32 / 57
別荘の一夜 3
しおりを挟む
レオニートは舌の広い面を使い、まるで慈しむように花芯をぞろりと舐め上げながら、紺碧の瞳をこちらにむけた。その双眸は、獲物を狩る猛獣のごとく炯々と光っている。
「君は私のものだ。私も、君のもの。すべてをもらうと言ったろう。さあ、私の愛撫に感じて精を迸らせ、この喉奥に注ぎ込むのだ」
そんなこと、いけないのに。
けれど濃厚な愛撫により、無垢な身体は切なく悶え、性感は急速に高まっていく。
じゅぽじゅぽと卑猥な音を撒き散らしながら頬裏で擦り上げられ、双果を大きな手のひらで柔らかく揉み込まれる。
追い上げられた肉体は先端から、とろとろと白蜜を滲ませた。
じゅるりと蜜を啜られ、腰が甘く痺れる。新たな白蜜を促すように、ねっとりと敏感な括れを舐られて、先端を舌先でくじかれる。
たまらない悦楽が腰奥に凝り、解放を求めて身体中を駆け巡っていた。
「あっ、あっ、あぁ……っ、レオニート、もう、もうっ……でる……でちゃう……っん、あっ、ん、あぁ――……っ」
強烈な快感に導かれ、瞼の裏が白く明滅する。レオニートの唇に押しつけるように、淫らに腰を振り立てる。弾けた白蜜が迸り、彼の喉奥に呑み込まれていった。
逞しい喉仏が、ごくり、ごくりと上下する。
信じがたいその光景は濡れた瞳に映し出されて、さらに銜えられた花芯の感触に刻まれた。
惜しむように先端に口づけたレオニートは、濡れた唇を舌で舐め取る。卑猥な仕草に、濃密な雄の色香が匂い立つ。
「もっと味わわせてくれ。花の甘い蜜は、極上のシロップだ」
両脚を抱え上げられて、大きく開かされる。
秘められたところすべてが、レオニートの眼前に晒されていた。
淫猥に濡れそぼった花芯、その下にある双果のさらに奥で息づく後蕾を、紺碧の双眸が舐めるような視線で撫で上げる。
恥ずかしくてたまらなくて、結羽は胸を喘がせた。そうすると誰も知らない花襞はまるで誘うように、ひくりと蠢く。
「ひっ……! あ、あ……」
ぬぐ、と濡れたものが肉環をくぐり抜けて、花筒を探っている。揺れる銀髪が、さらりと淡い下生えに触れ合う。
レオニートの濡れた舌が、花筒に突き入れられていた。
身体が折り曲げられるほど高く腰を上げられているので、紅い舌が肉環に挿入されているという淫猥な光景が見て取れた。
くらりと目眩を覚えた結羽はあまりの卑猥な愛撫に啼き乱れる。
「あぁっ……だめ、だめ……レオニート、そんなことやめて……」
だめ、と口にするほど獰猛な舌は花襞を舐め上げて蕩けさせ、肉筒に幾度も挿入して唾液を流し込む。結羽の身体がとろとろになるまで、レオニートは執拗に濃厚な愛撫を注いだ。
やがて花開くように後蕾は綻び、肉筒は男の唾液にしっとりと潤む。身体がぐずぐずに蕩けるような快楽に浸されて、結羽の唇からは淡い吐息が零れた。
「あ……ん、ふぅ……ん……」
「柔らかく、綻んできたぞ。ほら、見てごらん。結羽の濡れた蕾はとても綺麗だ」
唾液と白蜜に濡れた下肢は暖炉の灯りに照らされて、淫靡に光り輝く。
雄を受け入れる準備は整えられた。
レオニートは下衣を脱ぎ捨て、美しく引き締まった裸身を晒した。
まるで名匠が造り上げた彫刻のような、美麗な肉体に目を瞠る。そして銀色の茂みから天を衝くほどに隆々と勃ち上がっている、雄々しい剛直。
なんと逞しく、先端がえらを張った肉槍。
「あ……おっきい……」
血管を浮き上がらせて脈動する雄芯は興奮を露わにしている。そんなにも自分を欲してくれているのだと思うと、胸の奥から愛しさが込み上げた。
「私の蜜を、結羽の身体の奥で呑んでほしい。この花筒に、入らせてくれ」
熱の籠もった懇願を、結羽は両手を差し出して受け止める。ふわりと微笑んで、温かなレオニートの頬を包み込む。
「僕に、レオニートのシロップを、かけてください」
微熱に潤んだ肌は素直になり、彼の愛しい重みを迎え入れた。
太い先端が、濡れた蕾に宛がわれる。
くちゅり、と音を立てて、迎え入れるように花襞は捲れた。
「ああ……入るぞ。美味そうに、呑み込まれていく」
ずくり、ずくりと熱い楔は狭い隘路を掻き分けて沈められていく。
空虚だった身体は愛しい人の中心を収められ、至上の悦びに満たされた。
痛みはない。
ただただ、幸福だった。
レオニートが結羽を求めてくれたことに、生まれてきた意味を教えられた。
僕は、この人を受け入れるために、ここにいる。
ずん、と重い衝撃があり、尻に銀の下生えが付く。初めて雄芯を迎え入れた花筒は甘く戦慄いていた。
深い息を吐いたレオニートは身体を倒して、震える結羽の身体を抱きしめる。
