22 / 34
【青年期編】
【22】ハリネズミの正体
しおりを挟む
「やっぱりあれだな、小さかろうが大きかろうが気色悪いものは気色悪いな」
「お前は本当に失礼な奴よの」
「しょうがねーだろ。感性は人それぞれじゃね?」
「ふん。それはそうと王国はこんなに遠かったかの?」
「さぁ、いつもは転移して来てるから距離的なもんは知らん」
「転移じゃと!?お主、転移ができるのか!?
バカな……それが許されるのは……」
「ん?何か言った?」
「お主、嘘偽りなく答えよ。
レベルはいくつだ?」
「85」
「んな訳あるか!私が150じゃぞ!」
「じゃー160」
「もういいから!答えてください」
「嫌だよ。なんで得体も知れんドブネズミに答えないといかんのや」
「ドブネズミではございません!見ての通りハリネズミですが!?目が腐ってらっしゃいますか!?」
「そんだけデカかったらドブだろうよ」
「ジャンガリアンハムスターも大きいですぅー!」
「あくまでもハムスターの中でって話な。
それもグラムだし、お前絶対トンあるじゃん」
「あるけども……しかーし!ドブネズミという単語には断固反対する!」
「はいはい。もう何でもいいよ。
どう見繕ってもネズミはネズミだし。
キモさは変わらん」
「元も子もないの」
「んでさぁ、転移したほうがいいのか?
俺はどっちでもいいんだが」
「転移が出来るのならそれに越したことはないの。
しかしいいのか?
妾を連れて行くという事は混乱を招く可能性が大いにあるということじゃぞ」
「だから言ってんだろ?お前が暴れたら俺が殺すって」
「ま、まぁ、こ、殺さなくても解決するとは思うのじゃが……」
「だったら大人しくしてろ。
今では女王は俺の大切な妻だ。
家族に害をなそうとするなら、俺もそれなりの行動をすると言うだけだ」
「なんと恐ろしく、無礼な奴じゃ……
よい。ならば転移を頼む」
ハリネズミからの依頼というのもあり、俺たちは王宮謁見の間まで転移した。
俺的にはのんびり日向ぼっこをしながら道草食って帰りたかったんだけどね。
まぁ仕方ない。
――王宮謁見の間――
「ああ、ディゼル君、女王は不在か?」
ちなみにディゼル君は俺の部下でもあり、今回俺に命令されて女王の護衛を申し付けてあった一人の将軍である。
「は!ザハル様お帰りなさいませ!
女王は現在庭園に行かれております!」
「そうなのね。ってお前はなんで行ってないわけ?そもそも護衛しろって言ったよね?」
「あの、その……」
ここは厳しく叱責しとかないといけないか。
「なに?」
「その、女王より付いて来るなと厳命を出され、ザハル様の命でと、お伝えしたんですが……」
「で?」
「最上級の下等生物を見る目をされまして、私の心は号泣しております!」
「知らねーよ!お前の心の号泣とか!」
「しかしですね、そうは言われますが、あの目は耐えれませんよ」
ディゼルという将軍は武勇において右に出るものは居ないと言えるほど、とてもとても優秀な将軍である。
だがしかし反面、メンタルが豆腐以下。
多分昔理科の実験の時に顕微鏡で使ったプレパラート並み脆く、既に虫の息に達しておりズタボロメンタルであった。
ポンコツばっかじゃねーか!
