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一喝

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「それに…お前の中に出した私のアレも、風呂で掻き出してある…」

続けて、又グレンが、アシュから視線を逸らせたままボソボソと言った。

だが…

性に疎いアシュは、グレンとのセックスを思い出し顔が紅くなりながら、何故、精液を掻き出しをする必要があったのかと、又キョトンとした。

しかし…

激しいセックスの後、グレンが風呂で眠るアシュの後孔に指を入れて、グレンの精液を掻き出していたかと思うと…

アシュは、恥心で目眩がしそうだった。

グレンには、アシュの何もかも知られてしまったのだ。

身体の隅々から、後孔の中の色や触感まで。

それでも、どうしても、グレンがどうして王子自らアシュの世話をしたのか聞きたかった。

離宮には、世話人は何人もいる。

たかだか乳母の一人位、普通は世話人に任せるのが普通だった。

例え、アシュから母乳が出る事を回りに知られたくなくても、世話人に口止めすれば済む事だ。

思えば、セックスの後…

媚薬と疲労と睡魔で、アシュは意識混濁だったが、夢か現実かわからない優しい手が、アシュの体を風呂に入れてくれていた。

あの優しい手が夢でなければ…

グレンはアシュに愛や恋心は無くても、ほんの少しなら心配して気にかけてくれてる優しさがあるのでは無いか?

アシュは、一縷の望みのを求めるような思いで、グレンに尋ねた。

「何故?何故?グレン様自らが俺を風呂に入れてくださったんですか?」

その問にグレンが、アシュから目を逸したまま、暫く黙り体を硬直させた。

アシュからすればこんなグレン
は、グレンのかわいい寝顔と同じで又以外だった。

アシュが知っているグレンは、いつも逞しく、偉大で尊崇な神のようだからだ。

今はまるでグレンらしく無く、無言で戸惑っているかのようにも見えた。

アシュは、グレンに少しの優しさを期待した。

本当に、本当に…ほんの少しで、良かったのだ。

だが…

「お前は、私の乳母で私の持ち物と同じ所有物だ!その所有物に、誰か他の者が無駄に触り、ベタベタ手垢をつけられるのが不快だっただけだ!」

グレンは、アシュの目を見ないままそう言い放ち、冷たくベットから出た。

アシュはまだベットの上、上半身起き上がり、グレンの言葉に呆然としなからグレンの広い背中を見詰めた。

やはり…自分如きが、王子に少しでも情を向けて貰えるなんて、過ぎた願いだったと、アシュは肩を落とす。

そして、改めて、乳母の立場を降りたいと、グレンの背中に向け懇願し始める。

「グレン様…俺…の乳母の任を解いてくだ…」

しかし…

グレンは、その言葉を遮り、グレンが言い放った。

「許さん!お前はこれからも私の乳母として私に滋養薬として乳を差し出せ!そしてそれを隠してこの離宮で、私の愛人の内の一人だと偽り暮らせ!」

グレンの声が余りに尊大で寒々しくて、アシュは背中が震える。

それでも珍しく、アシュはかわいい顔に似合わず強く食い下がる。

「でも…でも!グレン様は、俺の話しを聞いて下さるとおっしゃいました!どうか、今から俺の話しを、乳母を降りたいこの気持ちを聞いて下さい!」

「許さん!」

グレンが雷が落ちた如く、大声で一喝した。

そしてグレンは、くるりとアシュの方を向くと、冷えた視線でアシュを見詰めて宣告した。

「アシュ…私は、気が変わったのだ…お前の話しは一切聞かない
し、乳母も辞めさせないし、お前はこの離宮から一歩も外に出る事も許さん!そして…」

グレンは、ベットの上のアシュに近寄り立ったまま、アシュの顎をグレンの右手人差し指で引き上げた。

アシュに触れるグレンの指先の温度が、本当に冷たい。

アシュが今思い出しても、昨日のあのセックスの最中は、グレンの体温はすごく…

ものすごく溶けてしまいそうな位熱かったのに。

そして、アシュを見詰めるグレンの視線と声が一層寒々しくなった。

更に、この後発せられたグレンの言葉は、それにふさわしかった。

「そして…アシュお前は、これから、私の許し無しに、自分の乳を絞る事も、射精する事も一切許さんからな!もし、私の許し無しにやった事が私にバレたら…その時は、それ相応の、それ相応の…罰を覚悟しろ…」

アシュは、グレンにより、母乳管理と射精管理を受け始める事になった。

母乳も、射精も、言わば生理的現象で、どうにも出来ない時があるのに…

余りに残酷な言葉なのに、何故か昨日グレンに散々精液を絞られたアシュの空っぽのくたっとしているペニスがプルンっと反応して、アシュの乳首も固くしこった。









































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