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中学生編

8 花火大会【中編】

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「凛…大丈夫か?」
「ん?何が?」

朝礼央くんが用意してくれていたおにぎりと唐揚げと卵焼きが2階に用意されていたので、2人でお昼を摂りながら休憩していた。

2階の事務所兼更衣室は6畳二間でソファーとローテーブル、あと人をダメにするらしいビーズクッションなんかもある、テレビや小さめの冷蔵庫などの家電も置かれていて休憩室としてはものすごく充実している。

僕は2時間以上下駄で立ちっぱなしだったこともあって足が疲れてしまい、裸足を投げ出してソファーに座って冷蔵庫から出した麦茶を飲んでいる。

大翔は畳に直接胡座をかいて座りおにぎりを食べている。

「さっきから手握られたりしてただろ?」
「あー、間違って手を握ってくる人いるね。」
「…間違って?」
「んん?だって僕が「あれ?」って言うと「間違えました!」って言うから…間違えたんだと思ってたんだけど…?」

「お前まじかよ…。」

「んんん??違うの?」

なぜか大翔が項垂れて大きなため息をついた。
え?間違いじゃないの??だってみんなそう言ってたし。

「凛…あれは間違えてるんじゃない…ワザと凛の手を握ってんだよ。」
「ええ!!そうなの??なんで?」
「なんでって…お前…自分の容姿考えたらわかるだろ。」

ようし?容姿??
僕の見た目なんかおかしい?
別に普通の黒髪だし、目はまぁちょっと人より色素薄くて多少大きいかも…。肌は焼けない体質だから真っ白で体つきも貧相だし。
ってそもそも僕、男だし。


「そこからか…。」
「だって僕そんな可愛いわけでもないし、地味じゃない?そんな…わざわざ僕なんかの手握る?」

「…本気で言ってんのか…?」

「え?」

何故か大翔はさらに深いため息をして髪の毛をぐしゃぐしゃと掻きむしる。
ぐっと大翔が体ごと近づいてくると僕の両手を取った。

「…凛…お前は自分のこと地味だって言うけどな…。どこをどう見たって可愛いんだから自覚しろよ。」
「………。えっ!?」

可愛い…?誰が?僕が???
まさか、聞き間違いじゃ…。

「聞き間違いじゃないから。」
「ちょっ!…心読まないでよ!」

畳から腰を上げた大翔が僕の隣に腰をかけると、少しソファーの座面が沈んで大翔との距離がさらに近くなる。


「はぁ~ったく。なんでこんな無自覚なんだよ。」
「むむ?」
「黒髪はサラサラだし、顔も小さくて白いのに頬と唇は血色良くて、目も二重で丸くて大きい。それにこの瞳の色も…虹彩はヘーゼルと少し緑も入ってて…。」


大翔は僕の髪や顔を柔らかい手つきで撫でていく。
手のひらを添えて親指が確かめるようにゆっくりと頬を撫でる。
少し熱い手のひらがエアコンで冷えた肌を暖めてくれるみたいで気持ちいい。

「大きな丸みを帯びた目も、小さい小鼻も、唇はちょっと厚めで…そこら辺にいる女性より断然可愛い…。まじでこの浴衣にしなきゃよかったかもな…。」

と言うか、面と向かって言われるの…すごい恥ずかしい…。あと顔が近いです…。
ちょっと近すぎて恥ずかしいから後ろに仰け反りそうになる。

「凛…ほんと、自覚して…。めちゃくちゃ可愛いって。」
「そ、そんな…急に言われても…。」

ねぇ、もう可愛いって言うのやめてほしい…。
さっきからずっと心臓へんな音してるんだけど僕…。このまま行ったら不整脈で倒れるんじゃないかなってぐらい、心臓がうるさい。
そんな一気に可愛いって言われることなんてなかったし、そりゃ家族は言ってくれるけどそれって家族の贔屓目みたいなのがあるからだってずっと思ってたんだよね…。

急に自覚して気をつけろって言われてもなぁ…。
これって客観的に見てって事だよね…じゃあ、大翔はどう思ってるんだろ…。
今までいっぱい可愛い人や綺麗な人見てきたわけじゃん?


