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11.④ ※

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「後ろから突かれるの好き?」
「分かんないです」
「されたことないの」
「……ないです」
 息を乱しながら振り返り、羞恥を隠してそう答えると、僅かに笑みを刻む凌さんと目が合った。
 そしてすぐにきっさきが蜜口に充てがわれると、ズブッと雁首までが浅瀬に入り込み、体に教え込まれた快感が呼びこさ起こされる。
「んぁっ、ぃっ、あぁあ……」
「本当、奥までトロトロ」
 隘路をゆっくりと押し広げ、肉襞を擦り上げるように硬く怒張した淫刀が捩じ込まれると、あの晩とは違う擦れ方に腰が揺れる。
「良い眺め」
 僅かに興奮した様子で凌さんが低く呟くと、緩やかに抽送が始まって、浅瀬まで引き抜かれた楔がズブッと奥まで挿し戻される。
 隘路の中を剛直な淫刀が掻き回す度、快楽に翻弄されてあられもない声を上げると、凌さんは私に肘をつかせて、胸元でみだりに揺れる乳房をグッと掴んだ。
 ドロドロに蕩けた蜜壺を激しく穿たれ、パンパンと乾いた音が一層リズミカルになると、胸を弄んでいた凌さんの手が、下生えをなぞって埋もれた蕾に触れる。
「クリ弄られながら突かれるの好きだよね」
「いやっ、んぅ……んんっ、やぁあ……またイッちゃう」
 激しく抽送されながら蕾を捏ねられると、堪らず隘路を更に締め付けて、甘ったるい声をあげる。
「いいよ。何度でも気持ちよくなりなよ」
「ああ……いやっ、んぅ」
 激しい律動に体を捩ると、それでも蕾を捕らえた指は私を快楽から解放してはくれず、いよいよ絶頂へ追いやられるとプシッと音を立てて愛液を迸らせる。 
「あぁあ、シーツ汚しちゃったね」
 艶のある低い声が愉しげに呟くと、ズブッと奥まで屹立をねじ込まれ、子宮口をグリグリとこじ開けるように楔が打ち込まれる。
「うぅ……や、も、ダメ……壊れちゃう」
「いいね。ぶっ壊れちゃいなよ」
 がっしりと腰を掴まれ、獣みたいに本能のままに掻き乱されると、絶頂の余韻が消えない体に更に愉悦を植え付けられる。
 激しく腰が打ち付けられる度に、卑しい雌の声で喘ぐと、ドロドロに蕩けた蕾を指で再び捏ねられて、咥え込んだ屹立をギュッと締め付ける。
「秋菜、そんなに締め付けないで」
「あっ、ゃああっ、んん……んぅ、凌さぁん」
「クッ。も、出すぞ」
「ん。来て」
 繋がったまま体を起こされて、枕に向けて足を広げるように仰向けに彼の上に重なると、背後から突き立てられた楔が激しさを増して何度も奥に穿たれる。
「ん、も……出るッ」
 凌さんが背後から私を抱き締めて腰を震わせると、お腹の奥でドクドクと打ち込まれた楔が震えた。
 皮膜越しに勢いよく吐精され、じんわりとその熱を感じながら息を整えると、どちらのものとも分からない荒っぽい息遣いが寝室に響く。
「はあ、はぁ……は、はあ」
 全てを吐き出した屹立がずるりと引き抜かれると、膝立ちになった私の蜜壺から、泡立って白く濁った愛液がとろりと溢れて内腿を汚す。
「今の今まで、俺のちんこ咥え込んでだと思うと、厭らしいね」
 仰向けになって私の股間に潜り込むと、凌さんは容赦なくまた唇で花弁に吸い付いた。
「アァッ」
「良い眺め。このまま二回戦ね」
 指を使って花弁をクパッと拡げると、しとどに溢れる蜜を啜りながら硬くした舌先で蜜口と蕾の間を舐って攻め立てる。
「あぁああっ、んぅ……凄い、気持ち良くて変になっちゃう」
 ヘッドボードに手をついて、快楽を堪えながら彼の執拗な愛撫を受け止めると、失禁するような感覚に抗わず、プシュッと弾ける飛沫を撒き散らして嬌声を漏らす。
「上手にイクようになったね」
 溢れ出た愛液を綺麗に舐め取ると、体を起こした凌さんに再び押し倒され、避妊具を付け直した彼に乳首を弄られながら、淫刀で奥深くまで挿し貫かれた。
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