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休息話『三人の、聖なる夜に』
「クリスマスプレゼント④」
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「買いましたね……」
「買いました!」
ぐったりしている私の横で、葵さんはとても楽しそうにしている。
持ちきれる量の買い物ではなかったので、小さいものは車に詰め込んで、大きいものは家に送ってもらった。
もう何を買ったか覚えていないほど、いろいろ買ってもらった。そりゃもう、いろいろ。
私がちょっと「可愛い」と言ったものを、雑貨でも生活用品でもなんでも、片っ端から。あと大半を占めたのは、服だった。
服の方は葵さんの趣味で、山程買ってもらった。
おかげでしばらく買わなくてすむから、助かる。けど、やっぱりちょっと派手なものばかりで着るのが怖い……。主に新の反応が。
――あとね、下着まで買わなくていいのよ!!
やめてって言っても、買っていくから……はぁ。もちろん、派手を通り越してエロいものばかり。なんていうか、自分と新の為に買ってない??
「だいぶ遅くなったし、帰りましょう」
「そうですね、家じゃないですけどね。今夜はホテルですよ!」
「……」
車に戻っても、葵さんのテンションは相変わらず高かった。
――やっぱりその予定なくなってなかった?
もしかしたら忘れているかもなあ……。なんて淡い期待をしていたけど、だめだったか……。
拒否権がないのはわかっているので、私は流れに身を任せるしかなかった。
※
「な、なにこのホテル……」
私はしばらく固まっていた。
車で三十分もかからないような場所だった。
これまた巨大な建物。中に入れば、踏むことすら気が引けるような、豪華な絨毯が敷き詰められたロビー。
それを恐る恐る通って、さらにエレベーターで恐ろしいほど高いところまで行って、案内された部屋。中に入ると扉が三つあった。一つはバスルームで、一つはまるで高級マンションのLDKといったような、キッチン付きのくつろぎスペース。もう一つが……まあご想像通り、どでかいベッドがあるお部屋である。
葵さんが、どうしようもなく突っ立っている私を引っ張って、バスルームの方に連れて行く。
「とりあえずお風呂入りましょ~」
「一緒に……ですか?」
「当然です」
ですよね。
葵さんにされるがまま、服を脱がされ、お風呂場に入った。
裸体を晒すのは恥ずかしいが、女子同士が一緒にお風呂に入るのはまあ普通のこと。もちろん、普通で済むとは思ってないけどね……!
「ふぇぇ……」
思わず変な声が出る。
ものすごく広いそこは、壁がガラス張りになっていて、上から見た東京の夜景が一望できた。
それは、さきほど見たクリスマスツリーにも負けない程の絶景だった。
「買いました!」
ぐったりしている私の横で、葵さんはとても楽しそうにしている。
持ちきれる量の買い物ではなかったので、小さいものは車に詰め込んで、大きいものは家に送ってもらった。
もう何を買ったか覚えていないほど、いろいろ買ってもらった。そりゃもう、いろいろ。
私がちょっと「可愛い」と言ったものを、雑貨でも生活用品でもなんでも、片っ端から。あと大半を占めたのは、服だった。
服の方は葵さんの趣味で、山程買ってもらった。
おかげでしばらく買わなくてすむから、助かる。けど、やっぱりちょっと派手なものばかりで着るのが怖い……。主に新の反応が。
――あとね、下着まで買わなくていいのよ!!
やめてって言っても、買っていくから……はぁ。もちろん、派手を通り越してエロいものばかり。なんていうか、自分と新の為に買ってない??
「だいぶ遅くなったし、帰りましょう」
「そうですね、家じゃないですけどね。今夜はホテルですよ!」
「……」
車に戻っても、葵さんのテンションは相変わらず高かった。
――やっぱりその予定なくなってなかった?
もしかしたら忘れているかもなあ……。なんて淡い期待をしていたけど、だめだったか……。
拒否権がないのはわかっているので、私は流れに身を任せるしかなかった。
※
「な、なにこのホテル……」
私はしばらく固まっていた。
車で三十分もかからないような場所だった。
これまた巨大な建物。中に入れば、踏むことすら気が引けるような、豪華な絨毯が敷き詰められたロビー。
それを恐る恐る通って、さらにエレベーターで恐ろしいほど高いところまで行って、案内された部屋。中に入ると扉が三つあった。一つはバスルームで、一つはまるで高級マンションのLDKといったような、キッチン付きのくつろぎスペース。もう一つが……まあご想像通り、どでかいベッドがあるお部屋である。
葵さんが、どうしようもなく突っ立っている私を引っ張って、バスルームの方に連れて行く。
「とりあえずお風呂入りましょ~」
「一緒に……ですか?」
「当然です」
ですよね。
葵さんにされるがまま、服を脱がされ、お風呂場に入った。
裸体を晒すのは恥ずかしいが、女子同士が一緒にお風呂に入るのはまあ普通のこと。もちろん、普通で済むとは思ってないけどね……!
「ふぇぇ……」
思わず変な声が出る。
ものすごく広いそこは、壁がガラス張りになっていて、上から見た東京の夜景が一望できた。
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