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(10)行動パターンは読めたらつまらない
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結局金曜日の夜から、昨日はずっとベッドにこもってふしだらな時間を過ごして、翔璃の口車に乗せられたまま私は幾度となく身体を許してしまった。
「おい、溺れてないか」
「ちょっと! 勝手に入って来ないでよ」
「今更だろ。散々お互い見せ合って愛し合ったのに、まだ恥ずかしいとか煽りでしかないわ。それにここ俺んちよ」
バスルームに入ってくるなり湯船に浸かる私を無視して、翔璃はシャワーを浴びて頭を洗い始める。
ベッドの中で何度も可愛いとか好きとか囁かれたけど、あくまで気持ち良く行為を進めるためのスパイスでしかないことも分かってる。
だけど初恋でハジメテを捧げた相手だし、大人になってダイエットも成功して、それなりに自分に自信もついたハズなのに、翔璃への恋心を拗らせてたことを自覚してしまった。
ぶくぶくと泡を立てて湯船に沈むと、可笑しそうに私を見つめる破顔した翔璃と目が合って、不覚にも心がドキンと跳ねる。
「ちっさい時も潜ってたな。ゴーグル要るか?」
「うっさいな」
「おお、反抗期だ」
今更幼い頃に一緒にお風呂に入ってたこととか思い出しても、変に意識して居心地が悪くなるだけだ。
湯船から見える視線と高さが同じで、つい目に入った翔璃の腰元にはそれなりに立派なモノがついてて、意識を逸らすハズがマジマジと見つめてしまう。
「なに、また欲しくなったの?」
「バカなのかな。違うに決まってんでしょ」
「なんだよ、違うのか」
ちょっと詰めてと言われるまま、翔璃は湯船に浸かって私を背後から抱き締めると、満足そうに鼻歌を歌い始める。
「ねえ。明日は仕事だから、もうそろそろ帰りたいんだけど」
「有給使えば良いのに」
「そういうことじゃなくて、もう私のこと解放して欲しいんだけど」
首を捻って振り返ると、不機嫌な顔をした翔璃と目が合う。
「ヤダ」
「うん、そうか。うん、なんでそうなるかな」
「束縛してくれないと相手が美都真じゃなくても、どっかでヤリたくなっちゃう」
「そっか。発情期か……いや、この関係はこの週末だけだよね?」
「ムリ。美都真抱いたら勃起のハードル上がっちゃった」
「そっか、私のせいか……いやなんなのそのハードル」
どうしようもなくて頭を抱える。
この暖簾に腕押しする感じが久々過ぎて、前までどうやって対処してたのか思い出せない。
「美都真が一緒に出掛けてくれたら、考えても良いよ」
「出掛ける? どこに」
「教えない」
「じゃあ行かない」
プイッと顔を背けると、冗談だよと抱き締められて、首筋に熱っぽいキスが降りてくると、せっかく体を洗ったのに、ねっとりしたキスのせいで脚の間が切なく疼く。
「一緒に行こ」
硬くなった昂りを押し当てられて、意味深に呟かれると、ゾワリと身体が震えて忍び込んできた指に抗えなかった。
そうして湯船でも翻弄されると、翔璃にまた火が付く前にシャワーを浴び直してさっさとバスルームを出て、下着のないまま借りたTシャツとパーカーを羽織る。
「服乾いてるよね」
「うん。乾燥機使ったし、アイロン使うなら用意するけど」
「じゃあ借りる」
面倒臭がりの翔璃を見越しておばさんが送ってきたという、大量の使われてない歯ブラシを一つ拝借して歯を磨くと、イタズラに足を撫でる翔璃の手を払い退ける。
体は怠いし眩暈もする。よく考えたらなにも食べずにベッドの中にこもってたことを思い出して、拒まない私も翔璃と似たようなモノだなと嘆息しながら頭を抱えた。
