4 / 6
ショッピングモールの裏
ショッピングモールの裏
しおりを挟む「ショッピングモールの裏」
このお話は、近所で一番大きなショッピングモールの裏から入る道で、見た話です。
私が子どもの頃に、近所に少し大きなショッピングモールができました。
近所の人達は、便利に利用してました。
ショッピングモールの裏手には民家が立ち並び、道路を挟んで、団地が立ち並んでいました。
道路との境目は、チェーンスタンドで仕切られていました。
ある日の夕方、その、チェーンスタンドの端でお友達とたわいもない話をしていました。
その裏道は、普段から人通りも少ない道でした。人っ気がすると、すぐわかるくらいだったのですが・・・。
そろそろ帰ろうとしていた時、五歩くらい向こうに中年のおじさんが歩いていました。
私も友達も全然気付きませんでした。
すると、チェーンをまたぐのかなと思いましたが、おじさんは、すりぬけました。一瞬の出来事だったので、私も友達も見入ってしまいました。
おじさんは、そのまま歩いて左に曲がっていきました。
私と友達は、怖くなって帰りました。
よく考えたら、あの時おじさんは、透明だったような気がします。
これは、もっと後で聞いたのですが、昭和初期に、おじさんが、曲がって行ったすぐの一軒家で、殺人事件があったそうです。その事件と関係してるかは、わかりませんが、あのおじさんは、なんだったのでしょう。
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる