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二、恭一と実朝

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 恭一は、時折やって来た。両親や母親が一緒の時がほとんどだったが、そのうち一人で来ることが増えた。来れば決まって陶子と話をする。恭一の話すことは歴史に関することが多かったが、学校で習わないことばかりなので、却って陶子は興味深く聞いた。恭一もまた、話を聞いてくれる相手を得て楽しそうだった。
 陶子が中学生になった時、恭一は親同士が決めた陶子の許婚(いいなずけ)だと知らされた。そのことは陶子の胸にすんなり入って来た。企業家で幅広く会社を経営している恭一の父と、政界で力を伸ばそうとしている陶子の父が持ちつ持たれつの関係を維持する上で必要なことであったとしても、陶子には何ら関係の無いことだった。思春期を迎えた陶子にとって、恭一は初恋の相手として充分過ぎるほどの相手であったし、二人が結婚することはごく自然のことのように思えたからだ。
 恭一から聞いた話の中で、陶子の心に深く印象付けられたものが二つある。青岳尼(せいがくに)と源実朝の話だ。
 鎌倉に尼五山と呼ばれる五つの寺があった。その第一位が鎌倉時代後期に創建された太平寺で、代々高貴な女性が住持を務めていた。室町時代、この太平寺に足利義明の娘で青岳尼という住持がいた。下総(しもうさ)の千葉氏に嫁いでいたが、夫との不和が原因で仏門に入ったという。足利義明は古河公方(くぼう)二代目足利政氏(まさうじ)の三男で、小田原北条氏と戦い討ち死にしている。
 弘治二年(一五五六年)のことである。安房(あわ・現在の千葉県南部)の里見義弘が海を渡って鎌倉に攻め入り、太平寺を襲った。寺は焼かれず、持ち去ったのは青岳尼と本尊の木造聖(ひじり)観音菩薩立像だけであった。
「おかしな話だろう?」
 ニキビの先が一つ二つ芽を出している横顔を見せながら、恭一は笑った。
「里見氏の敵は北条氏。だから、鎌倉に攻め込んだのは解るんだ」
 高校入試の勉強に追われる陶子は、夏休みに恭一に勉強を見て貰っていた。その合間に、恭一が話をしてくれたのだった。高校三年の恭一は、剣道部のキャプテンを務めている。大学の受験勉強も本格的に取り組んでいる筈だ。加えて陶子自身が恭一におんぶしているのだから、はるかに大変だろうと思う。だが、恭一には切羽詰まったところが無い。息抜きに歴史の話をしているのではなく、クラブ活動や受験勉強の方が息抜きになっているような感じさえある。陶子は恭一の負担になりたくないと思う反面、恭一との語らいがむしろ自分にも恭一にもいい方に作用しているように思えた。
 だが、陶子には悩みが一つあった。中学三年生になっても背が伸びないのだ。周りの女の子たちは急に女らしくなり、スラリと背が高くなっている。成長し始めたクラスメートが気に懸かり、引け目を感じた。体型が、中身まで小学生のままであるような思いにさせるのだ。しかし、気懸かりなのはクラスメートより恭一だった。恭一は私をどう思っているのだろう、ひょっとしたら私は恭一に相応(ふさわ)しくないのではないか、と陶子は一人気を揉(も)んだ。活発だった陶子は次第に言葉少なになり、何ごとにも及び腰になりがちになった。
 彫(ほ)りが深くなり、だんだん大人のものに変わりつつある恭一の顔がまぶしい。陶子はまともに恭一の顔を見るのを避けた。そうして、意味の無い円形を描く自分の鉛筆の先を見詰めながら訊いた。
「青岳尼はどうなったの?」
「それがね。すぐに還俗(げんぞく)して義弘の妻になった。どう思う?」
「二人は以前からの知り合い?」
「解らない。ただ、足利義明と里見義弘の敵が北条氏だった、という共通点がある。恐らく里見氏は足利と同盟関係にあったか、その支配下にあったんだろうな」
「すると、二人は許婚だったかも知れないのね」
 私たちみたいに、という言葉は喉の下に留めた。
「あり得るね、それは」
 恭一が陶子にちらりと視線を送った。ふた呼吸ほど間があった。陶子は胸の動悸を熱く感じた。
「由緒ある寺を惜しげもなく捨てて結婚するって、相当な覚悟が無きゃ出来ないよな」
「好きな人と一緒になれるのだったら、出来る」
 思わず言葉尻が強く出てしまった。陶子は耳の辺りが火照(ほて)るのを覚えると同時に、それが自分の意志であることを改めて強く感じた。恭一は自分の気持ちを解ってくれているのだろうか。そう思うと、動悸はさらに熱く速く打った。
 恭一は冷めてしまった紅茶のカップに手を伸ばして、ひと口飲んだ。ごくりという音が陶子の耳にまで届く。
「青岳尼は略奪されたんじゃなくて、救い出されたのかも知れないな」
「うん」
 そうであったと信じたい。陶子ははるか昔、一人の尼が愛する男と手に手を取って海を渡ってゆく姿を胸の奥に思い描いた。
「本尊はね」
 恭一が言った。
「尼五山の一つ、東慶寺に戻された」
「太平寺は今もあるの?」
「いや。鎌倉の鶴岡八幡宮の近くに源頼朝の墓があるんだけど、その北の来迎寺の奥に太平寺跡の石碑が建ってる。だけど、太平寺の仏殿は円覚寺に移築されてるよ。有名な名前だから陶子も知ってるだろ」
「ひょっとして、円覚寺の舎利殿?」
 恭一がにこりと微笑んだ。
「興味があるなら、春休みに一緒に行こうか」
「本当?」
 胸の動悸が一気に弾けた。
「ああ。合格したら、ご褒美にな」
「よっし。やる気出て来た」
「急に元気になったな。現金なやつだ」
「だって、ご褒美欲しいもの」
「陶子はね………」
「え?」
「元気じゃないと陶子らしくない。しおらしい陶子も嫌いじゃないけど」
 恭一の眼が、じっと陶子を見ている。陶子は、今度は眼をそらしてはいけないと思った。
「らしくないよ、悩める少女なんて。縮こまってる陶子は好きじゃない。そんなもん、どこかへ思いっ切り蹴っ飛ばしちゃえ」
 恭一には似合わない、ちょっと乱暴な言い方だった。だが、それは恭一の思いやりだと陶子は悟った。知っていたのだ、恭一は。自分が悩んでいることを。
「何をグジグジ思ってるのか知らないけど、考えたってどうにもならないことは打っちゃっておけばいい。へなちょこボールは投げるなよ。直球勝負が陶子の身上(しんじょう)だろ。安心しろ。しっかり受けてやる」
 陶子は、うんうんと頷いた。そうして頷く度に、恭一が好きだという思いが強くなった。絶対、いい女になる! 恭一がこの世で一番だと褒めてくれるいい女に、絶対になる!
 陶子は小さな胸に誓った。クーラーの効いた涼しい窓の外に、抜けるように青い空が広がっている。陶子の恋は、まぶしい光の中に、また一歩踏み出した。
 恭一との語らいが、陶子には無くてはならないものになった。力を貰い、優しさに包まれる。心を支え、活力を生み出してくれる。陶子は以前にも増して、何ごとにも積極的に取り組むようになった。恭一と入れ違いに同じ高校に入学すると、陶子は生徒会活動に奔走(ほんそう)するかたわら、剣道部に所属した。両親は反対したが、陶子は聞かなかった。月に二度ずつお花とお茶の教室に通うという約束で両親を説き伏せた。剣道部に入部したのは、恭一の影響が大きい。恭一が得て来たものを自分も身に着けたい、恭一と重なる部分を一つでも増やしたい。その思いが陶子を駆り立てていた。恭一は東京の大学に通っている。会えるのは休みに帰省する時だけだ。だが、季節がめぐるごとに会える喜びが、陶子の日々のエネルギーを培(つちか)っていた。


