上 下
862 / 1,360
革命編 四章:意思を継ぐ者

自覚なき行為

しおりを挟む

 帝国宰相セルジアスから新年の祝宴パーティーに参加を求められたリエスティア姫は、母子共に出席する事を決める。
 しかしアルトリアが出席を拒んだ話を聞くと、その理由が過去に結んでいたユグナリスとの婚約関係にある事を伝えた。

 その話を聞いた際、セルジアスとユグナリスは互いに信じ難い様子を見せる。
 アルトリアの言動や性格を考えても、自分自身で破棄させたユグナリスとの婚約を今でも引きずるような様子は、一度として見せた事が無いのだ。

 リエスティアの話を聞き終えた後、セルジアスとユグナリスは互いに敷地内の中庭へ赴く。
 そこでエアハルトが基礎訓練を重ねている様子を見ている老騎士ログウェルを尋ね、ユグナリス達の護衛として祝宴の場に赴く事をセルジアスから依頼した。

「――……ほっほっほっ。悪魔ヴェルフェゴールからの指名ですか」

「はい。ただ私としても、ログウェル殿になら三名の護衛を御任せしたという考えはありました。……ただ懸念すべきなのは、悪魔むこうからこの指名が出たことです」

「確かに、そうですな」

「ログウェル殿は、悪魔がそのような事をした思惑を理解できますか?」

「……悪魔という存在ものは、人と同じく様々な趣向を持つようですからな。儂が見る限り、あの悪魔ヴェルフェゴールもまた強い趣向を持っている、という事は分かりますのぉ」

「そのようですが、それも契約者ウォーリスが敢えて演じるように指示している可能性はありませんか?」

「ふむ。あるいは傍に契約者ウォーリスがいるのであれば、そうした細かい指示も出来るようですが。既に悪魔ヴェルフェゴール契約者ウォーリスが離れて半年以上が経ち、悪魔がリエスティア姫の傍から離れる様子が無い。外部との接触も避けられている今、そうした指示を受けるのも難しいでしょうな」

「そうですか。……では、本当にあの悪魔は自らの趣向だけで貴方を護衛に指名したのでしょうか?」

「悪魔と契約者の繋がりについては、儂も未知な部分が多いですからな。……あるいは儂等では感知できぬ手段で、悪魔と契約者が意思疎通できている可能性も否めません」

「それは……」

「魔族の中には、思考するだけで相手に意思を伝える種族もおります。『念話テレパシー』とも呼ばれる技法で、かなり離れた位置からでも互いの意思疎通が可能ですな」

「……では悪魔ヴェルフェゴール契約者ウォーリスが、その念話で通じ合っている可能性もあると?」

「可能性としては、ですがな」

 セルジアスは悪魔が護衛にログウェルを指名した件について話し、その思惑をログウェルと考える。
 そこで『念話』という手段が用いられている可能性を知ったセルジアスは、表情を強張らせながら渋い表情を浮かべた。

「……だとすれば、あの悪魔の前で迂闊な話は出来ませんね。……いや、既に話してしまった……」

「今回の祝宴パーティーですな」

「はい。……もし『念話かり』の話が事実となれば、契約者であるウォーリスが悪魔を通じて貴方を指名した事になる。ここは、向こうの思惑に乗るべきでは……」

「いや。そういう話であれば、儂も出席した方が良いでしょう」

「!」

「仮に何かを企んでいるとしたら、やはりユグナリスとリエスティア姫、そして二人の子供シエスティナの護衛は必要となるでしょう。先の襲撃のような手練れを送り込まれれば、常人で相手をするのに難しいでしょうからな」

「……確かに、そうですね。では、護衛を御願いしても?」

「受けましょう」

 結論としてログウェルが護衛に付くという状況が出席する三人には最も安全である事を考え、セルジアスは改めて護衛の依頼を行う。
 それを承諾したログウェルは微笑みながら頷き、その後にセルジアスの後ろで考え込んでいるユグナリスに声を掛けた。

「ユグナリス、どうしたんじゃ? 気が抜けとるようだが」

「……あっ、いや。別に……」

「?」

 呆然とした様子で今までの話を聞いていなかったユグナリスは、再び考え込む様子で表情を沈める。
 それを見たログウェルは怪訝そうな表情を見せ、セルジアスに尋ねた。

「何かありましたかな?」

「……実は、今回の策を用いる為にアルトリアの出席も求めたのですが、拒否されてしまいまして。その理由をリエスティア姫が推測したのですが、その理由に我々は納得できていないのです」