「君は私のものだ。私も、君のもの。すべてをもらうと言ったろう。さあ、私の愛撫に感じて精を迸らせ、この喉奥に注ぎ込むのだ」
そんなこと、いけないのに。
けれど濃厚な愛撫により、無垢な身体は切なく悶え、性感は急速に高まっていく。
じゅぽじゅぽと卑猥な音を撒き散らしながら頬裏で擦り上げられ、双果を大きな手のひらで柔らかく揉み込まれる。
追い上げられた肉体は先端から、とろとろと白蜜を滲ませた。
じゅるりと蜜を啜られ、腰が甘く痺れる。新たな白蜜を促すように、ねっとりと敏感な括れを舐られて、先端を舌先でくじかれる。
たまらない悦楽が腰奥に凝り、解放を求めて身体中を駆け巡っていた。
「あっ、あっ、あぁ……っ、レオニート、もう、もうっ……でる……でちゃう……っん、あっ、ん、あぁ――……っ」
強烈な快感に導かれ、瞼の裏が白く明滅する。レオニートの唇に押しつけるように、淫らに腰を振り立てる。弾けた白蜜が迸り、彼の喉奥に呑み込まれていった。
逞しい喉仏が、ごくり、ごくりと上下する。
信じがたいその光景は濡れた瞳に映し出されて、さらに銜えられた花芯の感触に刻まれた。
惜しむように先端に口づけたレオニートは、濡れた唇を舌で舐め取る。卑猥な仕草に、濃密な雄の色香が匂い立つ。
「もっと味わわせてくれ。花の甘い蜜は、極上のシロップだ」
両脚を抱え上げられて、大きく開かされる。
秘められたところすべてが、レオニートの眼前に晒されていた。
淫猥に濡れそぼった花芯、その下にある双果のさらに奥で息づく後蕾を、紺碧の双眸が舐めるような視線で撫で上げる。
恥ずかしくてたまらなくて、結羽は胸を喘がせた。そうすると誰も知らない花襞はまるで誘うように、ひくりと蠢く。
「ひっ……! あ、あ……」
ぬぐ、と濡れたものが肉環をくぐり抜けて、花筒を探っている。揺れる銀髪が、さらりと淡い下生えに触れ合う。
レオニートの濡れた舌が、花筒に突き入れられていた。
身体が折り曲げられるほど高く腰を上げられているので、紅い舌が肉環に挿入されているという淫猥な光景が見て取れた。
くらりと目眩を覚えた結羽はあまりの卑猥な愛撫に啼き乱れる。
「あぁっ……だめ、だめ……レオニート、そんなことやめて……」
だめ、と口にするほど獰猛な舌は花襞を舐め上げて蕩けさせ、肉筒に幾度も挿入して唾液を流し込む。結羽の身体がとろとろになるまで、レオニートは執拗に濃厚な愛撫を注いだ。
やがて花開くように後蕾は綻び、肉筒は男の唾液にしっとりと潤む。身体がぐずぐずに蕩けるような快楽に浸されて、結羽の唇からは淡い吐息が零れた。
「あ……ん、ふぅ……ん……」
「柔らかく、綻んできたぞ。ほら、見てごらん。結羽の濡れた蕾はとても綺麗だ」
唾液と白蜜に濡れた下肢は暖炉の灯りに照らされて、淫靡に光り輝く。
雄を受け入れる準備は整えられた。
レオニートは下衣を脱ぎ捨て、美しく引き締まった裸身を晒した。
まるで名匠が造り上げた彫刻のような、美麗な肉体に目を瞠る。そして銀色の茂みから天を衝くほどに隆々と勃ち上がっている、雄々しい剛直。
なんと逞しく、先端がえらを張った肉槍。
「あ……おっきい……」
血管を浮き上がらせて脈動する雄芯は興奮を露わにしている。そんなにも自分を欲してくれているのだと思うと、胸の奥から愛しさが込み上げた。
「私の蜜を、結羽の身体の奥で呑んでほしい。この花筒に、入らせてくれ」
熱の籠もった懇願を、結羽は両手を差し出して受け止める。ふわりと微笑んで、温かなレオニートの頬を包み込む。
「僕に、レオニートのシロップを、かけてください」
微熱に潤んだ肌は素直になり、彼の愛しい重みを迎え入れた。
太い先端が、濡れた蕾に宛がわれる。
くちゅり、と音を立てて、迎え入れるように花襞は捲れた。
「ああ……入るぞ。美味そうに、呑み込まれていく」
ずくり、ずくりと熱い楔は狭い隘路を掻き分けて沈められていく。
空虚だった身体は愛しい人の中心を収められ、至上の悦びに満たされた。
痛みはない。
ただただ、幸福だった。
レオニートが結羽を求めてくれたことに、生まれてきた意味を教えられた。
僕は、この人を受け入れるために、ここにいる。
ずん、と重い衝撃があり、尻に銀の下生えが付く。初めて雄芯を迎え入れた花筒は甘く戦慄いていた。
深い息を吐いたレオニートは身体を倒して、震える結羽の身体を抱きしめる。
1
お気に入りに追加
1,391
あなたにおすすめの小説
完結・虐げられオメガ側妃なので敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン溺愛王が甘やかしてくれました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
白銀オメガに草原で愛を
phyr
BL
草原の国ヨラガンのユクガは、攻め落とした城の隠し部屋で美しいオメガの子どもを見つけた。
己の年も、名前も、昼と夜の区別も知らずに生きてきたらしい彼を置いていけず、連れ帰ってともに暮らすことになる。
「私は、ユクガ様のお嫁さんになりたいです」
「ヒートが来るようになったとき、まだお前にその気があったらな」
キアラと名づけた少年と暮らすうちにユクガにも情が芽生えるが、キアラには自分も知らない大きな秘密があって……。
無意識溺愛系アルファ×一途で健気なオメガ
※このお話はムーンライトノベルズ様にも掲載しています
【完結】あなたの恋人(Ω)になれますか?〜後天性オメガの僕〜
MEIKO
BL
この世界には3つの性がある。アルファ、ベータ、オメガ。その中でもオメガは希少な存在で。そのオメガで更に希少なのは┉僕、後天性オメガだ。ある瞬間、僕は恋をした!その人はアルファでオメガに対して強い拒否感を抱いている┉そんな人だった。もちろん僕をあなたの恋人(Ω)になんてしてくれませんよね?
前作「あなたの妻(Ω)辞めます!」スピンオフ作品です。こちら単独でも内容的には大丈夫です。でも両方読む方がより楽しんでいただけると思いますので、未読の方はそちらも読んでいただけると嬉しいです!
後天性オメガの平凡受け✕心に傷ありアルファの恋愛
※独自のオメガバース設定有り
夢見がちオメガ姫の理想のアルファ王子
葉薊【ハアザミ】
BL
四方木 聖(よもぎ ひじり)はちょっぴり夢見がちな乙女男子。
幼少の頃は父母のような理想の家庭を築くのが夢だったが、自分が理想のオメガから程遠いと知って断念する。
一方で、かつてはオメガだと信じて疑わなかった幼馴染の嘉瀬 冬治(かせ とうじ)は聖理想のアルファへと成長を遂げていた。
やがて冬治への恋心を自覚する聖だが、理想のオメガからは程遠い自分ではふさわしくないという思い込みに苛まれる。
※ちょっぴりサブカプあり。全てアルファ×オメガです。
巣作りΩと優しいα
伊達きよ
BL
αとΩの結婚が国によって推奨されている時代。Ωの進は自分の夢を叶えるために、流行りの「愛なしお見合い結婚」をする事にした。相手は、穏やかで優しい杵崎というαの男。好きになるつもりなんてなかったのに、気が付けば杵崎に惹かれていた進。しかし「愛なし結婚」ゆえにその気持ちを伝えられない。
そんなある日、Ωの本能行為である「巣作り」を杵崎に見られてしまい……
あなたが愛してくれたから
水無瀬 蒼
BL
溺愛α×β(→Ω)
独自設定あり
◇◇◇◇◇◇
Ωの名門・加賀美に産まれたβの優斗。
Ωに産まれなかったため、出来損ない、役立たずと言われて育ってきた。
そんな優斗に告白してきたのは、Kコーポレーションの御曹司・αの如月樹。
Ωに産まれなかった優斗は、幼い頃から母にΩになるようにホルモン剤を投与されてきた。
しかし、優斗はΩになることはなかったし、出来損ないでもβで良いと思っていた。
だが、樹と付き合うようになり、愛情を注がれるようになってからΩになりたいと思うようになった。
そしてダメ元で試した結果、βから後天性Ωに。
これで、樹と幸せに暮らせると思っていたが……
◇◇◇◇◇◇
【完結】藤華の君 あかねの香
水樹風
BL
その出会いは、薄紫の花の下で……。
青龍の帝が治める大国『東の国』。
先帝の急逝で若くして即位した今上帝・孝龍。
冷血な暴君であると言われる帝は、忠誠の証として、特別な民『四族』の朱雀一族に後宮へ妃をあげることを命じた。
南の朱雀の一族に生まれながらも【賤(オメガ)】だったために、領地の外れに追放され暮らしてきた朱寧は、父親の命令で人質として孝龍に嫁ぐことになるのだが……。
◇ 世界観はあくまで創作です。
◇ この作品は、以前投稿していた同名作品の加筆改稿版です。
◇ 全27話予定。
【完結】幼馴染から離れたい。
June
BL
隣に立つのは運命の番なんだ。
βの谷口優希にはαである幼馴染の伊賀崎朔がいる。だが、ある日の出来事をきっかけに、幼馴染以上に大切な存在だったのだと気づいてしまう。
番外編 伊賀崎朔視点もあります。
(12月:改正版)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる