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革命編 四章:意思を継ぐ者
異形の乱入
しおりを挟むようやくユグナリスの正妃としての公の立場を認められたリエスティアは祝宴の拍手で迎えられ、安堵の心情を家族三人で共有する。
しかしその場に現れた女勇士パールにより、紙札を通じてアルトリアから帝都に異変が起きた事が伝えられた。
それをいち早く聞いたセルジアスは表情を引き締め、周囲に控える近衛兵と騎士に命じるように叫ぶ。
「――……近衛兵は陛下達の守りを! 騎士隊は帝城内の確認と、招待客の避難経路を確保しろっ!!」
「ハ、ハッ!!」
「パール殿、状況を詳しく聞かせて頂きたい。アルトリアが一緒に居た貴方に、その情報を伝えたのですか?」
「あっ、いや。途中で私達は別れて、アルトリアだけ帝城の前で一緒に来た二人を待つと……」
「二人を待つ、と言うと?」
「一緒に、この祝宴に参加していた奴が居たらしい。その二人に近付く奴を探っているとか言っていた」
「!」
パールに事情を聞いたセルジアスは、ここで初めてアルトリアが祝宴に参加していた理由の一端を知る。
帝国内に潜む共和王国側の内通者を探しながら証拠集めをしていたセルジアスは、アルトリアもまた同じ事を考え行動していた事を察した。
そして内通者が近付く可能性が高い二人を連れていたという情報を聞き、セルジアスはその二人が誰なのかを察する。
すると周囲を見回しながら近衛兵に守りを固められる皇帝ゴルディオスに近付き、頼みを告げた。
「陛下。魔石を御貸し頂きたい」
「それは構わんが、何が起こっている?」
「私にも分かりません。しかし、最悪の事態も考えて動くべきかと思われます。万が一の為にも、陛下と皇后様、そしてユグナリス達は避難させるべきかと」
セルジアスはそう言いながら拡声用に用いていた魔石を受け取り、改めて壇上から参列者達を見渡す。
そして会場内に留まっているだろう三名の名を呼び、この場に現れる事を望むように声を発した。
「――……ログウェル殿! クビア殿! そしてエアハルト殿! 壇上に集まって頂きたいっ!!」
「!」
その三人の名を呼んだセルジアスの行動に、周囲は驚きを浮かべる。
特にログウェルという名を聞いたゼーレマン卿を含む幾人かの老齢な帝国貴族達は、驚きを浮かべながら周囲を見渡した。
そして呼ばれた三名が、それぞれに別の場所から姿を見せる。
まず老騎士ログウェルが壇上の後ろ側に惹かれた垂れ幕の裏側から現れ、多くの者を驚かせる。
そして招待客の中から現れたクビアとエアハルトが、人の居ない赤い絨毯の上を歩きながら壇上に近付いた。
三人が現れた様子を確認するセルジアスは、最初にログウェルに問い掛ける。
「ログウェル殿」
「聞こえておりましたよ。……何やら今日は、不穏な風が漂っておるとは思いましたが。その不穏が起こったという事でしょうな」
「貴方でも、それを把握されてはいないと?」
「どうやら、巧妙に気配を隠しておったようです。ただ先程、アルトリア嬢の気配が帝城の真上に飛んだことだけは分かりました」
「!」
「それからは、気配が上空に留まっております。……どうやら、何者かと戦っているようですな」
「戦っている……!?」
ログウェルが上空に飛翔したアルトリアの気配を察知し、戦闘を行っている事をセルジアスに伝える。
卓越した実力を持つ七大聖人の一人がそう告げる言葉を聞き、パールの届けた情報が信憑性が増した事を確認した。
そして僅かに思考するセルジアスは、改めるようにログウェルに頼みを告げる。
「ログウェル殿。ユグナリス達と陛下達の守りを頼みます」
「よろしいのですかな? 妹御をこのままの状態に留めて」
「今は陛下達の身と、祝宴に参加している者達の避難が最優先です。私はその指揮を行います。それにアルトリアであれば、どのような強敵でも対等以上に戦えるはずです」
「ふむ。では、分かりました」
セルジアスの頼みを聞いたログウェルは、引き続きユグナリス達の護衛に努める。
そして歩み寄って来るクビアとエアハルトを見たセルジアスは、自ら壇上を降りて二人に近付きながら話し掛けた。
「やはり貴方達が、アルトリアの従者として祝宴に」
「そうねぇ」
「貴方達は、何かアルトリアに頼まれて祝宴に参加していたと聞きます。その理由は?」
