28 / 46
(28)強くなりたい
しおりを挟む
ルーシャは激しく反対したが、二人部屋を出ると知ったギルドメンバーからまた揶揄われないように、リルカはムゥダルの手を借りて元々使っていた個人部屋に寝台を運び入れた。
「お前本当に大丈夫なのか」
「またその話」
「なんだよその顔は」
寝台を設置し終えると、埃っぽい部屋の掃除をしながら、リルカはほうきの柄に手をついて顎を乗せ、うんざりしたように呟いて溜め息を吐く。
「ムゥダルはグリードと違って、クソオヤジより口うるさい」
「お前の父ちゃんと一緒にすんなよ。大体俺はまだ二十七だ。こんなセクシーでエロいお兄さんを捕まえて、オヤジ扱いすんな」
「そういうところがオッサン臭いんだよ」
掃除を再開すると、ルーシャと付き合うことに反対なのか、過度な心配をするムゥダルに、なにがそこまで心配なのかとリルカは首を傾げる。
グリードもそうだが、ルーシャがその生い立ちから色々と秘密を抱えていることがよほど気になるのか、それとも、その秘密全てを把握していなければ付き合うことが難しいのか。
ルーシャに近しい二人は事情を知っているようで、リルカはまだそれを知らないことにもどかしさを感じながら、掃除する手を動かす。
「ムゥダルに心配掛けたい訳じゃないけどさ、なんでそんなに心配するの。ルーシャはムゥダルみたいに派手に女遊びもしないし、男遊びしてる訳でもないよ」
「その手の心配をしてる訳じゃねえよ。そうじゃなくて、アイツからちゃんと話を……」
ムゥダルがそこまで言い掛けた瞬間、勢いよく部屋の扉が開いて、話題の張本人であるルーシャが満面の笑みを浮かべて飛び込んできた。
「仔犬ちゃあん、掃除手伝いに来たわよぉ。あらヤダ、ダーリンまだ居たの」
入ってくるなり掃除もせずに寝台に座り込むムゥダルを見つけて、不快さを隠そうともせずに、ルーシャがシッシと手首を払って出ていけと促す。
「俺を好きなのか鬱陶しいのか、どっちかややこしい言い方すんな」
「アタシに好かれて嬉しいクセにイヤねぇ。寝台運び入れたならもう出て行ってくれてイイのよ。後はアタシがやるからもうイイわ。はい、お邪魔虫は散った散った」
「お前マジでなんなの」
ムゥダルはその調子の良さに苦笑しながらも、ルーシャと二言、三言やり取りを交わすと、寝台の足元を拭くのに使った布を木桶に投げ入れて部屋を出て行った。
二人のやり取りに構わず浴室の床掃除に取り掛かっていたリルカは、部屋の扉が閉まる音を聞いた直後に、逞しい腕の中に閉じ込められてギョッとする。
「わっ、なに!」
「やっと二人っきりになれたわ」
「一瞬ムゥダルが血迷ったのかと思ったよ」
「イヤね、アタシが居るのにそんなことさせるワケないでしょ」
ルーシャはそう呟いてリルカの耳を食むと、そのまま身を屈めるように首筋に口付ける。
「ちょっとルーシャ、まだ片付けの途中だってば。邪魔しに来たなら帰ってよ」
「随分冷たいわね。アタシは一秒だってアナタと離れていたくないのに」
ルーシャが耳元に囁くと、リルカは正面を向いたまま顔を真っ赤にして体を強張らせる。
「なぁに、アタシに緊張してるの」
クッと喉を鳴らして揶揄うように、脇腹を撫で始めたルーシャの手を掴むと、リルカは思い出したように大きめの声を出す。
「グリードとムゥダルがね」
「ちょっと、アタシと居るのに他の男の名前出すなんて、随分酷いことするわね」
リルカを抱いていた腕を外すと、腕の中のリルカを反転させて向かい合うように肩を掴み、ルーシャは身を屈めて愛しい恋人の顔を覗き込む。
「ルーシャ、俺そんなに信用出来ないかな」
「どういうことかしら」
「まだ俺に話してないことあるんだよね。あの二人は当たり前みたいに知ってたし、ムゥダルもそれを心配してた。それにグリードは、心の準備もあるだろうけどルーシャから直接聞けって」
「……そう、二人がそんなことを」
ルーシャは困惑したような表情を浮かべると、リルカの髪を撫でてお節介なのよと苦笑する。
その顔を見れば、やはりまだリルカには打ち明けていない秘密を抱えているのは明らかだった。
「やっぱり俺には話せないの」
