上 下
14 / 20

【014】選択

しおりを挟む
 母さまは、事あるごとに勇者タリファを褒め称えた。

『彼はね、すごいのよー。剣一本、盾一枚だけを持って、魔王に挑んでいったの。怖くて強くて、誰も逆らえなかったのに。みんなは魔王を斃したことを褒めるけど、本当はね、タリファのすごいトコロはね、一番最初に魔王に立ち向かっていったことなのよ』

 シエラにとっては耳タコである。そりゃ幼い頃は童話のように目を輝かせて聞いていたが、それなりに育ってきて世の中のことも分かってくれば、さすがに聞き手でいるのも苦痛になる。

 ——いやスゴいよ? それは認める。でもさ、最終的には母さまを捨ててトンズラしたんだよね? 少しは勇者さまに対する恨みとか無いのかな。だが、母さまのにこやかな笑顔からはそれは感じられない。シエラはそれが少し不満であった。

 それが一周廻って、シエラの中に勇者に対する憧れが再発したのは、そろそろ成人になろうというお年頃になってからだった。

 シエラが十四の時に、父親が王位についた。はっきり言って父親を、父親だと思ったことは無い。疎遠だった。シエラは母さまの元で育ったが、父親は年に数回しか会いに来なかった。

 物心ついた時からそうだったから最初は疑問に思わなかったが、思春期になる頃にはさすがにおかしいと思い始めた。母さまの住まいは離宮で、それが体の良い別居であることにも気づいた。

 まあ、父親の気持ちも分からない訳ではない。この二人の結婚は、お互いの意に沿わないものなのだから。世間的に見れば、侯爵家の次男である父親は玉の輿とみられるだろうが、あの母さまである。タリファらぶ。それは、別居するかもなあぐらいにはシエラは理解している。

 でも。だからこそ。どうしても許せないこともある。

 父親は、シエラが成人するのと同時に婚約者を連れてきた。父親はシエラに「結婚相手だ」とだけ告げた。

 それに対し、シエラは原文ママでこう返した。

「え? いきなり何言ってんのこの人? 何の根回しも無しでいきなり政略結婚の話とか。は、手際が悪くて話になりませんわ」

 シエラの中に渦巻いていた不満が一気に爆発したのだ。政略結婚でイヤな思いをしたであろう人間が、それを、何の相談も連絡も無しに行うその無神経さに、シエラの父親に対する好感度がついにマイナス値へと達した瞬間だった。

 一応はお淑やかな王女を演じていたシエラの豹変に、父親と婚約者は目を丸くしていた。

 そして、先代国王が発した「桜炎の魔王を斃した者に王女を娶らせる」という誓約を盾にして、シエラは出奔した。

 母さまはもう亡くなり、父親はあんな有様。シエラの心の中に残っていたのは、母さまがとつとつと語ってい勇者タリファへの憧憬だけだった。

(……ああ、こいつが勇者かあ……)

 タリファと——セレドと出会った時、がっかりしなかったと言えば嘘になる。そりゃ生きていれば父親と同年代、白馬の王子を期待していた訳じゃない。でもなんというか……もうちょっと覇気のある人間を想像していた。

 シエラにとって勇者とは、強い意志の具現者だ。魔王を斃すほどの実力の持ち主、それはそう。でも母さまが語った、母さまが愛した勇者とは、恐怖に負けずに先頭に立って走っていける人間のことだった。

 セレドは、真逆とまでは言わないが、彼には意志の強さは感じなかった。どちらかといえば遠巻きに事態を見ていて、耳を引っ張ってやらないとずっとそのまま壁の花になっている。そんな人物だ。腕は立つ。でもそれと精神が釣り合っていない。

 なるほど。しばらく行動を共にして見て、シエラは納得した。母さまを捨てて逃げ出すのも道理だ。セレドはきっと、母さまの愛の重さに怯んで逃げ出したのだ。魔王を斃す実力と勇気はあっても、人の思いを受け止める心の強さがなかったのだ。