「……言っていいのかしらぁ?」
セルジアスの問い掛けに応えるクビアだったが、隣に居るエアハルトにもそう問いかける。
しかし表情を強張らせるように周囲を見ながら鼻を動かすエアハルトは、興味も無さそうにこう答えた。
「知らん。お前が勝手に言えばいい」
「もぉ、どうしたのぉ? さっきからぁ」
「……少し前に、血の匂いがした」
「!」
「だが、血の匂いが一瞬で消えた。……それに、奇妙な匂いが外から漂っている」
「奇妙な匂い?」
「腐臭に似ているが、どうも違う。……これは、魔力が腐っているような……。……ッ!!」
「!」
鼻を動かしながらそう述べるエアハルトの言葉を、クビアとセルジアスが怪訝そうな表情を浮かべて聞く。
しかし突如として驚愕の表情を見せるエアハルトは、後ろを振り返り歯を食い縛りながら身構える様子で警戒を見せた。
それと同時にクビアも何かに気付き、後ろを振り返りながら会場の外に続く扉に視線を向ける。
魔人の二人が何かを感じ取り振り向いた様子を確認したセルジアスは、緊張感を見せながら問い掛けた。
「何か、感じたのですか?」
「……分からないけどぉ、嫌な感じがするわぁ」
「嫌な感じ?」
「さっきぃ、外に出て行った騎士達がいたわよねぇ。……そっちからぁ、嫌な感じが強くなったわぁ」
「……!!」
クビアの言葉で会場の外に何かしらの異変が起きた事を知ったセルジアスは、息を飲んで顔の向きを変える。
そして視線を向けた先で別の扉から出て行こうとしている騎士達に、拡声した命令を届けた。
「外に出るなっ!!」
「え――……う、わぁああっ!!」
騎士達が扉を開けて外に出ようとした時に、セルジアスの制止する声が届く。
それに先に出ていた騎士の一人が会場内に振り返った瞬間、何かに凄まじい勢いで引き込まれながら扉から出てしまった。
そして扉は大きく開いたままの状態で、近くに残る他の騎士達が驚愕した面持ちを浮かべる。
そして外を見る内に表情を青褪めると、悲鳴のような声を発した。
「……う、うわぁぁあっ!!」
「な、なんだよ……アレ……っ!?」
「!」
騎士達の悲鳴が会場に響き、参列者達が騒然とした面持ちを浮かべる。
そして身を引きながら帯びている剣を腰から引き抜いた騎士達が、扉の向こう側から見える光景に恐怖しながら震える様子を見せていた。
しかし次の瞬間、その扉の外側から周囲の壁が吹き飛ぶ。
そして剣を構える騎士達に数多の瓦礫が襲い掛かり、大小様々な負傷を見せながらその場に倒れ込んだ。
それに驚く周囲の者達や、セルジアスを含む壇上付近の参列者達も視線を向ける。
そして吹き飛んだ壁部分から見える何かに気付き、目を見開きながら唖然とした様子を見せた。
「……え?」
「なに、あれ……」
「……う、腕……なのか?」
扉の近くに居た者達が見たのは、扉と壁を破壊したように現れる巨大な腕。
太さも長さも人間の二十倍程はあるだろう拳と腕部分が扉を突き破り、会場とは異なる色黒な光景を見せながら参列者を唖然とさせた。
しかし次の瞬間、その伸びた左腕と思しき拳が開き、瓦礫で倒れた騎士の足を指で挟みながら摘まむ。
そして引き摺るように騎士を破壊した壁の向こう側へ引き込むと、それから悍ましい音を鳴らし始めた。
その光景に現実味を感じない者達だったが、壁の向こうから聞こえる音を聞いて幾人かが現実に引き戻される。
そしてその音の正体が何かを察し、怯える表情を見せながら口々に呟いて身を引かせた。
「……まさか……」
「……く、喰ってる……?」
「え……っ」
「――……キャアアアアアアアアアッ!!」
気付いた者達の呟きを聞いた周囲の人々も、ようやく自分達が見た光景がどういうモノかを察する。
そして事態の異常さを認識できた一人の女性が、その場に響く大きな悲鳴を発した。
その叫びに込められた恐怖も周囲に伝わり、混乱と恐怖がそこから会場内に伝染し始める。
そして逃げ惑う人々が発生し、我先にと逃げ出す者達が別の出入り口へ向かいながら動き始めてしまった。
「うわぁあああっ!!」
「逃げろっ!!」
「別の出口に! 早くっ!!」
「な、なんだっ!?」
「さっきの音は、どうしたんだ!」
「何かあったのか!?」
「化物だっ!! 化物が、会場の外にっ!!」
「化物って、ここは帝都だぞ? そんな馬鹿な……!」
異変に気付き逃げ出す者達とは裏腹に、壁が破壊された音しか聞こえなかった者達は困惑しながら聞こえる声に戸惑いを見せる。