リルカはルーシャの手を取るとゆっくりと握り込み、不安を浮かべた顔で見上げると、変わらず困ったような複雑な表情のルーシャが、その頬に手を添えて親指を動かしてそっと撫でる。
「不安にさせたのね。ごめんなさいね、仔犬ちゃん」
呟くルーシャの様子から、やはり自分には話す気がないと悟ると、打ち明けてもらえない寂しさが、父マーベルのそれと重なってリルカを酷く悲しい気持ちにさせる。
自分如きでは、なんの力にもならないのだと。
血の繋がった家族ですら、手を差し伸べることが出来なかった。いや、伸ばしている手を見てはもらえなかった。
それを思い出してリルカが目に涙を溜めると、ルーシャは慌てたようにリルカを抱き寄せて、唇を寄せて涙を拭うように顔を覗き込む。
「ごめんなさいね。アタシが話をしないのは、アナタに嫌われたらどうしようかって不安が、まだどこかにあるからなの。決してアナタを信じてないワケじゃないのよ」
そう言って口付けるルーシャの様子に、リルカのことを傷付けたくないと言った言葉を思い出し、リルカは溢れそうになる不安の声を呑み込む。
この人は父とは違う。
リルカはなにも言わずに消えてしまったマーベルと、ルーシャを重ね合わせてしまっていたことを自覚すると、すぐに思い直してルーシャを力一杯抱き締める。
「だけど話してくれないとなにも出来ない。だからなんでも話せる相手だって思ってもらえるように、もっともっと強くなってみせるから」
「仔犬ちゃん……」
ギルドの中に居るから配慮しているのだろう、先ほどからリルカの名は呼ばずに、それでも愛しげにリルカの顔を覗き込んで唇を奪うルーシャと、貪るような激しいキスを交わす。
そのまま揉み合うように寝台に押し倒されてから、リルカは慌ててルーシャの胸を叩くと、掃除が途中なのを理由になんとかその腕の中から逃れる。
「埃っぽいから、ちゃんと掃除しないと」
「だからそんな意地貼らないで、アタシの部屋に来ればイイのに」
「そんなことしたら寝れなくなっちゃうでしょ」
「あら大胆。なにをそんなに期待してるのかしら。朝まで寝かせないで欲しいのかしら」
唇が弧を描いてまたキスを迫るルーシャを咄嗟に叩くと、リルカは慌てた様子で乱れかけた服を整えて、寝台から離れたところに逃げる。
「ちょっと、本当にだめだってば。今日は稽古もしたし汗いっぱいかいたし、この部屋まだ埃っぽいし。本当にやめて」
「仕方ないわね。分かったわ、じゃあ掃除の続きしなくちゃね。その後一緒に湯浴み済ませるわよ」
「は!? なんでそうなるの」
ルーシャの一言に顔を真っ赤にしたリルカを面白がるように、口角を上げて妖艶に微笑むとルーシャは掃除を再開した。
「お前本当に大丈夫なのか」
「またその話」
「なんだよその顔は」
寝台を設置し終えると、埃っぽい部屋の掃除をしながら、リルカはほうきの柄に手をついて顎を乗せ、うんざりしたように呟いて溜め息を吐く。
「ムゥダルはグリードと違って、クソオヤジより口うるさい」
「お前の父ちゃんと一緒にすんなよ。大体俺はまだ二十七だ。こんなセクシーでエロいお兄さんを捕まえて、オヤジ扱いすんな」
「そういうところがオッサン臭いんだよ」
掃除を再開すると、ルーシャと付き合うことに反対なのか、過度な心配をするムゥダルに、なにがそこまで心配なのかとリルカは首を傾げる。
グリードもそうだが、ルーシャがその生い立ちから色々と秘密を抱えていることがよほど気になるのか、それとも、その秘密全てを把握していなければ付き合うことが難しいのか。
ルーシャに近しい二人は事情を知っているようで、リルカはまだそれを知らないことにもどかしさを感じながら、掃除する手を動かす。
「ムゥダルに心配掛けたい訳じゃないけどさ、なんでそんなに心配するの。ルーシャはムゥダルみたいに派手に女遊びもしないし、男遊びしてる訳でもないよ」
「その手の心配をしてる訳じゃねえよ。そうじゃなくて、アイツからちゃんと話を……」
ムゥダルがそこまで言い掛けた瞬間、勢いよく部屋の扉が開いて、話題の張本人であるルーシャが満面の笑みを浮かべて飛び込んできた。
「仔犬ちゃあん、掃除手伝いに来たわよぉ。あらヤダ、ダーリンまだ居たの」
入ってくるなり掃除もせずに寝台に座り込むムゥダルを見つけて、不快さを隠そうともせずに、ルーシャがシッシと手首を払って出ていけと促す。
「俺を好きなのか鬱陶しいのか、どっちかややこしい言い方すんな」
「アタシに好かれて嬉しいクセにイヤねぇ。寝台運び入れたならもう出て行ってくれてイイのよ。後はアタシがやるからもうイイわ。はい、お邪魔虫は散った散った」
「お前マジでなんなの」
ムゥダルはその調子の良さに苦笑しながらも、ルーシャと二言、三言やり取りを交わすと、寝台の足元を拭くのに使った布を木桶に投げ入れて部屋を出て行った。
二人のやり取りに構わず浴室の床掃除に取り掛かっていたリルカは、部屋の扉が閉まる音を聞いた直後に、逞しい腕の中に閉じ込められてギョッとする。
「わっ、なに!」
「やっと二人っきりになれたわ」
「一瞬ムゥダルが血迷ったのかと思ったよ」
「イヤね、アタシが居るのにそんなことさせるワケないでしょ」
ルーシャはそう呟いてリルカの耳を食むと、そのまま身を屈めるように首筋に口付ける。
「ちょっとルーシャ、まだ片付けの途中だってば。邪魔しに来たなら帰ってよ」
「随分冷たいわね。アタシは一秒だってアナタと離れていたくないのに」
ルーシャが耳元に囁くと、リルカは正面を向いたまま顔を真っ赤にして体を強張らせる。
「なぁに、アタシに緊張してるの」
クッと喉を鳴らして揶揄うように、脇腹を撫で始めたルーシャの手を掴むと、リルカは思い出したように大きめの声を出す。
「グリードとムゥダルがね」
「ちょっと、アタシと居るのに他の男の名前出すなんて、随分酷いことするわね」
リルカを抱いていた腕を外すと、腕の中のリルカを反転させて向かい合うように肩を掴み、ルーシャは身を屈めて愛しい恋人の顔を覗き込む。
「ルーシャ、俺そんなに信用出来ないかな」
「どういうことかしら」
「まだ俺に話してないことあるんだよね。あの二人は当たり前みたいに知ってたし、ムゥダルもそれを心配してた。それにグリードは、心の準備もあるだろうけどルーシャから直接聞けって」
「……そう、二人がそんなことを」
ルーシャは困惑したような表情を浮かべると、リルカの髪を撫でてお節介なのよと苦笑する。
その顔を見れば、やはりまだリルカには打ち明けていない秘密を抱えているのは明らかだった。
「やっぱり俺には話せないの」
リルカはルーシャの手を取るとゆっくりと握り込み、不安を浮かべた顔で見上げると、変わらず困ったような複雑な表情のルーシャが、その頬に手を添えて親指を動かしてそっと撫でる。
「不安にさせたのね。ごめんなさいね、仔犬ちゃん」
呟くルーシャの様子から、やはり自分には話す気がないと悟ると、打ち明けてもらえない寂しさが、父マーベルのそれと重なってリルカを酷く悲しい気持ちにさせる。
自分如きでは、なんの力にもならないのだと。
血の繋がった家族ですら、手を差し伸べることが出来なかった。いや、伸ばしている手を見てはもらえなかった。
それを思い出してリルカが目に涙を溜めると、ルーシャは慌てたようにリルカを抱き寄せて、唇を寄せて涙を拭うように顔を覗き込む。
「ごめんなさいね。アタシが話をしないのは、アナタに嫌われたらどうしようかって不安が、まだどこかにあるからなの。決してアナタを信じてないワケじゃないのよ」
そう言って口付けるルーシャの様子に、リルカのことを傷付けたくないと言った言葉を思い出し、リルカは溢れそうになる不安の声を呑み込む。
この人は父とは違う。
リルカはなにも言わずに消えてしまったマーベルと、ルーシャを重ね合わせてしまっていたことを自覚すると、すぐに思い直してルーシャを力一杯抱き締める。
「だけど話してくれないとなにも出来ない。だからなんでも話せる相手だって思ってもらえるように、もっともっと強くなってみせるから」
「仔犬ちゃん……」
ギルドの中に居るから配慮しているのだろう、先ほどからリルカの名は呼ばずに、それでも愛しげにリルカの顔を覗き込んで唇を奪うルーシャと、貪るような激しいキスを交わす。
