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新生活
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春になり、入社してから初めて、会社に行くのが楽しいと思うようになっていました。主任の下で働くのは大変だったけど、みんなが目標を持って仕事に取り組んでいて、サポートしあいながら、お客様のために一生懸命に働くという、当たり前のことが出来るようになっていました。
ただ、心残りは、あれ以来、小谷さんと、もっと親しくなりたい。良かったら彼女になりたいという思いが告げられないでいたこと。それに、彼女でもないのに、なんで私なんかに、あそこまでしてくれたか?という疑問に対しての答えを知ることでした。
そんなある日、来年には結婚するという、隣で働く福岡先輩と食事に出かけました。しばらく雑談をしていると、唐突に、
「高橋さん、小谷さんのこと好き?」
「え?…好きというか…」
「わかるな~。私も、ずっと小谷さんと一緒に働いてるけど、好きだったときあったな」
「そうなんですか?」
「うん。仕事は厳しいけど、基本的にめちゃくちゃ優しいじゃん?そりゃ惚れるって」
「…です…よね」
私の思いがバレていたと思うと気恥ずかしさもあったけど、気づいてくれていた人がいることに、少し安心して、私は、この数ヶ月の疑問を口にしました。
「好きっていうのもあるんですけど、主任は、私には興味ないみたいで。まあ、仕方ないんですけど」
「でも、なんで、あそこまで助けてくれたのかな?って。下手したら、主任がクビになっても、おかしくないくらいだったので」
「たしかにね。組織改革は、ほぼ小谷さんの案って、最初は社内でも色々言われたし、社長もプライドが傷ついたというか、良い顔していないときもあったしね」
「…はい」
ただ、その答えは、直ぐには聞けず、しばらく、先輩の結婚の話や彼氏の話で盛り上がったあとでした。
「多分、妹さんのこともあるんだろうね?」
急に先輩の雰囲気が変わって、あまり飲まないと思っていた先輩が、またお酒のおかわりをしました。
「どういうことですか?」
「小谷さんの妹さん。自殺しちゃったんだよ。うちなんかと比較にならない大手広告代理店に努めていてさ。可愛くて自慢の妹さんだったんだよね」
「でも、ブラックもブラックでさ。毎晩遅くまで働くし、セクハラみたいなのもあったみたいで、鬱っぽくなって、一時期、小谷さんのマンションに住んでいたらしいんだけど」
「小谷さんも、その頃忙しくて、妹さんが鬱っぽいってわかってだけど、そこまで深刻に考えていなかったみたいで。ある日ね……」
「…え…」
「だから、誰かに責任を擦り付けるような職場じゃなくて、みんなでサポートしあえる環境を作りたいって。その頃かな?私も、小谷さん好きで、力になりたいって思ったけど、それこそ、興味もってもらえなくてね?」
苦笑いしながら、運ばれたサワーを口にしている先輩に何も言えずに、私は、その話を聞いているだけでした。
「あと、何となくだけど、高橋さん。妹さんに似てるかも。見た目は…高橋さんの方が可愛いけど。性格とか?」
「あ…いえ、そんな可愛くは…」
「暗い話になっちゃったね?まだ、結婚しても働くからさ、よろしくね?」
知らなかったことを聞いて動揺しながら、居酒屋を後にすると、私は自然と、主任のマンションに向かっていました。共有玄関から呼び出しをすれば、主任の声がしました。
「あの、近くで飲んでて。終電なくなちゃって、その…迷惑でなければ、泊めてもらえますか?」
「えー、あれほど注意したのに。仕方ないな…」
玄関があき、2度目の小谷さんの部屋にお邪魔しました。スウェットにTシャツ姿で、濡れたままの髪の毛は、お風呂上がりという感じでした。
「飲み過ぎるなって言ったじゃん」
