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(16)名のつかない感情
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イジュナルがルーシャとして〈レヴィアタン〉のギルドに戻ると、大きな寝台があるルーシャの私室には青褪めた顔で横たわるリルカの姿があった。
「ムゥダル、アンタがついていながら、どうして仔犬ちゃんが毒なんか食らったのよ」
ルーシャはリルカの髪を掬うように撫でると、振り返ってバツの悪そうな顔をするムゥダルを睨んだ。
「エアリアルの精度を上げたいって言うから、インデモニル程度ならと思ってクエストに連れてったんだ。でも近くに縄張りを構えたプッシェルが刺激されて湧いて来ちまってな」
「じゃあアンタがハエ叩きしてる最中、仔犬ちゃんは一人でインデモニルと交戦したワケね」
「俺が迂闊だった」
素直に反省するムゥダルに溜め息を吐くと、ルーシャは再びリルカに視線を向けて、青褪めた顔をそっと撫でる。
インデモニルは中型の骸獣で、脚力が強く身のこなしが素早く、慣れていなければ戦い方が難しい。加えて牙と爪から猛毒を出し、これを食らうと酷い場合は体に麻痺が残る。
リルカはどうやら喉元から肩口を負傷したらしく、傷口から毒の回りを確認するためか、当て布がされてない大きく開いた首筋に、幾つもの傷痕と鬱血痕を見つけてルーシャの心がチリッとざわつく。
「毒は傷口から吸って取り除いたのね」
「インデモニルの毒は回りやすいからな。その場で対処するならその方法しかないだろ」
この子は女の子でしょ、そう言いかけてルーシャはその言葉を呑み込んだ。
きっとリルカはムゥダルを信頼しているし、なにか事情があって男装して過ごしている。そして気を許したムゥダルだけがその事実を知っていて隠している。
言いようのないムカムカとした気持ちが迫り上がってくるが、それは変えようのない事実で、ルーシャが安易に暴くことではない気がした。
よく見て、そしてこの手で触れてしまえば、リルカの華奢で透き通るほど白い肌は、年頃の娘だと言われれば納得がいくものだ。
少女が女であることを隠し、大陸を渡って来るのに大それた理由がない訳がない。しかしそれを共有できないことに苛立つ自分が少し滑稽で、ルーシャは嘆息する。
「仔犬ちゃんはアタシが見てるわ。アンタはどうせご飯も食べてないんでしょ。少しゆっくりして来なさいよ」
「いや、それは」
「大丈夫よ、取って食ったりしやしないわよ。それともアタシじゃ看病も出来ないと思われてるのかしらね」
「いやそういうことじゃねえけどよ……分かったよ。でもこれだけは頼む」
「なによ」
「ルカがどんなに汗をかいても勝手に脱がせるな。コイツは体に大きな傷があって、それを気にしてる」
ムゥダルの言葉の真意を理解したルーシャは、しかしリルカが少女だと気付いてることを悟られないように、分かったと頷く。
「なにかあればすぐに呼ぶわ。イイから早くご飯食べて来なさいよ」
「分かったよ。じゃあルカのこと頼むな」
部屋の扉が閉まるのを確認すると、ルーシャは寝台の横に運んだ椅子に腰掛けて、改めてリルカの髪を掬うように撫でる。
窓から差し込むミヒテの光が反射して、キラキラと光るプラチナホワイトの髪は、細く滑らかで手触りが良く柔らかい。
「どうしてかしらね」
よく見れば分かるはずだった。けれどあの圧倒的な武を誇る戦闘を見せられて、リルカは少年なのだと思い込まされた。
小さな呻き声を上げて体を震わせるリルカに、水で絞った布を取り替えて額に置くと、首筋に残る痛々しい傷痕にそっと触れる。
傷痕をなぞるような鬱血痕は、毒を抜くためにムゥダルが付けたものだ。そう思うと覚えのないドス黒い感情がジワリと湧いてくる。
「仔犬ちゃん、アタシには打ち明けてくれないのね」
高熱のせいで滲んだ汗をそっと拭ってやると、心地良さそうに少しだけリルカの表情が和らいだ気がして、水で絞った布で傷痕を優しくなぞる。
「アタシはそんなに信用出来ないかしら」
小さく呟く声は、窓から吹き込んだ風の音に掻き消される。
しばらくするとムゥダルが食事から戻り、その手にはリルカのためだろう、蒸したトルネを香辛料で和えて潰した物と、マジュルの肉を塩漬けしたラティを挟んだオーテスを持っている。
「ルカの様子はどうだ」
机に皿を置き、ルーシャとは反対側の寝台のそばに腰掛けると、リルカの細い腕を掴んで脈拍を見て、少し安堵した表情を浮かべる。
「心配性ね。一時間も経ってないのに」
「慣れない土地で、なにもかも初めてのことが続いてたからな。あんまりにも勘が良いヤツだから、うっかりしてたぜ」