「…ひ…大翔も僕のこと可愛いって…思ってる?」


ん?

んん?

あれ??今僕なんか言いました?
違う!いや、、違わないけど!!
心の声が間違って口から出てしまっていたな?

あ、どうしようへんなこと言っちゃったな…。
なんだか僕の手を握る大翔の手に力が入ったような…気のせいかな?
そう、気のせいだよね?


「思ってる。」

「え…。」

「凛のことは…空港であった時から可愛いって思ってたし…。」
「空港の時から…。」

それって最初に会った時から?
そんな素振り全然なかったけど…。

「あの時より、今の方が可愛いって思ってるよ。
あの時は単純に見た目で可愛いって思ってたけど…。先週会ってから、見た目だけじゃなく中身も可愛いって思ったし。
ってか可愛いと思ってなければ、おでこにキスなんてしないよ。」
「ひぇ…。」

か、可愛いって言い過ぎでは…。
ちょっと…頭の中パンクしそうなんだけど…。
ってかおやすみのキスじゃなかったんだ…へぇ…そうか…そうなのか…。

「凛…?」
「う、う?」

名前を呼ばれて、大翔を見上げると真剣な目をした大翔がそこにいて…ついつい大翔の少し薄めの唇が目に入ってしまいドクドクと鼓動が早まった。

ど、どこ見ていいかわかんない。

視線を彷徨わせていると、頭の上で大翔が笑った気がした。
少し大翔の熱が近くなると前髪を避けるように大翔の手が動いて、再び僕のおでこに柔らかいものが触れた。
それがキスだと気づくのに時間はかからなかった。

「凛…顔真っ赤なんだけど。」
「う、うぅ…。」

繋がれていた手を離して顔を覆ってみるけど、すぐに大翔に外されてしまった。

「凛…わかった?」
「わ、わわわ、分かった…。」

「ほんとに?」
「ほ、ほんとに。」

「じゃあ、絶対知らない人にこんな顔見せないで。」
「こ、ここ、こんな顔ってなに…?」

「顔真っ赤にして涙目で、扇情的な顔…。」
「そ、そんな顔してない…。」
「してる。…もっと泣かせたくなる顔してる…。」
「ひ、ひろ…。」

今度は唇に柔らかいものが触れた。
少し乾いた大翔の唇が触れるだけのキスをする。

キスされてる…。

大翔の浴衣の隙間から甘く痺れる様な香りがする。
この香り…。
すごく好き。

甘くて少しパチュリの様な土を思わせる生々しい青の香り。
この香りに包まれているとすごくドキドキする。


「凛から甘い匂いがする。」

唇を離した大翔が首筋に鼻を寄せる。
僕からする弱い香りを確かめる様に。

「大翔の匂い…すごくいい匂いがする。」

この香り…どこかで嗅いだことある気がする。
もっと子供の頃。

甘くて蕩けそうな。
でも、頭に霞がかかった様にうまく思い出せない。

「凛…。」
「ん?」
「嫌じゃなかったか?」
「…?何が?」

「キス…。」

あ!匂いに気がいってて忘れそうになってた…。
僕今…ファーストキス…。

「い、いや…。」
「嫌?」
「ち、、、ちがう。嫌じゃ…ない。」

「ほんと?」
「うん…。」

僕が真っ赤になりながらコクコクと縦に頷くと、大翔は星が溢れたように笑った。

「よかった。」

大翔は僕の体を包む様にぎゅっと抱きしめた。
大翔の体、熱い。

僕はおずおずと大翔の背中に手を回そうと…。



「りーーーーん!ヒロくーーーん!休憩変わってーー!疲れたーーー!」


一階から礼央くんに大きな声で呼ばれたことで僕達は我に返ったように体を離した。

「う、うん!今戻る!!」

大翔と僕の間にできた隙間にエアコンで冷やされた風が通る。
顔を見合わせて二人で照れ笑いしながらお店へと戻った。



****


「もー!すごい人!あと柴田さんはめっちゃ優秀…。」

礼央くんは立ちっぱなしでかき氷を作って流石に疲労困憊状態。

「柴田さんも休んでください。僕と大翔で店番するんで…。」
「ありがとうございます。では10分ほど休憩頂きますね。」

「…別にもっと休んでてもいいぞ。」
「二人っきりなりたいからって邪魔者扱いは良くないと思うぞ。」

なにやら大翔と柴田さんがコソコソ話している。
柴田さんってすごく丁寧なんだけど、二人が話してるところ見ると結構砕けてる印象。

と言っても今日準備の時に少し話しただけで、会話らしい会話したことないんだけど。




「すみませーん。」
「あ、はいいらっしゃいませ!」
「はっ!りんたん!!!」
「へっ?」

あ、いつも来てくれる常連さんだった。

「はぁ~~今日の浴衣最高にかわいい!!!」
「あ、ありがとうございます。」

写真撮影をお願いされたので、ツーショットで撮ろうとすると断られてしまった。
えぇ…僕と写真撮るの嫌だったかな…。

「あぁああ!りんたんと一緒に撮るなんて烏滸がましすぎます!」
「モブはモブらしく空気になりたいだけなので!!!」
「か、可能であればお二人の写真を撮らせていただいても…。」

どうも常連さんは僕と大翔のツーショット写真が欲しかったらしい。
なんでだろう…。

「あ、も、もうちょっと寄ってもらって…。」
「うっ画面の中が天国だ…。」
「じゃ、じゃあ撮りますね!」

今度プリントアウトして持ってきてくれるらしい。楽しみだなぁ~。
するとぎゅっと大翔に肩を抱かれる。

「凛、俺がかき氷作るから注文と会計よろしくな。」
「うん。分かった。」

僕がにっこりと笑って答える。
よし!午後もお客さん多そうだし!礼央くん達がいない間頑張らないと!

「ヒェ…この一週間で何があったの…。」
「だんちの密着度…。」
「こ、これは捗るのでは…。」

はっ!気づいたらまた常連さんが拝みそうな感じになってる。
あっそう言えばまだオーダー取ってなかった。

「あ、すみません。ご注文何になさいますか?」
「そうでした、私マンゴーミルクで。」
「私は紅茶。」
「じゃあ私コーヒーミルクにしようかな…。」

「えっと…ミルクありの方は650円、無しの方は600円になります。」

お金を受け取って氷が出来上がるのを待つ。
ちょうど他のお客さんいなくてよかった。待たせちゃうところだった。

「推しが…作ってくれたかき氷を食べれるとは…。」
「私たち前世で相当徳を積んだのでは…。」
「「「前世に感謝…。」」」

結局3人は拝んでから帰っていった。
礼央くんがいなかったからまた後で来るって言ってくれてた。

1日に何個もかき氷食べて大丈夫かな…。

その後もお客さんは途切れる事なくやってきてなかなか盛況。
これなら来年かき氷の販売お店でできるんじゃないかなぁ~。

「凛、疲れてないか?」
「ううん、平気だよ!」

ちょうどお客さんが途切れたタイミングで水分補給用のスポーツドリンクを飲む。
屋外用のクーラーを置いてもらってるとはいえやっぱり動いていると暑い。

「なぁ、凛。」
「ん?」
「連絡先交換して。」
「え!あ、、うん。いいよ。ちょっと待ってね。」

僕は店内に置きっぱなしだったスマホを取りに急いで戻る。



「あ!大翔さん!ここにいらっしゃったの?」

甲高い声で大翔を呼ぶ声が聞こえたので店内から見ると、艶やかな浴衣を着た女性が店頭に立っている。
側にはお付きの人だろうか、少し人相の悪い黒のスーツを着た男が立っていた。

「影森さん…なんでここに。」

「やだわ、大翔さん亜里沙って呼んでって言ってるでしょ?」
「呼ぶ必要が無いので。」
「ひどーーい!わたくしと大翔さんの仲じゃない?」

「あなたとは顔見知り以外の関係はないと思いますが。」

「やだわ、仮にも婚約者に向かって。」
「婚約した覚えもなければ、今後予定もありませんが。」

婚約者??大翔って婚約者いたの?
いやでも今違うって言ってたな…。どう言うこと?

「そう言っていられるのも時間の問題よ!だって私とあなたは…。」
「特に用がないならお帰りいただけますか?」

物凄い塩対応…。
あんな大翔見たことない。
表情はここからじゃ見えないけど…。

中からこそこそと外の様子を伺っていると、女性の方と目が合ってしまった。

「あら、あちらの方は?」
「彼は関係ありません。」
「いいじゃないの紹介してよ。」
「必要ありません。」
「いいわ!私から聞くから!」

やばい、こっちにくる…。
彼女はこちらを睨みつける様にしながら店内に入ろうとこちらに足を向けた。

「凛さん、奥に行って下さい。」
「え?」

後ろから肩を抱かれたので驚いて振り向くと柴田さんが立っていた。
僕を隠す様に前に立つと、奥へ隠れる様にと指示をされたので、頭を下げてからキッチンに隠れた。

「影森様、本日はどの様な御用向きで?」
「あら、柴田もいたのね。」
「わたくし、大翔さんがこちらにいると伺ったので花火大会にご一緒できないかと思いまして。」
「大変申し訳ございませんが、本日予定がありますので了承致しかねます。」

「予定ってこのかき氷屋なんかを手伝うだけでしょ?わたくしが誘っているのよ?なぜ断るのかしら。」

すごい…自分に自信しかない人だ。
初めてこんな人に出会ったかも…。
でも礼央くんの店を"なんか"呼ばわりするなんて!…失礼な人だ。

「あと先ほど店内にいらした方にご挨拶しようと思いまして。」

「彼には今仕事を頼んでいますので、挨拶は辞退させて戴きます。」
「あら、わたくしが呼んでいるのよ?何故来ないの?」
「面白いことをおっしゃいますね。」
「別にわたくし面白い事なんて言ってませんけど。」
「彼はあなたの命令に従う義務は無いと思いますが?」
「わたくしは影森の人間よ?普通であれば従うのではなくって?」

なんか、逆に清々しいとさえ思ってしまう。
よくある漫画の悪役令嬢みたいだな…。
そんなことを思いながらキッチンから外の様子を伺うが、カウンターがあるので様子までは見えない。
声だけは聞こえてくるので聞き耳だけは立てたままキッチンとカウンターの間で しゃがみこむ。

「ここのカフェの経営をしているのがどなたかご存知ないのですか?」
「わたくしが知るわけないでしょ!」

「はぁ、ここは六浦家で経営をしている。兄の店だ。それがどう言うことかそれぐらいは分かるだろ。」

「…。」

「いいからもう帰ってくれないか。あなたと話すことは何もない。」

「くっ…行くわよ!木下!」
「はっ。」

帰ったみたいだ…。去り際までもテンプレのようだ…。
カウンターまで出て行って開いている扉から外を伺うと、大翔と柴田さんが大きめのため息を溢していた。


「まったく…。」
「やっぱあの女…バカなんですかね…。」

二人が何を言ってるかまでは聞こえなかったけど、何かを話してるみたいだな…出て行っても平気かな…。


「凛。」
「わっ!」

突然大翔がこっちを向いて呼ぶから、驚いて声が出てしまった…。
大翔が店内に入ってきて、僕の手を取り立ち上がらせる。

「すまないな。」
「いえ、僕は大丈夫だったけど…。」
「あの女のことは気にしなくていい。」
「う、うん。」

なにやら込み入った事情がありそうだ。
しゃがんでたせいで出来た浴衣のシワを大翔が手早く直してくれる。

「あの女は…まぁ、色々あってな…勝手に俺の婚約者だと名乗ってるみたいなんだ。」
「え?」
「実際は断っているし、今後も婚約者になることはない。」
「そ、そうなんだ。」

うーん。わかった様なわからなかった様な…。

「凛には誤解してほしくない。でもまだ言えることが少ないんだ、すまない。」
「ううん、だ、、大丈夫。」

「その時が来たらちゃんと言うから…待っていて欲しい。」
「う、うん。わかった。」



見上げた先に真剣な目をした大翔がいて、なんとなくさっきのキスを思い出してしまい僕は視線が定まらないまま頷くのだった。
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