それから翔璃が焼いてくれたトーストを頬張ると、コーヒーを飲んでる間に翔璃がアイロンを掛けてくれた服に着替えて、手持ちのポーチでメイクを整える。
金曜に着てた服だから、洗濯したとはいえなんだか落ち着かないけど、着替えがないからこれを着るしかない。
そして何気なく翔璃を見ると、前髪を下ろしてラフにセットしたヘアスタイルに、チャコールのニットの上に黒いジャケットと、下にはアイボリーのチノパンを合わせてる。
悔しいけど、やっぱりカッコよくて思わず見惚れていると、キスしたいのかと揶揄う声に現実に引き戻される。
「んなワケないでしょ。それで、どこに行くかはまだ秘密なの」
「言ってもイイけど、男の子もヒミツが好きなんだよ」
「えっと、それは、私が引くような場所に行くって意味なのかな」
まさかまた懲りずにエッチなことを考えているのではないだろうかと、顔を引き攣らせて翔璃を見つめると、意外にも真剣な顔で私を見つめている視線と目が合う。
「買い物付き合って」
翔璃は私の手を掴んで指に唇を押し当てて紅い印をつける。チリッとしたその痛みに困惑して指を眺めていると、鈍いなと呟く声が聞こえた。
「出掛けようか」
「あ、うん」
しばらく指に残った熱を見つめて考えてみたけど、まさかそれが指輪を買うなんて意味だとは、店に着くまで気付きもしなかった。
だって十年ぶりに再会したばかりだし、大人になったお互いのことをなにも知らないのに、付き合うどころか、左手の薬指につける指輪だなんて現実離れしてる。
「ちょっと翔璃、本気なの」
「冗談でこんなとこ来ないでしょ」
人生で初めて足を踏み入れた高級ジュエラーの店内は、香水の香りがほのかに漂っていて、華やかな照明に照らされるショーケースの中に、高価なデザインリングがいくつも並んでいる。
「だって私、今の翔璃のことなにも知らないよ?」
「俺ね、お前はもう日本に帰って来ないと思ってた。それにいつか、諦めたりどうでも良くなる日が来る気がしてた。でも会っちゃったから」
「いや、会っちゃったって」
「ダメになったらなった時で良い。だけど美都真のこと抱けないのもうヤダ。俺、自分のこと誤魔化すのもう疲れたみたい」
「抱け……いや、そんな理由で指輪なんて買わなくても」
「また居なくならない? 俺ヤリ捨てされちゃうの」
ここがハイブランドの店内だというのに、翔璃は構う様子もなく私の腰を抱き寄せてお願いと呟く。
そんな顔をされてしまったら、ダメだなんて言えないし、翔璃の気持ちが本物なんじゃないとか思ってしまう。
「私はどこにも行かないよ」
「じゃあ俺のってマーキングしないとね」
ニッと笑うえくぼを見せられて結局根負けした私は、うっとり翔璃を見つめてから、ようやく店内のニヤニヤした空気に気付いて居住まいを正す。
「恥ずかしいからさっさと選ぼうか」
「俺の気持ちそんな軽い感じなの」
「そうだね、軽いよね」
「じゃあ重たいのしっかり選ぼ」
破顔した翔璃にドキドキさせられて、目を焼かれるほどの眩しさを感じながら、幾つか気になる物を実際に着けてみて、小一時間どれにするのか吟味して婚約指輪であろう指輪を選んだ。
店内の奥にあるラウンジで跪いた翔璃は、恥ずかしくて悶絶する私にはお構いなしに恭しく手を取ると、周りなんか目にも入ってない堂々とした様子で薬指に指輪をはめる。
「あ、聞かないで着けちゃった」
「うん、そうだね、しかもこんな公然の場でね」
「それはイイの。美都真は俺だけの子だから。で? 結婚してくれるよね」
「まさかそんな一足飛びする話だったかな。恥ずかしいし、とりあえずここではやめよっか」
まともに取り合うだけ疲れることを知ってる私は、だけどこの熱がいつまで続くのか不安も抱えてる。
