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【独身寮の不思議】
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ここは消防士の独身寮―。
約20名の隊員が暮らしている。
たまたまこの独身寮には
体がデカいヤツばかりが集まっていた。
この独身寮には、ある噂があった。
噂というより、おまじない。
*下記、二つの事を行うと目覚めが良くなる~!
1、部屋の鍵は開けておく
2、ドアノブにハンガーをかける
鍵を開けておくか―。
抵抗あるな―。
で、でも目覚め良くなりたいしな。
少し迷っていた―。
その夜、隣部屋同士で軽く飲み会を開いた。言わば友だち会議だ。
話しを独身寮のおまじないに持っていった。
右隣の南雲(ナグモ)は「そんなん、嘘に決まってるよ!」
左隣の米田(ヨネダ)がワンテンポおいて
神妙な面持ちで話しだした。
米「先週、それやってみたんだ…」
俺「ほ、本当か?!それで結果は!」
米「よく分からないけど、効くと思うよ」
俺「よく分からない?」
米「それが効果があるのが1日置きなんだ…」
南「それって…、効果なのか?」
米「う、うん…」と頼り無い返事。
俺は密かに、今夜、決行するのを心に決めた。
友だち会議もお開きになり
独身寮の消灯時間。
22時頃―。
俺は部屋のドアノブにハンガーをかけ、鍵を閉めずに床(トコ)についた。
俺は普通に寝てしまった。
左隣の米田は見ていた。
隣の部屋のドアノブにぶら下がるハンガーを…。
翌朝、俺は昨日の事も忘れ、目覚めた。
俺「ん?」と気付くと体調が頗(スコブ)る良かった。
そして、部屋を出る際にドアノブのハンガーに気付き、ハンガーを部屋にしまいながら、俺はおまじないの効果が出たと思っていた。
米田は1日、観察していた。
おまじないの真相を―。
翌日~。
米田から二人っきりで話しがあると言われた。
その夜、部屋に二人。
米田はいつになく真面目な顔をしていた。
重い口が開いた。
米「俺、見たんだ…」
俺「な、なにを?!」
米「この前、三人で飲んだ夜、お前、ドアノブにハンガーかけただろう?」
俺「え!?」 ドギマギしたが
素直に認めた。
米田「あの晩、俺、見張っていたんだ…」
俺「えっ!?」
米「全てではないんだけど―」
米田は独身寮を出て、外から見える場所を見つけ、そこから一晩、見張っていたそうだ。
丁度、対面(トイメン)にマンションがあったそうだ。
すると24時を回った頃、動きがあった。
部屋に入っていく者を見た。
急いで米田は部屋に向かおうとするもタイミング悪く、警察に捕まり、職務質問を受けてしまった。
10~15分くらい時間をロスしてしまったとの事。
ハッキリ言えるのは、誰かが部屋に忍び込んだ事だけだった。
俺は米田の話を聞いて
唖然とした。
忍び込んで何をしたんだ?!
一体、誰が!
ならば、と。
俺は部屋に数ヵ所、カメラを仕掛けはじめた。
モニターで確認し、準備オッケー。
早速、
今晩、決行することにした。
おまじないのハンガーをかけ、鍵は施錠せず―。
俺は心配もあったが布団に入るとすぐ眠りについてしまった。
翌朝、気持ち良く目覚め
ハッと気づき、モニターをチェックした。「!」そこに映し出された映像に驚きを隠せなかった。
俺「だ、誰だ、コイツ?」
寮生でもない。
全く知らないヤツだった。
モニターを見ると更に驚く事になった。
その見知らぬ男は
俺のイチモツをシャブっているように見えた。
信じたくなくても
紛れもない真実だ―。
警察に届けようにも
自分の醜態を晒すことになる。
しばらく考え、黙っていようと決めたのだった―。
おしまい~
約20名の隊員が暮らしている。
たまたまこの独身寮には
体がデカいヤツばかりが集まっていた。
この独身寮には、ある噂があった。
噂というより、おまじない。
*下記、二つの事を行うと目覚めが良くなる~!
1、部屋の鍵は開けておく
2、ドアノブにハンガーをかける
鍵を開けておくか―。
抵抗あるな―。
で、でも目覚め良くなりたいしな。
少し迷っていた―。
その夜、隣部屋同士で軽く飲み会を開いた。言わば友だち会議だ。
話しを独身寮のおまじないに持っていった。
右隣の南雲(ナグモ)は「そんなん、嘘に決まってるよ!」
左隣の米田(ヨネダ)がワンテンポおいて
神妙な面持ちで話しだした。
米「先週、それやってみたんだ…」
俺「ほ、本当か?!それで結果は!」
米「よく分からないけど、効くと思うよ」
俺「よく分からない?」
米「それが効果があるのが1日置きなんだ…」
南「それって…、効果なのか?」
米「う、うん…」と頼り無い返事。
俺は密かに、今夜、決行するのを心に決めた。
友だち会議もお開きになり
独身寮の消灯時間。
22時頃―。
俺は部屋のドアノブにハンガーをかけ、鍵を閉めずに床(トコ)についた。
俺は普通に寝てしまった。
左隣の米田は見ていた。
隣の部屋のドアノブにぶら下がるハンガーを…。
翌朝、俺は昨日の事も忘れ、目覚めた。
俺「ん?」と気付くと体調が頗(スコブ)る良かった。
そして、部屋を出る際にドアノブのハンガーに気付き、ハンガーを部屋にしまいながら、俺はおまじないの効果が出たと思っていた。
米田は1日、観察していた。
おまじないの真相を―。
翌日~。
米田から二人っきりで話しがあると言われた。
その夜、部屋に二人。
米田はいつになく真面目な顔をしていた。
重い口が開いた。
米「俺、見たんだ…」
俺「な、なにを?!」
米「この前、三人で飲んだ夜、お前、ドアノブにハンガーかけただろう?」
俺「え!?」 ドギマギしたが
素直に認めた。
米田「あの晩、俺、見張っていたんだ…」
俺「えっ!?」
米「全てではないんだけど―」
米田は独身寮を出て、外から見える場所を見つけ、そこから一晩、見張っていたそうだ。
丁度、対面(トイメン)にマンションがあったそうだ。
すると24時を回った頃、動きがあった。
部屋に入っていく者を見た。
急いで米田は部屋に向かおうとするもタイミング悪く、警察に捕まり、職務質問を受けてしまった。
10~15分くらい時間をロスしてしまったとの事。
ハッキリ言えるのは、誰かが部屋に忍び込んだ事だけだった。
俺は米田の話を聞いて
唖然とした。
忍び込んで何をしたんだ?!
一体、誰が!
ならば、と。
俺は部屋に数ヵ所、カメラを仕掛けはじめた。
モニターで確認し、準備オッケー。
早速、
今晩、決行することにした。
おまじないのハンガーをかけ、鍵は施錠せず―。
俺は心配もあったが布団に入るとすぐ眠りについてしまった。
翌朝、気持ち良く目覚め
ハッと気づき、モニターをチェックした。「!」そこに映し出された映像に驚きを隠せなかった。
俺「だ、誰だ、コイツ?」
寮生でもない。
全く知らないヤツだった。
モニターを見ると更に驚く事になった。
その見知らぬ男は
俺のイチモツをシャブっているように見えた。
信じたくなくても
紛れもない真実だ―。
警察に届けようにも
自分の醜態を晒すことになる。
しばらく考え、黙っていようと決めたのだった―。
おしまい~
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