 高校二年生の正月、陶子は初めて着物姿で恭一と会った。辻が花染縮緬(ちりめん)の振袖で、摺箔(すりはく)や刺繍(ししゅう)が草木花を華やかに描き出している。恭一は紺のスーツにカシミアの淡い茶のマフラーを首に掛け、コートを羽織っていた。どれも仕立てのいい、上質のものだ。二人で初詣に出掛けた帰りに、二人と同様着飾った若者で溢れるカフェに立ち寄った。その時、恭一が鎌倉幕府三代将軍源実朝の話をしてくれたのである。
 十二歳で将軍となった実朝は、自分に実権が無いことをよく知っていた。幕府は母北条政子と執権である叔父北条義時が動かしている。十四歳の頃、藤原雅経(まさつね)の導きで和歌の道に入った。十七歳の時に患(わずら)った疱瘡(ほうそう)の痕(あと)が顔に残り、実朝は館に籠もることが多くなった。若い実朝はエネルギーの捌(は)け口を和歌に求めたのだ、という。
「『金槐(きんかい)和歌集』って、知ってるだろ」
 コーヒーをひと口啜った後、恭一が言った。
「うん。名前だけだけど」
「『金』は鎌倉。『槐』は槐門といって中国の唐で大臣を表す言葉なんだ。だから、『金槐和歌集』は『鎌倉右大臣の歌集』という意味」
「実朝は、確か右大臣にまで上り詰めたのよね。だからか」
「実朝っていうと、ひ弱な文学青年みたいなイメージしか持たない人が多い。だけど、実像はちょっと違うと思うんだ」
「どんなふうに?」
「例えば、和歌集にはこんな歌がある」
 恭一の眼は、左手を袂(たもと)に添えながらコーヒー・カップに伸ばす陶子の手を追っていた。その視線の強さを、陶子は痺れるほどに感じた。

