赤やピンクの可愛らしい飾付けがされていて、甘い雰囲気の街並みになっていた。ショーウィンドウにも、綺麗にラッピングされた菓子や、大きな花束が飾られている。

 バレンタインは、大切な人達に菓子や花をプレゼントする日だ。なので両親は毎年ケーキを用意してくれ、家族みんなで食べた。祖父母からは色とりどりの小さなブーケをいただき、毎年部屋に飾っていた。

 ただ16歳になり王立学園に通うようになると、机がチョコレートで埋もれた。直接渡そうとすると断られるからって、机に置くのは止めてほしい。まぁ護衛である執事が全部片付けてくれたし、どれだけ貰おうと返す必要は無いのだけど。むしろ返したら告白を了承したことになってしまうので、絶対してはならない。

 そのように恋人のいない者達にとっては、気になる人にチョコレートを贈る日である。あと恋人には赤バラの花束を贈るのが一般的だが、当然ながら今まで一度も貰ったことはないし、贈ったこともない。

 タイムリープしていた期間は、どうにかループから抜け出そうとあれこれ試行錯誤していたので、毎回誰かしらからチョコを貰っていた。でも好感度として数値化されていると思っていたから、渡されるたびに気持ち悪くて、えずきそうになるのをいつも我慢していた記憶がある。
 アカシックレコード内にあるような、全員から貰うということは一度も起こっていない。方法はわかっていたけど、どうしても無理だった。

 ちなみに今回はどうだったかというと、午前中はみんなでクッキーを作るからと、鍛錬を断られた。そして1人鍛錬を終えてリビングに戻ると、ラッピングしたクッキーを渡された。みんなからです、という言葉付きで。

 バレンタインクッキーは、友の証である。そのようなものを彼女達から貰うのは初めてで、すごく驚いてしまった。しかも彼女達はこれからクッキーパーティーをするらしい。ダンジョン攻略中は無理だから、今のうちに楽しむのだと。彼女達がこんなに仲良いのも初めてで、やはり驚いてしまう。

 以前と変化しているのはノエルだけなので、ノエルの影響によるものだろう。そのノエルを変えたのは、ザガンである。あぁ、今すぐにザガンに会いたいな。なんならチョコレートも贈りたい。でもまだ意識されていないので、チョコだと嫌な気分にさせてしまいそうだ。

 なのでせめてクッキーを贈ろうと思い、冒険者ギルドに向かっている途中にあったスイーツショップで足を止めた。ほぼガラス張りの外観をしていて、店内がよく見える。

 バレンタインが近いからか、中はかなり混んでいた。ここで俺が入ったら、店内は混乱してしまうかもしれない。あるいは変に注目されるか。王子が誰かにチョコレートを贈ろうとしている、なんて噂が立つのは不本意である。

 これは残念だけど、諦めるしかないか。購入するのに時間を取られて、ザガンと会えなくなるのも嫌だし。ということで店から離れようとした、直後。

「……リュカ?」

 後ろから名前を呼ばれて反射的に振り返ると、なんとザガンがいた。こんなタイミングで会えるなんて、もしかして運命かな? 俺はザガンに気付いてなかったから素通りも出来たのに、わざわざ声をかけてくれたのだから、本当に嬉しい。

 すぐにザガンの傍まで行けば、彼は店に視線を向けながら首を傾げた。

「そこの店に入りたかったのか?」
「えっと、ううん。もうすぐバレンタインだなぁと思ってただけ」
「……リュカはチョコが欲しいのか?」
「ほ、欲しい! ザガンからのチョコ欲しい!」

 誰からとは聞かれなかったけど、ザガン以外からは考えられないので、とにかく勢いに任せて主張する。するとザガンは、いつも通りの無表情で見上げてきた。

「そうか。板チョコなら持っているから、共に食べよう」

 えっ、良いの!? しかも一緒に食べてくれるの!? そんな軽々しく誘ってくれるなんて……もしかしてザガン、バレンタインチョコレートの意味を知らない?

