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カナリヤの真相
カナリヤの真相ー③
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一息ついてシャリングは言った。
「君……なんだろ?国にウイルスを蔓延させたのわ…」
カナリヤの腕がピクっと動いた。何も言わずシャリングを見た。
「君は自分でウイルスを作りそれを国に蔓延させた。だから、君は治し方を知っていた。それで、国中の人を救い王に好かれるように仕向けた。違うか?」
カナリヤは動揺せずコップに入っていたお茶を飲み干した。
「なんでそうだと思うの?証拠は?」
「君がマリヤに毒を教えていた日俺はある箱を見つけた。好奇心でそれを開けてみたらそこには色んな器具が入っていて、それと一緒に冊子が入っていた。そこには……ウイルスをどうやって発生させるかやウイルスの作り方もあった」
「……へぇ…」
「そこまでして君は何をしようとしているんだ?なんで何も教えてくれないんだ?それほど俺は信用されていないのか?」
机を叩いてカナリヤに問い詰めた。カナリヤは冷ややかな目でシャリングを見た。
「逆に聞くけど知ってどうすんの?知ったところで何もできないじゃない」
「そんなのやってみなきゃ分からないじゃないか」
「そんな簡単にできることじゃないのよ!あんたは舐めすぎなんだよ」
シャリングは何も言えなかった。
「これは私の問題。あんたには関係ない」
「だったら…少しでも役に立つにはどうすればいい?このまま見守ってろというのか?」
「あなたは何もしなくていい」
カナリヤはその場を去っていった。
シャリングは一人リビングの部屋の椅子に座っていた。そこへハーネストがやってきた。
「お前ちょっと来いよ」
連れてこられたのはハーネストの家だった。リビングに入るとハーネストがお茶を出してくれた。
「……ありがとうございます…」
「お前カナリヤと言い合っただろ」
「……ハーネスト。君はカナリヤがやろうとしていることは知っているのか…?」
「…知ってる……と言ったら?」
「教えてほしい」
「なんで知る必要があるんだ」
ハーネストがいつもより低い声で言った。
「俺はカナリヤの一番近くにいるのに何も知らない。助けたくてもどうすればいいか分からない。だから少しでも力になりたいから知りたい」
「ふーん」
ハーネストはお茶を飲みため息をついた。
「君の推測ではどこまで分かってる?」
「カナリヤは王に恨みをもっていて王に復讐するためにこんなことをしている…それくらいですね。あとは…ルリスっていう子の名前と今のカナリヤの両親は本当の親じゃないってくらいです」
「そうか。じゃあなんでカナリヤが王に復讐する理由は分からないんだな」
「はい…」
「……お前はルリスを知っているんだな」
「はい」
「あいつがあんな姿になったのはルリスがいなくなってからだよ」
「君……なんだろ?国にウイルスを蔓延させたのわ…」
カナリヤの腕がピクっと動いた。何も言わずシャリングを見た。
「君は自分でウイルスを作りそれを国に蔓延させた。だから、君は治し方を知っていた。それで、国中の人を救い王に好かれるように仕向けた。違うか?」
カナリヤは動揺せずコップに入っていたお茶を飲み干した。
「なんでそうだと思うの?証拠は?」
「君がマリヤに毒を教えていた日俺はある箱を見つけた。好奇心でそれを開けてみたらそこには色んな器具が入っていて、それと一緒に冊子が入っていた。そこには……ウイルスをどうやって発生させるかやウイルスの作り方もあった」
「……へぇ…」
「そこまでして君は何をしようとしているんだ?なんで何も教えてくれないんだ?それほど俺は信用されていないのか?」
机を叩いてカナリヤに問い詰めた。カナリヤは冷ややかな目でシャリングを見た。
「逆に聞くけど知ってどうすんの?知ったところで何もできないじゃない」
「そんなのやってみなきゃ分からないじゃないか」
「そんな簡単にできることじゃないのよ!あんたは舐めすぎなんだよ」
シャリングは何も言えなかった。
「これは私の問題。あんたには関係ない」
「だったら…少しでも役に立つにはどうすればいい?このまま見守ってろというのか?」
「あなたは何もしなくていい」
カナリヤはその場を去っていった。
シャリングは一人リビングの部屋の椅子に座っていた。そこへハーネストがやってきた。
「お前ちょっと来いよ」
連れてこられたのはハーネストの家だった。リビングに入るとハーネストがお茶を出してくれた。
「……ありがとうございます…」
「お前カナリヤと言い合っただろ」
「……ハーネスト。君はカナリヤがやろうとしていることは知っているのか…?」
「…知ってる……と言ったら?」
「教えてほしい」
「なんで知る必要があるんだ」
ハーネストがいつもより低い声で言った。
「俺はカナリヤの一番近くにいるのに何も知らない。助けたくてもどうすればいいか分からない。だから少しでも力になりたいから知りたい」
「ふーん」
ハーネストはお茶を飲みため息をついた。
「君の推測ではどこまで分かってる?」
「カナリヤは王に恨みをもっていて王に復讐するためにこんなことをしている…それくらいですね。あとは…ルリスっていう子の名前と今のカナリヤの両親は本当の親じゃないってくらいです」
「そうか。じゃあなんでカナリヤが王に復讐する理由は分からないんだな」
「はい…」
「……お前はルリスを知っているんだな」
「はい」
「あいつがあんな姿になったのはルリスがいなくなってからだよ」
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