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中学生編

閑話 運転手柴田の手記1

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私の名前は柴田(しばた) 康二(こうじ)年齢は32歳。既婚、5年前に結婚した妻との間には去年女の子が誕生した。
ちなみにアルファであり嫁はオメガである。
運命の番ではないが、大学生の時に知り合った妻と7年もの交際期間を経て番となり結婚した。
家族仲はもちろん良好。

私は運良く『六浦ホールディングス』の社員となり、6年前三男大翔の付き人兼運転手となった。
基本業務は付き人兼運転手ではあるが他にも別件で対応することがままある。

出会った頃の大翔は溌剌とした子どもで、たまに悪戯もするような元気な普通の男の子だった。

利発そうな少年だったことは間違いなく、お付きになって早々に大翔に命じられたのは名前に様を付けないこと。それと2人きりで話す時は敬語も使わないこと。

「偉いのは父親であって僕ではない。」
「僕は柴田さんの事は外では敬称を付けない。それは六浦の者として周りの目があるから、そこは許して欲しい。」

そうはっきりと大翔が言った時は目を見開いた。
自分の立場に驕ることなく成長していく様を見れることが単純に嬉しかった。

六浦家のご兄弟は全員アルファである。
しかし誰一人として驕ることなく、自らの力で今の立場を築いているように思える。

それから中学に上がるまでは君付けで読んでいたが、中学2年になった頃背も伸び、大人びた彼のことをさん付けで呼ぶようになった。
ただし、人前でのみ。

家族しかいない場では呼び捨てにするよう今も言われている。
そもそも私も上品なタイプではないので、ものすごくありがたかった。

私が付き人となって1年が経ったある日事件が起きた。
大翔が同級生の女子からもらったお菓子を食べて倒れたのだ。
盛られたのはフェロモン用促進剤だった。
子供が手に入れられるものではない。親から入れるよう指示されたのは明らかであった。

犯人は六浦ホールディングスから罷免された元社員であった。
彼は経理課時代に横領を働き免職となり、収監された。
そして出所してすぐの犯行であった。

彼は再び収監されることとなり、実行した家族は離散。生涯六浦と関わることを禁じられた。


この事件の後大翔は目に見えて変わってしまった。
溌剌とした様子は消え、笑うことも少なくなった。
一度ポツリと零したのは「何を食べても美味しいと感じない。」と言う言葉だった。

それから数年、彼は将来六浦の仕事を支えるための勉強に打ち込むようになった。

彼の笑った顔を何年見ていないだろう。
もちろん笑顔が無いわけではない、ただ彼の笑顔は作られたものだった。

最近では影森の件もあってより一層眉間に皺を寄せる時間が長くなったように思う。



変化が起きたのは今年に入ってからだった。
私は別件で同行できなかった長男理人様との海外視察から帰ってきた日。

彼はお気に入りのコートにシミを作って帰ってきた。
だが、心なしか楽しそうにも見える。

「大翔、なんだか楽しそうだな。」
「ん?そう見える?さっき空港で面白い子に会ったんだ。」

ことの顛末を聞いたがどこが面白いのかはさっぱりわからなかった。

「すごく可愛い子だった。」

彼はそう言うと少しはにかんだ様に笑った。

翌日次男颯斗様のところへお土産を持っていくと言うので同行すると、颯斗様たちは出掛けられていたようで連絡を入れて30分ほど経った後戻っていらした。

颯斗様と番の礼央様。あとまだあどけないどこか少女にも見える雰囲気の男の子。

私は車内から伺うだけであったが、二言三言話された後その男の子だけがマンションを走って飛び出してきた。

それからすぐ後に追いかける様にして出てきた大翔は男の子に追いつくと、二、三話をしていた様だがすぐにその男の子がその場で崩れる様に倒れた。

男の子を横抱きにした大翔が電話をかけるとすぐに颯斗様達もマンションから飛び出してくる。
只ならぬ様子で車をその場に回し、病院へと走らせた。




病室を出た大翔は少し憔悴した様子だったが、男の子の成長期特有のフェロモン不順と疲労のせいだと聞かされたので安堵して帰宅することになった。

「…柴田。柴田のところは運命の番じゃないんだよな。」
「えぇ、私のところは普通に番いました。」
「うちは両親と颯斗の所が運命の番だ…。」
「ええ、そう伺ってますが…どうしました?」
「いや、運命の番ってどうやったらわかるんだろうな…。」

なんとなくだが、私にはあの子が自分の運命の番であってほしい。そう言っている様に聞こえた。


****


それから数ヶ月学校が始まった大翔は生徒会長となったこともあり、受験勉強にビジネスの視察や会食などが詰まっていて忙しい日々を過ごしていた。


あの後聞いた話によると、件の男の子は礼央様の母方の従兄弟で『芦屋 凛』というオメガの少年であることが分かった。
年齢は大翔と同い年。カナダにずっと住んでいて既に中学校卒業と同等のグレードを修了しているので国内の中学には編入していないらしい。


夏休みになり大翔は部活に入っていないので、少し自由な時間が持てる様になった。
その日も買い物に行くと言うので車をショッピングセンターに停めて、私は車内で待機となった。

1時間もしないうちに大翔が戻ってきたので、後部座席の扉を開けるため車外に出ると大翔に手を引かれてきたのはあの芦屋凛だった。
なにやら話しながらこちらに近づいてくるが…うーん…大翔の耳が赤い気がする。

何があったかはわからないが、とりあえず扉を開けて待機する。

「失礼します。」

芦屋凛はペコリと頭を下げて車内に乗り込む。
その後ろでは面白そうに大翔が笑っている。
それに気づいたのか恨めしそうな目で大翔を見るが、それに対しても笑っていた。

久しぶりにこんな楽しそうな姿見たな。

車内ではなにやら二人で時に言い合いながらも楽しそうに話をしている。
二人とも帝明高校を受験するのか、なるほどな。

礼央様のお店までは車で5分程度、その間に随分と打ち解けたような表情になっている。

店の前に車を横付けするとちょうど会社から別件での仕事の依頼が来ていた。

「俺も寄っていこうかな。」

大翔がそう言うので、一旦社に戻り再度迎えにくることを伝える。
バックミラーで二人の様子を確認すると、なぜか手を繋いでいるのが見えて思わず目を見開いてしまった。

なんで手繋いでるんだ?
もしかして…。

後で詳細は本人に確認しよう。
私は別件の仕事の内容を確認しため息をつくと車を走らせた。



****



今日の仕事はだいぶ骨が折れた。
影森の家が大翔の婚約者の座を狙って裏でコソコソしてるらしい事は把握している。

この夏休みもやたらと大翔を誘うべくあの高慢な娘が朝から騒いでいるが、大翔は一向に応じる気配がない。

影森は名家の分家にあたる家柄で、現在は六浦ホールディングスの末端の会社を任せている。
正直末席程度の存在なのだが本家と六浦が盟友の様な関係性であるのを、どうも自分たちもそうであると勘違いしている節がある。
ただ思っているだけであればどうってことない。
現在の当主は上昇志向が高いらしく、色々裏で画策してはどうにか現在の地位を上げるべく奮闘しているらしい。
ただ、尻尾を掴ませない狡猾さは多少あるので現在は泳がせている最中。
どうにも黙っていれば自滅しそうな感じではあるが、いわばこちらからすれば目の上のたんこぶ。

邪魔であることに変わりはない。尻尾さえ掴めばいつだって放逐する準備だけは整えてある。


しかし影森の娘もあんだけ袖にされてもめげないあの鋼のメンタルには参る。
何か考えがあるのか、それともなにも考えてないのか。

私個人の意見としたら後者だ。
ただのバカ女だとしか思っていない。



スマホが着信を知らせると大翔からのメールだった。

ーー礼央さんのところで晩御飯食べることになったから、迎えは20時ぐらいにして欲しいんだけど。ーー

珍しい。
あの事件以降、人の家でご飯を食べることなんて滅多にないのに。

ーーわかった。また会社出る頃連絡する。ーー

返信をするとすぐにOKのスタンプが送られてきた。

こう言うところを見ると大翔もまだ中学生なんだなと実感する。
優秀なトップレベルのアルファである大翔は見た目も中身も一般の中学生からすればかけ離れてると言える。

恵まれた体躯で顔の作りも年々男らしくなっていっている。
頭脳明晰で物腰は柔らかく、人当たりも良い。
護身術も会得しているし、見た事はないがスポーツも万能らしいので全てを兼ね備えている。
ただし、人前では。という注釈が必要だが。