 気になる人に贈るもの、もちろん恋愛的な意味で。1ヶ月後のホワイトデーのお返しが交際了承の意味なので、なんとも思っていない人には絶対渡してはならない……のだけど、この様子だとわかってなさそうだ。甘い雰囲気がまったく感じられないもの。

 そうだよね、ザガンは闇属性だからと独りで生きてきた人だ。街の様子からバレンタインデーは知っていても、それぞれの意味をきちんと把握出来る機会は無いだろう。でもなんの意図も無くても、ザガンと一緒にいられるだけで嬉しいので、チョコの意味は伏せたまま付いていく。

 ザガンは数分歩いたところにある公園に入ると、空いてるベンチに腰掛けた。俺も剣をバックルから外してザガンの隣に座ったのだけど、うっかり欲望を抑えられなくて、腕が触れる距離になってしまう。

 近いと指摘されるか、無言で距離を取られるか。どちらにしろ反応されたら落ち込んでしまうけど、ザガンは気にならないのか、淡々とした様子でグローブを外している。前も思ったけれど、ザガンのパーソナルスペースはどうなっているんだろう? 広々としたベンチでこの距離なのに、おかしいと思わないのかな。

 マジックバッグから出された板チョコの包みには、ビターと記載されている。ザガンはそれを開くとペキペキ割り、チョコの欠片を摘んだ。

「ほらリュカ」
「あ、ありがとう」

 まさか手渡してくれるなんて。ドキドキしながらもザガンの指からチョコを取る瞬間、指と指が触れて、うっかりチョコを落としそうになってしまった。あああぁ、一瞬だけどすごく嬉しい!

 ザガンはもう1つ摘むと、それを自分の口に入れた。パリパリ噛んだあと、細かな欠片が付いていたのか、指も舐めて……うわっ舌、舌が。

「? リュカ、そのままでは溶けてしまうぞ。それとも苦味があるのは苦手だったか?」
「ぅううううん、そんなことないよ。うん、うん、すごく美味しいね!」

 慌てて食べて笑顔で答えつつ、体温で溶けて指に付いたものは生活魔法で綺麗にした。自分まで舐めたら、さらに身体が熱くなって股間がヤバいことになりそうだったから。

 それでも不思議そうにじっと見つめてくるザガンに、とにかく誤魔化そうと言葉を紡ぐ。

「ところでこのチョコは、自分で買ったものだよね? ザガンはチョコが好きなの?」
「特別好きというわけではない。甘すぎるものは苦手だしな。ただビターの苦味は好きなのと、街がバレンタインデーを推してるから、少しだけ参加するつもりで購入した」
「少しだけ参加って。もしかして、誰かにあげる予定だった?」
「いや、自分用だ。一応14日に食べる予定だったが……自分用に買うのは、おかしいことなのか?」
「おかしくないよ。自分を労うのは大切なことだよね」

 あああ焦った。一瞬ザガンに、チョコをあげたい人がいるのかと思っちゃったよ。良かった、そうじゃなくて。ただし贈り物のそれぞれの意味をわかっていないので、チョコ以外のものを誰かにプレゼントする可能性も……今日ここで俺を誘っている時点で無いか。

 とにかくニコリと微笑んでいれば、首を傾げていたザガンは納得したように頷く。

「結局、自分用だけではなくなっているがな。ほらリュカ」

 またペキッと割り、欠片をくれた。今度は指が当たらないように受け取り、すぐに食べる。うん、カカオの苦味と甘さが合わさった深い味わいが美味しい。なんならザガンと一緒に食べるだけで極上と思えるくらいに美味しい。

 ゆっくり味わっているうちに、子供達の楽しそうな声が聞こえてきた。そういえば周囲にはいろんな遊具があり、幼児達が遊んでいる。その傍には親達の姿も。

 なんて優しくキラキラした光景だろう。きっと以前は気付かなかった景色だ。何もかもが色褪せていたから。あれらが全て現実だと気付かせてくれたのは、ザガンである。

「こんな穏やかな気持ちでのんびりするのは、いつ振りだろう……」

 言葉に出してしまったのは、少しでもザガンに聞いてほしかったからだろうか。タイムリープし続けたことを……あの絶望の日々を告げて、ザガンにまで重荷を背負わせるようなこと、するべきじゃないのに。ああほら、優しいザガンは、無表情ながらも俺を見つめてくる。