出来ることならその熱が冷める日なんて来ないで欲しい。きっと久々の再会で感傷に湧き上がった一時的な劣情だと分かるだけに、そう願わずには居られなかった。
「おい、溺れてないか」
「ちょっと! 勝手に入って来ないでよ」
「今更だろ。散々お互い見せ合って愛し合ったのに、まだ恥ずかしいとか煽りでしかないわ。それにここ俺んちよ」
バスルームに入ってくるなり湯船に浸かる私を無視して、翔璃はシャワーを浴びて頭を洗い始める。
ベッドの中で何度も可愛いとか好きとか囁かれたけど、あくまで気持ち良く行為を進めるためのスパイスでしかないことも分かってる。
だけど初恋でハジメテを捧げた相手だし、大人になってダイエットも成功して、それなりに自分に自信もついたハズなのに、翔璃への恋心を拗らせてたことを自覚してしまった。
ぶくぶくと泡を立てて湯船に沈むと、可笑しそうに私を見つめる破顔した翔璃と目が合って、不覚にも心がドキンと跳ねる。
「ちっさい時も潜ってたな。ゴーグル要るか?」
「うっさいな」
「おお、反抗期だ」
今更幼い頃に一緒にお風呂に入ってたこととか思い出しても、変に意識して居心地が悪くなるだけだ。
湯船から見える視線と高さが同じで、つい目に入った翔璃の腰元にはそれなりに立派なモノがついてて、意識を逸らすハズがマジマジと見つめてしまう。
「なに、また欲しくなったの?」
「バカなのかな。違うに決まってんでしょ」
「なんだよ、違うのか」
ちょっと詰めてと言われるまま、翔璃は湯船に浸かって私を背後から抱き締めると、満足そうに鼻歌を歌い始める。
「ねえ。明日は仕事だから、もうそろそろ帰りたいんだけど」
「有給使えば良いのに」
「そういうことじゃなくて、もう私のこと解放して欲しいんだけど」
首を捻って振り返ると、不機嫌な顔をした翔璃と目が合う。
「ヤダ」
「うん、そうか。うん、なんでそうなるかな」
「束縛してくれないと相手が美都真じゃなくても、どっかでヤリたくなっちゃう」
「そっか。発情期か……いや、この関係はこの週末だけだよね?」
「ムリ。美都真抱いたら勃起のハードル上がっちゃった」
「そっか、私のせいか……いやなんなのそのハードル」
どうしようもなくて頭を抱える。
この暖簾に腕押しする感じが久々過ぎて、前までどうやって対処してたのか思い出せない。
「美都真が一緒に出掛けてくれたら、考えても良いよ」
「出掛ける? どこに」
「教えない」
「じゃあ行かない」
プイッと顔を背けると、冗談だよと抱き締められて、首筋に熱っぽいキスが降りてくると、せっかく体を洗ったのに、ねっとりしたキスのせいで脚の間が切なく疼く。
「一緒に行こ」
硬くなった昂りを押し当てられて、意味深に呟かれると、ゾワリと身体が震えて忍び込んできた指に抗えなかった。
そうして湯船でも翻弄されると、翔璃にまた火が付く前にシャワーを浴び直してさっさとバスルームを出て、下着のないまま借りたTシャツとパーカーを羽織る。
「服乾いてるよね」
「うん。乾燥機使ったし、アイロン使うなら用意するけど」
「じゃあ借りる」
面倒臭がりの翔璃を見越しておばさんが送ってきたという、大量の使われてない歯ブラシを一つ拝借して歯を磨くと、イタズラに足を撫でる翔璃の手を払い退ける。
体は怠いし眩暈もする。よく考えたらなにも食べずにベッドの中にこもってたことを思い出して、拒まない私も翔璃と似たようなモノだなと嘆息しながら頭を抱えた。
それから翔璃が焼いてくれたトーストを頬張ると、コーヒーを飲んでる間に翔璃がアイロンを掛けてくれた服に着替えて、手持ちのポーチでメイクを整える。
金曜に着てた服だから、洗濯したとはいえなんだか落ち着かないけど、着替えがないからこれを着るしかない。