「すみません。でも、福岡さんと結婚のお祝いで食事して、金曜日だしって、飲んでたら、こんな時間になちゃって」
「ああ、福岡さんか。おめでたいよね?まあ、じゃあ仕方ないか。でも、俺の家、ビジネスホテルじゃないからな。今度は、金取るぞ?」
「…あ、はい…」
しばらく、そんな雑談をして、冬服の準備がないというので、勝手に寝室から主任の大きめなパーカーを引っ張り出すと、それを部屋着にしていいか?と訪ねました。それで良ければという主任から承諾を得て、シャワー浴び、またリビングに戻れば、前回と同じようにソファーに並ぶように座って、ミネラルウォーターを飲みました。
長いと感じた沈黙の後で、私は口を開きました。
「あの、私、妹さんに似てますか?」
「ああ、福岡さんに聞いた?んー、どうだろ、似てないんじゃない?」
「私のほうが可愛いですか?」
「はははっ。いや、妹の方が可愛い」
「でもでも、絶対、私のほうが胸はありますよね?だって、ワンピース小さかったもん」
「ぷぷっ。いや、そうかもな?妹は、胸あるのか?ってくらいだったしね」
「やった」
そんな他愛もない会話をしましたが、すぐにまた、沈黙が流れました。
「あの、私は死なないです。というか、主任に、沢山サポートしてもらって、今、とっても充実して仕事できてます」
「…」
何かをじっくり考えていそうな主任を隣に感じながら、ようやく主任の口が開くと、
「そうだね。追い詰めるまでは仕事しなくていいからね。大変だけど、誰かサポートしてくれるから」
「わ…私は、主任にサポートしてもらいたいです!」
「今もしてるだろ?」
「そ、そうじゃなくて!…もうっ!」
片手でペットボトルを持つ、主任の手を自由にさせれば、両手を握って、膝がぶつかり合うように向かい合い、その手を、自分の胸の上に添えました。
「彼女として、仕事以外もサポートして欲しいです」
「高橋さん…ちょっと、酔っ払ってるじゃん」
「酔ってないです。だめ…ですか?魅力ない…ですか?」
「わかります。主任、真面目だから、好きでもない人と、そういうのできないって。でも、私は大好きです」
しばらく視線が重なり合ったまま、重苦しい空気がながれました。
「…好き…だよ?高橋さんのこと。まあ、妹のこともあったけど。でも、面接のときから、気になってたし…」
「え?」
「可愛いな?って…。まあ、だから受かるかは、俺が決めることじゃないから、わからないけど」
「…じゃあ…」
口から心臓が飛び出てしまうほどドキドキしながら、このときを逃さないようにと、私から唇を重ねました。主任も最初は戸惑っていたようだったけど、徐々に、それに応えてくれました。主任の手が優しく背中を撫でてくれる。温かい舌が私の口内で動いて、そのキスだけで、身体がふわふわしてしまうようでした。
そうして、長いキスをして、お互いに、また見つめ合うようになれば、ブラを着けずに被っていたパーカーを自分から脱ぎました。少し目立つ乳房を露わにすれば、主任がゆっくりと揉み上げてくれるように愛撫をしてくれました。
「高橋さん、あっち行こう…」
175cmちょっとの主任と、160cmの私。立ったままでも、お互いに無理なくキスが出来て、抱き合い、舌を絡め合いながら、移動するとベットに横たわらされました。そのままショーツを抜き去られて、一糸まとわぬ姿で、主任のベットに仰向けに寝転ぶと、主任も、上下脱いで裸りました。男らしい引き締まった体型にドキドキした感情のまま、視線を下半身に向ければ、股間はもう固くなっていました。
「主任…もう、おっきくなってる…」
「そりゃ…こんな可愛い、高橋さんの、綺麗な身体見たら、そうなるだろ?」
「嬉しい…けど、そんな、じっくり見ないでください。恥ずかしい…」
ゆっくりと覆いかぶさってくる主任の視線を感じれば、
「電気、消してください」
「面倒だからいや」
「仕事では、面倒とか言わないのに」
「綺麗な身体、ちゃんと見たいからね」