「王城では、そんなに落ち着けなかったのか?」
「ううん、そんなことないよ。ただ心にずっと、不安や焦りがあったんだ。でも君に出会ってから、それらが全部消えたから」
「? 俺は何もしていないが?」
「ふふ、そうだね。俺が勝手にそう感じただけだよ」
「……そうか」

 それ以上聞くべきではないと判断したのか、ザガンはコクリと頷くと、またチョコレートを割って俺に渡してきた。無表情だけど、俺の心を労わろうとしてくれている気がする。その優しさをありがたく受け取り、口に含んだ。うん、とても美味しい。

 チョコレートの味わいに、自然と笑みが零れていく。するとザガンがコクコク頷いた。俺の様子に満足したみたいだ。もう、可愛いなぁ。ホント好き。

 それからしばらくは、俺の幼少期や家族について話した。ちゃんと良い環境で育ってきたし、素晴らしい家族なので心配しなくて大丈夫だと、伝えたかったから。

「ところで、ザガンの子供時代はどうだったの? あんなふうに遊べる機会はあった? それとも差別のせいで、ずっとつらかったのかな。君のことをもっと知りたいから、いろいろ教えてくれたら嬉しい。でも話したくないなら、無理に話さなくて良いからね」
「無理ではないが、隠さねばならないこともあるぞ」
「構わないよ。言いたくないことは、いくらでも避けて」

 促せば、彼はサラリと教えてくれた。3歳の頃に地下に幽閉されたことや、父親や妹のこと。誕生日は7月8日で、父から毎年プレゼントを貰っていたこと。いつも嬉しかったけど、魔導人形オートマタキットを貰った年はことさら嬉しかったと言ってくれて、裏で相談に乗っていた俺も嬉しくなってしまう。そして9歳で屋敷を出たあとに、エトワール大森林で6年間も独りで生活していたことまで。

 隠したかったのは身分のようだ。そうだよね、元貴族だと知られたら、ライル先生やノエルに迷惑がかかるかもしれない。しかし、それにしても。

「大森林からほとんど出ることなく、独りで6年間? よく孤独に耐えられたね?」
「別に独りは苦痛ではないからな。父からたくさんの物資が与えられていたから、困ることも無かった。むしろ誰からも縛られず、自分の好きなように自由に生きられるのは、楽しいことだ。だが大森林は危険と隣合わせだから、魔力が少ない人間には難しいかもしれない」

 屋敷内では一切魔法を使わず戦闘経験も無かったのに、いきなり大森林内でモンスターを狩り続けるなんて、普通出来ることじゃない。最初の約1ヶ月はライル先生に手伝ってもらったみたいだけど、大森林にはSランクやSSランクだってたくさんいるという噂だ。そんな中で生き続けられたザガンは、さすがとしか言いようがない。





 明日からダンジョン攻略が開始されるので、別れるのは残念だったけど、夕方前には屋敷に帰った。

 夜。準備を終えてゆっくり風呂に入り、部屋の明かりを消してベッドに横になる。目を閉じてしばらくじっとしていたが、まだ眠れそうにない。それどころか脳裏にザガンの姿が浮かんでいて、頭が冴えてしまっていた。

 今日もザガンといろいろ話せて嬉しかったな。ちょっと早めのバレンタインチョコまで貰えたし。ザガンに意図が無くても、とても嬉しかった。

 ホワイトデーには何を贈ろう? お返しとなる菓子はなんでも良いが、とにかく相手がくれたものと同価値のものを渡すのが慣わしである。貴方がくれた想いに同じものを返します、という意味で。

