常夏寿郎の考察日記

DarkPython<bl>

文字の大きさ
上 下
1 / 1
考察日記

ある日の出来事

しおりを挟む
 八月某日 天候:曇りー

 突如、近松さんと小雨堂さんが姿を消した。
 私はすぐさまレーダーを頼りに探索するも、発見できずにいた。
 そこへ、一人のメガネ男子が訪れる。
 これはチャンスだと思い、紅茶を淹れつつ、事情を打ち明けた。
 深刻そうな顔を見せた。童顔には似つかない眉のシワ、真剣に考えている様子が見てとれる。私はなぜか心が温かく感じた。

 八月某日 天候:曇りのち晴れー

 事が動き始めた。民宿に六名の団体が訪れた。
 用件は二郎のメンテナンスに来られた方々でした。
 しばらくすると、いつの間にか二郎が乗っ取られた形跡を発見。腕の良い業者さんのようで、修正に時間がかからなかった。
 カプセル装置を解除した後に、警察へ通報。近松さんと小雨堂さんも無事に生存を確認して、事なきを得た。
「いや~危なかった」

「無事で良かったです。自分も危うく危険にはらまされるところでした」

「無事で何よりです」

 一方で捕まった伊久夫らはというと。
 車に乗り込む際に、憧れていたのだろうか樋口先輩の名前をボヤキ節に吐いていた。
 後で調査してみると、天美高校の遊撃手ショートだったようだ。

 九月某日 天候:晴れー
 今日から民宿を本格的に再開。近松さんと小雨堂さんに私と二郎がお客様に、癒しをご提供いたします。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

黒い標的

DarkPython<bl>
BL
守りに定評がある穣二と武士の二人に陰りが見え始めた。そこで穣二は簪伊久夫を迎え入れる。果たして、この作戦が奴らから守り抜ける方法だろうか?後を追う。その行方はいかに!

ポリスマン

DarkPython<bl>
BL
ワタシの役目は守ること、ただそれだけ。  そんなある日、休暇要請が入り、目に入ったガイドブックを手に入れ、冒険が今はじまる。

保育士だっておしっこするもん!

こじらせた処女
BL
 男性保育士さんが漏らしている話。ただただ頭悪い小説です。 保育士の道に進み、とある保育園に勤めている尾北和樹は、新人で戸惑いながらも、やりがいを感じながら仕事をこなしていた。  しかし、男性保育士というものはまだまだ珍しく浸透していない。それでも和樹が通う園にはもう一人、男性保育士がいた。名前は多田木遼、2つ年上。  園児と一緒に用を足すな。ある日の朝礼で受けた注意は、尾北和樹に向けられたものだった。他の女性職員の前で言われて顔を真っ赤にする和樹に、気にしないように、と多田木はいうが、保護者からのクレームだ。信用問題に関わり、同性職員の多田木にも迷惑をかけてしまう、そう思い、その日から3階の隅にある職員トイレを使うようになった。  しかし、尾北は一日中トイレに行かなくても平気な多田木とは違い、3時間に一回行かないと限界を迎えてしまう体質。加えて激務だ。園児と一緒に済ませるから、今までなんとかやってこれたのだ。それからというものの、限界ギリギリで間に合う、なんて危ない状況が何度か見受けられた。    ある日の紅葉が色づく頃、事件は起こる。その日は何かとタイミングが掴めなくて、いつもよりさらに忙しかった。やっとトイレにいける、そう思ったところで、前を押さえた幼児に捕まってしまい…?

熱のせい

yoyo
BL
体調不良で漏らしてしまう、サラリーマンカップルの話です。

おしっこ8分目を守りましょう

こじらせた処女
BL
 海里(24)がルームシェアをしている新(24)のおしっこ我慢癖を矯正させるためにとあるルールを設ける話。

BL短編集

DarkPython<bl>
BL
随時BL制作向上の為、精進して参ります

いろいろ疲れちゃった高校生の話

こじらせた処女
BL
父親が逮捕されて親が居なくなった高校生がとあるゲイカップルの養子に入るけれど、複雑な感情が渦巻いて、うまくできない話

平熱が低すぎて、風邪をひいても信じてもらえない男の子の話

こじらせた処女
BL
平熱が35℃前半だから、風邪を引いても37℃を超えなくていつも、サボりだと言われて心が折れてしまう話

処理中です...