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革命編 八章:冒険譚の終幕
傭兵の生き様
しおりを挟むガルミッシュ帝国と同様に復興が行われているオラクル共和王国では、旧王国の元王子ヴェネディクトを鍛えるクラウスと大商人リックハルトが主にそれ等を取り仕切る。
互いに経験豊富な知識と人心掌握術を用いて、共和王国の復興作業を続けていた。
一方その頃、一隻の箱舟を用いて共和王国の北部に在る山中に赴いたワーグナー率いる黒獣傭兵団は、妖狐族クビアが守る魔人の子供達が置かれた村へ辿り着く。
そんな黒獣傭兵団を招き入れる事を認めたのは、変わり果てるように痩せ細り左足を失っていたマチスだった。
柵に囲まれた村の出入り口でマチスと再会したワーグナーや団員達は、変わり果てたマチスの姿に驚きを抱く。
そんな彼等の心境を察するように、マチスは口元を微笑ませながら皮肉染みた言葉を向けた。
「――……なんだい、そんなに驚くこたないだろ。なぁ、ワーグナー」
「……マチス。お前、その左足は?」
「ああ、これな。……ミネルヴァの自爆から逃げ損ねて、ちょっとな」
「……身体はどうした? なんかの病気か」
「いや、違うよ。単純にここで採れる食い物だと、俺の……魔人の栄養にならないだけさ」
「なに?」
自分の状態に関してそう語るマチスに、ワーグナーや団員達は意味が分からずに訝し気な表情を深める。
すると彼等を先導していたクビアが、マチスの状態について改めて教えた。
「魔人が傷を再生させたり治癒したりするのはぁ、結構な魔力が必要なのよぉ。だから魔力が豊富なモノを食べるのが一番なんだけどぉ、人間が住んでる土地ではそういうモノは採れないのよねぇ」
「!?」
「マーティスはある程度まで傷を治した段階でぇ、体内で生み出す魔力が枯渇しちゃったのよぉ。……普通の状態なら人間大陸の食事でも問題ないけどぉ、このまま魔力が枯渇した状態だと身体は弱まり続けるしぃ。それを癒すにはぁ、豊富な魔力を含んだ食べ物のあるフォウルの里に戻る必要があるのよねぇ」
「……じゃあ、その豊富な食い物がある場所に戻ればいいじゃねぇか」
「出来ないわよぉ。マーティスは自分が所属してた魔人の組織……『十二支』も裏切っちゃってるからぁ」
「!」
「フォウルの里に今のマーティスが踏み入ったらぁ、裏切り者を屠る為に十二支士と干支衆が動き出すわぁ。特にマーティスが所属してた『子』はぁ、この子を見つけ出したらすぐに殺そうとするでしょうねぇ」
「……なんだよ、そりゃ……っ」
「魔人の暮らしてる里って言うのもぉ、かなり掟が厳しいのよぉ。……特に今回はぁ、あの異変を起こした連中に与してたっていうのもあるしぃ。マーティスは絶対に許されないでしょうねぇ」
クビアは流暢な言葉ながらも、マチスの現状がワーグナー達が考えているよりも厳しい事を伝える。
それを聞いたワーグナー達は初めて知る情報を知り、再びマチスへ視線を向けた。
するとマチスは寂し気な微笑みを浮かべながら、自分を見る黒獣傭兵団に伝える。
「まぁ、そういうこった。……俺の命も、どっちみち長くねぇよ」
「!」
「このまま魔力不足で野垂れ死ぬか、『十二支』の連中に見つかって殺されるか。俺の終わり方は、その二つ。……いや、今は三つだったな」
「今は……?」
「黒獣傭兵団を嵌めた裏切り者として、ここで殺される。それが三つ目の終わり方だ」
「!!」
マチスは自分の死が近い事を悟るように語り、その死に方の選択肢を伝える。
その中には裏切った黒獣傭兵団の面々に殺される事も考えており、それを受け入れている様子さえ見えた。
それを聞いた団員達は、困惑の表情を強めながらワーグナーに視線を集める。
するとワーグナー自身もマチスの言葉を聞き、動揺した面持ちを収めながら険しい表情を浮かべた。
「……俺達に殺される覚悟は、あるんだな」
「ああ。……特にワーグナー、アンタにはな」
「なに?」
「言ったろ、俺がウォーリスの手下に捕まったこと。……その時に、奴に聞かれたんだ。黒獣傭兵団の弱点となりそうなことをな」
「!!」
「団の頭を張ってたのはエリクの旦那だったが、実際に団を動かしてたのはアンタだった。……だから俺は、アンタの弱点……想い人が暮らしてるあの村の事を教えたんだ」
「お前っ!!」