家族や親しい人の前では若干口調も悪いし、意地も悪い。

そこも含めて大翔のことは可愛いと思えるほどに親愛の情がある。


19時過ぎ…もうすぐ迎えに行くか、会社から礼央様の店までは大体車で30分弱。
この時間だから少し混んでいるかもしれない。


20時ちょい過ぎ…やっぱり時間がかかった。
大翔に着いた旨連絡すると『了解』と連絡が返ってきた。

5~10分ほどして大翔が店から出てくるとやっぱり芦屋凛と手を繋いでいる。

だからなにがあったんだよ…。
早く詳細を聞きたくてしょうがないが、私も付き人兼運転手の端くれ絶対に表情には出さない。

後部座席の扉を開けて待っていると、芦屋凛のマンションに送って行くと言う。
で、その手…ずっと繋いでんだけど…?
いつまで繋いでるのかな?

芦屋凛もなんだか顔が赤いような…戸惑った様な表情だ。

運転席に戻ると、二人は何か話をしていた。
どうやら今日の晩御飯の話の様だ、礼央様が作ったわけではないのか。

「初めて美味しいと思った。」

大翔の言葉に運転しながらも驚いてしまった。
もちろん顔には出ていない。

あの事件の話を人にしている所をはじめて見た。
あの事件以降、六浦家ではその話題に触れるものは居なかったし大翔が自ら語ることもなかった。

人からの善意だと思っていたものが悪意であったこと、死に至る様な薬ではなかったもののあの事件は少なからず大翔の心にシミとして残っているのはわかっていた。

犯人が捕まっても、消えることのなかったシミ。
もしかしたら…この大人しそうな幼なげな少年が拭ってくれるかもしれない。

願わくばそうであってほしい。


バックミラーでチラリと2人の様子を盗み見る…。

って言うかずっと手握ったままだな…。
マセガキめ…。


芦屋凛の住んでいるマンションは六浦で扱っている単身オメガ専用マンションだ。
颯斗様と礼央様の計らいだろう。
ちなみにこのマンションの持ち主は颯斗様なのである程度自由にできるらしい。
今回も空いている部屋を使わせていると別の社員から聞いた気がする。

芦屋凛が車から降りたことを確認すると、大翔が後部座席の窓を開けた。

「凛…。」
「ん?」

バックミラーで様子を確認してみる…。

おでこにキスしたな…今…。

芦屋凛に目を向けると…あぁ、あれはなにが起きたか全然理解してないぞ?
そう思っていると顔がみるみるうちに真っ赤になっていく。

「おやすみ」と一言挨拶をして
大翔が出してくれと言うので車を発進させる。





「はぁ~。やばい…。」
「…。」
「可愛すぎる…。」

独り言にしてはでかいな…。

「ねぇ!康二さん!!!」
「なんだよ。」
「可愛くない?なにあれ…。」
「おい!運転席をガタガタ揺するな!」

運転中はやめなさい!ほんとに…。

「どうでも良いけど…大翔顔真っ赤だぞ。」
「当たり前じゃん…あんなこと…したことねぇし…。」

モゴモゴと顔を真っ赤にしながら俯いては、なにやら一人で喋ってる。

「はぁ…。引かれたかな…。」
「いやぁ、私から見れば驚いてはいたけど引いてはなかったような…。」
「なら良いんだけど…これで意識してくれるようになるかな…。」

大翔は深いため息をついて流れる車窓を見つめていた。


「あ!そうだ。康二さん、浴衣!」
「浴衣?」
「来週末花火大会あるだろ?礼央さんに手伝って欲しいって言われたんだけど。みんなで浴衣着ようってなって、俺が用意することにしたんだ。」
「なるほど、で、大翔は芦屋凛の浴衣を自分で用意したい。そう言うわけだな?」
「そうだけど。…なんでフルネームなんだよ。」
「なんとなく。語呂がいいから。」
「帰ったらでいいから、お店に連絡しておいてもらっていい?」
「わかった。」
「あぁ、何色が良いかな…青系も良いよね、メンズだとあんまり良いのないけど…白かなぁ…。」

こんなテンションが高くて楽しそうな大翔を見たのは何年ぶりだろうか。
いつもはもう少し大人ぶった喋り方をするのに。今日は年相応に見える。

もしかして…もしかするのかな…。
そんなことを思いながら車を走らせた。


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