少年兵士の逆異世界転生物語

なんかスマンのぅ

「・・・なんかスマンのぅ」


言葉の通り、結果は無理でした。ですよね、そりゃ代償だし。えーえー分かっていましたとも！

出来ると思ったんじゃがのうと頭を掻きながら、わははと笑って誤魔化している師匠をほっといてリリィに話し掛ける

「前の勇者はどうしてたの？」

「呪いは解けなかったわ。だけど抑える事は出来たみたい。確か『明鏡止水』とか言ってたわね」

「『明鏡止水』！それがあったわい！というか小娘は何故のその技を知っておるのじゃ？」

左の手の平を上に向けて右手をグーにしてポンと叩いた

「前使っている人を見た事があるからよ」

ん？若干のトゲがある？何故にリリィは師匠に対して敵対心持ってるんだ？
何かあったのかな？


「・・・鈍感」

頬をプクッと膨らましてそっぽを向いた


「これはちぃとやらかし過ぎたかの？参ったわい、取り敢えず弥勒は帰りに小娘とデートをすると良い。それで機嫌は良くなるじゃろ」


えーと？コレは、とばっちりだよね？俺多分被害者だよね？
デートで機嫌変わるのか？うーん？


「小娘、コレは中々の強敵じゃぞ？」


「うん、それはよく知ってます」


２人同時に溜め息とか、気が合うじゃん！というかそろそろ桜花一式を教えて欲しいんだけどなぁ・・先は長そう