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革命編 四章:意思を継ぐ者

弱者の檻

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 帝城からアルトリアを誘拐した元闘士である狼獣族エアハルトと、帝都に侵入していた妖狐族の女性クビア。
 その二人を騙す形で自身を模した人形を誘拐させたアルトリアは、新旧『緑』の七大聖人セブンスワンであるログウェルとバリスを対峙させる。

 昼間の時間で日が高く、光が差す三メートル幅の路地で邂逅するそれぞれの者達は、別々の表情を浮かべている。

 老騎士ログウェルは微笑みを浮かべながらも右手に持つ長剣に剣気を漲らせ、彼が放つ殺気を場に満たしている事を感じながら眉を顰めて表情を強張らせるクビアと対峙していた。
 一方で老執事バリスも右手に長剣の柄を握っていたが、その表情に微笑みは無く冷静な様子を見せ、構えるエアハルトと向き合っている。

 そうした組み合わせの中央に位置する人形のアルトリアは、ただ腕を組んで双方の様子を窺っていた。

 一触即発の雰囲気を醸し出す路地において、ログウェルが対峙するクビアの顔を見る。
 すると微笑みを深めながら、クビアに対して話し掛けた。

「――……樹海もりでは世話になったのぉ。狐のお嬢さん」

「……ッ」

「今度は、逃がさぬようにしよう」

 ログウェルは微笑みを更に深めながら、左半身を前に出しながら右半身を後方へ移す。
 そして右手に持つ長剣の刃先をクビアに向け、一針のれも無く狙いを定めた。

 それに対してクビアは着物の胸元から扇子を右手で取り出し、それを広げて見せる。
 すると紋様が描かれた数枚の紙札が扇子の中に収められており、その一枚を左手に持ちながら臨戦態勢を整えながら口を開いた。

「……嫌なのよねぇ。わたしぃ、戦闘は得意じゃないのよぉ。それにぃ、お年寄りをいじめるのは好きじゃないのよねぇ」

「ほっほっほっ。儂も、綺麗なお嬢さんを斬るのははばかられるのぉ」

「じゃあ、ここは見逃してくれなぁい?」

「お主等の目的と背後関係を素直に語ってくれるのならば、考えてあげても良いぞ」

「……ごめんなさいねぇ。それは出来ないのよぉ」

「そうかね。――……では、仕方ないということで。事情を聞けるように、捕まえるしかないのぉ」

 ログウェルとクビアは短くも微笑みながら話し合ったが、短い交渉は決裂する。
 一方でもう一人の人物と対峙していたエアハルトは、怪訝な表情を浮かべながらバリスを見ていた。

「この男、殺気が無い……?」

「――……先程の体術、御見事でしたよ」

「!」

「ゴズヴァール殿から指南を御受けになったようですね」

「……貴様、ゴズヴァールを知っているだと?」

「はい。以前に一度だけ、手合わせをさせて頂きました」

「!?」

「その頃の私は、七大聖人やくめから引退を考えていた時期でした。そうした中でゴズヴァール殿と会い、手合わせを行った後に、彼が探していたマシラ一族の事を教えた事があります」

「……!!」

「ゴズヴァール殿は、それからマシラ一族と共に在るようになりました。恩義を重んじる彼であれば、あの一族のもとに落ち着いたのは当然だったかもしれませんな」

「……グルル……ッ」

 バリスの話を聞いていたエアハルトは、歯を食い縛りながら唸り声を漏らす。
 その表情は目を見開きながら血走らせ、憤怒を満ちた感情を浮き彫りにさせていきながら憎々しい声を呟かせた。

「貴様が……!」

「?」

「貴様が、ゴズヴァールをしばる原因を作ったのか……!!」

「縛る……?」

「貴様の言った恩義のせいで、ゴズヴァールはあの一族に従い続けている。……アレほど強いゴズヴァールが、たかが脆弱な人間にッ!!」

「……」

「魔人とは、そして魔族の血を引く我々は、強者であるべきだッ!! 強者が弱者を従える事があったとしても、強者が弱者に従うなど許されんッ!!」

「なるほど。確かにそれは、強き者に従う魔族にとって正しき認識なのでしょうな。しかし、人間が弱者ばかりとは限りませんぞ?」

「……いいや、人間は弱者ばかりだ。しかもただの弱者ではない。いびつで醜悪な弱者だ」

いびつ醜悪しゅうあく……」

「身分などという仮初の立場を築き、その立場から弱者にんげん弱者にんげんしいたげる。純粋な力ではなく、実際には有りもしない権力ちからで同じ弱者ものたちを従える人間達が、いびつでなくてなんだと言うのだッ!!」