「そうかも知れないわね。仔犬ちゃんはまだ子どもでしょ。あれ、この子、歳は幾つだったかしら」
「確か十八だ」
「あらそうなの、もっと幼いかと思ってたわ」
あどけなさの残る寝顔を見つめて、ルーシャは驚いたように口元を押さえる。
「親が〈モゼリオ〉から借金してたらしくてな、それを踏み倒して蒸発ちまったそうだ。コイツも苦労してるんだよ」
寝具を掛け直すと、ルーシャと違い少し乱暴に、しかし親しげな手つきでリルカの頭を撫で、ムゥダルはそのままリルカの額に手を当てて、熱が下がってきていることに安堵する。
「そうなのね。じゃあ〈ストラヴァル〉で冒険者をしながら借金を返していくのかしら」
「どうだろうな。俺は食い扶持を紹介はしてやったけど、これからのことを決めるのはコイツ自身だからな」
「随分無責任なのね」
「そりゃそうだろ、こんなコブ付きじゃお姉ちゃん遊びもできねえからな」
「相変わらず節操なしね。そんなに乳やらデカいケツが良いのかしらね、まったく。そんなだったらアタシが仔犬ちゃん引き取ろうかしら」
ルーシャの言葉にムゥダルは意外そうな顔をして、珍しいなと驚いた顔を向ける。
「お前そんなにルカのこと気に入ったのか」
〈レヴィアタン〉はルーシャが取り仕切るようになってからは特に、新参者の冒険者を受け付けていない。
もちろん有能な人材であればその限りではないが、骸獣討伐以外にも、財宝探索という稀なクエストを主流にこなす上、自主的にではあるが、空を取り締まるような真似もしている。
それがあるから、生半可な心持ちの人材には乗組員としてやっていけない問題が多々発生する。
「仔犬ちゃんほどの人材だものね、セルゲイが手放すとは思えないけど、うちは大歓迎よ」
「本気かよ。驚いたな」
可笑しそうに肩を揺らすムゥダルだが、賛成するような言葉は口にしない。それはリルカが少女だからだろうかと、ルーシャの心はまたも小さな漣を立てる。
「お姉ちゃん遊びが出来なくて困ってるんなら、好都合だと思うけど」
「そりゃまあな。でも恩ある人から預かってるから無責任なことは出来ねえよ。分かるだろ」
暗に引き渡さないと答えるムゥダルに、迫り上がる不快感を覚えながら、ルーシャは汗を滲ませるリルカの首筋を拭う。
「じゃあアンタも〈レヴィアタン〉に戻れば良いのよ。セルゲイが納得しないなら、ベイルに口添えしてもらえば良いじゃない」
「おいおい、そんな大ごとにするつもりかよ。そもそもオッサンがセルゲイの兄貴とはいえ、アイツは隠居してだいぶ経つだろ。兄弟喧嘩させる気かよ」
「アタシはね、欲しい物は絶対手に入れなきゃ気が済まないの」
ルーシャは意味ありげに赤い唇で弧を描いた。
「ムゥダル、アンタがついていながら、どうして仔犬ちゃんが毒なんか食らったのよ」
ルーシャはリルカの髪を掬うように撫でると、振り返ってバツの悪そうな顔をするムゥダルを睨んだ。
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「じゃあアンタがハエ叩きしてる最中、仔犬ちゃんは一人でインデモニルと交戦したワケね」
「俺が迂闊だった」
素直に反省するムゥダルに溜め息を吐くと、ルーシャは再びリルカに視線を向けて、青褪めた顔をそっと撫でる。
インデモニルは中型の骸獣で、脚力が強く身のこなしが素早く、慣れていなければ戦い方が難しい。加えて牙と爪から猛毒を出し、これを食らうと酷い場合は体に麻痺が残る。
リルカはどうやら喉元から肩口を負傷したらしく、傷口から毒の回りを確認するためか、当て布がされてない大きく開いた首筋に、幾つもの傷痕と鬱血痕を見つけてルーシャの心がチリッとざわつく。
「毒は傷口から吸って取り除いたのね」
「インデモニルの毒は回りやすいからな。その場で対処するならその方法しかないだろ」
この子は女の子でしょ、そう言いかけてルーシャはその言葉を呑み込んだ。
きっとリルカはムゥダルを信頼しているし、なにか事情があって男装して過ごしている。そして気を許したムゥダルだけがその事実を知っていて隠している。
言いようのないムカムカとした気持ちが迫り上がってくるが、それは変えようのない事実で、ルーシャが安易に暴くことではない気がした。
よく見て、そしてこの手で触れてしまえば、リルカの華奢で透き通るほど白い肌は、年頃の娘だと言われれば納得がいくものだ。
少女が女であることを隠し、大陸を渡って来るのに大それた理由がない訳がない。しかしそれを共有できないことに苛立つ自分が少し滑稽で、ルーシャは嘆息する。
「仔犬ちゃんはアタシが見てるわ。アンタはどうせご飯も食べてないんでしょ。少しゆっくりして来なさいよ」
「いや、それは」
「大丈夫よ、取って食ったりしやしないわよ。それともアタシじゃ看病も出来ないと思われてるのかしらね」