そして何気なく翔璃を見ると、前髪を下ろしてラフにセットしたヘアスタイルに、チャコールのニットの上に黒いジャケットと、下にはアイボリーのチノパンを合わせてる。
悔しいけど、やっぱりカッコよくて思わず見惚れていると、キスしたいのかと揶揄う声に現実に引き戻される。
「んなワケないでしょ。それで、どこに行くかはまだ秘密なの」
「言ってもイイけど、男の子もヒミツが好きなんだよ」
「えっと、それは、私が引くような場所に行くって意味なのかな」
まさかまた懲りずにエッチなことを考えているのではないだろうかと、顔を引き攣らせて翔璃を見つめると、意外にも真剣な顔で私を見つめている視線と目が合う。
「買い物付き合って」
翔璃は私の手を掴んで指に唇を押し当てて紅い印をつける。チリッとしたその痛みに困惑して指を眺めていると、鈍いなと呟く声が聞こえた。
「出掛けようか」
「あ、うん」
しばらく指に残った熱を見つめて考えてみたけど、まさかそれが指輪を買うなんて意味だとは、店に着くまで気付きもしなかった。
だって十年ぶりに再会したばかりだし、大人になったお互いのことをなにも知らないのに、付き合うどころか、左手の薬指につける指輪だなんて現実離れしてる。
「ちょっと翔璃、本気なの」
「冗談でこんなとこ来ないでしょ」
人生で初めて足を踏み入れた高級ジュエラーの店内は、香水の香りがほのかに漂っていて、華やかな照明に照らされるショーケースの中に、高価なデザインリングがいくつも並んでいる。
「だって私、今の翔璃のことなにも知らないよ?」
「俺ね、お前はもう日本に帰って来ないと思ってた。それにいつか、諦めたりどうでも良くなる日が来る気がしてた。でも会っちゃったから」
「いや、会っちゃったって」
「ダメになったらなった時で良い。だけど美都真のこと抱けないのもうヤダ。俺、自分のこと誤魔化すのもう疲れたみたい」
「抱け……いや、そんな理由で指輪なんて買わなくても」
「また居なくならない? 俺ヤリ捨てされちゃうの」
ここがハイブランドの店内だというのに、翔璃は構う様子もなく私の腰を抱き寄せてお願いと呟く。
そんな顔をされてしまったら、ダメだなんて言えないし、翔璃の気持ちが本物なんじゃないとか思ってしまう。
「私はどこにも行かないよ」
「じゃあ俺のってマーキングしないとね」
ニッと笑うえくぼを見せられて結局根負けした私は、うっとり翔璃を見つめてから、ようやく店内のニヤニヤした空気に気付いて居住まいを正す。
「恥ずかしいからさっさと選ぼうか」
「俺の気持ちそんな軽い感じなの」
「そうだね、軽いよね」
「じゃあ重たいのしっかり選ぼ」
破顔した翔璃にドキドキさせられて、目を焼かれるほどの眩しさを感じながら、幾つか気になる物を実際に着けてみて、小一時間どれにするのか吟味して婚約指輪であろう指輪を選んだ。
店内の奥にあるラウンジで跪いた翔璃は、恥ずかしくて悶絶する私にはお構いなしに恭しく手を取ると、周りなんか目にも入ってない堂々とした様子で薬指に指輪をはめる。
「あ、聞かないで着けちゃった」
「うん、そうだね、しかもこんな公然の場でね」
「それはイイの。美都真は俺だけの子だから。で? 結婚してくれるよね」
「まさかそんな一足飛びする話だったかな。恥ずかしいし、とりあえずここではやめよっか」
まともに取り合うだけ疲れることを知ってる私は、だけどこの熱がいつまで続くのか不安も抱えてる。
出来ることならその熱が冷める日なんて来ないで欲しい。きっと久々の再会で感傷に湧き上がった一時的な劣情だと分かるだけに、そう願わずには居られなかった。
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