『簡単には殺さないわ。アンタを——結婚という地獄に落として、じっくりと苦しめてあげるわ』

 だからシエラは、セレドを鍛えることにした。セレドは勇者なのだ。貴人に貴人としての責務がある様に、勇者にも勇者としての責務があるのだ。

 セレドは今まで二十年間、その責務から逃げていたのかも知れないが、そうは問屋が卸さない。母さまに成り代わり、この私がセレドを本物の勇者にしてみせる。

 シエラは内心、そう誓っていたのだ。


 —— ※ —— ※ ——


「——はっ?!」

 シエラは目を覚ました。固いベッドに横たわっている。日は出ているが、空気は薄ら寒い。それでも彼女が汗だくなのは、悪夢を見ていたからだ。

 のそりと上体を起こし、包帯の巻かれた手で顔を拭う。酷い夢を見た。どんな夢だったのだろうか……だが夢の内容は思い出せない。しかし、そんな悪夢を見た理由だけは分かっている。

 窓の外を見ると、雪化粧した北の山脈が高くそびえている。ここはその麓の小さな村だ。何かあった時にはここに集合する手筈になっていた。

 魔竜の谷から逃げ出して、あれから三日になる。シエラは待っていた。……誰を? その白い肌の眉間に皺が寄る。

「おはよう」
「おはよう。……酷い顔だな」

 シエラが投宿していたのは、村唯一の宿屋兼食堂だった。食堂には老魔術師のビスケーが一人で朝食を摂っていた。シエラがぼさついた髪を撫で、対面に座るとパンとシチューが運ばれてきた。王都の食堂とは違ってメニューはこれしかないからだ。

 食欲はしないが、食べないと身体が持たない。その使命感だけでシエラはパンを囓る。ちらりとビスケーを見るが、特に変わった様子も無い。いつも通りの穏やかな表情。それがシエラをちょっと苛立たせる。こいつは、何とも思っていないのか……。

「谷の様子は、どうだった……?」
「酷い有様だな。もう入口付近は完全に氷の破片で埋まっている。あれでは、偽勇者たちも出るのに一苦労だろう」
「別に、偽勇者なんでどうでもいい……!」

 シエラは少し強い語気で言葉を発した。それに少し驚いたビスケーだったが、シエラ自身はもっと驚いていた。自分の声の大きさに目を丸くし、バツが悪そうに再びパンを囓る。

「セレドのことが心配なのか?」
「そりゃ、そうでしょ……な、仲間なんだから」
「まあ覚悟はしておいた方が良い」
「……随分あっさりと言うわね。悲しくないの? 仲間なんじゃないの?」

 シエラはビスケーを睨む。ああ、そっか。私は、ビスケーの妙に冷静な態度が気に入らないんだ。

 しかしビスケーは、ちょっとだけ困った表情を浮かべて告げる。

「まあセレドも私も年寄りだからね。こんなことがあってもなくても、いつ死んでもおかしくないお年頃なのさ。だから覚悟は出来ている。いや出来ているというのは少し違うかな。そういうものだと受け入れる準備が出来た、というべきかな」
「それは……! よく分からない」
「そうだろうとも。お前さんはまだ若い。そのうち、分かる様になるさ」
「でも……残される人間は、誰が死んだって悲しいと思う」

 だから母さまは、勇者タリファが死んでいるかも知れないとは、ついに言わなかった。

「そうだね。誰かが死ぬのは悲しいことだ」

 そっと目を閉じ、ビスケーはそうとだけ告げた。

 シエラは結局、シチューには手を付けなかった。


 —— ※ —— ※ ——


 バレンシアは村の外れに居た。村から見て、少し小高くなった丘の影に墓所があった。墓所といっても取り立てて何も無い。墓標が並んでいるだけの質素な墓所だ。

「……」

 バレンシアは虚ろな目をして、真新しい三つの墓標の前に立っていた。ドウロ、ベティカ、ノルテ。墓の主は埋葬されていない。あの崩壊した谷から死体を運ぶことは事実上不可能だ。だから村人に頼んで、墓標だけ立てさせてもらったのだ。