「いやそういうことじゃねえけどよ……分かったよ。でもこれだけは頼む」
「なによ」
「ルカがどんなに汗をかいても勝手に脱がせるな。コイツは体に大きな傷があって、それを気にしてる」
ムゥダルの言葉の真意を理解したルーシャは、しかしリルカが少女だと気付いてることを悟られないように、分かったと頷く。
「なにかあればすぐに呼ぶわ。イイから早くご飯食べて来なさいよ」
「分かったよ。じゃあルカのこと頼むな」
部屋の扉が閉まるのを確認すると、ルーシャは寝台の横に運んだ椅子に腰掛けて、改めてリルカの髪を掬うように撫でる。
窓から差し込むミヒテの光が反射して、キラキラと光るプラチナホワイトの髪は、細く滑らかで手触りが良く柔らかい。
「どうしてかしらね」
よく見れば分かるはずだった。けれどあの圧倒的な武を誇る戦闘を見せられて、リルカは少年なのだと思い込まされた。
小さな呻き声を上げて体を震わせるリルカに、水で絞った布を取り替えて額に置くと、首筋に残る痛々しい傷痕にそっと触れる。
傷痕をなぞるような鬱血痕は、毒を抜くためにムゥダルが付けたものだ。そう思うと覚えのないドス黒い感情がジワリと湧いてくる。
「仔犬ちゃん、アタシには打ち明けてくれないのね」
高熱のせいで滲んだ汗をそっと拭ってやると、心地良さそうに少しだけリルカの表情が和らいだ気がして、水で絞った布で傷痕を優しくなぞる。
「アタシはそんなに信用出来ないかしら」
小さく呟く声は、窓から吹き込んだ風の音に掻き消される。
しばらくするとムゥダルが食事から戻り、その手にはリルカのためだろう、蒸したトルネを香辛料で和えて潰した物と、マジュルの肉を塩漬けしたラティを挟んだオーテスを持っている。
「ルカの様子はどうだ」
机に皿を置き、ルーシャとは反対側の寝台のそばに腰掛けると、リルカの細い腕を掴んで脈拍を見て、少し安堵した表情を浮かべる。
「心配性ね。一時間も経ってないのに」
「慣れない土地で、なにもかも初めてのことが続いてたからな。あんまりにも勘が良いヤツだから、うっかりしてたぜ」
「そうかも知れないわね。仔犬ちゃんはまだ子どもでしょ。あれ、この子、歳は幾つだったかしら」
「確か十八だ」
「あらそうなの、もっと幼いかと思ってたわ」
あどけなさの残る寝顔を見つめて、ルーシャは驚いたように口元を押さえる。
「親が〈モゼリオ〉から借金してたらしくてな、それを踏み倒して蒸発ちまったそうだ。コイツも苦労してるんだよ」
寝具を掛け直すと、ルーシャと違い少し乱暴に、しかし親しげな手つきでリルカの頭を撫で、ムゥダルはそのままリルカの額に手を当てて、熱が下がってきていることに安堵する。
「そうなのね。じゃあ〈ストラヴァル〉で冒険者をしながら借金を返していくのかしら」
「どうだろうな。俺は食い扶持を紹介はしてやったけど、これからのことを決めるのはコイツ自身だからな」
「随分無責任なのね」
「そりゃそうだろ、こんなコブ付きじゃお姉ちゃん遊びもできねえからな」
「相変わらず節操なしね。そんなに乳やらデカいケツが良いのかしらね、まったく。そんなだったらアタシが仔犬ちゃん引き取ろうかしら」
ルーシャの言葉にムゥダルは意外そうな顔をして、珍しいなと驚いた顔を向ける。
「お前そんなにルカのこと気に入ったのか」
〈レヴィアタン〉はルーシャが取り仕切るようになってからは特に、新参者の冒険者を受け付けていない。
もちろん有能な人材であればその限りではないが、骸獣討伐以外にも、財宝探索という稀なクエストを主流にこなす上、自主的にではあるが、空を取り締まるような真似もしている。
それがあるから、生半可な心持ちの人材には乗組員としてやっていけない問題が多々発生する。
「仔犬ちゃんほどの人材だものね、セルゲイが手放すとは思えないけど、うちは大歓迎よ」
「本気かよ。驚いたな」
可笑しそうに肩を揺らすムゥダルだが、賛成するような言葉は口にしない。それはリルカが少女だからだろうかと、ルーシャの心はまたも小さな漣を立てる。
「お姉ちゃん遊びが出来なくて困ってるんなら、好都合だと思うけど」
「そりゃまあな。でも恩ある人から預かってるから無責任なことは出来ねえよ。分かるだろ」
暗に引き渡さないと答えるムゥダルに、迫り上がる不快感を覚えながら、ルーシャは汗を滲ませるリルカの首筋を拭う。
「じゃあアンタも〈レヴィアタン〉に戻れば良いのよ。セルゲイが納得しないなら、ベイルに口添えしてもらえば良いじゃない」
「おいおい、そんな大ごとにするつもりかよ。そもそもオッサンがセルゲイの兄貴とはいえ、アイツは隠居してだいぶ経つだろ。兄弟喧嘩させる気かよ」
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