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2年12月
2年12月 7
しおりを挟むこんなに堂々と先生の身体を触れるなんて。
もう二度とないかもしれない。
それでも、先生とはずっと一緒にいたい。
「あぁ、先生、好きです・・・」
ジャージ越しの尻、太もも、ふくらはぎを、触る。
固いところ、柔らかいところ。全てが愛おしい。
そんなことをしていると、急に先生は身体を固くして、撫でている俺の腕を優しく掴んできた。
「なあ、おい・・・」
「何ですか?」
「何してんだよ・・・」
「へ?」
「いや、お前、さっき薬塗るって・・・」
「あ、ごめんなさい、つい触りたくて。今までずっと触りたかったから。
「散々今までも触ってきたじゃないか」
「いや、その、今まではおふざけって体裁だったので。あぁ、やっぱり好きな人の身体だと思うと・・・」
「!!!好きって、お前・・・」
その言葉で先生の抵抗は収まった。
いつまでも触っていられるほど、先生の身体は俺にとっての安心薬だ。気持ちが落ち着く。それと同時に、昂りもする。
脚を触っていた手をツーとなぞるように、先生の身体にあげていく。すね、太もも、脚の付け根ときて、、、、
「はぅ!」
下腹部に到達した。先生の股間をそろりとなぞる。そこは既に芯がとおっていて、膨張しているのがわかった。
ちょっとなぞってやっただけで声を漏らす先生が愛おしかった。
清野先生も言っていたが、やはりあまり経験がないのだろう。
ジャージ越しになぞりつづけて満足した俺は、その手を先生が着ているジャージのゴムに伸ばした。
「先生・・・いいよね・・・?」
先生の顔をみる。
その表情からは、感情がせめぎあっているのがわかる。
このまま待っていても、先生はきっと、いいとは言わないだろう。
俺はジャージを掴んだ手を下に下ろし、ジャージを少しだけずり下げた。
「ふふっ、先生、二日続けて、生徒にパンツ見られちゃいましたね。恥ずかしい?」
「い、言うな・・・別に、俺のパンツなんか、み、見られたって・・・」
「ふふっ、見られて興奮してますよね。パンツが濡れちゃってますよ」
「・・・やめろ・・・見ないでくれ・・・」
「これは何でしょうね?おしっこですかね?」
「うう・・・」
先生が履いている、水色のボクサーブリーフの前は、少しだけ固くなった一物の形が丸わかりになっていた。
その一物の先があるだろう場所はすでに先走りにより濡れており、大きな染みが作られていた。
色合いが薄目の水色であるため、その染みは濃い青色となって俺の眼前に現れている。
「さ、先生、準備しましょう」
「な、なんだ?」
「先生、今からお尻を見てあげますね。じゃあ、昨日みたいにお尻を突き出してくださいね」
「くぅっ、なぁ、筒井・・・やっぱり・・・教師と生徒としてだな・・・」
「ふふっ、さっき、俺に早く薬塗ってくれって言いましたよね?」
「あぁ!くそっ!」
先生は躊躇した。そんな先生を笑顔で見つめる俺。
どうなるか?と思ったが、結局先生は、緩慢な動きだったけれど、俺に背を向け、その大きな両手と両膝を床に着き、四つん這いになった。
ジャージズボンを膝までずり下げられ、Tシャツにボクサーブリーフ、黒靴下だけの格好で、先生は四つん這いで俺にケツをむけてくれた。
水色のボクサーブリーフに包まれた先生のプリっとしたケツが、俺を誘っている。
このままでいいのか?早く脱がさないのか?と、その大きな臀部が俺に語り掛けるように言ってくる。
俺の前でじっと見つめていると、先生は昨日のように、身体を振るわせ始めた。
「先生、大丈夫だよ。怖くない。震えないで」
「わ、わかってる」
「それとも、やっぱり、興奮してる?」
「う、うるせえ!!」