そして最悪の事態へと陥った事を察したセルジアスは、表情を強張らせながら周囲に残る騎士達と給仕達に拡声した声で命令を飛ばした。
「騎士隊! どの出入り口にも、人を近付かせるなっ!!」
「ハッ!!」
「各給仕は、混乱を留めて参加者を中央に集めろっ!!」
「は、はい!」
「全員、落ち着いて中央へっ!! 外の状況がどうなっているか分からない以上、外に逃げるのは危険ですっ!!」
拡声させた命令を次々に飛ばすセルジアスは、逃げる者達や戸惑い立ち尽くす者達を誘導しながら会場の中央に集めさせる。
そしてクビアとエアハルトに改めて顔を向けると、セルジアスは二人の右手に嵌められた黒い腕輪を見てから頼み事を伝えた。
「どうやら、異常事態が起きているようです。魔人である貴方達の力も、御貸し頂きたい」
「そうしたいのは山々だけどぉ。私達は奴隷でぇ、腕輪《これ》があるから魔力を使えないわぁ」
「その魔力封じの腕輪に関しては、奴隷契約の際に解除呪文をアルトリアと共有しています。また第二命令権として、私が副主人として登録もしています。その点については、問題は無いはずです」
「あらぁ。そうだったのねぇ」
「……なら、さっさと枷を外せ。邪魔だ」
「分かりました。――……『獣を縛る鎖よ。解けよ』」
セルジアスはそう述べ、奴隷であるクビアとエアハルトに助力を命じ、二人に施されている魔封じの枷を見ながら呪文を呟く。
そして二人の右手首を纏っていた枷が割れるように二つに外れた後、クビアとエアハルトは右手を握りながら互いに体内の魔力を高めさせた。
「本当に解けたわねぇ」
「では、助力を御願いできますか?」
「良いわよぉ。エアハルトぉ、その左腕を頂戴なぁ」
「やっとか」
クビアはそう言いながら、思わぬ事をエアハルトに頼む。
それを聞いたエアハルトは呆れ気味の言葉を零し、右手で左腕を服ごと引き千切った。
しかし取り外された左腕は、服に取り付けられた木製人形の左腕。
そして木製の腕部分に両開きの扉が作られており、クビアはそれを開きながら腕の中からある物を取り出して両手に持った。
それを確認するセルジアスは、驚いた様子を見せながら二人を見る。
「……それは……!」
「私の扇子とぉ、紙札よぉ」
「……アルトリアは、わざわざこんな形で貴方の武器を? しかし、何故……」
「あの御嬢様はぁ、この状況になる事を想定してたみたいよぉ」
「!」
「もし敵が襲撃するならぁ、今回の祝宴は絶好の機会だってねぇ。もしもの事があったらぁ、これで戦えって言われたわぁ」
「……そういう事であれば、私にも伝えて置いて欲しかったですね」
「自分の情報が漏れ易くなるくらいならぁ、あの御嬢様だったら言わないんじゃなぁい?」
「……確かに、その通りでしょうね」
クビア達が参加している理由を聞いたセルジアスは、微妙な面持ちを浮かべながらも納得を浮かべる。
アルトリアの性格を考えれば、祝宴を襲撃される事を予期したとしても、他人を信じず自分自身の手駒だけで対処しようと考えるだろう。
しかし実の妹からそうした信頼を勝ち得ていなかった事をセルジアスが悔やむより早く、事態は新たな急変を見せた。
「……ッ!!」
「会場に入って来たみたいねぇ」
「……鼻が曲がる。腐った匂いだ」
「御二人に、向こうの対処を御願いできますか?」
「やれるだけはやるわよぉ。でもぉ、奴隷期間の減刑とか報酬は頂戴ねぇ」
「考慮させて頂きますよ。――……ではっ」
新たな衝撃が会場全体に響き渡り、セルジアスは苦々しい面持ちを浮かべながら壇上に戻る。
そしてクビアとエアハルトその方角を見ながら、逃げ惑う人々の波を逆らい衝撃音の元凶へ向かった。
そこには壁を破壊して現れた、奇怪な姿の化物が座っている。
全長十メートルを超えた体格に、黒い泥を身に纏ったような人型の異形。
その背には蝙蝠のような羽も生えていたが、その巨体を飛ばせるような様子は見せず、背中を見せながら捕獲した騎士の死体を貪り喰らう光景を見せていた。
こうしてアルトリアが外でウォーリスと戦闘を開始し始めた頃、祝宴の会場でも異常事態が起きる。
それは異形の化物が会場内に乗り込み人間を喰らうという、その場の者達が混乱し恐怖に満ちる状況へ陥っていた。
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