「理由?」

「それが、アルトリアが今でもユグナリスとの婚約関係を引きずっているからなのではないかと……」

「ほほぉ。それは興味深い意見ですな」

「ユグナリスもそうですが、私もそうした理由を完全に理解できていません。……単純に、アルトリアが今でもユグナリスを嫌っているからだという理由なら、分かり易いのですが……」

 セルジアスもまたリエスティアが述べた理由に納得し難い表情を見せ、若者である二人が悩む様子を見せる。
 そんな二人を見ながら微笑むログウェルは、笑う声を見せながら熟年者の意見を伝えた。

「ほっほっほっ。……なるほど。御若い二人には、まだ女性の心を理解するのは難しいでしょうな」

「ログウェル殿には、理解できるのですか?」

「ふむ。それに答える前に、逆に御伺いしますが。今の世でユグナリスやセルジアス様のような皇族や王族は、どのように女性と結婚をなさりますかな?」

「……それは、やはり婚約という形ではありませんか?」

「そうです。しかし、その婚約は何方どなたによって結ばれるモノか、分かりますか?」

「……基本的には、結婚する者達の家を治める当主の意向が強いでしょうね。私のように当主を務める場合は、また違うとは思いますが」

「つまり、本人の意向で婚約関係が結ばれる場合は少ない。そうですな?」

「ええ」

「ではそうした立場になった際、婚約した当人達はどのような事をすべきでしょう?」

「……それは……」

「そういえば、セルジアス様は婚約者がおりませんでしたな。この質問は、少々難しいでしょう。――……ほれ、ユグナリス。こっちに来なさい」

「……えっ」

 婚約に関する当事者になったことが無いセルジアスは、ログウェルの質問に答えられずに言葉を詰まらせる。
 それを察したログウェルは、婚約経験を終えているユグナリスを呼んで同じ質問を行った。

「ユグナリス。お前さんは婚約が決まった後、どのように婚約者であるアルトリア様と接しようとした?」

「な、なんだよ。いきなり……」

「いいから答えんかい」

「……始めは、アルトリアに好かれようと色々したよ。アルトリアが喜びそうな物を贈ったり、俺が稽古をして頑張ってる姿を見せたり……」

「ほほぉ」

「でも、アルトリアはそれを否定したんだ。俺が贈った物は全て突き返されたし、稽古してる姿も馬鹿にされた。……多分、十歳になる前にはアルトリアを好きになろうとする気持ちは諦めて、完全に嫌いになってた」

「なるほどのぉ。……では、アルトリア様はどうかね?」

「え?」

「アルトリア様は、お前さんに何か好かれようとする事をしたかね?」

「してないよ! アイツはいつも俺を馬鹿にして、俺がやる事を全て否定してたんだ。……俺に好かれるような行動なんて、何一つしてない!」

「では、何故アルトリア様はお前さんの行動を全て否定していたのかね?」

「え? ……それは、俺の事が嫌いだから……」

「ふむ。では、別の切り口で改めて聞こう。――……お前さんは何故、自分がした事でアルトリア様に好かれると思ったのかね?」

「……えっ?」

「物を贈り、稽古する姿を見せ、それでアルトリア様に好かれると思った。それは何故かね?」

「……そ、それは……。……アイツが、いつも俺を馬鹿にしてたから……」

「何故それが、物を贈り稽古する姿を見せてる事で、好かれるようになると思ったのかね?」

「……相談したんだ。先生や周りの人に」

「相談?」

「アルトリアにどうやったら好かれるようになるか聞いたら、そうした方が良いって。だから……」

「ふむ。ちなみに、皇帝陛下や皇后様には相談したのかね?」

「で、出来るわけないだろ。……婚約した相手から嫌われているなんて知られたら、婚約を決めた父上達の思いを台無しにしてしまうから……」

「なるほどのぉ。……だからお前さんは人に言われた事を実践し、アルトリア様に好かれようとした。そういう事でいいのかね?」

「あ、ああ……」

 問われ続けるユグナリスは、徐々に自分で吐露する言葉に勢いを失くしていく。
 そこからユグナリスが抱き始めた思考を突くように、ログウェルは婚約関係だった幼い二人の間に起きていた亀裂について述べ始めた。

「お前さんは誰かに言われるがままの手段で、幼いアルトリア様の機嫌を良くしようとした。……しかしそれは、全てアルトリア様の好むような手段ではなかった。そうじゃな?」

「……ッ」

「確か話では、お前さんはアルトリア様を追うように魔法学園への入学を行ったそうじゃが。それは、なんでかね?」

「……それは……」

「それも、人に言われたからかね?」

「……ッ」

「やはりか」

「……アルトリアが帝都ここの魔法学園に入学した話を聞いて、始めは興味すら無かったんだ。喧嘩になるから、近付きたくもなかったし。……でも魔法学園から来ていた魔法師の先生が、アルトリアが学園に来てから凄い事ばかりしてるという話を、ずっとしていて……」

「それで、お前さんは対抗心から魔法学園に入ったと。そういうワケかね?」

「……ああ。……でも、俺は知らなかったんだ。アイツがあんなに、魔法に精通した知識と技術を持ってたなんて、何も……」

「それはお前さんが、アルトリア様の事を知ろうとしておらんかったから。……ではないかね?」

「!?」

「お前さんはアルトリア様に好かれようとは考えながらも、その手段を自分では考えず、他者の手段で行い続けた。しかもお前さんは、アルトリア様が何をしたら喜ぶか、何をしたら好んでくれるか、そうした事を直接的には聞かず、また自分で考えようともしなかった。今までの話を総合すれば、こうした行動になるわけじゃな?」

「……ッ!!」

「その結果、アルトリア様は自らお前さんとの婚約を破棄して、この帝国くにから出て行った。……お前さんは自分の事を考え優先するばかりで、アルトリア様の事を何も考えず、自己満足の行為を喜ばぬ婚約者アルトリアとの関係を、諦めていたのではないかね?」

 ログウェルはこうした言葉を続け、ユグナリスの表情に困惑の色を強くさせる。
 その言葉の一つ一つが過去のユグナリスに全て突き刺さり、アルトリアに対して向けていた感情や行動に当て嵌まる形となっていた。

 そして追い撃ちを掛けるように、ログウェルは言葉の剣を最後に突き立てる。

「……しかしお前さんは、リエスティア姫にはそうしなかった」

「!」

「リエスティア姫は、ああした身体じゃからな。それに当初は、人質という立場でもあった。お前さんはアルトリア嬢とは異なるやり方で彼女と接し、そして自分で考えながら彼女に接した。そうじゃな?」
 
「……あ、ああ」

「そして恋人となり、ついには子供ここまで至る関係となった。……そうした今のお前さん達の姿を見て、アルトリア様はどう思うんじゃろうなぁ?」

「……!」

「婚約者であった自分アルトリアにやらなかった事を、リエスティア姫には行うお前さんの姿。リエスティア姫の為に自ら帝国を出る姿を見せ、皇子という立場にも関わらず人前で土下座し、更には自国を捨てる決意を見せ、何よりも優先してリエスティア姫の事を考えて行動する姿。……そんなお前さんを見れば、アルトリア様が苛立つのは当然じゃろうて」

「……そ、それは……でも……」

「お前さんのそうした扱いの違いを、リエスティア姫も理解しておったのじゃろう。だからアルトリア様がお前さんに向ける苛立ちも、少なからず察しておったんじゃよ。……お前さんのそうした悪い部分も理解し受け入れてくれる女子ものに見初められたのは、お前さんにとっては最大の幸運と言えるな」

「……ッ」

「そんなお前さんとリエスティア姫の関係を、アルトリア様が公の場で認める。……元婚約者としての立場からしても、そして女性としても、アルトリア様がその役目を拒絶してしまうのは致し方ないというものじゃよ」

 呆れた声でそう述べるログウェルの言葉に、ユグナリスは初めて自分がアルトリアを苛立たせている理由を理解する。
 そして傍で聞いていたセルジアスもまた、やっと妹が抱き続けたユグナリスに対する不満と苛立ちの本質を知る事が出来た。

 アルトリアとリエスティアという、二人の女性に対して大きく接し方が異なったユグナリスの行動は、定められた立場と境遇を変えさせる。
 その差異として現れるユグナリスの行動は、全てアルトリアが婚約者として受けた事の無い行動モノばかりであり、今更そうした行動をする元婚約者ユグナリスの姿は、アルトリアの感情を逆撫でし続けていた事を、ようやく今のユグナリスは自覚することになった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

転生令嬢の食いしん坊万罪!

ねこたま本店
ファンタジー
   訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。  そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。  プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。  しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。  プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。  これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。  こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。  今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。 ※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。 ※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。

虐げられた令嬢、ペネロペの場合

キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。 幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。 父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。 まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。 可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。 1話完結のショートショートです。 虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい…… という願望から生まれたお話です。 ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。 R15は念のため。

僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?

闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。 しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。 幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。 お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。 しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。 『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』 さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。 〈念の為〉 稚拙→ちせつ 愚父→ぐふ ⚠︎注意⚠︎ 不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。

気づいたら隠しルートのバッドエンドだった

かぜかおる
ファンタジー
前世でハマった乙女ゲームのヒロインに転生したので、 お気に入りのサポートキャラを攻略します! ザマァされないように気をつけて気をつけて、両思いっぽくなったし ライバル令嬢かつ悪役である異母姉を断罪しようとしたけれど・・・ 本編完結済順次投稿します。 1話ごとは短め あと、番外編も投稿予定なのでまだ連載中のままにします。 ざまあはあるけど好き嫌いある結末だと思います。 タグなどもしオススメあったら教えて欲しいです_|\○_オネガイシヤァァァァァス!! 感想もくれるとうれしいな・・・|ョ・ω・`)チロッ・・・ R15保険(ちょっと汚い言葉遣い有りです)

【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた

杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。 なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。 婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。 勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。 「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」 その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺! ◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。 婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。 ◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。 ◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。 ◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます! 10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!

【完結】伝説の悪役令嬢らしいので本編には出ないことにしました~執着も溺愛も婚約破棄も全部お断りします!~

イトカワジンカイ
恋愛
「目には目をおおおお!歯には歯をおおおお!」   どごおおおぉっ!! 5歳の時、イリア・トリステンは虐められていた少年をかばい、いじめっ子をぶっ飛ばした結果、少年からとある書物を渡され(以下、悪役令嬢テンプレなので略) ということで、自分は伝説の悪役令嬢であり、攻略対象の王太子と婚約すると断罪→死刑となることを知ったイリアは、「なら本編にでなやきゃいいじゃん!」的思考で、王家と関わらないことを決意する。 …だが何故か突然王家から婚約の決定通知がきてしまい、イリアは侯爵家からとんずらして辺境の魔術師ディボに押しかけて弟子になることにした。 それから12年…チートの魔力を持つイリアはその魔法と、トリステン家に伝わる気功を駆使して診療所を開き、平穏に暮らしていた。そこに王家からの使いが来て「不治の病に倒れた王太子の病気を治せ」との命令が下る。 泣く泣く王都へ戻ることになったイリアと旅に出たのは、幼馴染で兄弟子のカインと、王の使いで来たアイザック、女騎士のミレーヌ、そして以前イリアを助けてくれた騎士のリオ… 旅の途中では色々なトラブルに見舞われるがイリアはそれを拳で解決していく。一方で何故かリオから熱烈な求愛を受けて困惑するイリアだったが、果たしてリオの思惑とは? 更には何故か第一王子から執着され、なぜか溺愛され、さらには婚約破棄まで!? ジェットコースター人生のイリアは持ち前のチート魔力と前世での知識を用いてこの苦境から立ち直り、自分を断罪した人間に逆襲できるのか? 困難を力でねじ伏せるパワフル悪役令嬢の物語! ※地学の知識を織り交ぜますが若干正確ではなかったりもしますが多めに見てください… ※ゆるゆる設定ですがファンタジーということでご了承ください… ※小説家になろう様でも掲載しております ※イラストは湶リク様に描いていただきました

悪意のパーティー《完結》

アーエル
ファンタジー
私が目を覚ましたのは王城で行われたパーティーで毒を盛られてから1年になろうかという時期でした。 ある意味でダークな内容です ‪☆他社でも公開

処理中です...