 路地裏の響く声で怒鳴るエアハルトの叫びは、その場に居た他の三名にも聞こえる。

 それを聞いていたクビアは表情を渋らせ、僅かに憤りに似た視線を浮かばせた。
 対峙しているログウェルもまた、目の前に居るクビアがエアハルトの言葉に共感している事に気付く。
 一方でエアハルトの背中に視線を向けていた人形のアルトリアは、無言で佇みながらも何かを感じ入る視線を向けていた。

 そしてバリスはエアハルトの叫びを聞き届けると、落ち着いた面持ちで言葉を向ける。

「確かに、貴方の仰っている事に間違いはありません」

「……!」 

「人間の在り方とは、生物の在り方としていびつかもしれません。私が知る限りですが、動物や魔物、そして魔獣や魔族でも、ここまで複雑な社会構造を築く生物はいないでしょう」

「……」

「しかし人間とは、強者が弱者をしいたげる事を許さない。特に、弱者にんげんに偏見を持つような強者ものにはね」

「!!」

「弱者にも強者にも、様々な考えを持つ者はいます。その違いを御認めになれない貴方では、ゴズヴァール殿とマシラ一族のように良き関係を理解することは出来ないのかもしれませんね」

「……貴様キサマァッ!!」

 バリスの落ち着きながらも冷淡な声は、エアハルトの抱える偏見を突くように届く。
 それを聞いたエアハルトは感情を隠さずに憤怒の顔を浮かべ、その場で自身の体内で生み出した魔力を解放させた。

 そして踏み込んだ石畳の地面が削れる程の脚力を見せたエアハルトは、バリスの眼前に迫りながら両手から鋭く伸ばした鉤爪かぎづめを迫らせる。
 迫るエアハルトの憤怒と両腕で薙がれる爪に対して、バリスは目にも止まらぬ速さで右手に持つ剣を横に一閃させた。

「なに……ッ!!」

 バリスの一閃が渾身の力を込めたエアハルトの両手の平を弾き、伸びた爪を切りながら手の平に一筋の流血を起こさせる。
 両手に鋭い痛みを感じ思わず飛び退いたエアハルトだったが手の傷を確認する間も無く、淀みの無い静かな動きで追撃するバリスの放った刀身を腹の皮一枚を斬られながらも回避した。

「グッ!!」

「これが、貴方の言う弱者にんげんの力ですよ」

 薄皮とはいえ腹部を斬られ流血するエアハルトは元の位置まで飛び退き、文字通り狼狽ろうばいしながら驚きの目をバリスに向ける。
 それに対してバリスは再び姿勢を戻し、緩やかな動きでエアハルトに向けて歩き進め始めた。

 殺気を持たないバリスの異様な強さを自覚したエアハルトは、切られた手の平を治癒させながら爪を戻し、体内の魔力を更に高める。
 そして右手から肘先が銀色の毛を帯び始めた時、エアハルトに向けられたクビアの声が届いた。

「エアハルト!」

「!」

「ここは逃げる事を優先しなさいッ!!」

「な……クソッ!!」

「!」

 クビアの制止にエアハルトは憤りを浮かべたが、すぐに悪態を漏らしながら苛立ちをおさえる。
 そしてクビアは左手に持った紙札に自身の魔力を通し、書かれた紋様に赤い光を発生させながら凄まじい速度で頭上に飛んだ。

 エアハルトはそれに追従し、両側の壁を蹴りながら建物の頭上を目指す。
 ログウェルとバリスはそれを追おうと脚部分を僅かに曲げたが、今度は人形のアルトリアが二人を制止した。

「大丈夫よ」

「むっ」

「ほぉ?」

 その制止を聞いたログウェルとバリスは、アルトリアと同様に頭上を見上げる。
 一方でクビアとエアハルトは光が差し込む路地の隙間を真上から出ようとした時、強い衝撃を頭部に受けた。

「ガ……ッ!!」

「う……っ!!」

 小さく痛みを篭らせた呻きを漏らす二人は、そのまま路地の中に戻るように落下して来る。
 エアハルトは姿勢を安定させてまだ傷口が治癒できていない手の平と両足で着地し、クビアは手に持つ紙札を操作して浮遊したまま真上を見上げて驚きを浮かべた。

 そんな状況の中で、アルトリアが微笑みを見せながら余裕の声を聞かせる。

「言ったでしょ? 何の用意もせず、アンタ達を逃がすわけがないって」

「け、結界ですってぇ……!?」

「これでアンタ達は逃げられない。私達、全員を倒さない限りわね」

「……ッ!!」

 アルトリアは自信に満ちた表情、魔人の二人に挑発染みた声を向ける。
 それに気付き眉をひそめたクビアは、地面に降りていたエアハルトに向けて言い放った。

「エアハルト! その人形を壊しなさいッ!!」

「!」

人形そいつが結界の発生源よッ!!」

「チィッ!!」

 クビアは瞬時に結界の発生源が人形アルトリアだと察し、エアハルトにその破壊を命じる。
 それに従うようにエアハルトは身を捻りながら駆け跳び、人形のアルトリアに対して右腕を振りながら鉤爪の斬撃を加えようとした。

 しかし次の瞬間、右腕を上げた為に空いたエアハルトの右横腹に激しい衝撃が走る。
 そこにはバリスの左足の踵がめり込んでおり、凄まじい勢いでエアハルトを壁に叩き付けた。

「ガ……グ……ッ!!」

「させませんよ」

 バリスが放った脚撃は魔人であるエアハルトの右胸部の肋骨を折る音を響かせ、確かな損傷と傷を与える。
 それを浮遊しながら見下ろすクビアは、苦々しい表情を浮かべながら視線を細め、袖元に隠していた別の紙札を自身の周囲に撒いた。

 そして周囲に撒いた紙札の紋様が黄色の輝きを生み出した瞬間、クビアの背後から声が発せられる。

「――……何処に行くつもりかね?」

「ッ!!」

「儂も言ったろう。今度は逃がさぬと」

 クビアは背後からログウェルの声が聞こえ、右手に持つ扇子を凄まじい速度と威力で後ろに振り回す。
 しかしその右腕をログウェルは左手が掴み止めると、右手に持っていた長剣の柄をクビアの右背の脇腹に強く叩き込んだ。

「が、ぁ……っ!!」

「捕まえたぞい。お嬢さん」

 ログウェルはそう言いながら、クビアの右手から落ちた扇子と周囲に散りばめられた紙札を全て切り刻む。
 切り刻まれた紙札の紋様は黄色い輝きを失くし、そのまま地上へ降り注ぐ紙吹雪となった。

 最後にログウェルは右手の剣を左腰の鞘に納め、右拳を強く握る。
 そして左手で捕まえたままのクビアの左腕を引き、身体を真正面にして右拳を鳩尾に打ち込んだ。

「……ぁ……っ」

 クビアは鳩尾を撃たれた衝撃で意識が飛び、瞼を閉じながら気絶する。
 そしてログウェルは落下するクビアの身体を抱え持ちながら、壁にある突起部分を利用して器用に地面へ降り立った。

 一方でバリスは長剣を構え、壁に叩き付けられ右胸部に重傷を負ったエアハルトに刃先を向ける。
 エアハルトは口から血を垂れながらバリスを睨み、ログウェルに抱えられて降りて来たクビアに視線を移した。

 そして人形のアルトリアは、改めてエアハルトに対して告げる。

「アンタ達の負けよ。大人しく投降した方が身の為じゃない?」

「……殺せ!」

「殺すのは簡単だけど、こっちは色々と聞きたい事があるのよ。それに答えてもらわなきゃ、こっちが困るわ」

「誰が、お前等のような人間に……!!」

「はいはい、そういうのはもういいから。さっさと――……えっ?」

「む?」

 降伏を呼び掛ける人形のアルトリアだったが、突如として誰も居ない方へ視線を向けながら放心した状態を見せる。
 そうした様子をクビアを地面に降ろしながら見ていたログウェルだったが、突如として意識を戻したアルトリアは慌てた様子で二人に声を向けた。

「……バリス! ログウェル!」

「?」

「私は人形ここから離れるから、そいつ等を捕まえて厳重に閉じ込められる場所に連れて行って!」

「どうされたのです? アルトリア様」

「陣痛が始まったの!」

「!」

「おぉ。では我々に後は任せて、そちらをお願いしますのぉ」

 そう伝えるアルトリアは擬態を解き、再び木製の人形マネキンになった仮初の肉体は地面へ倒れる。
 そうした一連の流れを聞いていたバリスとログウェルは、納得しながらその場の状況を任された。

 こうして狼獣族エアハルトと妖狐族クビアは、『緑』の七大聖人セブンスワンログウェルとバリスの活躍によって捕らえる事に成功する。
 しかし予定された事態として、妊娠中のリエスティアが陣痛を起こし、ついにユグナリスの子供を出産しようとしていた。
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