鬼手紙一過去編一

ぶるまど

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葬送する蝶

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【篠原家*篠原 蓮叶編】一第四話一






【麗牙視点】


一一俺達は、自由で幸せだった。 それは夕日が家族の一員になってからも同じだった。 元々夕日には玲奈や他の子どもたちの世話になった事もあったし、懐いていたから問題なかった。

永遠に続くかと思われた幸せは…夜神町の奴らが来てから崩れ去っていった。 話を聞きに行った父さんによると、RTEという機械で時を越え、鈴鹿御前によって予言された未来へと飛ばされる。 未来で起こった事を記録し、1つの悲劇が終われば元の時間へと戻る…というものだった。
簡単には信じられなかった。 信じられるはずがなかった。 本来…《未来》というものは、誰にも分からないはずのものだ。 俺達がどんな人生を過ごそうと縛られる事は無いんだ。

更に衝撃的な事実が分かったのは翌日の事だった。 大婆様に呼び出され、俺と秋鳴達が《鬼人の実験》に選ばれたというのだ。 明日の夜…遠野によって俺達は連れて行かれると聞かされた時…俺の心の中で黒い靄が広がっていくのを感じた。 きっと…秋鳴達も同じ気持ちだと思う。

秋鳴が言った。『今は…お前達の弟や妹の傍にいてやれ。いいな?』と。 そうだ。 俺にはやるべき事が残っていた事を思い出した。
玲奈の約束と魂の事だ。 俺の中で1つの結論が出た。 これが本当に通じるかは分からない。 それでも…何もしないよりかはマシだと思った。
家に帰ってからは、普段通りに過ごした。 玲奈と沢山遊んでやった。 勉強も見てたった。 今日は晩御飯が終わって、お風呂に入って後俺と夕日と玲奈で寝る事を両親に伝えると一一二人は、悲しそうな顔をして、頷いた。
幸いにも玲奈は気付いていないようで、俺と夕日と一緒に寝れる事が嬉しいと言ってくれた。
心の中で玲奈に謝りつつも、俺達は部屋に向かった。 二段ベッドの下にある玲奈のベッドで横になった。 玲奈を真ん中で寝かせ、俺達は玲奈を両側に寝転がった。 少し狭かったが、玲奈は気にしてない様子で「お兄ちゃん二人と寝れて、幸せだな~」と嬉しそうに言ってくれた。
俺と夕日の手を握りながら、玲奈は早々に眠りについた。 あまりの眠りの早さに俺と夕日は苦笑いした。

「考え事か…?」
「…少し、な…」

今までの事を振り返っていると、夕日は小声で聞いてきた。 俺も小声で答えると、玲奈の頭を撫でながら続けて言った。

「夕日…頼みがある」
「ん?」
「俺がいなくなったら…お前が、玲奈の《兄》になってくれないか?」
「…麗牙…?何言って…!」
「…鬼手紙を読んだんだ」
「!」

俺の言葉に目を見開いた夕日は、全てを察してくれたようだった。 鈴鹿御前の予言は《絶対》だ。 どう足掻いても、避けることは出来ない。 俺に渡された鬼手紙には《確定された未来》が書かれていた。 鬼手紙の内容を思い出すだけで、胸が潰れそうだった。
だったら、今出来ることをやるのだと強く自分に言い聞かせた。

「もし…他の子ども達が、迷っていたら助けてやってほしい。 お前ばかりに負担をかけてしまって…本当に、悪いな……」
「謝るなよ…麗牙。 分かった…玲奈達のことは、俺が守ってみせるよ。 遠野達の好きにはさせないから…安心してくれ…」
「ありがとうな…夕日…」

俺達はお互いに涙を流していた。 玲奈はそんな事を知らずに幸せそうに寝ていた。 涙を手で拭き取ると「そろそろ…寝るか」と言って、目を閉じた。


***


秋鳴から電話があった。 彼の提案で、玲奈達が起きて来ないように催眠術を掛けることになった。 遠野に連れて行かれる全員が、秋鳴の提案に賛成した。 夜が来るまでの間玲奈が好きな鬼ごっこをしたり、隠れんぼをしたり、夏休みの宿題を見たりしてやった。 出来る限りの事はした。 夕ご飯を食べ終わって、お風呂に入って、玲奈に催眠術をかけて、早めに寝かせた。
夜の帳が降りた屋敷に遠野と闇月がやって来た。 俺の両手には手錠が掛けられ、連れて行かれそうになった時一一母さんが俺の手を握った。 闇月が手錠に繋がれている鎖を引っ張っても動かなかった。

