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5章

【48】祭でもする?

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『なぁ健汰……
 自分の武術が何処まで通用するのか試すにはどうしたらいい?』

『そうだなー……武闘祭でも開くかなー』

『武闘祭!?どんな感じだ?』

『参加の意思ある者は全員参加で勝ち上がりトーナメント方式だよ。
 優勝者には俺からの能力向上ギフトを貰えるってのはどうだ?』

『なに!?それは参加するしかないな!』

『ルドラが出るのは反則だろーよ!』

『その時点で敗北確定だな。
 ちなみにソールには決勝以外で負けたら罰を与えるからね』

『な、な、な、何でだよ!!』

『言い出しっぺだし……
 メレンからの頼みだし……
 1年間メレンの言うことに絶対服従な!』

『ちょ!ちょっと待ってくれ!
 今でも十分服従ですよ?まだですか?
 強欲な妻過ぎませんかね?アイツ!』

『旦那様……誰が強欲なんですか……?』

『メ、メ、メ、メレン様!
 愛してます!あなたを!』

『うん……そうですよね。
 私の聞き間違いって事にしておきますよ』

『ラブラブじゃねーか!良かったな!ハッハッハッ』

『各々の地域に布令を出せ。
【我こそは】と思う者は神都闘技場に集まれと。
 上と下も関係ねー。強い奴だけが生き残る武闘祭だ!』

『楽しそー!!』

『何処まで戦えるか……僕も出る!』

 ルドラは上機嫌に。

『我がNo.1だ!ハッハッハッ!』

『俺も出ようかなー……』

 健汰の出場宣言に全員一致の答えが出る。

『ダメ!!!!』

『なんでだよ!いいじゃねーか!』

『お前の圧勝で終わるだろうが!
 それに神には拝謁に参る者の対応って仕事があるだろ!?』

『はいはい!分かりましたよ!』
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