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第11話 保健委員は辛いよ①
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「……ちゃん」
遠くから、声が聞こえる。
「……いちゃん」
聞きなれた声だ。その声が耳に届くにつれて、ぼんやりとしていた意識が晴れていく。
「お兄ちゃん」
ゆっくりと目を開けた。そこには、俺の体を揺する世界一可愛い弟の姿。長い髪が鼻にかかって、少しくすぐったい。
「あ、やっと起きた。朝ごはん出来てるよ」
「……」
「ん、どしたの?」
「……結婚したい」
翼は「え」と困った顔で後退りする。
「お兄ちゃん、そういう趣味だったの……?」
「ん、あ、いや違う!結婚したいくらい可愛い女の子がいるなと思ったら翼だった。すまん!」
未だ距離を取ったまま、近づいてくれない翼。勘違いされてお兄ちゃん悲しい。まあ実際、翼が女の子で血縁じゃ無かったら速攻で惚れてるところだが。
「でも、それくらい上手く女装出来てるってことだよね。僕、ちゃんと女の子に見える?」
「逆に男って言われた方が信じらんない。翼は声変わりもまだだしな」
翼は普段、女装をしている。それは学校も例外ではない。ツインテールに学ランという、なんとも不自然な格好で通学しているのだが、満足しているようなので俺からは何も言うまい。なんでも校内で少し有名なんだとか。初めはいじめられるかと心配になったが、思いのほか男女問わず人気である。さすが俺の弟。
ちなみに本人曰く、「僕は女の子の格好をするのは好きだけど、女の子になりたいとかは無いかなぁ」との事だ。
「まあその制服だと、性別の判断に時間はかかりそうだが」
「やっぱりそうだよね。はぁ、男子もセーラー服着れたらいいのに」
「翼みたいな可愛い子にはそりゃ似合うだろうよ。でもな、俺みたいのが着てみろ。こんなイケメンに似合うはずが……あるかも」
語弊があるので弁解しておくが、俺は別に女装がしたいとかそういうんじゃない。ただそういう機会もあるかもしれないよねって話。そんな趣味ないから!断じて!
「お兄ちゃんは体格が割としっかりしてるから、骨格の隠れる服の方が似合うかも。ロリータ服なんかフリルいっぱいついてるし、カモフラージュが出来る。髪型はロングウェーブなんか似合いそう!ウィッグあったかなぁ……」
俺的にはマイルドなツッコミを期待していたのだが、どうやら翼を本気にさせてしまったようだ。近いうち男辞めさせられるかもしれない。
「って、そんなこと言ってる場合じゃなかった!早くご飯食べないと、僕もお兄ちゃんも遅刻しちゃうよ」
「えーと、今何時だ……やべ、急がねぇと」
俺の家から学校までは徒歩10分程度で行ける距離だが、現在時刻は7時58分。まあまあいい時間になってきている。朝練が無くて本当に良かった。
朝食を食べ終わり、翼と二人で玄関へ向かう。靴を履き替えていると、翼が俺に囁いてきた。
「ねぇねぇお兄ちゃん。心和さんとは、最近どうなの?」
「全くダメだ。これっぽっちもキュンとしてくれない。さすがの俺でも、少々手こずっていてだな……」
「そっか。せめて何かきっかけがあればいいんだけどね」
翼のきっかけ、という言葉で、眠っていた記憶が呼び起こされそうになる。何か、何かあったような気がしなくもない。別に特別なことじゃないんだけど、若干めんどくさいような……
「2人とも~お弁当持った?」
キッチンの方から母さんが出てくる。毎朝母さんはお弁当を持ったかどうか、俺たちに確認をとるのだ。
「もち。準備万端」
「僕も大丈夫だよ!って、お母さんそれ……」
翼の目線の先は、絆創膏の巻かれた母の人差し指。大分ざっくりいったのか、ガーゼの部分に血が滲んでいる。
「あー、さっき包丁で切っちゃったのよ。ほら、朝ごはんサンドイッチ出したじゃない?あれ半分こにする時シュバッてなってブシャー!みたいな。お母さんドジよねぇ」
「もう、気をつけてよ。お母さん危なっかしくて怖いなぁ」
(絆創膏……絆創膏……ハッ!)
そういや今日は……
「委員会の日だっ!」
あれほどやめろと急かされてきた保健委員。今日はその集まりがある。最悪、いつになく気まずい。しかしこれはチャンスでもある。心和の仕事を手伝う事で、わずかでもキュンとさせられるかもしれないから。まあそもそも保健委員は割と緩いので、仕事があるか分からないが。
「空ちゃんは朝から元気ねぇ。お母さんも頑張ろ!」
「あはは……」
◇◇◇
チャイムが響き渡り、放課後を知らせる。ついに来てしまいました、委員会のお時間。
(委員会自体は、別に苦じゃない。問題は如何にして心和を落とすかだ。既に奴のキュン堕ち難易度はMAX。さすがの俺でも策が尽きつつある。……いや、落ち着け。翼も言ってただろ、相手の内面を見るって。内面、内面……)
実のところ、心和は自分の内面をひた隠しにしているようだった。ちゃんとした根拠はないが、やたら周りと距離を置いている。女子特有のグループにも所属しておらず、特定の友人も見る限りはいない。紫水先輩とは割と親しげだったが、学年が違う分会う機会もそれほど多くは無いだろう。
色々考えてるうちに、教室からぞろぞろと人が出ていくのが見えた。HRはとっくに終わっていたらしい。委員会へ赴くのは気が進まないが、致し方なし。もしここでサボったら成績が下がってしまうかもしれないので、それは避けたい。リュックを背負い教室を出る。と、何やら後ろに這い寄る影が。俺には政治が分からぬ。けれども背後から忍び寄る刺客に対しては、人一倍に敏感であった。
「曲者、捕らえたり!」
素早く振り返り相手の腕を掴んだ。
ふにゅ
「え、ふにゅ?」
俺は確かに腕を掴んだ。……そのはずなんだけど、明らかに違う感触。妙に手の収まりが良いというか、小さすぎず大きすぎない。程よく弾力があって、指が勝手に吸い付くようだ。そして布越しに伝わるその柔らかさは、まさしく。
「おっ、ぱい……?」
とすると、これは誰かのおっぱいということになる。そしておっぱいというからには当然女性。つまり、それは俺がクラスの女子にセクハラをしてしまったということであり。今日、この状況で、俺に近寄る確率が高い女子といえば……。
恐る恐る顔を上げる。と、そこには目を見開いて硬直する心和の姿。俺も固まってしまい、しばしの沈黙。
「……やべ」
止まっていた思考が動き出す。事の重大さを理解し慌てて手を離した。
「ごっ、ごごごごごごごご機嫌麗しゅう心和様。調子はいかがですの?本日はお日柄も良く…………あ~、えっとだな。すまんマジでわざとじゃないんだ弁解させてくれ俺はただ背後に回られるのが苦手なだけであって」
「朝日くん」
「はい、なんでしょう」
心和がいつになく爽やかな笑顔で微笑んでいる。目が、目が笑ってない。
「死んでください」
心和は俺の急所目掛けて膝蹴りをかます。あまりの衝撃と痛さに、思わずその場にうずくまった。
「っだあ~~~~~!!!うわ、うわあああああ!ま、マイリトルボーイがプレスされて煎餅になったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「何わけの分からないこと言ってるんですか、地球のゴミさん。さっさと大気圏外へ出てってください邪魔なので」
ウップス。マジにゴミを見る目ですね心和さん。わざとで無いとはいえ、これに関しては100パー俺が悪い。惚れさせるどころじゃねぇ。殺される。俺殺されるかもしれん。
拝啓、お父さん、お母さん、翼。俺、皆と過ごせて幸せだったよ。どうかお元気で。P.S 冷蔵庫にプリンがあるので俺の棺桶に入れて一緒に埋葬してくださいあの世で食べます。
「きゃ~朝日くんのえっちぃ♡」
「ちっが……わざとじゃないんだって、ほんと!」
教室に残っていた数名の男子が冷やかしてくる。はは、笑えよ。いっそ笑ってくれ。その方が何倍もマシだ。目の前にある恐怖に比べれば。
「心和、お前サッカーやってみない……?」
「それフォローのつもりですか?言っときますけど、ボール系の競技は専門外なのでお断りします」
専門外?ほんとに?現に俺のゴールデンボールを華麗に蹴って見せたじゃないか。才能あると思うんだけどなあ。
「委員会、先に行ってますから」
痛みに悶える俺を余所に、心和は廊下を歩き始めた。クソっ、クソッタレが!いつから俺のモテロードは前途多難になっちゃったの?!
遠くから、声が聞こえる。
「……いちゃん」
聞きなれた声だ。その声が耳に届くにつれて、ぼんやりとしていた意識が晴れていく。
「お兄ちゃん」
ゆっくりと目を開けた。そこには、俺の体を揺する世界一可愛い弟の姿。長い髪が鼻にかかって、少しくすぐったい。
「あ、やっと起きた。朝ごはん出来てるよ」
「……」
「ん、どしたの?」
「……結婚したい」
翼は「え」と困った顔で後退りする。
「お兄ちゃん、そういう趣味だったの……?」
「ん、あ、いや違う!結婚したいくらい可愛い女の子がいるなと思ったら翼だった。すまん!」
未だ距離を取ったまま、近づいてくれない翼。勘違いされてお兄ちゃん悲しい。まあ実際、翼が女の子で血縁じゃ無かったら速攻で惚れてるところだが。
「でも、それくらい上手く女装出来てるってことだよね。僕、ちゃんと女の子に見える?」
「逆に男って言われた方が信じらんない。翼は声変わりもまだだしな」
翼は普段、女装をしている。それは学校も例外ではない。ツインテールに学ランという、なんとも不自然な格好で通学しているのだが、満足しているようなので俺からは何も言うまい。なんでも校内で少し有名なんだとか。初めはいじめられるかと心配になったが、思いのほか男女問わず人気である。さすが俺の弟。
ちなみに本人曰く、「僕は女の子の格好をするのは好きだけど、女の子になりたいとかは無いかなぁ」との事だ。
「まあその制服だと、性別の判断に時間はかかりそうだが」
「やっぱりそうだよね。はぁ、男子もセーラー服着れたらいいのに」
「翼みたいな可愛い子にはそりゃ似合うだろうよ。でもな、俺みたいのが着てみろ。こんなイケメンに似合うはずが……あるかも」
語弊があるので弁解しておくが、俺は別に女装がしたいとかそういうんじゃない。ただそういう機会もあるかもしれないよねって話。そんな趣味ないから!断じて!
「お兄ちゃんは体格が割としっかりしてるから、骨格の隠れる服の方が似合うかも。ロリータ服なんかフリルいっぱいついてるし、カモフラージュが出来る。髪型はロングウェーブなんか似合いそう!ウィッグあったかなぁ……」
俺的にはマイルドなツッコミを期待していたのだが、どうやら翼を本気にさせてしまったようだ。近いうち男辞めさせられるかもしれない。
「って、そんなこと言ってる場合じゃなかった!早くご飯食べないと、僕もお兄ちゃんも遅刻しちゃうよ」
「えーと、今何時だ……やべ、急がねぇと」
俺の家から学校までは徒歩10分程度で行ける距離だが、現在時刻は7時58分。まあまあいい時間になってきている。朝練が無くて本当に良かった。
朝食を食べ終わり、翼と二人で玄関へ向かう。靴を履き替えていると、翼が俺に囁いてきた。
「ねぇねぇお兄ちゃん。心和さんとは、最近どうなの?」
「全くダメだ。これっぽっちもキュンとしてくれない。さすがの俺でも、少々手こずっていてだな……」
「そっか。せめて何かきっかけがあればいいんだけどね」
翼のきっかけ、という言葉で、眠っていた記憶が呼び起こされそうになる。何か、何かあったような気がしなくもない。別に特別なことじゃないんだけど、若干めんどくさいような……
「2人とも~お弁当持った?」
キッチンの方から母さんが出てくる。毎朝母さんはお弁当を持ったかどうか、俺たちに確認をとるのだ。
「もち。準備万端」
「僕も大丈夫だよ!って、お母さんそれ……」
翼の目線の先は、絆創膏の巻かれた母の人差し指。大分ざっくりいったのか、ガーゼの部分に血が滲んでいる。
「あー、さっき包丁で切っちゃったのよ。ほら、朝ごはんサンドイッチ出したじゃない?あれ半分こにする時シュバッてなってブシャー!みたいな。お母さんドジよねぇ」
「もう、気をつけてよ。お母さん危なっかしくて怖いなぁ」
(絆創膏……絆創膏……ハッ!)
そういや今日は……
「委員会の日だっ!」
あれほどやめろと急かされてきた保健委員。今日はその集まりがある。最悪、いつになく気まずい。しかしこれはチャンスでもある。心和の仕事を手伝う事で、わずかでもキュンとさせられるかもしれないから。まあそもそも保健委員は割と緩いので、仕事があるか分からないが。
「空ちゃんは朝から元気ねぇ。お母さんも頑張ろ!」
「あはは……」
◇◇◇
チャイムが響き渡り、放課後を知らせる。ついに来てしまいました、委員会のお時間。
(委員会自体は、別に苦じゃない。問題は如何にして心和を落とすかだ。既に奴のキュン堕ち難易度はMAX。さすがの俺でも策が尽きつつある。……いや、落ち着け。翼も言ってただろ、相手の内面を見るって。内面、内面……)
実のところ、心和は自分の内面をひた隠しにしているようだった。ちゃんとした根拠はないが、やたら周りと距離を置いている。女子特有のグループにも所属しておらず、特定の友人も見る限りはいない。紫水先輩とは割と親しげだったが、学年が違う分会う機会もそれほど多くは無いだろう。
色々考えてるうちに、教室からぞろぞろと人が出ていくのが見えた。HRはとっくに終わっていたらしい。委員会へ赴くのは気が進まないが、致し方なし。もしここでサボったら成績が下がってしまうかもしれないので、それは避けたい。リュックを背負い教室を出る。と、何やら後ろに這い寄る影が。俺には政治が分からぬ。けれども背後から忍び寄る刺客に対しては、人一倍に敏感であった。
「曲者、捕らえたり!」
素早く振り返り相手の腕を掴んだ。
ふにゅ
「え、ふにゅ?」
俺は確かに腕を掴んだ。……そのはずなんだけど、明らかに違う感触。妙に手の収まりが良いというか、小さすぎず大きすぎない。程よく弾力があって、指が勝手に吸い付くようだ。そして布越しに伝わるその柔らかさは、まさしく。
「おっ、ぱい……?」
とすると、これは誰かのおっぱいということになる。そしておっぱいというからには当然女性。つまり、それは俺がクラスの女子にセクハラをしてしまったということであり。今日、この状況で、俺に近寄る確率が高い女子といえば……。
恐る恐る顔を上げる。と、そこには目を見開いて硬直する心和の姿。俺も固まってしまい、しばしの沈黙。
「……やべ」
止まっていた思考が動き出す。事の重大さを理解し慌てて手を離した。
「ごっ、ごごごごごごごご機嫌麗しゅう心和様。調子はいかがですの?本日はお日柄も良く…………あ~、えっとだな。すまんマジでわざとじゃないんだ弁解させてくれ俺はただ背後に回られるのが苦手なだけであって」
「朝日くん」
「はい、なんでしょう」
心和がいつになく爽やかな笑顔で微笑んでいる。目が、目が笑ってない。
「死んでください」
心和は俺の急所目掛けて膝蹴りをかます。あまりの衝撃と痛さに、思わずその場にうずくまった。
「っだあ~~~~~!!!うわ、うわあああああ!ま、マイリトルボーイがプレスされて煎餅になったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
「何わけの分からないこと言ってるんですか、地球のゴミさん。さっさと大気圏外へ出てってください邪魔なので」
ウップス。マジにゴミを見る目ですね心和さん。わざとで無いとはいえ、これに関しては100パー俺が悪い。惚れさせるどころじゃねぇ。殺される。俺殺されるかもしれん。
拝啓、お父さん、お母さん、翼。俺、皆と過ごせて幸せだったよ。どうかお元気で。P.S 冷蔵庫にプリンがあるので俺の棺桶に入れて一緒に埋葬してくださいあの世で食べます。
「きゃ~朝日くんのえっちぃ♡」
「ちっが……わざとじゃないんだって、ほんと!」
教室に残っていた数名の男子が冷やかしてくる。はは、笑えよ。いっそ笑ってくれ。その方が何倍もマシだ。目の前にある恐怖に比べれば。
「心和、お前サッカーやってみない……?」
「それフォローのつもりですか?言っときますけど、ボール系の競技は専門外なのでお断りします」
専門外?ほんとに?現に俺のゴールデンボールを華麗に蹴って見せたじゃないか。才能あると思うんだけどなあ。
「委員会、先に行ってますから」
痛みに悶える俺を余所に、心和は廊下を歩き始めた。クソっ、クソッタレが!いつから俺のモテロードは前途多難になっちゃったの?!
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