「やっぱり…嫌よ…!! 貴方が連れて行かれるなんて…!!」
「…母さん…?」
「お、奥様?何を言っておられるのです? 離して頂きたいのですが一一」

「うるさい!!黙れ!!」
「ひっ!」

母さんは両手でしっかりと握っていた顔を下に向けている為分からなかったが、遠野に話しかけた時に顔を上げたので気付いた。 母さんの目は桃色の光を宿していた。重力の力を使って、手が離れないようにしていたのだ。母さんの言葉に遠野は怯んだが、父さんに目を向けると言った。

「篠原殿! 奥様を止めてください!」
「…美衣奈…やめるんだ」
「いや!!この子は…あんたの実験体になるために産んだんじゃないのよ!! 愛される為に産まれてきたの!!」
「母さん…」
「………」

美衣奈は麗牙の事を強く抱き締めながら、叫ぶように言った。 母の愛に麗牙は涙を流した。さすがの遠野も動揺しているようだった。

「ぬぐぐ…!女性に手を上げるのは、私のポリシーに反するからな…!! 闇月!どうにかしろ!!」
「……」

遠野は悔しげに唇を噛み締めると、闇月に向かって言った。 命令された闇月は、母さんと俺を一瞥した。

「……」

闇月は母さんに向けて、手を向けた瞬間一一美衣奈は蓮叶の方へと飛んで行った。

「きゃあ!!」
「くっ!?」
「!?」
「……」

美衣奈は蓮叶がしっかりと受け止めた。 突然の事に蓮叶達は唖然としていた。 母さんは闇月を睨みつけながら、言った。

「あんた…一体何者なの!? どこで、そんな力を手に入れたの!!」
「……」
「黙ってないで、何とか言いなさいよ!!」

「その辺にして頂きたいですなぁ…奥様?」
「!」

何も答えない闇月に苛つき怒鳴っていた母さんの声が止まった。 遠野が闇月の持っていた銃を奪って、母さんを黙らせたのだ。

「お宅の事情など、どーーーでも!!良いのです!! 私の崇高な実験を邪魔する者は、例え女性であっても許しませんぞ!!」
「くっ…!この…!」
「もういい…!美衣奈…!!これ以上あの人のお力を使ったら、お前の体が持たないぞ…!」
「だって…麗牙が…!麗牙が連れて行かれるなんて…簡単に、受け容れられるはず、ないじゃないですか…!」
「…母さん…父さんの言う通りだ。 もういいよ。 無理しないでくれ……」
「麗牙…!」
「…玲奈と夕日の事…守ってやってくれ…」
「ほら。行くぞ」
「……」

蓮叶に抱きしめられながら、まだ麗牙の事が諦められない美衣奈は必死に手を伸ばしていた。 そんな母を見ていられず、麗牙は穏やかに笑いながら言った。 遠野に促され、闇月に手錠の鎖を引っ張れた麗牙は動いた。

「麗牙!!いや!!行かないで!!お願い!!帰ってきて!」
「……っ…」

母の悲痛な叫びに、麗牙の心は裂けそうになった。 静かに嗚咽を零しながら、麗牙は遠野達と共に地下研究所に連れて行かれてしまったのであった。

***


【辛くて、悲しい思いをして、地下研究所へと連れてかれた俺達には、更に衝撃的な事実が分かった。 遠野は《鬼人の実験》をする為に、俺達を1週間監禁すると父さん達に言った。
だが、それは間違いだった。 初めから遠野は、俺達を解放する気は無かったんだ。
黒い首輪にはめ込まれた小型のRTE。 俺達を《確定された未来》へと飛ばす恐ろしいものだった。
最初に選ばれたのは、真咲だった。 首輪を持って徐々に真咲に近付いてくる闇月を俺達は止めようと束になって、闇月を止めようとした。 しかし…結果は、俺達の力は闇月には効かなかった。 絶望している暇もなく真咲は《確定された未来》へと飛ばされてしまった。三日後真咲は死体となって、戻ってきた。 よりもよって、俺の目の前に落ちてきたんだ。 受け入れることは難しかった。 いや。 幼馴染の死を簡単に受け入れられるはずがなかった。
真咲に泣き付いている間に、次は羽施那が《確定された未来》へと飛ばされた。 俺は直観的に感じた。 次に送られるのは俺なのだ。 その前にここから逃げようと俺は考えたんだ。

(この壁…登れるよな…?)

