短編集(お薦め!)50+

霜月 雄之助

文字の大きさ
上 下
4 / 459

【 ハッテン便所 】瀧山

しおりを挟む
とある有名なハッテン便所―。
大きな公園の中にある一つの公衆便所なので知る人ぞ知るスポットであった―。

小便器が一台、個室一台のこじんまりした公衆便所だった。

大きな公園の奥にあるだけに人気は少なかった。

個室から微かに声が聞こえる―。
個室は使用中であった。
隣の清掃道具置場から隣を上から覗くと男が二人居るのが見えた…。

壁一枚横で男二人でいる。
存在を消し聞き耳をたてた…。

はぁはぁはぁ…うっ!
「いいか~…?」
はあはぁはぁ、はい…

小さい声ではあるが良く聞こえた…。
気になり過ぎて
再度、上から覗いて見た…。
二人は全裸になっていた…。
一人は和彫りが体中に入っていた…。
ヤバいモノを見た気がしてならなかった…。
俺はまた頭を引っ込めた。
ヤクザが若い男のケツを掘っているシーンだった。

「あぁ~!イ、イクっ!」
「おぅ!イケよッ!」
     はあはあはあはあ―

 ガサゴソ~ 着替えているようだった…。
しばらくして二人は個室から出て行った…。
俺も時間を開けて出ていこうとしたらトイレ出入口に男がタバコを吸って立っていた…。
俺はヤバいと思ったが素知らぬフリをし通りすぎようとした。
男「おい!」
強目の口調で出て行くのを止められた。
俺「は、はい…?」
男はタバコの煙をはきながら俺に云った。
男「お前いつここに入った…?」
俺「え…?!」
男「俺、さっきからここに立ってたんだけど…」
ヤバい…ヤバいヤバい…!バレるッ!
男「お前…」
俺「は…はい…」
今更だがこの男、さっき隣の個室にいた…ヤクザじゃ…?!と声、体つきで感じとった…。
男「ちょっと来いっ!」と腕を捕まれトイレの中に引っ張られた。
そして奥の個室に…。
男は鍵を閉めるなり俺の股間を触ってきた。
男「ふっ…」
男は顔を笑わせながら小さく笑った…。
男「なんで勃ってる…?」
俺「・・・・・」
何も言い返せなかった…。
男は黙ってる俺にお構い無しといった感じでズボンを下ろしはじめた―。
男「もうこんなに濡れてるってスゲーな!」
俺「・・・」
男は俺の顔を見ながら咥えはじめた…。
男「か~!しょっぺぇ~!」
俺「す…すみません…」
ジュブ、ジュブゥ、ジュブ―

男は俺のケツを触ってきた…。
俺「あっ!」
男「ケツ感じるだな…」
俺「は…はいっ!」
男「よしよし~!俺もまだ抜いてないから抜きたくて待ってたんだ…!」
男は俺をひっくり返し、ケツを向けさせた…。
男もズボンを脱ぎケツに指を入れはじめた…。
俺「は…早く入れてくれっ…!」
男「お!いいのか…?じゃあ…」
ズブゥッ―
俺「あ!」
男「おぉ!」
俺は男のマラを感じながら全部飲み込んだ…。
俺「スッゲ!デカいっ~!」
男「おう?気持ちいいか…?」
腰の動きが早くなっていった。
男はシャツも脱ぎ
和彫りの刺青が汗で煌めき
綺麗に見えた…。
正常位で眺めながらヤラれたかった…。
はぁはぁはぁ―
男は優しく、時に激しく俺のケツを突き上げた―。
男「おぉ~!良く…し、締まるケツマンコだっ…!うっ!」
男が奥まで入れ、ビク、ビクン―と痙攣したように俺に抱きついてきた…。
男「た、種つけしちまった…」
俺は何も言わず…喜びを噛み締めていた…。
      はぁはぁはぁはあっ―。

しばらくすると男はチンポを俺から抜き
男「良かったぜ…!」と言い
着替えはじめた…。
俺も服を着はじめた…。
男は待っていてくれ、一緒に個室を出た…。
トイレを出て
男「どっち?」
俺「こっちっす…」
男「同じだ…」
しばし一緒に歩いた…。

俺「また…会ってくれますか…?」
男「ん??  あぁ…!」

連絡先交換をし公園を出たところで二人別れた…。

男の名は瀧山といった―。


おしまい~
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

伍画荘の5人

霜月 雄之助
青春
伍画荘の下宿人5人の面々が繰り出す様々なエロ物語。 1号室:ごり先輩(柔道部)→金田 大輝 2号室:マサ(アマレス)→中森 勇気 3号室:サトル(ラグビー) 5号室:ゴウ(野球部) 管理人室: 三本松 隆(競輪)

【 Quench Your Thirst 】短編集 11

霜月 雄之助
現代文学
【 新鮮ザー汁牧場 】 新しいハッテン場がOPENする。 全裸の男たちが 四つん這いで待機―。 第一弾は 次世代型ハッテン場のはなし。 随時、新しい話も追加します。 因みに【 Quench Your Thirst 】は クエンチ ユア サースト ≪ 喉の乾きを癒す ≫って意味です 【 童貞さん!いらっしゃい♪ 】 【 七色ボックス! 】 NEW!【 チンポ・マニア 】 【 十人 十物 】 【 GYM 】 【 Gの世界 】 【 BLACK or WHITE ×3 】 【 アブノーマル 】 【 オナニーのぞき 】 【 まとめ売り 】 【ある村での真相】

トラック野郎の真夜中の情事

霜月 雄之助
現代文学
夜な夜な人気の無い駐車場に集まるトラック野郎。トラック野郎たちが繰り広げる淫乱な情事とは?!一つじゃない! 色んな出会い方がある!

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

【 ベタ 】短編集10

霜月 雄之助
青春
ベタ、闘魚―。肺呼吸出来る魚―。強く綺麗な淡水魚です。 よくコップなどに入れて売られてます。 ※内容とは関係ありません。 【 ベタ 】 【 俺の彼氏は外人 】 NEW!【 今日のチンコ 】 【 プール 】 NEW!【 奴隷男Ⅱ- 8号 】 【 マネージャーのお仕事 】 NEW!【 スラップル 】三人 【 のぞき屋 】 【 射精管理 】 【 筆下ろし町 】等々…。

風呂場の大男 【 完 】

霜月 雄之助
BL
有名な大露天風呂に勤務する大男、十兵衛(ジュウベエ)。その巨漢ぶりから良くも悪くもモテてしまい、様々なトラブルに巻き込まれていく―。

【 よくあるバイト 】完

霜月 雄之助
BL
若い時には 色んな稼ぎ方があった。 様々な男たちの物語。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

処理中です...