 シエラはじっとその様子を背後から眺めている。日が高くなってきた。長く伸びてバレンシアに触れていた墓標の影も、今は短くなって彼から離れている。それでもバレンシアは立ち尽くしていた。

 白銀の勇者——バレンシアは「勇者」ではなかった。よくもまあ今までバレなかったものだと、シエラは逆に感心していた。少なくとも周囲をそうだと納得させるだけの実績を立てていたのだから、むしろ大したものである。

(……そうだ、そうなんだよな。「勇者」だからといって「勇者」だとは限らない……)

 シエラは改めてその事実を実感している。

 闘気と魔力の同時使用という、類い希なる能力を持つ存在としての「勇者」。

 人々の希望として、時に先頭に立ち、時に奮い立たせる概念としての「勇者」。

 それは本来、丸っきり別物なのだ。勇者としての力を持つからといって、勇気があるとは限らない。勇気があるからといって、魔王を斃せる才能があるとは限らない。その二人を兼ね備えた者が本来の「勇者」であり、そしてそれはきっと幸せなことなのだろう。

 バレンシアには勇気があったが、才能は無かった。

 そして多分……セレドには、タリファには才能はあったが、勇気が無かった。

「……ああ……」

 シエラの碧い瞳からは、一筋の涙が零れていた。

 きっとシエラは、自分がキライな父親と同じ事をしていたのだ。シエラには王族としての血筋は引いていたが、きっとその自覚が無い。だから政略結婚に反発して出奔した。

 その自分が、セレドに同じ事をしていた。勇者としての才能を持っているからといって、勇者としての立ち振る舞いを彼に求めたのだ。それはたぶんキライな父親と同じ行動で、それに気がついた時、シエラは心底自分が嫌いになった。そのせいでセレドは死んでしまったのだ……。

 憬れとという幼い感情で、一人の人間を死に追いやったのだ。

 そして。

 シエラは涙を拭った。唇を一文字に締め上げる。

 彼女はバレンシアの目の前に立った。バレンシアの視線は相変わらず虚ろで、その焦点は目の前に立ったシエラには定まっていない。それでもシエラは口を開いた。

「これから、どうするの?」
「……これから……?」
「そう、これから。まさかアンタ、そのまま終わりにする気じゃ無いでしょうね」

 シエラの強い視線が、バレンシアのそれに映り込む。少しだけ、バレンシアの視線がシエラに注がれる。が、それもすぐに消える。

「……もう……出来ることは、ないよ……」

 ぱん。

 音がした。

 バレンシアの頬を、シエラがはたいていた。赤い手形がつくぐらい強く。そしてはたいたシエラも苦痛の表情を浮かべる。シエラの手はバレンシアの肉体を叩き、そして自身の心を叩いていた。

「アンタが何で勇者をやろうとしたのかは知らないけどさ……最後まで責任は持ちなよ」
「……責任……?」
「そうだ。アンタ勇者なんだろ?! 勇者を名乗ったんだろ? 誰かがそれに期待したんだろ? 仲間が居たんだろ? 協力してくれたんだろ? ——だったらもう、アンタの人生はアンタ一人だけのもんじゃないんだよ」

 シエラはバレンシアの胸をどんと突く。

「選べよ、ここで! 逃げ出すか、それとも夢見せた責任を取るか! どっちでも構わない。でも、選ばないのは許さない!」

 何が彼の心に届いたのか。バレンシアの表情に急速に生気が戻り始める。彼は墓標と空とを見つめ、そして大きく息を吐いた。

「そう……そうだね。まだ私は、生きているんだから……」
「どっちの名で呼ぶ? 白銀の勇者? それともバレンシア?」
「今はただのバレンシアだ。——魔王を斃した時、改めて白銀の勇者と呼んで欲しいな」
「分かったわ、バレンシア」

 シエラはバレンシアはこつんと拳を合わせた。


 —— ※ —— ※ ——


 墓所を望む丘の上で、ビスケーは待っていた。シエラが丘を登ってくる。

「覗き見とは趣味が悪いわ」
「ほっほほ。人間観察が私の趣味なのでね。そこはご容赦いただきたいね」
「いいわよ。協力してくれるなら」
「それは別に構わないが……魔王討伐か? 果たして間に合うかどうか」
「でもそうしないと白銀の勇者様は王女様と結ばれないし、陛下に私たちの結婚の見届け人もしてもらえないしね」
「なんだ、まだ諦めてなかったのか」
「そりゃ。それぐらいしか、もう出来ることないし」

 シエラは自嘲気味に笑う。少し弱気にも見えるが、瞳の奥には硬い意思が感じられて、ビスケーはそれ以上何も言わなかった。

「……セレドはさ、何を求めていたんだと思う?」
「求めていたとは?」
「セレドが母さまに求めていたのは、何なのかなあって」
「んー、平穏な生活とか? どうだろうな、そういえば本人からは聞いたことがなかったな」
「そっか」

 シエラはくるりと振り向いた。出会った時より少し伸びた金髪が翻る。

 そして少し大人びた笑顔を浮かべた。




「いつか聞けるといいな」



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

月が導く異世界道中extra

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  こちらは月が導く異世界道中番外編になります。

男女比1:10000の貞操逆転世界に転生したんだが、俺だけ前の世界のインターネットにアクセスできるようなので美少女配信者グループを作る

電脳ピエロ
恋愛
男女比1:10000の世界で生きる主人公、新田 純。 女性に襲われる恐怖から引きこもっていた彼はあるとき思い出す。自分が転生者であり、ここが貞操の逆転した世界だということを。 「そうだ……俺は女神様からもらったチートで前にいた世界のネットにアクセスできるはず」 純は彼が元いた世界のインターネットにアクセスできる能力を授かったことを思い出す。そのとき純はあることを閃いた。 「もしも、この世界の美少女たちで配信者グループを作って、俺が元いた世界のネットで配信をしたら……」

【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜【毎日更新】

墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。 主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。 異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……? 召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。 明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。

妻がエロくて死にそうです

菅野鵜野
大衆娯楽
うだつの上がらないサラリーマンの士郎。だが、一つだけ自慢がある。 美しい妻、美佐子だ。同じ会社の上司にして、できる女で、日本人離れしたプロポーションを持つ。 こんな素敵な人が自分のようなフツーの男を選んだのには訳がある。 それは…… 限度を知らない性欲モンスターを妻に持つ男の日常

魔王城の面子、僕以外全員ステータスがカンストしている件について

ともQ
ファンタジー
昨今、広がる異世界ブーム。 マジでどっかに異世界あるんじゃないの? なんて、とある冒険家が異世界を探し始めたことがきっかけであった。 そして、本当に見つかる異世界への経路、世界は大いに盛り上がった。 異世界との交流は特に揉めることもなく平和的、トントン拍子に話は進み、世界政府は異世界間と一つの条約を結ぶ。 せっかくだし、若い世代を心身ともに鍛えちゃおっか。 "異世界履修"という制度を発足したのである。 社会にでる前の前哨戦、俺もまた異世界での履修を受けるため政府が管理する転移ポートへと赴いていた。 ギャル受付嬢の凡ミスにより、勇者の村に転移するはずが魔王城というラストダンジョンから始まる異世界生活、履修制度のルール上戻ってやり直しは不可という最凶最悪のスタート! 出会った魔王様は双子で美少女というテンション爆上げの事態、今さら勇者の村とかなにそれ状態となり脳内から吹き飛ぶ。 だが、魔王城に住む面子は魔王以外も規格外――そう、僕以外全てが最強なのであった。

漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?

みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。 なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。 身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。 一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。 ……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ? ※他サイトでも掲載しています。 ※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第二章シャーカ王国編

処理中です...