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3章 ちゃんとお仕事します
19.本能さんの出番です(2) *
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「んあ……ん~大丈夫だから」
顔を上げると、顔を両手で覆ったウォーレンがいた。
「………………」
「気持ちよかっただろ? もう一回やろうか」
ウォーレンが動かなくなった。
「どうした?」
「………………もういい」
「なに?」
「手伝いはいらない。こんな……ランスに…………ッ」
いや、まぁここ、そういう店でもあるし。そんな遠慮せんでも。
「どうしても、腰が動いてしまって……気持ちよくて……ランスにひどいことを!」
え、最後、髪の毛掴んでガンガン突っ込んで来たこと?
ちょっとSっけがあるくらいの方が、燃えるんだけど。
「ウォーレン、大丈夫だって。頭じゃなくて体で感じた結果だろ? ほら、俺だってあんたの抜きながら、自分のビンビンだぜ?」
「………………」
「な? 欲情してトロ顔してるあんたはいいおかずになるぜ。また俺も抜いちゃお~っと」
自分のものを見せつけるように撫でていたら、ウォーレンがベッドの上をソロソロと近寄ってくる。
「……ランス、一緒に」
媚薬のせいか、羞恥からか、わからない朱で染まった顔を俯けて、ボソリと呟く姿がかわいい。
「んじゃ、ウォーレンのチンコ貸して」
うつ伏せになって、太ももでウォーレンのものを挟んでやる。
俺の上にのしかかって、股間を合わせながら腰を動かすウォーレン。その髪がパサパサと揺れて、また柑橘のにおいがした。
んあ~でもこの体制、やばいかも。
「んっ」
腰をぐりぐりされながら揺さぶられると、息子同士が当たって気持ちいいし、後ろの穴も突かれてる感覚になってくる。
「んん~……きもちい……いきそ」
後ろが気になるけど、前も気持ちいい。
ランスのゴリゴリしたのが当たって……あ~~……後ろがキュンキュンする……。
「はっ……あぁ……ランス……ここが」
「んあっ?!」
不意打ちでウォーレンに後ろの穴を撫でられた?!
「な、なにか?!」
「ここがヒクヒクしてる……」
「………………うあ~~~……」
うあ~~~……バレた。下から揺さぶられて感じてるのバレたッ。
前も擦られて気持ちいいけど、たまに奥がズクズクしちゃうんだよ……。
ウォーレンのものが、その入り口をなぞった。
「んんっ」
「ランス、ここで気持ちよくなりたい。……いいか?」
欲望で濡れた目が見下ろしてくる。
荒い吐息が獣のようだ。
その目で見られると、よけいに体の奥が期待するようにうずく。
「うぅ~~~……めっちゃ激しくしてくれるんなら……」
「善処する」
快感への期待に流されてしまう~! うしろなんて、全然使う機会ないのになんで? 店にでるからには少しは準備しているけどさ……。
大聖堂にとばされてから、すっかり女とご無沙汰だから?
この人と一線を越えたら、戻れなくなりそうでヤバイと思ってたのに……。
あ~~~どうしよ。
いや、もうだいぶ前から、どうしようもなくなってたのかも。
腰が逃げないように支えられて、ウォーレンの大きなものが入ってきた。
「うぅ……」
「痛いか?」
「へーきだからぁ……激しくしてっていっただろぉ」
探り探りされると羞恥がひどい。もう考えられないくらい突っ込んでくれたら、快感だけ追えるのに。
腰をすすめるウォーレンのものが、どんどん奥に入ってくる。苦しい。でも、その奥は抉ってほしくて疼いてる。
最後まで入ったのか、ウォーレンの下生えが尻に当たった。
「はいった……」
「はぁ、奥……えぐって」
ウォーレンが腰を揺らし始める。
「ん……は」
行為のせいか、媚薬の影響か、ウォーレンの体はもう汗だくで、首筋を伝う汗が見てとれた。
パタっと落ちてきた汗に目を上げると、ピーコックグリーンの目と目が合う。
やってることはあれなのに、目は真摯に俺を見ていて、こっちが恥ずかしくなる。
いまだに覆面をつけたままだから、恥ずかしいってこともバレないだろうけど。
そう思ったのに。
ウォーレンの手が覆面の表面を探るように撫でた。
「この下は、ずっと見せてもらえないんだろうか?……あなたの羞恥をはらんだ目が見たいんだが」
バレてた!