「このままずっと・・・先生の今の恰好、見ててあげようか?」
「!!は、恥ずかしいからやめてくれ!!」
先生は顔だけを俺の方に向けて、がなった。
普段は厳つい、吊りあがった濃い眉が、困ったように少し垂れ下がってしまっている。
その額には汗が光っている。先生が来ているTシャツも少し湿り気を帯びていて、部屋の中に先生の匂いが香ってきている。
先生の広い背中を、大きな身体を支えている両手両脚が、まだ何もしていないというのに、プルプルと震えている。
「じゃあ、先生のご要望により、見るだけじゃなくしますね」
「そういうつもりじゃ」
「いいですよ、先生。見てるだけってのもいいけど、やっぱり、触りたいから」
俺は先生に近づいた。
先生はびくっと身体を固くする。
俺は先生が着ているTシャツをガバっと捲り上げた。
先生の上半身が、部屋の蛍光灯に照らされる。
幅広の背中で、身体を支えている三角筋が盛り上がり、固そうな筋肉があることが見て取れる。
そこから腰の方へ目線を移すと、広背筋があるのだが、そこはどちらかというと脂肪の方が多いようで
背中全体は少しだけ湿った印象で、薄い産毛が背中全体に生えていた。
腰辺りになると、少しだけ色素の黒が濃くなり、毛が生えていることが強調されてていっている。
そして、この毛は、今はボクサーブリーフに隠されているが、尻毛に繋がっているのだろう。
「な、なんで」
「せっかくなので、上半身も脱いでもらおうかなって」
「お前、どれだけ俺を辱めようと・・・」
「違うよ、先生が好きだから・・・」
「・・・それ言えばいいと思ってんだろ」
「いえ、そんなことは・・・」
先生はそんなことを言いながらも、捲り上げたTシャツに頭を通し、ほぼ脱いだ状態になってくれた。
俺は先生の脇に膝立ちで座る。
先生の筋肉質と脂肪部位にわかれた背中全体を撫で上げる。
その手を滑らかに下半身に移し、ボクサーブリーフ越しに先生の肉厚のケツを何往復も撫で上げてやる。
先生は急に触られる場所が背中からお尻に移ったことで、少しだけ声を漏らした。
「じゃあ、先生、いいですか?」
「くっ・・・いいも何もねえだろ!さっさとしてくれ!」
「はい、わかりました」
指先で先生のボクサーブリーフのウエストの黒いゴムをつまむ。
先生のケツの割れ目が、少しだけ見える。
ボクサーブリーフの洗濯タグが指先に触れる。
なんとなくの思い付きで、俺はつまんだゴムを、離した。
パンッ と、小さな乾いた音が響く。
その音を聞いたら、何とも言えない気持ちになった。
再度、ウエストゴムをつまみ、また離す。
それを何度か繰り返した。
パンッ、パンッ、パンッ
その度に、先生のケツの割れ目が見えたり、隠れたり。
ボクサーブリーフとケツの間に、わずかな風が送られていく。ケツの割れ目に、風が入り込んでいるかもしれない。
先生はまた、俺の方に顔を向けた。
「つ、筒井・・・」
「はい」
「頼む・・・もう・・・」
最初、四つん這いをした時には、先生は一気にボクサーブリーフをずり下げられると思っていたのだろう。
それを、脱がしそうで脱がさない、いじわるな遊びで遊んでいる俺に、先生はたまらないと訴えている顔をしている。
せっかく腹決めして、自分の部屋でゲイだとカミングアウトした生徒に、自分のケツをさらすと決めたのだ。
だから、そうなることを考えて、腹決めをした上で四つん這いの体勢になったのだ。
それだというのに、俺にパンツの脱がすか脱がさないか、弄ばれている。
今にも、ケツが見られる、生で触られてしまう、という期待と羞恥でいっぱいになっているのだろう。
せっかくの先生の決意が揺らぎ、またもや心中では羞恥心が呼び戻されたようだ。
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