そのまま揉み合うように寝台に押し倒されてから、リルカは慌ててルーシャの胸を叩くと、掃除が途中なのを理由になんとかその腕の中から逃れる。
「埃っぽいから、ちゃんと掃除しないと」
「だからそんな意地貼らないで、アタシの部屋に来ればイイのに」
「そんなことしたら寝れなくなっちゃうでしょ」
「あら大胆。なにをそんなに期待してるのかしら。朝まで寝かせないで欲しいのかしら」
唇が弧を描いてまたキスを迫るルーシャを咄嗟に叩くと、リルカは慌てた様子で乱れかけた服を整えて、寝台から離れたところに逃げる。
「ちょっと、本当にだめだってば。今日は稽古もしたし汗いっぱいかいたし、この部屋まだ埃っぽいし。本当にやめて」
「仕方ないわね。分かったわ、じゃあ掃除の続きしなくちゃね。その後一緒に湯浴み済ませるわよ」
「は!? なんでそうなるの」
ルーシャの一言に顔を真っ赤にしたリルカを面白がるように、口角を上げて妖艶に微笑むとルーシャは掃除を再開した。
0
お気に入りに追加
139
あなたにおすすめの小説
ポンコツ女子は異世界で甘やかされる(R18ルート)
三ツ矢美咲
ファンタジー
投稿済み同タイトル小説の、ifルート・アナザーエンド・R18エピソード集。
各話タイトルの章を本編で読むと、より楽しめるかも。
第?章は前知識不要。
基本的にエロエロ。
本編がちょいちょい小難しい分、こっちはアホな話も書く予定。
一旦中断!詳細は近況を!
ヤクザの鉄砲玉が異世界に転移した話
せんりお
BL
病気の母の治療費を稼ぐためヤクザの鉄砲玉として生きていた廉の人生は、恩人を庇って21歳でその幕を閉じた。
……と、思っていたらひょっこり異世界に転移した結果生き残ってしまった。しかし生き残ったところでお金もなければ、知り合いもいないし、知識もない。異世界からやってきた人は国から大切に保護してもらえるらしいが、なにせ鉄砲玉なのでそんな生活は性に合わない。
やっとのことで騎士団に仕事を見つけたが、そこには破茶滅茶な上司がいた……。
無い物づくしの世界で、底辺から自力で幸せを掴むことは出来るのか。
鋼メンタルのチート無し主人公が、剣と魔法の世界でしぶとく生きていくお話。
不定期更新です。気長にお楽しみいただければ幸いです。
【完結】皮肉な結末に〝魔女〟は嗤いて〝死神〟は嘆き、そして人は〝悪魔〟へと変わる
某棒人間
ライト文芸
宝生高等学校に通う音無希津奈(おとなしきづな)は、その名前の通り〝絆〟を大事にする女子高生である。
彼女のクラスには二人の回夜がいる。回夜歩美(かいやあゆみ)と回夜光輝(かいやこうき)。二人は双子……という訳ではなく、親戚である。男の回夜光輝はクラスの、そして学校でも評判の美少年。対して女の回夜歩美はクラスでも特に友人もいない孤独な文学少女。
そんな二人をクラスメイトに持つ音無希津奈は、母親が最近になって木田という男性と再婚を考えているという事情があった。木田さんは悪い人ではない。だけど……。音無希津奈は煮え切らない自分の感情にバイト帰りフラフラと夜の街を散策する。そこに――
「こんばんは、音無さん。〝絆〟について、こんなお話を知っている?」
回夜歩美は微笑んで〝絆〟について語り、
「歩美には気を付けろ。あいつは……〝魔女〟だ」
後からやって来た回夜光輝は警告する。
そして――音無希津奈が所属する友人グループでも、変化が起きる。
これは……『回る夜を歩く者』を自称する〝魔女〟回夜歩美が遭遇する少女達のお話。皮肉の効いた、狂気に触れていく少女達の物語。
※表紙はpixivの【えむ】様よりお借り致しました(https://www.pixiv.net/users/23834991)。
■R4/8/13 24hポイントが9,514ptでライト文芸2位になりました。ありがとうございます。
……しかし何故? 完結してから三カ月くらい経っているのに、何故いきなり急上昇したのでしょうか?話分かる方いらっしゃいましたら、感想でお聞かせ下さい。
ドン引きするくらいエッチなわたしに年下の彼ができました
中七七三
恋愛
わたしっておかしいの?