「はぁ……あんた……意地悪だな。俺のマスクの下は、女性のスカートの下みたいなもんだッ」
「それは残念。いつか……自分からそのスカートをめくってほしいものだな」
よけいに恥ずかしくなった! 俺の体は全部暴いてるってのに、それ以上を差し出せってことか? それも俺自ら?
この目で愛をささやかれたら、最後には心の中まで全部差し出してしまいそうだ。
「んぅ……っ」
ウォーレンが良いところを突いてくるから、声が漏れた。
なかなかいいところを突いてくる。
禁欲的で性欲とかないのかと思っていたのに、どこで経験を積んだんだ?
でも、これだけの美形で経験ないってのも嘘くさいんだけど。聖堂でやりまくってたりして?
……神官長付きの副官を思い出してしまった。相手としてはありうる。一番一緒にいる時間が長い相手だ。見た目も悪くない、切長の目が涼しげな若い男だ。
うあ~~~やばい。昼職で並んでるところを見かけたら、変な目で見てしまいそう!
激しくしてって要望したのに、優しいくらいだ。
でも感じるところを突かれてもう体が震えるくらい感じてしまってる。
「はっ……は……いきそ」
「あぁ……」
ウォーレンに激しく突かれて、奥でいった。ビクビク体が震えるし、前の息子は恥ずかしい汁を撒き散らして果てた。
「…………んは」
ウォーレンも俺の中に出したらしく、腹の奥でビクビク震えているのがわかる。
まだ快感が体に残ったままだ。なかなか動き出せない。
「ウォーレン……」
ウォーレンも俺にのしかかったまま動かない。よほど気持ちよくいったのか。
「ウォーレン?!」
おい! よく見ると寝てんじゃねーか!
すやすやと穏やかな顔をみると、媚薬の効果はほとんど抜けたらしい。
中の処理しないとな~。そう思いながら、穏やかなウォーレンの寝息を聞いていると胸がうずく。
しばらく腕枕でもしてやるか。
顔を上げると、顔を両手で覆ったウォーレンがいた。
「………………」
「気持ちよかっただろ? もう一回やろうか」
ウォーレンが動かなくなった。
「どうした?」
「………………もういい」
「なに?」
「手伝いはいらない。こんな……ランスに…………ッ」
いや、まぁここ、そういう店でもあるし。そんな遠慮せんでも。
「どうしても、腰が動いてしまって……気持ちよくて……ランスにひどいことを!」
え、最後、髪の毛掴んでガンガン突っ込んで来たこと?
ちょっとSっけがあるくらいの方が、燃えるんだけど。
「ウォーレン、大丈夫だって。頭じゃなくて体で感じた結果だろ? ほら、俺だってあんたの抜きながら、自分のビンビンだぜ?」
「………………」
「な? 欲情してトロ顔してるあんたはいいおかずになるぜ。また俺も抜いちゃお~っと」
自分のものを見せつけるように撫でていたら、ウォーレンがベッドの上をソロソロと近寄ってくる。
「……ランス、一緒に」
媚薬のせいか、羞恥からか、わからない朱で染まった顔を俯けて、ボソリと呟く姿がかわいい。
「んじゃ、ウォーレンのチンコ貸して」
うつ伏せになって、太ももでウォーレンのものを挟んでやる。
俺の上にのしかかって、股間を合わせながら腰を動かすウォーレン。その髪がパサパサと揺れて、また柑橘のにおいがした。
んあ~でもこの体制、やばいかも。
「んっ」
腰をぐりぐりされながら揺さぶられると、息子同士が当たって気持ちいいし、後ろの穴も突かれてる感覚になってくる。
「んん~……きもちい……いきそ」
後ろが気になるけど、前も気持ちいい。
ランスのゴリゴリしたのが当たって……あ~~……後ろがキュンキュンする……。
「はっ……あぁ……ランス……ここが」
「んあっ?!」
不意打ちでウォーレンに後ろの穴を撫でられた?!
「な、なにか?!」
「ここがヒクヒクしてる……」
「………………うあ~~~……」
うあ~~~……バレた。下から揺さぶられて感じてるのバレたッ。
前も擦られて気持ちいいけど、たまに奥がズクズクしちゃうんだよ……。
ウォーレンのものが、その入り口をなぞった。
「んんっ」
「ランス、ここで気持ちよくなりたい。……いいか?」
欲望で濡れた目が見下ろしてくる。
荒い吐息が獣のようだ。
その目で見られると、よけいに体の奥が期待するようにうずく。
「うぅ~~~……めっちゃ激しくしてくれるんなら……」
「善処する」
快感への期待に流されてしまう~! うしろなんて、全然使う機会ないのになんで? 店にでるからには少しは準備しているけどさ……。
大聖堂にとばされてから、すっかり女とご無沙汰だから?
この人と一線を越えたら、戻れなくなりそうでヤバイと思ってたのに……。
あ~~~どうしよ。
いや、もうだいぶ前から、どうしようもなくなってたのかも。
腰が逃げないように支えられて、ウォーレンの大きなものが入ってきた。
「うぅ……」
「痛いか?」
「へーきだからぁ……激しくしてっていっただろぉ」
探り探りされると羞恥がひどい。もう考えられないくらい突っ込んでくれたら、快感だけ追えるのに。
腰をすすめるウォーレンのものが、どんどん奥に入ってくる。苦しい。でも、その奥は抉ってほしくて疼いてる。
最後まで入ったのか、ウォーレンの下生えが尻に当たった。
「はいった……」
「はぁ、奥……えぐって」
ウォーレンが腰を揺らし始める。
「ん……は」
行為のせいか、媚薬の影響か、ウォーレンの体はもう汗だくで、首筋を伝う汗が見てとれた。
パタっと落ちてきた汗に目を上げると、ピーコックグリーンの目と目が合う。
やってることはあれなのに、目は真摯に俺を見ていて、こっちが恥ずかしくなる。
いまだに覆面をつけたままだから、恥ずかしいってこともバレないだろうけど。
そう思ったのに。
ウォーレンの手が覆面の表面を探るように撫でた。
「この下は、ずっと見せてもらえないんだろうか?……あなたの羞恥をはらんだ目が見たいんだが」
バレてた!
「はぁ……あんた……意地悪だな。俺のマスクの下は、女性のスカートの下みたいなもんだッ」
「それは残念。いつか……自分からそのスカートをめくってほしいものだな」
よけいに恥ずかしくなった! 俺の体は全部暴いてるってのに、それ以上を差し出せってことか? それも俺自ら?
この目で愛をささやかれたら、最後には心の中まで全部差し出してしまいそうだ。
「んぅ……っ」
ウォーレンが良いところを突いてくるから、声が漏れた。
なかなかいいところを突いてくる。
禁欲的で性欲とかないのかと思っていたのに、どこで経験を積んだんだ?
でも、これだけの美形で経験ないってのも嘘くさいんだけど。聖堂でやりまくってたりして?
……神官長付きの副官を思い出してしまった。相手としてはありうる。一番一緒にいる時間が長い相手だ。見た目も悪くない、切長の目が涼しげな若い男だ。
うあ~~~やばい。昼職で並んでるところを見かけたら、変な目で見てしまいそう!
激しくしてって要望したのに、優しいくらいだ。
でも感じるところを突かれてもう体が震えるくらい感じてしまってる。
「はっ……は……いきそ」
「あぁ……」
ウォーレンに激しく突かれて、奥でいった。ビクビク体が震えるし、前の息子は恥ずかしい汁を撒き散らして果てた。
「…………んは」
ウォーレンも俺の中に出したらしく、腹の奥でビクビク震えているのがわかる。
まだ快感が体に残ったままだ。なかなか動き出せない。
「ウォーレン……」
ウォーレンも俺にのしかかったまま動かない。よほど気持ちよくいったのか。
「ウォーレン?!」
おい! よく見ると寝てんじゃねーか!
すやすやと穏やかな顔をみると、媚薬の効果はほとんど抜けたらしい。
中の処理しないとな~。そう思いながら、穏やかなウォーレンの寝息を聞いていると胸がうずく。
しばらく腕枕でもしてやるか。
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