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25話

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 第9都市。コロシアムがあり、多くの戦士が集まる戦いの都市。
 メインとなる円形闘技場と、その周辺にもいくつか会場があり、日々何試合もの戦いが行われている。賭けも行われていて毎日大金が動いていると、先に着いているリュカから教えてもらった。屈強な荒くれが多く、とても活気がある大都市だと。
 だがそれでも、ゲームでは半壊し、円形闘技場もダークドラゴンにより破壊されてしまうのだ。そして多くの死傷者が出る。そのような惨状、なんとしてでも阻止しなければならない。





 9月10日、朝10時頃。都市に入ると、外門付近でリュカが待っていた。いつものように駆け寄ってきて、ぎゅうと抱擁される。リュカの温もりに包まれるのは嬉しいが、周囲にはたくさん人がいるから、自重してほしい。

「お疲れザガン、会いたかったよ。大丈夫だった? 俺がいなくて寂しくなかった?」
「ああ。大丈夫だし、寂しくもなかった」
「相変わらず格好良くて安心するけど、俺としては切ないなぁ。本当にすごく心配したし、寂しかったのに……」
「毎晩通信していたではないか」

 いや、少し語弊があるかもしれない。毎晩通信機は震えていたらしいが、出られない時があった。そのせいで、とても心配掛けてしまったのだ。

 前回の魔導具製作している時は、気分転換したくて、俺から通信を入れることさえ結構あった。だがモンスターとひたすら戦っていると、緊張感と高揚感が延々と続く状態になり、睡眠さえも忘れてしまう。
 しかも今回は、ダンジョンを潜った翌日に、大きな魔瘴を見つけたのだ。いわゆるスポーン部屋である。とても珍しい現象に遭遇したことでテンションが上がったし、次から次へとA+からS-のモンスターが湧くので、通路に誘い出しては戦い、また誘い出しては戦うということを繰り返した。結果、3日間不眠で、ひたすら戦っていたのである。リュカからの通信に、まったく気付かずに。

 とにかく倒して、倒して、倒し続けて。フッと緊張が途切れた時、通信機が震えていたので、出てみれば。

『ザガン!? 大丈夫!? 生きてる!?』

 と、すごい剣幕で話しかけられた。無事なのかと、あまりにも心配そうな声で聞いてくるリュカ。俺の実力は知っているはずなのに、どうしてそんなに心配するのだろう? 首を傾げつつも通信に出なかった理由を話したら、盛大に溜息をつかれてしまった。

『本当に心配したんだからね。ザガンが強いのは重々承知してるけど、それでも絶対は無いんだから。お願いだから、無茶しないで。あとちゃんと眠って』

 そうだな、絶対なんて無い。だからこそ、世界の意思さえ覆せると、希望が持てる。
 とりあえず無茶をしたのは事実なので、謝ったところ、毎晩ちゃんと出るように約束させられた。

 心配掛けてしまったのは、申し訳無く思っている。だから夜には、きちんと休むようにした。しかし毎晩、ちゃんとセーフティ空間にいるか、テントを出しているか、食事は忘れていないかと聞いてくるのは、過保護すぎないか? 俺の方が年上だぞ。

「心配してくれることには、感謝している。だがその程度で、俺が倒れると思っているのか? あまり見くびるな」
「うん? 3日も眠らないで戦い続けるのは、おかしいってわかってる?」
「大森林で生活している時は、それくらい普通にしていた。リュカに闇組織のことを話す前……第6ダンジョンでも同じくらい眠っていなかったし、それでも無事だっただろう。少々寝不足だった程度だ」
「へぇ。つまり今後も、ザガンは無茶するつもりだと。俺にいっぱい心配掛けさせて楽しむと。そっか。また、お仕置きされたいんだね」
「……すまない。熱中しすぎると、うっかり睡眠を忘れてしまうんだ。もうしないように気を付ける」

 笑顔があまりにも怖かったので、素直に謝った。自分が悪いとわかっているのに、反論なんてするものではないな。

 リュカはじぃと俺を見つめてきていたが、何を思ったのか、しばらくすると苦しげに眉根を寄せた。そして頭を抱き込まれる。

「ごめんね。毎晩同じようなことをしつこく聞かれて、煩わしかったよね。ザガンが好きすぎて、どうしても無理してないか、心配になっちゃうんだ。こんな俺だけど、どうか嫌いにならないで」
「わ、煩わしくはない。リュカに心配されるのは、その……嬉しい。嫌いにもならない」
「ホント? また明日からダンジョン攻略だけど、連絡して良い?」

