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淫神の儀式 5
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「次は俺だ。さっさと退け」
さらに別の男がセナの腰を掴み、濡れた蕾に剛直を一息に突き込む。精を放たれるたびに、しっとりと潤んでいく襞はどんなに硬くて太い男根でも淫らに受け入れた。
「あぁあ、硬い……、あぅ、んん、奥まで、はいってるぅ……」
新たに挿入される肉棒はいつでも猛り狂っている。
そうしてまた揺さぶられ、擦り上げられ、精をぶちまけられる。そのたびに淫紋は歓喜に躍る。男たちに嬲られるセナは淫猥に体を揺らめかせ、濡れた喘ぎを漏らし続けた。
儀式が始まって、どれくらいの時間が経っただろうか。始めはカーテン越しに射していた朝陽の光は既になく、蝋燭の灯火が色濃い闇を造り出している。
数十人ほどいた男たちひとりひとりの男根と精を受け入れ続けたセナは一切休む間も与えられず、小水に行きたいと申し立てればそれすらも男の口腔に呑み込まれた。もはや男の抽挿に合わせて腰を振るだけの贄と化し、喘ぎ声も次第に細くなる。
花芯からはもう一滴の蜜も出ないのに、まだ男の舌で舐られている。膨大な量の精を撒き散らされた花筒は呑み込みきれずに、蕾からたらたらと溢れさせていた。
ぐったりと疲弊しているセナの足が抱え上げられた。
まだ挿入していない男がいるのだ。どうやら儀式のために選ばれたアルファたちは順位が付けられており、贄に挿入する順番は予め決められているようだった。
「贄さまに突っ込めるなんて、俺は幸福だ」
下位のアルファは嬉しそうに微笑み、熱い先端をぐちゃぐちゃに濡れた蕾に擦りつける。
他の男たちが放った精で、もうおなかいっぱいだ。
けれど彼にとってはこれが初の晴れの場なのだ。
セナはとろんとした眸で、しどけなく足を開いた。
「挿れて……ください。もう、みんなの精でぐちゃぐちゃですけど……」
長い時間、男たちに陵辱されたセナの心と体はすっかり蕩けきっていた。
男根を挿入されて精を注がれると、とてつもなくきもちいい。そして快楽を得るほどに淫紋は躍り、イルハーム神も悦んでくださるのだから。
「俺は犯されたあとの体のほうが燃えるんだ。だから、ぐちゃぐちゃのエロい贄さまが最高なんだよ」
「ふうん……。あっ、ぁん、入っちゃった……」
変態なのかなと思ったが、ぐちゅ、と音を立てて楔が挿入されると何も考えられなくなる。
セナは感じるままに腰を振って、雄芯をきゅうと締め上げた。幾度も男根で擦られるたびに、そうすれば喜んでもらえると体は覚えた。
「おお……。すごいよ、贄さま」
「んっ、んっ、僕の中、きもちいい?」
「きもちいいよ。ああ、贄さま」
男の抜き差しに合わせて腰を振り立てる。淫紋は妖しくうねり、血のように鮮烈な赤を浮かび上がらせた。
「だして、いっぱい……僕のお腹に精をちょうだい」
淫らな男娼のように、セナは快楽を欲する。淫紋に支配された体は心地良い沼に浸かっているかのようだ。温かくて居心地が良くて、ずっとこうしていたくなる。
男が雄芯を出し挿れするたびに、花筒に含まれた大量の精液はぐっちゃぐっちゃと撹拌された。結合部から白い泡がくぷりと湧く。
「ふぁ、あん、きもちい……」
「いくよ、贄さま。奥にぶちまけるよ」
「うん。孕ませて……子種ちょうだい……」
もはや何を口走っているのかすら、セナには分からない。ただ快楽に身を委ね、逞しい男根を花筒で美味しく頬張る。
熱い飛沫がまた散らされて、いっぱいになった白濁はつながったところから、ごぽりと溢れた。
男が雄芯を引き抜くと、次第に快楽の余韻は冷めていく。
空洞になった花筒は寂しい。早く猛ったもので塞いでほしい。そしてまた熱い精で満たしてほしい。
ぼんやりと視線をむけると、ラシードとハリルは微動だにせずセナを見据えている。この痴態もすべて彼らに見られているのだ。それなのに羞恥ではなく、誇らしさが胸の裡に湧いてくる。
もっと見てほしいから。快楽に塗れた淫らな贄の姿を。
ラシードは神妙な面差しでセナの下腹を注視していた。
真紅の淫紋は、あれほど跳ねていたにもかかわらず、もはや勢いを失っていた。やがて蔓模様の先端が元の位置に収まると、完全に動かなくなる。
淫紋は儀式が始まる前の形に戻った。
「イルハーム神は充分に満足されたようだ。これにて奉納の儀を終了する」
ラシードの宣言により、セナの体に触れていた男たちの手が離れていく。
終わったんだ……。
解放されて、急速に虚脱感に満たされた。体は今さら疲労を覚えて軋み、重くなる。
祈りを捧げていた神官や快楽を与えた男たちは退出を始めた。ラシードの大きな手が、セナの頭を撫でる。
「よくやった、セナ」
「ありがとう……ございます。ラシードさま……」
もはや指一本も動かせず、切れ切れに感謝を述べる。頭を撫でてくれるラシードの手は優しかったが、何かに耐えるかのように小刻みに震えていた。
ハリルは陵辱されたセナの体を、双眸を眇めて見下ろす。
「孕ませて、か。素質は充分だな」
なんの素質だろう。
快楽を捧げる以外に、この儀式に目的があるのだろうか。
すべての気力と体力を使い果たしたセナの意識は、ふつりと途切れた。
さらに別の男がセナの腰を掴み、濡れた蕾に剛直を一息に突き込む。精を放たれるたびに、しっとりと潤んでいく襞はどんなに硬くて太い男根でも淫らに受け入れた。
「あぁあ、硬い……、あぅ、んん、奥まで、はいってるぅ……」
新たに挿入される肉棒はいつでも猛り狂っている。
そうしてまた揺さぶられ、擦り上げられ、精をぶちまけられる。そのたびに淫紋は歓喜に躍る。男たちに嬲られるセナは淫猥に体を揺らめかせ、濡れた喘ぎを漏らし続けた。
儀式が始まって、どれくらいの時間が経っただろうか。始めはカーテン越しに射していた朝陽の光は既になく、蝋燭の灯火が色濃い闇を造り出している。
数十人ほどいた男たちひとりひとりの男根と精を受け入れ続けたセナは一切休む間も与えられず、小水に行きたいと申し立てればそれすらも男の口腔に呑み込まれた。もはや男の抽挿に合わせて腰を振るだけの贄と化し、喘ぎ声も次第に細くなる。
花芯からはもう一滴の蜜も出ないのに、まだ男の舌で舐られている。膨大な量の精を撒き散らされた花筒は呑み込みきれずに、蕾からたらたらと溢れさせていた。
ぐったりと疲弊しているセナの足が抱え上げられた。
まだ挿入していない男がいるのだ。どうやら儀式のために選ばれたアルファたちは順位が付けられており、贄に挿入する順番は予め決められているようだった。
「贄さまに突っ込めるなんて、俺は幸福だ」
下位のアルファは嬉しそうに微笑み、熱い先端をぐちゃぐちゃに濡れた蕾に擦りつける。
他の男たちが放った精で、もうおなかいっぱいだ。
けれど彼にとってはこれが初の晴れの場なのだ。
セナはとろんとした眸で、しどけなく足を開いた。
「挿れて……ください。もう、みんなの精でぐちゃぐちゃですけど……」
長い時間、男たちに陵辱されたセナの心と体はすっかり蕩けきっていた。
男根を挿入されて精を注がれると、とてつもなくきもちいい。そして快楽を得るほどに淫紋は躍り、イルハーム神も悦んでくださるのだから。
「俺は犯されたあとの体のほうが燃えるんだ。だから、ぐちゃぐちゃのエロい贄さまが最高なんだよ」
「ふうん……。あっ、ぁん、入っちゃった……」
変態なのかなと思ったが、ぐちゅ、と音を立てて楔が挿入されると何も考えられなくなる。
セナは感じるままに腰を振って、雄芯をきゅうと締め上げた。幾度も男根で擦られるたびに、そうすれば喜んでもらえると体は覚えた。
「おお……。すごいよ、贄さま」
「んっ、んっ、僕の中、きもちいい?」
「きもちいいよ。ああ、贄さま」
男の抜き差しに合わせて腰を振り立てる。淫紋は妖しくうねり、血のように鮮烈な赤を浮かび上がらせた。
「だして、いっぱい……僕のお腹に精をちょうだい」
淫らな男娼のように、セナは快楽を欲する。淫紋に支配された体は心地良い沼に浸かっているかのようだ。温かくて居心地が良くて、ずっとこうしていたくなる。
男が雄芯を出し挿れするたびに、花筒に含まれた大量の精液はぐっちゃぐっちゃと撹拌された。結合部から白い泡がくぷりと湧く。
「ふぁ、あん、きもちい……」
「いくよ、贄さま。奥にぶちまけるよ」
「うん。孕ませて……子種ちょうだい……」
もはや何を口走っているのかすら、セナには分からない。ただ快楽に身を委ね、逞しい男根を花筒で美味しく頬張る。
熱い飛沫がまた散らされて、いっぱいになった白濁はつながったところから、ごぽりと溢れた。
男が雄芯を引き抜くと、次第に快楽の余韻は冷めていく。
空洞になった花筒は寂しい。早く猛ったもので塞いでほしい。そしてまた熱い精で満たしてほしい。
ぼんやりと視線をむけると、ラシードとハリルは微動だにせずセナを見据えている。この痴態もすべて彼らに見られているのだ。それなのに羞恥ではなく、誇らしさが胸の裡に湧いてくる。
もっと見てほしいから。快楽に塗れた淫らな贄の姿を。
ラシードは神妙な面差しでセナの下腹を注視していた。
真紅の淫紋は、あれほど跳ねていたにもかかわらず、もはや勢いを失っていた。やがて蔓模様の先端が元の位置に収まると、完全に動かなくなる。
淫紋は儀式が始まる前の形に戻った。
「イルハーム神は充分に満足されたようだ。これにて奉納の儀を終了する」
ラシードの宣言により、セナの体に触れていた男たちの手が離れていく。
終わったんだ……。
解放されて、急速に虚脱感に満たされた。体は今さら疲労を覚えて軋み、重くなる。
祈りを捧げていた神官や快楽を与えた男たちは退出を始めた。ラシードの大きな手が、セナの頭を撫でる。
「よくやった、セナ」
「ありがとう……ございます。ラシードさま……」
もはや指一本も動かせず、切れ切れに感謝を述べる。頭を撫でてくれるラシードの手は優しかったが、何かに耐えるかのように小刻みに震えていた。
ハリルは陵辱されたセナの体を、双眸を眇めて見下ろす。
「孕ませて、か。素質は充分だな」
なんの素質だろう。
快楽を捧げる以外に、この儀式に目的があるのだろうか。
すべての気力と体力を使い果たしたセナの意識は、ふつりと途切れた。
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