「…んっ…」
恥ずかしさで、心臓が飛び出てしまいそうでした。再びキスをされて、唇だけじゃなく、全身を主任の唇が触れます。秘部にキスされるころには、そこは十分過ぎるほどに濡れていました。
「あっあっ!んんっんっあっ…はぁはぁはぁ…んっんっ!」
大学時代。好きか嫌いかわからないけど、若さもあって、毎晩のように抱かれた身体だったけど、小谷さんとのそれは、初めての行為のようにドキドキして、気持ちよくて…直ぐに達してしまいそうでした。
ゴムがないけど、それを口にすると、今の雰囲気を壊してしまいそうで、私は、それを言わずに、主任の男根を受け入れました。『おっきい…うぅ…やばい…』入ったきたそれは、予想以上に大きくて、苦しいくらいでした。
「あっ!小谷さんっ…小谷さんっ!あっ…あっあっあんっ…あんっあああっ!あんっんんんっ!」
何度も腰が打ち立てられると、エッチな声が出てしまっていました。私、こんな声出すんだ?と自分でもびっくりするくらいの甘く切ない声が、あとからあとから溢れてしまって。
肌がぶつかり合う音、愛液が空気と混じり合って、くちゅくちゅと卑猥な水音が響き、主任の腰の動きに合わせて、ベットが軋みました。
「んっんんっ…あぁぁっ!だめっ…んっんっあっ!」
「いきそう…ですっ…」
「俺も…」
そう苦しそうに主任が言葉を発生すると、射精する瞬間に引き抜かれ、私の身体の上に、熱い精子が飛び散りました。その先は、胸へまで飛び散って、大量のそれが、下腹部で水たまりのようになり、ウエストから垂れ落ちそうになりました。
私は、
「汚れちゃう…」
と、自分の手で、それを拭いました。胸にも放たれたそれも、手で拭き上げるようにすれば、逆に塗りたくってしまうようになって、ティッシュを持ってきてくれた、主任には、自分で乳房に精子を塗っているように見えたのか、
「ちょっと、高橋さん。塗らなくていいから」
「え?あ…違いますよ。拭いてたの…」
「あ、そっか」
「あの…」
「ん?」
「主任、私の胸好きですか?いっぱい触ってくれたから」
「うーん。うん。好き。綺麗な胸は正義だからね?」
「私のじゃなくて?」
「高橋さんのだからに、決まってるじゃん?」
男女って不思議だ。一度、生まれたままの姿で、身体を重ねると、上司と部下とか、32歳と22歳と関係なく、ずっと前から知り合いだったかのような会話ができてしまう。そんな行為のあとの時間を主任の腕に抱かれるようにしながら、ベットの上でしていました。
「あの格好、ちょっとドキドキしました?」
部長に着せられた服のことを口にしてみると、
「んー。どうかな?でも、あんな奴らが見て良いものじゃない!って思ったかな?」
「ふふ…。話し方も、雰囲気も、仕事中と全然違う」
「そりゃ、そうだよ」
日曜日のお昼まで、小谷さんの家にお泊りして、私たちは、何度も身体を重ねました。こんな時間がずっと続いてほしいと思うくらいに、とても幸せな時間でした。
それから、主任のマンションや、私のマンションを行き来して、その度に、甘い時間を過ごしました。そんな日を過ごしていると、私の雰囲気も、これまでと変わったようで、職場でも、年上の友だちも増えて、生きてきた中で、一番幸せと思える時間を過ごせるようになっていました。
「あっあっああっ!だめっ、そんな…されたら、声聞こえちゃうっ!」
初めての温泉旅行。ずっとイチャイチャしながら、夜になると、自然に身体を重ねていました。私は、主任の上に跨るようにして、下から突き上げられていて、
「だめ、そしたら、可愛い、みなみが、こんなエッチって、バレちゃう」
「あっあっんっ!じゃあ、もっと…やさしくっ…んんっんっあっ!」
「でも、可愛すぎて、無理なんだもん」
「ばかっ!あっ…いっちゃう…あんっあっ!だめっ…いっちゃう、いっちゃうっ!」
「いいよ?みなみの、いく声聞かせて?」
「やだっ!あっああっ!いくっ…んんんんんんっ!ああぁっ!」