小さいころからエッチなことが大好きだった。
そして、小学校のときに起こしてしまった事件。
「アナタ! 女の子なのになにしてるの!」
その母親の言葉が大人になっても頭から離れない。
エッチじゃいけないの?
でも、エッチは大好きなのに。
それでも……
わたしは、男の人と付き合えない――
だって、男の人がドン引きするぐらい
エッチだったから。
嫌われるのが怖いから。
ひとりぼっちだった隠れマゾおねえさんがショタたちにどろどろに堕とされる話
merrow
ファンタジー
物語はありません。週末更新。書き溜め済み。
押しと快楽に弱い隠れマゾ気質のおねえさんがおねだり上手なショタ3人組に迫られたり取り合いされたり
性的に甘やかされたりします。
暗い要素、痛みの描写、暴力的な描写等はありませんが
非合意から始まり一方的に振り回され身体から堕とされる話です。
苦手な方はご注意ください。
ハート喘ぎ、直接的な淫語表現(所謂モロ語)、人を選ぶ内容が含まれます。
タグや下記キーワードに目を通して苦手なものが含まれているか事前にご確認いただけると助かります。
3P/4P/犬プレイ/乳首クリップ/強制絶頂/快楽堕ち/淫語/言葉責め/物扱いする台詞
【BLR18】平凡な俺が男子校ではモテモテ☆男子校パラダイス【完結】
綺羅 メキ
BL
S教師×平凡ノンケ男子と先輩×ビッチ後輩(4Pあり)
男子校に転校して来たというのか親の知り合いの人が、その高校の関係者で男子校に転校する事になった神田司。
その高校は全寮制で親元から離れて生活する事になる。
転校して来た初日。
司は寮から学校にある職員室へと向かっていたのだが、司は極度の方向音痴で、校舎は校舎でも空き教室の方へと向かってしまっていたのだ。
そこで見かけたのは、涙を流して走り出して来る生徒。 そして走り去ったドアの所で心配そうに見つめる人物がいた。
流石に何かを悟った司だったのだが、その人物と会話していると教師だという事だ。
極度の方向音痴な司は時間を見ると、時間がヤバい! そこで思ったのは寧ろその教師と一緒に職員室へと向かうという事だ。 とりあえずその教師は司のクラスの教師だという事を知り、その後はその教師と教室へ……。
その後はクラスメイトになった吉岡未来(みらい)には色々と驚かされる司。
男の先輩と付き合ってるわぁ、その未来にセクハラはされるわぁ、寮に戻ると、その未来とは同室となる司。
そこには沢山もの◯◯の玩具があるのだ。
クラスメイトの未来には、そう言った意味でちょっかいを出される司。 教師にも狙われる。
そんな中でも付き合う事になる人物がいる。
普通に女子が好きだった司が、男子校に転校して来た事で自然と男子の事が気になって来てしまい、男と付き合う事になる。
男子校で起こるハラハラドキドキとしたハプニングや出来事が毎日のように起こるのだ。
今日もまた何が起こるのであろうか?
弁護士事務所で運命の相手と出会いました
波木真帆
BL
『ベルンシュトルフ ホールディングスシリーズ』
第二弾『不感症の僕が蕩けるほど愛されちゃってます』の吸収合併バージョンのお話です。
最初のあたりは上記作品とかぶっている部分は多々ありますが大幅に改稿していますので、お話が進むにつれて前作とは内容が変わっていきます。
詳しくは近況ボードをご覧ください。
<あらすじ>
上田法律事務所で働く小田切智は6年目の優秀な弁護士。
代表の上田先生が休暇中に、アポイントなしでやってきた北原暁の相談を受ける。
彼に一目惚れをした小田切は彼の心の傷を癒すためにまずは彼の抱えている問題の解決に乗り出す。
先輩弁護士とその他の協力者の力によってあっという間に問題を解決した小田切は彼を自宅に誘い、愛を伝える。
心に傷を持つ優秀な営業事務員と初めての一目惚れに戸惑いつつも絶対に落としてやると意気込む優秀な弁護士のイチャラブハッピーエンド小説です。
R18には※つけます。
【R18】お嫁さんスライム娘が、ショタお婿さんといちゃらぶ子作りする話
みやび
恋愛
タイトル通りのエロ小説です。
前話
【R18】通りかかったショタ冒険者に襲い掛かったスライム娘が、敗北して繁殖させられる話
https://www.alphapolis.co.jp/novel/902071521/384412801
ほかのエロ小説は「タイトル通りのエロ小説シリーズ」まで
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる