メガネ男子の談

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dnsgaonan

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 「きっと、大丈夫だよ。必ず見つけるから」

 僕は事実を知らされる。
 僕を救ってくれたのは門番ロボットメイドロッパー常夏寿郎とこなつとしろうだった。
 常夏さんの左腕にしがみついたまま、民宿へ向かう道中に人影は見受けられなかったが、洞穴からは微かに声が漏れていた。奥に誰かいるような気がした。
 表玄関にいた門番ロボットメイドロッパー常夏二郎とこなつじろうも優しげな瞳で癒してくれる。常夏寿郎さん同様、目に映った服装を画像に取り込み、レーダーによる信号から人物を追跡することに長けている。

 一体消えた二人はどうしてしまったのか謎が深まるばかり。
 こういった状況下では人に聞く方法が最善策であろうと行動に移す。
 フロントに受付ロボットの白床穣二しらとこじょうじが佇んでいた。

「あっちは何人いる?」

「三階に男性客が三名です」

「お客様の氏名分かる?」

「……不明です」

「ありがとう」

 聞いた時にある違和感を感じた。それは白床さんの表情が一瞬だけ眉をひそめたところを見逃さなかった。 
 えくぼが印象的で外見は人型の従業員、機械的な効果音と共にきびきびした振る舞いで問いかけには鈍い反応をしていた。

 日はすっかり落ち、まんまるな月が浅瀬に潤い、美しく映り出される。僕はただ外窓から景色を眺めていた。その時、消灯したフロントから明かりが微かにもれているのに気づく。
 向かうと、そこは誰もいなかった。パソコンが開きっぱなしで置かれている。
 デスクトップ画面には何かの設計図のようなものが映り出されていた。しかし、メガネを紛失して画面がぼやけてよく見えない。



 すると、玄関から開く音。門番の常夏二郎が見回りにやってくる。僕は見つかるのを恐れて、すぐさま現場を後にした。
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