大海の磯もとどろに寄する波
 われてくだけて裂けて散るかも

「ダイナミックな歌。それに、とっても解りやすい」
 陶子は、恭一が歌に関心があるのを初めて知った。歌は心の柔らかさを示すものだ。陶子にとっては新しい、しかも嬉しい発見だった。
「藤原定家の新古今が主流だった時代だけど、この歌は万葉調だ。大体が和歌は宮廷貴族のものだから、質実を重んじる武士は歌なんて縁が無い。実朝はほとんど独学だったらしいよ」
 続けて、恭一はこんな歌を教えてくれた。

時により過ぐれば民の嘆きなり
     八王龍王雨やめたまへ

「これは施政者として民を想う歌だね。だけど、政治の実質は執権や御家人たちの合議で進められてる。実朝は陳和卿(ちんなけい)という宋の人物に傾倒して、唐船を造らせた。北条義時やその弟の時房が必死に諫(いさ)めたんだけどね」
「どんな人なの? その陳なんとかという人」
「源平の合戦の初期に東大寺が焼けたんだ。源氏方についた興福寺が平重衡(しげひら)に焼き討ちされたんだけど、その煽(あお)りを食ったってわけ。その東大寺の大仏再建に力を貸した人物。その後二十年間行方知れずになって、突然鎌倉に現れた」
「すごく偉い人なのね」
「偉いかどうかは解らない。人間的には尊大で、決して人に好かれてはいなかったみたいだ。大仏殿造営のための大柱を使って宋に帰るための唐船を造ろうとした、と東大寺側から訴えられてる。だけど実朝は、陳和卿に心酔した。こんな歌がある」

世も知らじ我も得知らず唐国の
    いはくら山に薪こりしを

「はるか見知らぬ国を思い描いて、夢想に走る歌だよな」
「実朝は陳和卿と一緒に宋に渡りたかったのかしら、本気で」
「政治的には手足をもがれた状態だったからね、実朝は。歌や外の国に眼を向けたかったのかも知れない」
「でも、実現しなかったんでしょう?」
「ああ。鎌倉の由比ガ浜で巨大な船を海に曳き出すことになってね。でも、船はビクとも動かない。実朝はがっかりして引き上げたんだそうだ」
「どうして動かなかったの?」
「船が巨大過ぎて砂に埋まっていたとか、遠浅だったとか、いろいろ説がある。でも『善隣国宝記』には」
「ゼンリン………?」
「善悪の『善』に、隣りの『隣』。室町期に京都の相国寺の僧侶が書いた日本最初の外交史でね、日本と中国・朝鮮の付き合いを記してる」
 初めて耳にする書物の名前だ。陶子は改めて恭一の博識の深さに感嘆した。「好きこそものの上手なれ」とは恭一のための言葉じゃないか、と思う。
「で、それに何て書いてたの?」
「諸官、集議して、工人に令して、船が動かざるの謀をなす………」
 実朝は実権を持たないとはいえ、征夷大将軍だ。いわば、幕府の顔と言っていい。その実朝が船に乗って宋に渡ったとなれば、幕府の面目は丸潰れになる。実朝の渡宋計画を断念させるために幕府が手を打ったんじゃないか、と恭一は言った。
「その一年後だよ、実朝が右大臣に就任したのは」
「右大臣は、位から言えば三番目でしょ」
「そう。太政大臣、左大臣の次だ。実朝はほとんど毎年のように官位を望んで昇進してる。ハイ、『なぜだと思う? その一』」
「政治の実権を持てず、中国に渡る夢も敗れたからなのかしら」
「実朝はね、自分に子供が出来ないことを気に病んでたんだ。源氏は自分の代で絶える。だから出来るだけ高い位に就いて、源氏の家名を上げたい。そう思っていた節がある」
「官位って、そんなにポンポンくれるものなの?」
「普通はあり得ないよ。でもね、後鳥羽上皇は気前よく実朝に官位を授けた。ハイ、『なぜだと思う? その二』」
 陶子は首をひねった。その仕草を、恭一は楽しそうに眺めている。
 眼はものを語る、という。眼を見れば何を語りたいのかが解るかも知れない。確かに恭一の眼は多くを語ってくれるし、陶子はいつもそれを感じ取っていた。だが、やはり言葉で語って欲しい時がある。耳に心地よい言葉は大好きだ。今日の着物は素敵だねとか、セットした髪型が似合ってるねとか、普段より大人びて見えるよとか………。そんな言葉が恭一の口から出るのを、陶子は今か今かと待っていた。
「推論その一。後鳥羽上皇の后と実朝の正室は坊門家の姉妹だ。つまり二人は義理の兄弟だった、から?」
 恭一は何口目かのコーヒーを啜った。
「推論その二。後鳥羽上皇は自分が編纂(へんさん)した『新古今和歌集』に実朝の歌を載せて実朝に贈ってる。和歌に秀でていた実朝を厚遇したかった、から?」
 恭一に言って欲しいのは別のことなのに………。そう思いながら、陶子は恭一の答えを待つ。
「んー。じゃあ、ヒント。『官打ち』」
「官打ち?」
「狙った相手に『分』に過ぎる官位を授ける。そうすると身に余る果報で破滅する、という呪詛(じゅそ)の一つ。官職にはそれに相応しい家の格というものがあったからね、当時は」
「なぜ実朝を呪詛する必要があるの?」
「そうそう、その調子。『なぜ』って考える。そうして、さまざまな資料を突き合わせてみる。そうすると事実が浮かんで来るんだ。朝廷と幕府がどんな関係だったか考えてごらん」
「そう言えば、後鳥羽上皇は倒幕のために『承久の乱』を起こしたわね。ということは、推論その三。朝廷と幕府が敵対関係にあったから、でしょ。でも実朝は『官打ち』を知らなかったの?」
「知ってただろうな。だけど敢えて昇進を願った。命懸けの挑戦だよ、おそらく」
「何も命まで懸けなくたって」
「実朝が狙ってたのはね、『公武合体政策』なんだ。『歌を詠む』というのは朝廷貴族の政務の一つだよ。武士である実朝が『歌を詠む』ことで朝廷の政治に加わり、幕府との融和を図る。後鳥羽上皇とは義兄弟の間柄だから、何とか活路は見い出せる。そう思ったんじゃないかな」
「実朝は歌に頼るしかなかった………」
「歌は身分を越えて、人を動かす力がある。それを実朝は身をもって行ってるんだ。こんな話がある」
 建保元年(一二一三年)二月十六日、上野(こうずけ)の国渋河(現在の群馬県)の足利六郎兼守(かねもり)という御家人が幕府に捕らえられた。執権北条義時を倒し、二代将軍源頼家の遺児栄実を将軍に擁立しようという泉親衡(ちかひら)の陰謀に加担していたのである。
 兼守は安達景盛の預かり囚となり、二十五日に明暁処刑と言い渡された。兼守は断腸の思いで和歌十首を詠み、荏柄(えがら)天神社に奉納した。たまたま参詣していた工藤三郎祐高(すけたか)が和歌を書き写し、翌朝すぐに実朝に見せた。兼守の歌に感動した実朝は、ただちに兼守の処刑を中止させ釈放した。兼守は荏柄天神に感謝して参道近くに橋を架けた。これが「鎌倉十橋」の一つ「歌ノ橋」である。
「残念なことに兼守の歌は残ってないんだ。代わりにというわけじゃないけど」
 そう断って、恭一は実朝の歌をもう一首教えてくれた。

きょうもまた
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    たのめぬ宿の庭の白雪

 孤独な青年の行き場の無い歌だ。感傷的な心をふんわりと包む庭の雪の白さが眼に痛い。
 恭一がなぜ実朝の歌に惹かれたのか、なぜ陶子に教えてくれたのか、それは解らない。いつか機会があったら聞いてみようと思った。
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