頭の先まで痺れるような快感の中で達しました。いつもと同じように、裸のまま腕枕に包まれて眠りにつけば、私は、結婚を望むようになっていました。このまま、ずっと、この人と一緒にいたい。主任も口にはしないけど、そう思っているように感じていました。
ただ、心残りは、あれ以来、小谷さんと、もっと親しくなりたい。良かったら彼女になりたいという思いが告げられないでいたこと。それに、彼女でもないのに、なんで私なんかに、あそこまでしてくれたか?という疑問に対しての答えを知ることでした。
そんなある日、来年には結婚するという、隣で働く福岡先輩と食事に出かけました。しばらく雑談をしていると、唐突に、
「高橋さん、小谷さんのこと好き?」
「え?…好きというか…」
「わかるな~。私も、ずっと小谷さんと一緒に働いてるけど、好きだったときあったな」
「そうなんですか?」
「うん。仕事は厳しいけど、基本的にめちゃくちゃ優しいじゃん?そりゃ惚れるって」
「…です…よね」
私の思いがバレていたと思うと気恥ずかしさもあったけど、気づいてくれていた人がいることに、少し安心して、私は、この数ヶ月の疑問を口にしました。
「好きっていうのもあるんですけど、主任は、私には興味ないみたいで。まあ、仕方ないんですけど」
「でも、なんで、あそこまで助けてくれたのかな?って。下手したら、主任がクビになっても、おかしくないくらいだったので」
「たしかにね。組織改革は、ほぼ小谷さんの案って、最初は社内でも色々言われたし、社長もプライドが傷ついたというか、良い顔していないときもあったしね」
「…はい」
ただ、その答えは、直ぐには聞けず、しばらく、先輩の結婚の話や彼氏の話で盛り上がったあとでした。
「多分、妹さんのこともあるんだろうね?」
急に先輩の雰囲気が変わって、あまり飲まないと思っていた先輩が、またお酒のおかわりをしました。
「どういうことですか?」
「小谷さんの妹さん。自殺しちゃったんだよ。うちなんかと比較にならない大手広告代理店に努めていてさ。可愛くて自慢の妹さんだったんだよね」
「でも、ブラックもブラックでさ。毎晩遅くまで働くし、セクハラみたいなのもあったみたいで、鬱っぽくなって、一時期、小谷さんのマンションに住んでいたらしいんだけど」
「小谷さんも、その頃忙しくて、妹さんが鬱っぽいってわかってだけど、そこまで深刻に考えていなかったみたいで。ある日ね……」
「…え…」
「だから、誰かに責任を擦り付けるような職場じゃなくて、みんなでサポートしあえる環境を作りたいって。その頃かな?私も、小谷さん好きで、力になりたいって思ったけど、それこそ、興味もってもらえなくてね?」
苦笑いしながら、運ばれたサワーを口にしている先輩に何も言えずに、私は、その話を聞いているだけでした。
「あと、何となくだけど、高橋さん。妹さんに似てるかも。見た目は…高橋さんの方が可愛いけど。性格とか?」
「あ…いえ、そんな可愛くは…」
「暗い話になっちゃったね?まだ、結婚しても働くからさ、よろしくね?」
知らなかったことを聞いて動揺しながら、居酒屋を後にすると、私は自然と、主任のマンションに向かっていました。共有玄関から呼び出しをすれば、主任の声がしました。
「あの、近くで飲んでて。終電なくなちゃって、その…迷惑でなければ、泊めてもらえますか?」
「えー、あれほど注意したのに。仕方ないな…」
玄関があき、2度目の小谷さんの部屋にお邪魔しました。スウェットにTシャツ姿で、濡れたままの髪の毛は、お風呂上がりという感じでした。
「飲み過ぎるなって言ったじゃん」
「すみません。でも、福岡さんと結婚のお祝いで食事して、金曜日だしって、飲んでたら、こんな時間になちゃって」
「ああ、福岡さんか。おめでたいよね?まあ、じゃあ仕方ないか。でも、俺の家、ビジネスホテルじゃないからな。今度は、金取るぞ?」
「…あ、はい…」