荒削りの壁の上に、柵窓があった。 あそこまで登って、麗子様の重力の力でへし折れば、外に出れるかも知れない。 闇月の目を盗んで、俺は壁を登った。 運動神経には自信があった。 

(よし…!行ける…!行けるぞ…!!)

こんなクソみたいな所から出てやる…! 柵窓の手前までいった所で、足首の鎖が引っ張られた。

「うっ…!く…!」

受け身は取れたが、脇腹と両足を打ってしまった。 闇月が近寄ってくると、俺の腹部を蹴り上げた。

「かはっ…!」
「脱獄は許さない。 次はお前の番なのだ。 大人しく待て」
「嫌だ!!死にたくない…!死にたくないんだよ…!!助けてくれよ…!!」
「…私に慈悲など求めるな。愚か者め…!」
「ぐぅ!!」


闇月の足に縋りついた麗牙だったが、再度腹部を蹴られてしまった。 麗牙の様子を秋鳴達はぼんやりと眺めているだけだった。
俺はあの時察したんだ。 秋鳴達は諦めてしまったんだと。 いつもの秋鳴なら俺の事を止めたはずなのに…それをしなかったんだ。 嫌でも察してしまったのだ。
翌日…また、俺の目の前に羽施那が落ちてきた。 頭には風穴が空いており、目は開いたままだった。

「さぁ…次は君の番だよ? れーいーがーくーん?」
「黙れ黙れ黙れ黙れ!!クソ野郎!! お前なんて、地獄に落ちればいいんだ!」
「お~!怖い怖い! まあ、褒め言葉として受け取っておこうか。 ではな」

遠野が喋り終わった瞬間一闇月は躊躇うことなく、俺の首に首輪をはめ、《確定された未来》へと飛ばされたのであった。

***


一一目を開けると、焦げ臭い匂いがした。 肌がジリジリと焼けるかのような錯覚を覚えた。


「嘘だろ…?」

「お父さん、お母さん!!やだ、やだよーーー!!」

燃え盛る屋敷の中で、玲奈がなきながら、折り重なってたように息絶えている両親の体を揺すっていた。 あまりの衝撃的な光景に、思考が停止してしまったが、すぐに戻る事が出来た。

(火の勢いが強い…! このままじゃあ、玲奈が…!!)

何とかしなくては。 玲奈の元に行こうとすると、時間が止まったように、ピタリと止まった。

「!?」

【ケケケ…! コヤツハ我ノモノゾ? 勝手に死なれては困るなぁ?】
「怨業鬼…!!」

時間を止めて現れたのは、黒い男一一怨業鬼だった。 麗牙は唇を噛み締めると言った。

「そこを退け…!お前に構ってる余裕は無いんだよ!!」
【まァ、落ち着け…貴様にいい案を持ってきたのだ】
「いい案…?」


【この娘が、成長すれば魂を喰らうと約束したが…もしも…貴様が我ノ人形となるならば…娘には手出しせぬ。 どうだ?】
「一一」

怨業鬼の言葉に麗牙は大きく目を見開いた。 麗牙が動けずにいると怨業鬼は瞬間移動で自分の目の前へとやって来た。

【可愛い妹の為なら、なんでも出来るのだろう?】
「そ、それは…!」
【拒否しても構わん。 ただし…妹が成長し、我に魂を喰われれば…永遠に黒い海を彷徨う事になるだろうなぁ…!ククク…!可哀想だなぁ?】
「卑怯者め…!!」
【卑怯で結構だ。 さぁ…どうする? 時止めはもうすぐ解ける。 あまり悠長に話せないぞ?】
「……」

麗牙は玲奈を見つめた。 人からすれば、単純な選択肢に何を迷っているのだろうか。
父さんと言ってたじゃないか。 『俺が何とかする』と。 玲奈の為に出来ることはなんだ? 答えは簡単だ。 俺は自分の事しか考えていなかった。 
どんなに苦痛を伴うとしても。 どんなに痛みを与えられようとも。 玲奈が笑顔で、幸せになれるなら、犠牲になっても構わないんだ。
両目からは涙が溢れ出して、流れて行った。 怨業鬼は俺の目の前まで来ると問いかけて来た。

【答えは決まったか?】

「あぁ…決まった。

俺が…玲奈の身代わりになる。 だから…玲奈の魂だけは、喰わないでやってくれ…!」

麗牙の言葉に怨業鬼はニヤリと笑うと、頷いた。

【よくぞ言ったなぁ…!麗牙…! では、早速貴様の魂を頂くぞ…!!】
「がっ…く…ふっ…!」

怨業鬼の手が鋭い針のように変形すると、麗牙の胸部を突き刺した。 魂を引き摺り出すと、口の中へと頬り込んだ。 麗牙は崩れ落ちると、動かくなった。 麗牙の手から黒い糸が怨業鬼へと伸びていく。 その糸を怨業鬼が引っ張ると、麗牙は息を吹き返し、即座に立ち上がった。

「ア…ア…ウ…」
【時止めを解くぞ…麗牙。 玲奈を救ってやれ】
「レイナ…タスケル…」

麗牙の心は壊され、目は光を無くしていた。 彼の全身には黒い糸が巻き付けられ、怨業鬼の意のままに、操られていた。 麗牙は完全に怨業鬼に支配されてしまっていた。 それでも、玲奈への愛は忘れることは無かった。 怨業鬼が指を鳴らすと、時が戻ったように動き出した。

「けほ、けほ!!くるしいよ…お母さん…」
「……」

ゆっくりと玲奈へと近づいて行く麗牙。 炎の魔の手はすぐそこまで迫っていた。
麗牙は玲奈の元へと辿り着くと、幼い妹の体を抱き上げた。

「え…?」
「ニゲロ…」
「あなた、だれ?」
「……」
「きゃあ!」

壊されたはずの心が、痛むのを感じた。 それを無視すると、麗牙は玲奈を中庭へと放り投げた。
勢いのまま、地面に落下しかけたが、地面には小さなヒビが入っただけで、玲奈への衝撃は和らげられた。 恐らくは、慈愛鬼の加護のおかげだと思う。

「あれ…?痛くない…?」
「レイナ…」

「あなたは……もしかして…お兄ちゃん…?」

直感的に言い放ったのだろう。 玲奈の言葉に、麗牙は一筋の涙を流すと、言った。



「カナラズ、ムカエニイク。ダカラ、マッテイテクレ…」


「お兄ちゃん!? やだ!! お兄ちゃーーーん!!」


屋敷が炎に飲まれて、崩れ去ろうとした瞬間一一玲奈が泣き叫んだのと、麗牙が両親を柱から守るために身を伏せたのは、ほぼ同時だった。 

***

気が付ければ、オレは1人だった。 両親はドコカヘト行ってしまったようだった。 それでよかった。 こんな姿…見られたくなかったからだ。

怨業鬼サマのチカラで、オレの体は再生された。 オレのタマシイも…カラダも、ココロも…全て怨業鬼サマに支配されている。
想像していた苦痛は最初だけだった。 怨業鬼サマの言うとおりにしていれば、マチガイはなかったからだ。
人形としてのオレを怨業鬼様は可愛がってくれた。 何度もオレに呼びかけてきた慈愛鬼を自分の一部として取り込んだのを見た。 何か言っていた気がするが、忘れてしまった。

壊れた心の中でオレはレイナの為に願っていた。いつか…レイナが《本当の記憶》を取り戻してくれるのを、待ってるんだ。
オレの事を《思い出した》だけではダメなんだ。 怨業鬼サマから、俺と慈愛鬼サマを解放してくれ…そうでなければ、俺の苦痛は永遠と続くんだ。

【レイガ…こっちにおいで…】
「アァ…ア…」

怨業鬼サマは、新たな宿主に移り変わってから機嫌が良くなった。 人形のオレに戻った時には先程の思考力は無かった。 宿主のお膝元に行くと、頭を撫でなれながら言った。

【お前は何も考えなくていいんだ…全て、私に任せればよい…分かったな?】
「ハイ…ワカリマシタ」

優しく頭を撫でてくれる主に、オレは目を細めると瞳を閉じた。


いつか…玲奈が迎えに来てくれるその日まで…オレは人形として、踊り続けるのだろう。
全ては、怨業鬼サマの…いや。 《力也》様の言うとおりにしていればいいんだと自分に言い聞かせると、瞳を閉じたのであった】


END
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