 貰ったのが板チョコだから、とにかく手軽なものにしなければならない。甘すぎるのが苦手なだけで、甘さ控えめなら問題無いみたいだから、クッキーにしようかな。そして今日みたいに、また一緒に食べよう。

「…………ザガン」

 ザガンのことを考えると、身体が熱くなってきてペニスが勃起する。ここのところ毎晩だけど、今日はうっかりザガンの横でも勃起しそうになり、かなり焦った。毎晩抜いていたから、どうにか耐えられたけど。

 あの時のザガンの顔を思い出しながら、股間に右手を伸ばした。ペロリと舐めた舌の艶かしさとか、じっと見つめてくる赤い瞳とか。

 あの舌で俺のペニスを舐めてほしいし、舌を這わせながら俺を見つめてほしい。それだけで興奮するし、すごく嬉しくなる。

「……ん、…………は……っ、……」

 もっとザガンに近付きたいな。服越しでなく、素肌に触れて、彼の温もりを感じたい。抱き締めてキスしたい。吐息を飲みながらペニスを擦り合わせて、快感に酔いしれている表情を見たい。

 ザガンの身体はどんなふうだろう? 思ったよりガッシリしているのか、それとも見たままに細身なのか。どちらにしろ腰に腕を回したいし、あちこち舐めたいし、彼の胎内にペニスを入れたい。
 俺に抱かれて、ザガンは気持ち良くなってくれるだろうか? 俺を求めてくれるだろうか? あぁ好きだ、大好きだよザガン。

「ん…………、くっ……、……ッ」

 彼の痴態を想像をしながら何度もペニスを擦り、射精した。燻っていた熱を出せた開放感に、ふぅと息が零れていく。淡い光でサイドテーブルを照らし、ティッシュを何枚か抜いて右手を拭いた。それからペニスも拭いてから生活魔法を使い、再びベッドに横になる。

 明日から約2週間、ザガンに会えないのはとても寂しい。でも圧倒的強者である彼に少しでも近付きたい、置いていかれたくないという気持ちもあるので、今より強くなれるように頑張ろう。

しおりを挟む
感想 196

あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜

飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。 でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。 しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。 秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。 美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。 秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

余命僅かの悪役令息に転生したけど、攻略対象者達が何やら離してくれない

上総啓
BL
ある日トラックに轢かれて死んだ成瀬は、前世のめり込んでいたBLゲームの悪役令息フェリアルに転生した。 フェリアルはゲーム内の悪役として15歳で断罪される運命。 前世で周囲からの愛情に恵まれなかった成瀬は、今世でも誰にも愛されない事実に絶望し、転生直後にゲーム通りの人生を受け入れようと諦観する。 声すら発さず、家族に対しても無反応を貫き人形のように接するフェリアル。そんなフェリアルに周囲の過保護と溺愛は予想外に増していき、いつの間にかゲームのシナリオとズレた展開が巻き起こっていく。 気付けば兄達は勿論、妖艶な魔塔主や最恐の暗殺者、次期大公に皇太子…ゲームの攻略対象者達がフェリアルに執着するようになり…――? 周囲の愛に疎い悪役令息の無自覚総愛されライフ。 ※最終的に固定カプ

獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果

ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。 そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。 2023/04/06 後日談追加

【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった

cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。 一途なシオンと、皇帝のお話。 ※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。

宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている

飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話 アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。 無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。 ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。 朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。 連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。 ※6/20追記。 少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。 今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。 1話目はちょっと暗めですが………。 宜しかったらお付き合い下さいませ。 多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。 ストックが切れるまで、毎日更新予定です。

シナリオ回避失敗して投獄された悪役令息は隊長様に抱かれました

無味無臭(不定期更新)
BL
悪役令嬢の道連れで従兄弟だった僕まで投獄されることになった。 前世持ちだが結局役に立たなかった。 そもそもシナリオに抗うなど無理なことだったのだ。 そんなことを思いながら収監された牢屋で眠りについた。 目を覚ますと僕は見知らぬ人に抱かれていた。 …あれ? 僕に風俗墜ちシナリオありましたっけ?

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。