しばらく、そんな雑談をして、冬服の準備がないというので、勝手に寝室から主任の大きめなパーカーを引っ張り出すと、それを部屋着にしていいか?と訪ねました。それで良ければという主任から承諾を得て、シャワー浴び、またリビングに戻れば、前回と同じようにソファーに並ぶように座って、ミネラルウォーターを飲みました。
長いと感じた沈黙の後で、私は口を開きました。
「あの、私、妹さんに似てますか?」
「ああ、福岡さんに聞いた?んー、どうだろ、似てないんじゃない?」
「私のほうが可愛いですか?」
「はははっ。いや、妹の方が可愛い」
「でもでも、絶対、私のほうが胸はありますよね?だって、ワンピース小さかったもん」
「ぷぷっ。いや、そうかもな?妹は、胸あるのか?ってくらいだったしね」
「やった」
そんな他愛もない会話をしましたが、すぐにまた、沈黙が流れました。
「あの、私は死なないです。というか、主任に、沢山サポートしてもらって、今、とっても充実して仕事できてます」
「…」
何かをじっくり考えていそうな主任を隣に感じながら、ようやく主任の口が開くと、
「そうだね。追い詰めるまでは仕事しなくていいからね。大変だけど、誰かサポートしてくれるから」
「わ…私は、主任にサポートしてもらいたいです!」
「今もしてるだろ?」
「そ、そうじゃなくて!…もうっ!」
片手でペットボトルを持つ、主任の手を自由にさせれば、両手を握って、膝がぶつかり合うように向かい合い、その手を、自分の胸の上に添えました。
「彼女として、仕事以外もサポートして欲しいです」
「高橋さん…ちょっと、酔っ払ってるじゃん」
「酔ってないです。だめ…ですか?魅力ない…ですか?」
「わかります。主任、真面目だから、好きでもない人と、そういうのできないって。でも、私は大好きです」
しばらく視線が重なり合ったまま、重苦しい空気がながれました。
「…好き…だよ?高橋さんのこと。まあ、妹のこともあったけど。でも、面接のときから、気になってたし…」
「え?」
「可愛いな?って…。まあ、だから受かるかは、俺が決めることじゃないから、わからないけど」
「…じゃあ…」
口から心臓が飛び出てしまうほどドキドキしながら、このときを逃さないようにと、私から唇を重ねました。主任も最初は戸惑っていたようだったけど、徐々に、それに応えてくれました。主任の手が優しく背中を撫でてくれる。温かい舌が私の口内で動いて、そのキスだけで、身体がふわふわしてしまうようでした。
そうして、長いキスをして、お互いに、また見つめ合うようになれば、ブラを着けずに被っていたパーカーを自分から脱ぎました。少し目立つ乳房を露わにすれば、主任がゆっくりと揉み上げてくれるように愛撫をしてくれました。
「高橋さん、あっち行こう…」
175cmちょっとの主任と、160cmの私。立ったままでも、お互いに無理なくキスが出来て、抱き合い、舌を絡め合いながら、移動するとベットに横たわらされました。そのままショーツを抜き去られて、一糸まとわぬ姿で、主任のベットに仰向けに寝転ぶと、主任も、上下脱いで裸りました。男らしい引き締まった体型にドキドキした感情のまま、視線を下半身に向ければ、股間はもう固くなっていました。
「主任…もう、おっきくなってる…」
「そりゃ…こんな可愛い、高橋さんの、綺麗な身体見たら、そうなるだろ?」
「嬉しい…けど、そんな、じっくり見ないでください。恥ずかしい…」
ゆっくりと覆いかぶさってくる主任の視線を感じれば、
「電気、消してください」
「面倒だからいや」
「仕事では、面倒とか言わないのに」
「綺麗な身体、ちゃんと見たいからね」
「…んっ…」
恥ずかしさで、心臓が飛び出てしまいそうでした。再びキスをされて、唇だけじゃなく、全身を主任の唇が触れます。秘部にキスされるころには、そこは十分過ぎるほどに濡れていました。
「あっあっ!んんっんっあっ…はぁはぁはぁ…んっんっ!」
大学時代。好きか嫌いかわからないけど、若さもあって、毎晩のように抱かれた身体だったけど、小谷さんとのそれは、初めての行為のようにドキドキして、気持ちよくて…直ぐに達してしまいそうでした。
ゴムがないけど、それを口にすると、今の雰囲気を壊してしまいそうで、私は、それを言わずに、主任の男根を受け入れました。『おっきい…うぅ…やばい…』入ったきたそれは、予想以上に大きくて、苦しいくらいでした。
「あっ!小谷さんっ…小谷さんっ!あっ…あっあっあんっ…あんっあああっ!あんっんんんっ!」
何度も腰が打ち立てられると、エッチな声が出てしまっていました。私、こんな声出すんだ?と自分でもびっくりするくらいの甘く切ない声が、あとからあとから溢れてしまって。
肌がぶつかり合う音、愛液が空気と混じり合って、くちゅくちゅと卑猥な水音が響き、主任の腰の動きに合わせて、ベットが軋みました。
「んっんんっ…あぁぁっ!だめっ…んっんっあっ!」
「いきそう…ですっ…」
「俺も…」
そう苦しそうに主任が言葉を発生すると、射精する瞬間に引き抜かれ、私の身体の上に、熱い精子が飛び散りました。その先は、胸へまで飛び散って、大量のそれが、下腹部で水たまりのようになり、ウエストから垂れ落ちそうになりました。
私は、
「汚れちゃう…」
と、自分の手で、それを拭いました。胸にも放たれたそれも、手で拭き上げるようにすれば、逆に塗りたくってしまうようになって、ティッシュを持ってきてくれた、主任には、自分で乳房に精子を塗っているように見えたのか、
「ちょっと、高橋さん。塗らなくていいから」
「え?あ…違いますよ。拭いてたの…」
「あ、そっか」
「あの…」
「ん?」
「主任、私の胸好きですか?いっぱい触ってくれたから」
「うーん。うん。好き。綺麗な胸は正義だからね?」
「私のじゃなくて?」
「高橋さんのだからに、決まってるじゃん?」
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「あの格好、ちょっとドキドキしました?」
部長に着せられた服のことを口にしてみると、
「んー。どうかな?でも、あんな奴らが見て良いものじゃない!って思ったかな?」
「ふふ…。話し方も、雰囲気も、仕事中と全然違う」
「そりゃ、そうだよ」
日曜日のお昼まで、小谷さんの家にお泊りして、私たちは、何度も身体を重ねました。こんな時間がずっと続いてほしいと思うくらいに、とても幸せな時間でした。
それから、主任のマンションや、私のマンションを行き来して、その度に、甘い時間を過ごしました。そんな日を過ごしていると、私の雰囲気も、これまでと変わったようで、職場でも、年上の友だちも増えて、生きてきた中で、一番幸せと思える時間を過ごせるようになっていました。
「あっあっああっ!だめっ、そんな…されたら、声聞こえちゃうっ!」
初めての温泉旅行。ずっとイチャイチャしながら、夜になると、自然に身体を重ねていました。私は、主任の上に跨るようにして、下から突き上げられていて、
「だめ、そしたら、可愛い、みなみが、こんなエッチって、バレちゃう」
「あっあっんっ!じゃあ、もっと…やさしくっ…んんっんっあっ!」
「でも、可愛すぎて、無理なんだもん」
「ばかっ!あっ…いっちゃう…あんっあっ!だめっ…いっちゃう、いっちゃうっ!」
「いいよ?みなみの、いく声聞かせて?」
「やだっ!あっああっ!いくっ…んんんんんんっ!ああぁっ!」
頭の先まで痺れるような快感の中で達しました。いつもと同じように、裸のまま腕枕に包まれて眠りにつけば、私は、結婚を望むようになっていました。このまま、ずっと、この人と一緒にいたい。主任も口にはしないけど、そう思っているように感じていました。
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