そんなディゼル君にはこれ以上強くは言えなかったってわけだ。
「わ、わかった。
良く頑張ったね。ディゼル君。
少し休みたまえ」
「ありがたき幸せ!」
一瞬で元気になったディゼル君ではあったが、背中には物凄い哀愁が漂っていたので、これ以上は何も突っ込まなかった。
「あのさぁ、あんたの部下……とてつもなくポンコツじゃない?」
「言ってくれるな、ハリネズミさん。
あれでも彼なりに職務は遂行してくれたのだよ。
それにディゼル君はね、戦場でこそ力を発揮する戦バカだから、普段はあのくらいのギャップがあっていいの。
これも彼の個性なんだから、認めてあげないとね」
「ふーん。妾なら切り捨てるわね」
「だろうな。
だからお前の統治は上手くいかなかったんだろうよ。
人の本質を理解しようともしないお前にはな。
人の悪い所を探すのは学校の勉強より簡単なことだ。だが、そんな人の中にも偉人になれるかも知れない人間もいる。
上に立つものは、可能な限りその人間のいい所を見つけて上げる必要があるんじゃないのか?」
「随分ご立派な事を言ってくれるじゃないの。
ではなに?あなたたちの統治は完璧とでも言うの?民草の性もない意見を聞き入れ、部下をコマにせず全ての人が幸せを感じれてるとでも?」
「いや、ないな」
「だったら私の考えも間違いではないでしょうが!」
「お前も転生者だよな?
そもそもあんなに近未来化した世界にいた俺たちは、当時からこの世の全ての人が満足していたか?
理屈と屁理屈は違うぞ。
何百年も生きておいて、小学生みたいなことを言ってるんじゃねーよ。
この世に全員が幸せになる体の良い話なんてないんだよ。
少なくとも守れる者だけは確実に守っていってやろうぜってことだよ」
「まぁよかろう。
お前たちもいずれわかる。
全てが無駄だということが」
「はいはい。もういいって。
そんなことよりも庭園に行くぞ」
何となくだけどさ。何となくコイツの弱さが分かった。
助けてくれる奴も当然いなかったのだろう。
こんな奴だ。周りから誰も居なくなってもおかしくはない。
全て無駄ねー……絶対抜け道あると思うんだよねー俺は。
まぁそれはレーニアに話してアイツが決めればいいことだな。
庭園を歩きティーテーブルがある所まで行くと、レーニアがお茶を飲みながら、少し退屈そうに仕事をしていた。
こういう時くらいリラックスして休んでればいいものを。
まったく……
「帰ったよ」
「お帰りー。早かったねー」
なんとなくレーニアの声が弾んでるように思える。
「見つかった?」
「ああ、見つけたよ。
それと、食材や物資もついでに色々持って帰ってきたから、何かに役立ててくれ」
「ほんとに見つかったの!?よかったー!
それにいつもいつも王国の為にありがとうね」
「気にするな。そんでお目当てのレジェンダがコイツだ」
そう言って俺はハリネズミをぶん投げた。
「わーー!何すんのよあんた!」
「うるせー!気色悪いんだよ!そのフォルムが!
ぶん投げられたくないなら人形になっとけよ!」
「ザハル……あんた安定して無茶苦茶するわね……」
「鳥肌MAX」
レーニアはハリネズミを丁重に起こし膝まずいた。
「我が夫が無礼を働き申し訳ございませんでした。
始祖さま」
なーにーーー!!!始祖さまだとーーー!!!
「お前は本当に失礼な奴よの」
「しょうがねーだろ。感性は人それぞれじゃね?」
「ふん。それはそうと王国はこんなに遠かったかの?」
「さぁ、いつもは転移して来てるから距離的なもんは知らん」
「転移じゃと!?お主、転移ができるのか!?
バカな……それが許されるのは……」
「ん?何か言った?」
「お主、嘘偽りなく答えよ。
レベルはいくつだ?」
「85」
「んな訳あるか!私が150じゃぞ!」
「じゃー160」
「もういいから!答えてください」
「嫌だよ。なんで得体も知れんドブネズミに答えないといかんのや」
「ドブネズミではございません!見ての通りハリネズミですが!?目が腐ってらっしゃいますか!?」
「そんだけデカかったらドブだろうよ」
「ジャンガリアンハムスターも大きいですぅー!」
「あくまでもハムスターの中でって話な。
それもグラムだし、お前絶対トンあるじゃん」
「あるけども……しかーし!ドブネズミという単語には断固反対する!」
「はいはい。もう何でもいいよ。
どう見繕ってもネズミはネズミだし。
キモさは変わらん」
「元も子もないの」
「んでさぁ、転移したほうがいいのか?
俺はどっちでもいいんだが」
「転移が出来るのならそれに越したことはないの。
しかしいいのか?
