幼なじみとルームシェアする事になりました。

真夜のヒーロー

真夜の日常

6時前に目を覚ますと、裕翔に抱きしめられてる。
裕翔を起こさないように、そっと抜け出す所から一日が始まる。


部屋のドアを開けると、日光が当たって目が覚める。冬だと暗いから、夏の朝が好き。
歯磨きと洗顔をすると完全に目が覚めて清々しい一日を迎えられるようになる。

タイマーセットしていたご飯を混ぜてから洗濯をして、学校に行っている間に乾くから帰ってきてから畳めようになる。
裕翔が起きる前に着替えをすませて、メイクとヘアセット。

7時前には目玉焼きとソーセージを焼いて簡単な朝食を作った。

「おはよ」
「裕翔おはよう！歯磨きしてね？」

朝はもたれかかってくるようにキスをされるから、ちょっと重い…

裕翔が歯磨きをしている間にご飯を盛り付けてすぐに食べられるようにしておく。

朝ごはんを食べると、私は洗濯物を干して。その間に裕翔が洗い物をやってくれる。

これが我が家の朝の日常。

学校が終わって、花梨はバイトがあって私は休み。
今日はお客さんからの犬の写メもメッセージも来てない。

裕翔もバイトだし、久しぶりにゆっくり出来るかな。
家に帰って、乾いた洗濯物を畳んで、スマホのチェックをしていた。


「ただいま」

裕翔が学校から帰ってきたから玄関に駆けつけて、靴を脱ぐのを待って裕翔が玄関の段差を登ったら、抱きついてお帰りのキスをする。

いつの間にか出来た習慣なんだけど。
ママもパパも未だにやってる事だし、する事で家事をするモチベーションが、保たれる。

「裕翔は今日何食べたい？？」
「ハンバーグ食べたいな」
「わかったぁー」


私がソファで横になっていると、足元裕翔は座ってくる。
足置き場として裕翔を使っているんだけど…
膝枕だと、お互いのスマホがバッティングすることがあるし、ふくらはぎのマッサージをやってくれたりもするから、これが私のベスポジ。
マッサージを要求するのに足でトントンした。

「真夜…パンツ見えてる」
「うん」

素っ気なくスカートを直した
その中まで見てるのに、何を言ってるんだろう…
でも、通じてマッサージをやってくれる。

いつの間にか私が寝ちゃうと、裕翔がバイトに行くって起こされた。
買い物ついでに私も家を出ようと思ってたんだけど

「休みなんだから、ちょっとゆっくりしてなよ。時間ギリだし走っていくから！」

玄関でキスをして裕翔を見送ったら、エコバッグの用意と鏡の前で髪の毛の確認をした。

裕翔が帰ってくるまでキスもしないから、ラメ入りのリップにしようかな！
ピンクベージュのラメ入りのリップを塗った。

裕翔といる時は落ちにくいリップを使ってるけど、やっぱり可愛い方がテンションは高くなるよね！

ラメ入りのリップなら、裕翔の唇もキラキラしちゃうし。
キラキラリップで買い物にお出かけ！
近所のスーパーにひき肉を買いに行くだけなんだけど。
気分的には全然違うなぁ。

気分の良いまま、家に帰ってきてハンバーグを作った。
玉ねぎをちょっと炒めて、すりおろしニンニクも入れちゃおうかなぁ！
卵とひき肉に調味料を混ぜて。こねこね♡

ソースは焼肉のタレがあるから、玉ねぎをすりおろして作ろう！
あとは、裕翔の帰ってくる頃に焼くだけ！

裕翔が帰ってきたら一緒に入るけど。
その前にシャワーに入らなきゃ！
裕翔と一緒に入ったらムダ毛の処理できないからね。

その前に！

部屋にいって服を脱いで姿見の鏡を見た。
最近、裕翔に合わせてご飯食べてるから太ったかも…

こうゆう時にしか使わなくなった布団の上で横になって足上げトレーニング！
1人になれる時間も少ないから、あまりトレーニング出来なくなった…
すぐに変化がない事はわかってるけど、区切りの良い所で鏡を見て確認。
はぁ…花梨くらいおっぱいがあったら裕翔は喜ぶのかなぁ。

花梨とお風呂に入った時に触ったけど…大きくて柔らかいのはずるい！

あっ、本来の目的を忘れてた…

少し薄暗いから電気をつけて、床にシートを敷いてからハサミで長さを整えた。
定期的にやってるから、悲惨な状態ではないんだけど。
エチケットとしては必要だと思う。
鏡に映った自分の性器を見ると、裕翔とえっちしちゃったんだぁ。痛かったけど…うれしかったなぁ。

電気シェーバーで周りとOラインの処理。
すると、スマホがなった。
お客さんからのメッセージ

「今日は休みなんだね！」
犬用のガムを噛じる犬の写真がきた。
可愛い！
「休みですよ！写真ありがとうございます！」
「送るって約束だからね！」

少しの間メッセージのやり取りをして、シャワーに入って全身のムダ毛をシェーバーで処理した。

部屋に戻ってスマホを見ていた。

性について調べていた。裕翔が指でやってくれるようになったのって。多分調べたからなんだと思うし。
私も調べておいた方がいいかな？

やっぱり咥えたりした方がいいのかな？でも、恥ずかしいな
自分の気持ち良いところを知るってあるけど…
1人でした事ないよ……

そう考えて、自然と手を股に当てた。
指を曲げると入るけど…

やめよ…気持ちの良い所を知ったところで言えないし。
裕翔なら見つけてくれそうだもん！

下着がかわってたら、変に思われそうだから、部屋で脱いだパンツを履いて、ショートパンツとシャツを着た。


あの日…元彼の陸斗と会った日の事を思い出していた。

公園で抱きしめられて。裕翔と抱き合ってた事もあって抵抗はなかった。
でも、キスをされたら嫌だった。気付くと陸斗を突き放してた。
裕翔は嫌じゃないのに。

陸斗に言われた言葉

「真夜は幼なじみの事が好きなんだね」

幼なじみだからって否定はしたけど。

「多分、幼なじみにキスされても抵抗はないんじゃないかな？俺とはなんとなくで付き合ってくれたと思うけど。その頃から幼なじみの話を聞いてたら好きなんだなって分かったよ」

「そんなこと…」

「あると思うよ？固定概念を捨てて、もっと積極的になったらいいよ！俺は………応援するよ」


そう言われて、その日から積極的になった。
そして、裕翔とえっちまでしちゃった。

うれしい？嫌だった？

嬉しかったに決まってる。
何故かはわからないけど。

裕翔の為にご飯を作って
裕翔が楽しめるようにしたいって思って。

好きって感覚がわからないけど。
もしかすると、陸斗の言う通り好きなのかな？？
幼なじみだから、大切な存在なんだけど。
よくわかんない。
裕翔も同じ気持ちなんだと思うなぁ