「だから黒獣傭兵団《アンタたち》を嵌める為の目標が、あの村になった。……俺は奴等の指示を受けて、アンタにあの依頼を伝えたんだ。アンタだったら、想い人の為にエリクの旦那や傭兵団の精鋭を連れて行くだろうってさ」
「――……ッ!!」
黒獣傭兵団が冤罪に追い込まれた事件に関与し、更にワーグナーの想い人を利用する原因となった事をマチスは明かす。
それを聞いたワーグナーは激昂しながら足早に走り寄り、右手でマチスの胸倉を掴みながら弱り切っている身体を引き付けた。
怒りの表情と瞳を間近で向けるワーグナーの姿に、マチスは微笑みながも真剣な言葉を続ける。
「俺のことは、アンタの気が済むように殺ってくれ。……ただ、一つだけ頼みがある」
「……っ!!」
「ここに居る連中は、見逃してやってくれ」
「……なに、言ってやがる……っ!?」
「黒獣傭兵団を嵌めたのは、俺が勝手にやったことだ。この村の連中は、何も悪くねぇ。……それにもうすぐ、この村の連中もここから去る」
「!」
「そこにいるクビアの姐さんが、別の場所で匿えるようにしてくれたって伝えに来てくれたんだ。……だから、頼むよ」
「……ッ!!」
胸倉を掴まれたまま村に暮らす魔人達に危害を加えないように頼むマチスに、ワーグナーは怒りの瞳を向けたまま歯を食い縛る。
そしてマチスの瞳に薄らと涙が浮かび、最後となるだろう懇願を伝えた。
すると腰に下げていた短剣を左手で引き抜こうとしたワーグナーは、村の中から出て来る人影と足音に気付く。
ワーグナーや団員達はそちらに視線を向けると、そこには魔人と思しき三十名以上の子供達が見えた。
皆それぞれに年齢は違うが、明らかにその容姿は人とは異なっている。
人間に似通った姿をした子供もいたが、中には動物の顔や毛を纏う獣族の子供達もいた。
彼等は皆が不安と怯えを含んだ表情を浮かべ、マチスを掴むワーグナーを見つめている。
すると彼等の中で最も年長であろう十代半ばの少女が、臆病さを宿しながらも震える声を向けて来た。
「――……お願いします……。マーティスおじさんを、殺さないでください……」
「……!!」
「おじさんはずっと、私達のことを助けてくれていて……。……殺されそうになった子や、奴隷として売られそうだった子。そして、親から捨てられた私達を拾ってくれて……」
「……」
「でも、人間は私達が嫌いだから……居場所がなくて……。……おじさん達は、私達が暮らせる場所を探してくれてて……」
「……っ」
「おじさんがその場所の為に、仲間だった貴方達に酷い事をしたって、ちゃんと教えてくれて……。……でも、お願いします……。……おじさんを、殺さないで……」
魔人の少女はそう伝えながら、マチスを殺さないように頼む。
そしてその少女と同じ感情を瞳と表情で向ける子供達に、黒獣傭兵団の面々は更に動揺を深めた。
ワーグナーもまた懇願する魔人の子供達に動揺を強めながらも、煮え切る憤りが冷めぬ表情を浮かべながら左手で掴んでいた短剣を腰から引き抜く。
そしてマチスの首に短剣の刃を突き立てようとした時、彼の脳裏に残る言葉が過った。
『――……ワーグナー。お前は私情で、人や魔物を殺そうとすんなよ』
『え?』
『襲われたから否応なくってのは、しょうがない事だ。だが傭兵としての仕事で、感情任せに行動しようとすんな。そういう馬鹿は、救いようがないからな』
『……』
『お前は感情に流されずに、やるべき事をしっかり判断して行動しろ。怯えていちいち腰を引かせたり、怒り任せに武器を振り回すなよ』
ワーグナーが思い出したのは、黒獣傭兵団の前団長であり傭兵の師でもあるガルドの言葉。
その注意が今現在の自分自身と重なり、マチスに突き付けようとした短剣の刃を止めさせた。
更に彼の記憶から、ある一文が思い出される。
それは想い人であるマチルダから届けられた、最後の手紙に書かれた内容だった。
『――……私は、武器を持ち人を殺す人達が嫌いです。けれど、武器を持つしかなかった人達を、そして人を生かし助ける為に武器を持つ事を選んだ人達を、嫌おうとは思いません。……私は貴方の事を、嫌ってはいません』
「……ッ」
『もし私がいる村の近くに仕事で来る事があったら、私達の牧場に立ち寄ってください。そして時間があるなら、私の家族と一緒に食事をしましょう。家族に、貴方と黒獣傭兵団の事をこう話したいのです。……私を救ってくれた、恩人だと』