妾を連れて行くという事は混乱を招く可能性が大いにあるということじゃぞ」
「だから言ってんだろ?お前が暴れたら俺が殺すって」
「ま、まぁ、こ、殺さなくても解決するとは思うのじゃが……」
「だったら大人しくしてろ。
今では女王は俺の大切な妻だ。
家族に害をなそうとするなら、俺もそれなりの行動をすると言うだけだ」
「なんと恐ろしく、無礼な奴じゃ……
よい。ならば転移を頼む」
ハリネズミからの依頼というのもあり、俺たちは王宮謁見の間まで転移した。
俺的にはのんびり日向ぼっこをしながら道草食って帰りたかったんだけどね。
まぁ仕方ない。
――王宮謁見の間――
「ああ、ディゼル君、女王は不在か?」
ちなみにディゼル君は俺の部下でもあり、今回俺に命令されて女王の護衛を申し付けてあった一人の将軍である。
「は!ザハル様お帰りなさいませ!
女王は現在庭園に行かれております!」
「そうなのね。ってお前はなんで行ってないわけ?そもそも護衛しろって言ったよね?」
「あの、その……」
ここは厳しく叱責しとかないといけないか。
「なに?」
「その、女王より付いて来るなと厳命を出され、ザハル様の命でと、お伝えしたんですが……」
「で?」
「最上級の下等生物を見る目をされまして、私の心は号泣しております!」
「知らねーよ!お前の心の号泣とか!」
「しかしですね、そうは言われますが、あの目は耐えれませんよ」
ディゼルという将軍は武勇において右に出るものは居ないと言えるほど、とてもとても優秀な将軍である。
だがしかし反面、メンタルが豆腐以下。
多分昔理科の実験の時に顕微鏡で使ったプレパラート並み脆く、既に虫の息に達しておりズタボロメンタルであった。
ポンコツばっかじゃねーか!
そんなディゼル君にはこれ以上強くは言えなかったってわけだ。
「わ、わかった。
良く頑張ったね。ディゼル君。
少し休みたまえ」
「ありがたき幸せ!」
一瞬で元気になったディゼル君ではあったが、背中には物凄い哀愁が漂っていたので、これ以上は何も突っ込まなかった。
「あのさぁ、あんたの部下……とてつもなくポンコツじゃない?」
「言ってくれるな、ハリネズミさん。
あれでも彼なりに職務は遂行してくれたのだよ。
それにディゼル君はね、戦場でこそ力を発揮する戦バカだから、普段はあのくらいのギャップがあっていいの。
これも彼の個性なんだから、認めてあげないとね」
「ふーん。妾なら切り捨てるわね」
「だろうな。
だからお前の統治は上手くいかなかったんだろうよ。
人の本質を理解しようともしないお前にはな。
人の悪い所を探すのは学校の勉強より簡単なことだ。だが、そんな人の中にも偉人になれるかも知れない人間もいる。
上に立つものは、可能な限りその人間のいい所を見つけて上げる必要があるんじゃないのか?」
「随分ご立派な事を言ってくれるじゃないの。
ではなに?あなたたちの統治は完璧とでも言うの?民草の性もない意見を聞き入れ、部下をコマにせず全ての人が幸せを感じれてるとでも?」
「いや、ないな」
「だったら私の考えも間違いではないでしょうが!」
「お前も転生者だよな?
そもそもあんなに近未来化した世界にいた俺たちは、当時からこの世の全ての人が満足していたか?
理屈と屁理屈は違うぞ。
何百年も生きておいて、小学生みたいなことを言ってるんじゃねーよ。
この世に全員が幸せになる体の良い話なんてないんだよ。
少なくとも守れる者だけは確実に守っていってやろうぜってことだよ」
「まぁよかろう。
お前たちもいずれわかる。
全てが無駄だということが」
「はいはい。もういいって。
そんなことよりも庭園に行くぞ」
何となくだけどさ。何となくコイツの弱さが分かった。
助けてくれる奴も当然いなかったのだろう。
こんな奴だ。周りから誰も居なくなってもおかしくはない。
全て無駄ねー……絶対抜け道あると思うんだよねー俺は。
まぁそれはレーニアに話してアイツが決めればいいことだな。
庭園を歩きティーテーブルがある所まで行くと、レーニアがお茶を飲みながら、少し退屈そうに仕事をしていた。
こういう時くらいリラックスして休んでればいいものを。
まったく……
「帰ったよ」
「お帰りー。早かったねー」
なんとなくレーニアの声が弾んでるように思える。
「見つかった?」
「ああ、見つけたよ。
それと、食材や物資もついでに色々持って帰ってきたから、何かに役立ててくれ」
「ほんとに見つかったの!?よかったー!
それにいつもいつも王国の為にありがとうね」
「気にするな。そんでお目当てのレジェンダがコイツだ」
そう言って俺はハリネズミをぶん投げた。
「わーー!何すんのよあんた!」
「うるせー!気色悪いんだよ!そのフォルムが!
ぶん投げられたくないなら人形になっとけよ!」
「ザハル……あんた安定して無茶苦茶するわね……」
「鳥肌MAX」
レーニアはハリネズミを丁重に起こし膝まずいた。
「我が夫が無礼を働き申し訳ございませんでした。
始祖さま」
なーにーーー!!!始祖さまだとーーー!!!
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚
熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。
しかし職業は最強!?
自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!?
ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
かつてダンジョン配信者として成功することを夢見たダンジョン配信者マネージャー、S級ダンジョンで休暇中に人気配信者に凸られた結果バズる
竜頭蛇
ファンタジー
伊藤淳は都内の某所にあるダンジョン配信者事務所のマネージャーをしており、かつて人気配信者を目指していた時の憧憬を抱えつつも、忙しない日々を送っていた。
ある時、ワーカーホリックになりかねていた淳を心配した社長から休暇を取らせられることになり、特に休日に何もすることがなく、暇になった淳は半年先にあるS級ダンジョン『破滅の扉』の配信プロジェクトの下見をすることで時間を潰すことにする.
モンスターの攻撃を利用していたウォータースライダーを息抜きで満喫していると、日本発のS級ダンジョン配信という箔に目が眩んだ事務所のNO.1配信者最上ヒカリとそのマネージャーの大口大火と鉢合わせする.
その配信で姿を晒すことになった淳は、さまざまな実力者から一目を置かれる様になり、世界に名を轟かす配信者となる.
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
魔銃士(ガンナー)とフェンリル ~最強殺し屋が異世界転移して冒険者ライフを満喫します~
三田村優希(または南雲天音)
ファンタジー
依頼完遂率100%の牧野颯太は凄腕の暗殺者。世界を股にかけて依頼をこなしていたがある日、暗殺しようとした瞬間に落雷に見舞われた。意識を手放す颯太。しかし次に目覚めたとき、彼は異様な光景を目にする。
眼前には巨大な狼と蛇が戦っており、子狼が悲痛な遠吠えをあげている。
暗殺者だが犬好きな颯太は、コルト・ガバメントを引き抜き蛇の眉間に向けて撃つ。しかし蛇は弾丸などかすり傷にもならない。
吹き飛ばされた颯太が宝箱を目にし、武器はないかと開ける。そこには大ぶりな回転式拳銃(リボルバー)があるが弾がない。
「氷魔法を撃って! 水色に合わせて、早く!」
巨大な狼の思念が頭に流れ、颯太は色づけされたチャンバーを合わせ撃つ。蛇を一撃で倒したが巨大な狼はそのまま絶命し、子狼となりゆきで主従契約してしまった。
異世界転移した暗殺者は魔銃士(ガンナー)として冒険者ギルドに登録し、相棒の子フェンリルと共に様々なダンジョン踏破を目指す。
【他サイト掲載】カクヨム・エブリスタ
若返ったおっさん、第2の人生は異世界無双
たまゆら
ファンタジー
事故で死んだネトゲ廃人のおっさん主人公が、ネトゲと酷似した異世界に転移。
ゲームの知識を活かして成り上がります。
圧倒的効率で金を稼ぎ、レベルを上げ、無双します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる