ヤリチンが一途なワケないですが、その執愛は思った以上にガッツリ系でした。

おまけ。

【余談】翔ちゃんの夏休み③

　美都真の身体はどこもかしこも甘くて柔らかい。
　こんなに気持ちいいセックスが世の中にあって良いんだろうか。
　こんな事態を想定してなかったので、美都真が初めてだっていうのに、俺は欲望に負けて避妊もせずに奥に自分を沈めた。
　可愛い美都真の喘ぎ声、感じるたびにぷるんぷるん揺れるお腹と大きなおっぱい。
　めちゃくちゃ可愛くて、他の誰にも見せたくなくて、撮れるもんなら動画に撮って残しておきたい。
　あったかくてうねうねして、ギュウギュウ締まる奥は居心地が良過ぎて、何度か擦り上げると、美都真の喘ぎ声に合わせて更に奥が締まる。
　奥でそのまま暴発してしまいそうなのを堪えると、一気に引き抜いて、美都真の桜色に染まったお腹を穢すように白濁した熱を吐き出す。
「俺、早漏じゃないハズなんだけと、こんな早くイカされたのハジメテよ」
　チュッとリップ音を立てて唇を重ねると、俺はあまりの気持ち良さと解放感に、力尽きたように美都真の隣に寝転んだ。
　それからどれくらいの経っただろう。たぶん十分も経ってない。だってAVがそんなに進んでない。
　隣で寝転ぶ美都真は気持ち良さそうに、ムニャムニャ言いながら、ゴッと鼻を鳴らしていびきをかいている。
（なにこの可愛い生き物！）
　ようやく体を起こして座り込むと、美都真の体を汚した俺の残滓に気が付いて、そそくさとベッドから降りると、勝手知ったる家の中を歩いて濡らしたタオルを持ち帰る。
　体を綺麗に拭いてやると、美都真が寝言で俺を呼ぶ声に心臓を鷲掴みにされる。
「あぁあ！もう！お前なんでそんなに可愛いのっ」
　相手が眠って起きる気配が微塵もないのを良いことに、ムニャムニャ呟く唇をキスで塞いで、忍ばせた舌を絡めてベトベトになるまで口の中を犯していく。
「んん、しょーくん、らめ」
　唇を離すと、それでも眠ったままの美都真は、だらしなくよだれをこぼしながら俺の名前を呼ぶ。
　それだけでまた硬くなった下半身を持て余した俺は、二階のトイレに駆け込んで、自分自身を慰めた。
　滾るばかりで冷めることを知らない様子のJr.に、好きな子とのエッチがどれだけ強烈に気持ちいいのか自覚した俺は、なんとか美都真を起こそうと試みる。
　だけどぷっくりした可愛い頬っぺたを叩いてみても、潤んだ蜜口にイタズラしても一向に起きる気配がない。
　そのうちまた俺のスマホが鳴って、追試の呼び出しを喰らってしまい、俺は仕方なく美都真に新しい下着を履かせて服を着せる。
　そして最後に甘ったるいキスをして、美都真の鍵を使って家を出て、鍵を中に放り込んで返した。