「……クソッ」
『その日が来るまで、どうかお元気で。そして、どうか勇敢な死を選ぶのではなく、自分の幸せも考えてください。――……マチルダより』
「――……クソ、クソ……クソがッ!!」
二人が遺した言葉を思い出したワーグナーは、悪態を吐き出しながら勢いよく左手に持つ短剣を地面へ投げ捨てる。
そしてマチスの胸倉を握っていた右手を突き放し、そのまま地面へ尻を着かせる形で押し倒した。
するとワーグナーは、倒したマチスを見下ろしながら憎々しさと憤りが宿る瞳と声を向けながら告げる。
「……死んで楽になろうなんざ、俺が許さねぇぞ。マチス」
「ワーグナー……?」
「テメェのせいで死んだ連中がいる。そして、テメェが生かした連中がここにいる。……テメェの命は、そいつ等の為に使い続けるんだ」
「……!!」
「そして使い終わってあの世に行った時に、生きてる奴等や死んだ連中が呆れないくらいの事をやってみせろ。……でなけりゃ、俺が絶対に許さねぇっ!!」
「……そんなこと、言われてもよ……」
「嫌とは言わせねぇ! それまで俺が、黒獣傭兵団がお前を見張ってやるからな」
「!」
「だから、何が何でも生きて働いてもらうぞ。……俺達の黒獣傭兵団でな」
「……え?」
ワーグナーの言葉を聞いたマチスは、その意味を理解できずに困惑した様子を見せる。
すると今までのやり取りを聞いていた黒獣傭兵団の団員達も、二人の傍に歩み寄りながら言葉を向けた。
「つまり、いつも通りって事でしょ?」
「副団長が考えて、マチスさんや俺達が動く。いつも通りですね」
「そうそう」
「でも、団長がいないといつも通りって感じじゃないな」
「だよなぁ。エリクの旦那、今どこにいるんだろ?」
「団長の事だから、いつも通りどっかで素振りとかしてんじゃないか?」
「そうかもなぁ」
「共和王国での仕事が終わったら、団長を探しにでも行くか? あの箱舟を使ってよ!」
「いいなぁ、それ! あの箱舟があれば、世界中を旅できるじゃん!」
「世界中を飛んで回る傭兵団! 良いじゃんか、それ」
「あれ、でもあの箱舟って今後も勝手に使っていいのかな?」
「その内、返してくれって言われそうだよなぁ」
「いいよなぁ、あの箱舟《ふね》。あんだけあるなら、一隻くらい欲しいよな」
「……でも俺、またあの樹海に戻りたいかも」
「えっ、なんで?」
「いやさ、実は樹海で会った子で良い感じになっててさ。なんかその親からも、良かったら嫁にしないかって……」
「はぁっ!? お前、いつの間に……!」
「嫁にって、手が早えんじゃねぇかっ!?」
「お、俺だけじゃねぇよ! アイツだって、樹海の女の子に物作りを教えてる時にさ!」
「げっ、バラすなよっ!!」
「お、お前等ぁ……! 俺達が半裸の野郎共の相手をしてる時にぃ……っ!!」
「へっ、悔しかったら樹海の言葉を覚えろよ! 俺等は頑張って口説いたんだからなっ!!」
「この……裏切り者がぁあっ!!」
黒獣傭兵団の団員達はそうした話を交えながら、和気藹々とした雰囲気を見せる。
その光景を見る魔人の子供達は互いに顔を見合わせながら動揺し、マチスは呆然とした様子のまま彼等の様子を見上げていた。
そんな彼等の他愛もない話を遮るように、ワーグナーが一喝した声を向ける。
「お前等っ、こんな時くらいシャキっとして見せろっ!!」
「へ、へい……」
「と、いうわけだ。ここに居る団員も、俺に異論は無い」
「……なんで……」
「共和王国ではやることが山積みだ。しかも、俺達を容赦なく扱き使う雇い主までいやがる。……だったら、一人でも使える傭兵が要るだろ」
「……!!」
「テメェは傭兵として、黒獣傭兵団と一緒に来るんだよ。……ただし、また雑用からやらせるからな。覚悟しとけよ」
「……っ」
ワーグナーの言葉に賛同する団員達の表情を見て、マチスは驚きを浮かべながら顔を伏せる。
そして裏切った自分を再び受け入れようとする黒獣傭兵団の面々に、マチスは嗚咽を噛み殺しながら涙を流した。
こうしてワーグナーと黒獣傭兵団の団員達は、再びマチスを団員として受け入れる。
それが彼等の生き様であり、自分達の生き方を変えない為に必要な光景でもあった。
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