 慌ててコクコク頷く。もしかしてリュカは、俺は独りの方が好きだと勘違いしてるのか? ずっと独りで生きているのは闇属性だからであって、独りが好きというわけではないぞ。それに人嫌いでもない。いや、大人数は苦手だし、コミュニケーションも上手く取れないが。
 とにかくリュカとの通信が煩わしいなど、一度も思ったことはない。リュカがコミュ強なので会話が途切れることはほとんど無いし、途切れたとしても、普段から抱き締められたまま言葉を交わさないことが多いからか、沈黙も心地良い。
 それに心配してもらうというのは、とても嬉しいことだ。

 きちんと俺の考えが伝わっているかどうか不安になり、身を捩ってどうにかリュカの顔を覗く。目が合うと、ふわりと微笑まれた。

「許してくれて、ありがとう。悪癖をいきなり直すのは大変だから、俺と一緒に少しずつ改善していこうね。大好きだよ、ザガン」

 いつもの笑顔だったので、ホッとした。やはりリュカは、優しく微笑んでいるのが良い。怒ったり悲しむ表情は、心が痛くなるから見たくない。

 ちゅっと頬にキスされたけれど、今ばかりは甘んじて受けよう。……外だけれども。外門近くなので、人通りがかなりあるけれども。
 いや駄目だ、好奇な目で見られるのは恥ずかしい。というわけで、リュカの身体を押して離れた。

「外ではキスするなと、言っているだろう」
「ご、ごめんね。ザガンがあまりにも愛しくて、抑えが効かなかった。なるべく気を付けるから、許してくれる?」
「……ん、許す。そろそろ移動するぞ」

 なるべくという言葉を付けてくるのは卑怯な気がしなくもないが、リュカも言っていたように、いきなり癖を直すのは難しい。なので了承しておく。

 早く移動しようとリュカの背を押したら、彼は振り向いて、俺の手を握ってきた。

「今回はせっかくだから、闘技場の訓練所を借りたんだ。だから冒険者ギルドじゃなくて、こっち」
「そうなのか。闘技場……」
「公爵に闇組織のことを話すついでに、誰にも見られずに鍛錬出来る場所がないか聞いたら、そこを勧められたんだよ。国の命運を担っている身としては、特訓する姿を見られるわけにはいかないから……ね?」
「そうだな。王子が負ける姿を、他者に見られるわけにはいかないな」
「ザーガーン? いや、言われてみると、そうなんだけど」
「わかっている。冗談を言ってみたかっただけだ。俺を気遣ってくれること、いつも感謝している」

 俺が闇属性なせいで、リュカには様々な苦労を掛けてしまっている。それでも傍にいてくれることが、とても嬉しい。こんな俺を好いてくれることに、感謝せずにはいられない。
 だから礼を述べると、リュカは歩きながらも、ぐりぐりと頭に頬を押し付けてきた。

「ザガンが可愛すぎてつらい。今すぐ食べてしまいたい」
「……冗談だよな?」
「さぁ、どうだと思う?」
「冗談ということにしておけば、何もされないに違いない」
「本気だから、いろいろさせてね」
「どこかからか幻聴が聞こえてきたようだ」
「ザーガーン?」
「ふっ、冗談だ」
「……うっ、しんどい。胸が苦しい」
「え。だ、大丈夫か? 上級ポーション飲むか?」
「んんんんっ、天然なのもすごく可愛い」
「なんだ、悶えただけか。驚かせるな」
「ふふ、ザガン照れちゃってる。ホント可愛い」
「うるさい。いちいち指摘するな」

 手を繋いだまま、あれこれ話しながら目的地に向かった。





 闘技場の訓練所は、第8都市の冒険者ギルドのところより広かった。それに魔導バリアに触れてみたが、性能もこちらの方が高い。これなら確かに、全力で戦える。ただしリュカを傷付けたいわけではないので、ルールは決めるが。

「剣技は使用不可。魔法は小魔法のみ。剣は普段のものを使うが、欠損はさせたくないから、しっかり防御しろよ。危険と判断したら、攻撃を止める」
「了解。よろしくね」

 頷いて短剣を構える。リュカも剣を持つと、切っ先をこちらに向けて構えた。彼の目付きが鋭くなり、緊張感が増す。周囲が静寂に包まれる。冷たく張り詰めた、心地良い空気。
 相手がどう動いてくるか。見つめ合い動向を探りながらも、全身に魔力を巡らせて身体強化を行なう。

 じりっと、片足を地面に擦り付けた。足で地面を蹴り、リュカへと間合いを詰める。
 ガキンッ! 金属音が鳴り響き、木霊した。受け止められ振り払われるも、地面に足を付くよりも先に、杖に魔力を込めて魔法を放つ。

「ダークアロー、シャドウエッジ!」

 ドンッ、ドンッとぶつかる音。魔法壁によって防がれながら、リュカの剣が振り下ろされる。
 受け止めたが、とても重い一筋だ。身体強化が、以前よりかなり増している。まだ俺の方が上だが。

 刃を弾いて、空いた懐へと短剣を突き付ける。しかし届く前に、リュカは後ろに下がった。僅かに空いた間合い、そして放たれる魔法。

「ライトニング!」

 落ちてくる稲妻はあえて避けず魔法壁で防御し、そのまま距離を詰めて攻撃する。ぶつかり合う刃。隙を狙ったのに、よく防いだ。
 畳み掛けようと、短剣で何度も斬りかかる。防がれてはすぐさま新たに攻撃し、また防がれる。攻撃するたびに、キンッ、キンッと火花が散っていく。

 防御に徹するしかないのか、リュカの表情に焦りが見えてきた。しかし直後、足を取られてバランスを崩される。触手だ。光の触手が足首に絡んできている。そして振り下ろされる剣。――甘い。

「……ッ!」

 俺もリュカの腕に触手を伸ばし、動きを封じる。足に絡んできていた触手は……切れないか。ここまで魔力を凝縮させてくるとは、すごいな。本当にとてつもなく上達している。
 触手から逃れるには、触手を消すしかない攻撃をすれば良い。

「シャドウエッジ!」
「シャイニングレイ!」

 同じ考えだったらしく、間近で魔法が衝突し、互いに魔法壁を張る。
 触手を切ることに成功。リュカも俺の触手を切り、互いに目が合った瞬間、また刃がぶつかり、つばぜり合う。ギリギリ軋む剣。向こうの方が身体能力が高いせいか、押し切れそうにはない。

 ならばと、受け止めていた刃を横に流しながら大きく弾いて、隙が出来た胴へと短剣を振る。そのまま刃は届く、かと思いきや、魔法壁に阻まれて途中で失速した。再び触手によって腕を絡め取られる。
 迫ってくる剣。俺も魔法壁で防御し、リュカの腕を触手で取ったうえで、杖を向ける。

「ダークボール」
「ぐ……っ!」

 超至近距離での魔法による爆発。魔法壁で直撃はどうにか防いだようだが、俺の腕を止めていた触手が消えた。痛みに呻くリュカに向かって、短剣を振り下ろす。これで終わり。

 だが刃を止めるよりも先に、ガキンッ! と剣で防がれた。まさか防御されるとは思っていなくて、驚いてしまう。そのまま大きく弾かれて、間合いを取られる。

 はぁはぁと、荒い呼吸を繰り返すリュカ。それでも諦めようとせずに剣を構え直し、俺を見つめてくる。

 ……そうか。そうまでして、俺を守ろうとしてくれるのだな。

 俺も大きく息を吐き、剣先を向け直す。集中し続けているからか、疲弊してきている。それくらい、リュカが強くなっているということだ。

「はぁあ!」

 今度はリュカから仕掛けてきた。速い。あっという間に迫ってきて、剣先を突き付けられる。横に避け、足蹴りを入れるも魔法壁で防がれ、足首を触手で絡め取られる。
 すぐに魔法を放つ。たとえ小魔法だろうと相当な威力があるので、リュカは魔法壁に意識を集中せざるを得なくなる。その隙に触手を切り、リュカに向かって短剣を振る。

 そしてまた、刃がぶつかり合う。すぐに弾かれ、左下から振り上げられた。受け止めるとまた弾かれ、今度は真上から振り下ろされる。それも受け止めたが、あまりの重さに腕が震えそうになる。

 リュカは剣が得意なだけあり、本当に素晴らしい剣筋をしている。魔力を封じた状態で戦ったとしたら、俺は負けるだろう。それほどに、彼の剣は力強く、美しい。

 俺の剣筋は、モンスターを殺すことに特化しているものだ。命を奪うものであり、他者を守るものではない。ただひたすら、相手の急所を狙う剣。

 殺気を放つ。相手を殺す為に。
 瞳孔を開く。狙いを定め、命を刈り取る為に。

 リュカが息を飲んで、俺から間合いを取った。ありったけの魔力で魔法壁を張り、剣を構え直してくる。その意気や良し。

 身体強化した足で、地面を蹴る。瞬時に詰まる間合い。ありったけの魔力を込めた短剣、その剣先で魔法壁を粉々に砕く。
 振り下ろされるリュカの剣とぶつかる――刹那、身体を反転させながら背後に回り、後ろから動脈を切――……。

 カシャン……ッ、と。落ちる、リュカの剣。

「俺の、勝ちだ」

 リュカの首元に短剣を止めた状態で、宣言する。殺気を消して剣を下ろすと、リュカはふらりとよろけた。倒れてしまわないように支える。

「は……死ぬかと、思った」
「すまない、殺気が篭りすぎてしまった。大丈夫か?」
「うん、大丈夫だよ。ちょっと疲れてるけど」

 汗を滲ませながらも、彼はニコリと微笑んできた。だが無理しているのがわかるくらい、ふらふらしていて呼吸も乱れている。俺も疲れたので、2人でその場に座った。するとリュカは俺を膝に抱え込んで、頭に頬をすりすり寄せてくる。

「はぁ、負けちゃった。わかっていても、やっぱり悔しいなぁ」
「俺に本気を出させたのは、すごいと思うが」
「そっか、あれがザガンの本気なんだね。あまりの殺気に怯みそうになったし、一瞬で間合い詰めてくるし、1撃で魔法壁を割られちゃうし。心臓止まるかっていうくらいに驚いたよ」
「俺も驚いた場面が、何度もあったぞ。何度も攻撃を防がれるし、触手は切れないし、俺の魔法と相殺するほど威力が上がっていた。殺すつもりで行かなければ、俺が負けていたかもしれない」
「……じゃあ合格? ザガンと一緒に戦って良い?」
「もちろんだ。頼りにしている」

 頷くと、リュカはホッと息を吐いてから微笑んだ。そしてまた俺の頭に頬を寄せてくる。よほど嬉しいのか、ふふっと笑っている。

 大人しく抱かれていたが、ふと思い出して、リュカの右手を取った。剣を握る、大きな掌を見つめる。

「ザガンどうしたの? 俺の手、何かある?」
「……リュカの剣は、他者を守る為に振るわれるものだと感じたから。受け止めていて、心地良かった」
「そうなの? ふふ、褒めてもらえて嬉しいな。ザガンの剣は、とても研ぎ澄まされていたね。不必要なものが全部削ぎ落とされていて……なんだか、寂しさを感じた」
「殺すことしか、してきていないからな。敵と相対した時、命を奪うことを優先してしまう。そのように身体が動いてしまう。俺には、他者を守ることは出来無い」

 自分の掌を見てみる。初めて短剣を握った日から今まで、数多の命を葬ってきた手。そうやって強くなってきたことに、後悔は無い。
 だがふと後ろを振り返った時、守らなければならないはずの命が失われていたとしたら? 俺が避けていた攻撃が後方に当たっているかもしれないし、俺の放った魔法に巻き込んでしまうかもしれない。だから周囲には、誰もいてほしくなかった。

 ……いや大丈夫だ。リュカは強くなった。それに魔導バリアだってある。俺は絶対に死なないし、リュカを失うようなことも絶対にさせない。絶対など無いけれど、それでも絶対にしてみせる。

 グッと拳を握る。するとリュカが、その上に手を乗せてきた。

「安心してザガン。ザガンの守りたいものは全部、俺が守るから。だから君は、君の思うがままに、全力で戦って。そうすることで救われる命だって、たくさんあるのだから」

 間近から見つめてくる双眸。その真っ直ぐな眼差しは綺麗で、とても力強くて。

 リュカがいれば大丈夫なのだと、自然とそう思えた。

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