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第4章 帝国編
盗賊退治は遠慮なく2
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見張りの奴が1人アジトに戻って来たと連絡があった。
俺が立ち上げてからこの盗賊団も大きくなった。王国に続く道で盗賊稼業をしていて此処らでは恐怖の象徴として有名になったもんだ
たとえ軍でもこのアジトは見つける事はできまい。それだけ複雑な場所にある
そして有名になり腕の立つ奴らも入ってきて大きな商隊も襲える様になった
今の俺達に怖いものなど無い。このままもっと大きくして大盗賊団として世の中に名を轟かせてやる
見張りからの伝えでは中々の荷物を載せて王都へ向かっている商隊を見つけたそうだ
護衛はいるそうだが、先頭にいる奴ら以外はそこまで強く無さそうだと
良いカモがきたな!数の多さで一気に襲い、脅しで何人かを力で切り伏せれば恐怖で震え自ら差し出すだろう
これが堪らなくてやめられないんだ。今俺達は勢いに乗っている。誰も止めるものなど無い!
アジトに2人残して全員で向かう事にする。今回は俺も参加してやろう
少し遠回りしながら慎重に見張りの所に到着した。
此方が優勢とはいえ万全の態勢で臨むのだ。ここで助長して失敗をするような馬鹿では無い。俺はそうやって登り詰めたのだから
見張りの2人は今も監視を続けている。話を聞くと此方には気付いていない様だ。
それはそうだ。自慢じゃないがコイツらは下っ端とはいえ尾行に関してはエキスパートだ。
今まで見つかった事など1度もない
商隊は野宿の準備を始めたようだ。俺達も腹を満たしておく。いざという時に力が入らないなんて論外だ。
火は使えないのでパンと干し肉やチーズを詰め込む。
これが終わったらたらふく食べるんだ。そう思い水で流し込んだ
周囲も暗くなっていきいつもなら惑星が照らしてくれるのだが、今日は雲が多い
俺達はツイている。流れは完全にきてる
服装も黒に統一し、直前まで気付かれる事も無いだろう
奴等も飯を食べて油断している頃だ。そろそろ襲って奪うとしよう
「あれ?」
1歩踏み出した時、何処からか間抜けな声が聞こえてきた
「何だ?」
折角気分が乗っていざという時にそんな声を出されるとイラッとくる
「い、いや隣にいた奴が居なくなっていて・・」
は?何を馬鹿な事を言っている。そこら辺で用でも足してるんじゃないのか?
少しキツく注意をしていると
「え?」
また間抜けな声が聞こえてきた
「何ださっきから!俺を馬鹿にしてるのか?」
「すみません!ですが、もう1人後ろにいたんですが居なくなってるんです」
さっきから何を言ってるんだ?
「チッ、探せ!そこら辺にいるだろうが!」
出鼻を挫かれて気分を害した。また仕切り直さないといけない
消えた奴を探しに2人森の中へと入っていく
しかし暫く経っても戻ってくる様子はない
ここに来て少しおかしいという気持ちが芽生えてきた
「おい、アイツらは戻って来ないのか?」
近くの奴に聞いてみるが返ってくる返事は分からないだ
「うわっ!?」
今度は驚いた声が出てきた
「どうした?」
驚いた奴の所へ行くと腰を抜かして別の奴を指差している
「せっ・・背中に」
震えながら指の示す奴の背中を見ると真っ赤な手形が付いている
「「ひっ!?」」
何人かが飛び退く。付いたばかりのようで拭うとベトリと手に付いた
何だ?誰の血だ?いつ付いたんだ?
少しずつ不穏な空気が流れていく。辺りを見渡すが何も無い。真っ暗で何も見えないのだ。
「ここはまだ相手からは遠くて見える事は無い。ライトを点けて探せ!」
こうなったら仕方がない。リスクは上がるが奴らの士気を戻さなければどうにもならない
何人かがライトをつけ淡い光が灯る。何人かで固まりながら捜索をする事になった。
「あれ?」
声を上げた方向を振り向くと井戸の様なものが見えた
「あんな所に井戸なんてあったか?」
ここは森の中だ。人が使う井戸があるはず無い
怪訝な顔でライトを井戸に向けてみる。何も無さそうだ
「おい、誰か覗いてこい」
ビビりながらも1人近づいていき、ゆっくりと井戸の中を覗き込んでいた
「な、何も無さそうです」
ホッとした様に答え井戸を背に戻ろうとした時、肩とお腹に白い腕が絡みついて井戸へ引きずり込んでいった
「ひいっ!?」
あまりの一瞬に理解が追いつかない。誰かの恐怖の声と尻餅をついた事により我に帰る事ができた
「何だ今のは!?誰か覗いてこい!」
部下に指示するが誰1人動かない、声も出せず首を横に振るばかりだ
情け無い、意を決して自分で覗き込むことにする
恐る恐る覗き込んで見ると真っ暗で何も無い。一応ゆっくりと後退りで離れてある程度距離を置いてから振り返ると奴らの後ろに白い服を着て長い黒髪をたらし、顔を俯かせている女の立ち姿があった
「うわっ!?」
思わず声を上げた。情け無い事に後退りする
見ると女は消えていた、そしてまた1人姿が消えた
「一体何なんだよ、何が起こってるんだよ!」
恐怖が伝播し、ヒステリックになっていく
こうなれば商隊を襲う所ではない。このままだと全滅する恐れがある。今ならまだ被害が少ない
「・・撤退するぞ」
苦渋の決断だが仕方ない。直ちに撤退を始める
「なっ!?何だコレ!先に進めない!?」
先頭にいた奴が止まり何もない所を叩いている。まるでそこに見えない壁がある様だ
「あっ!?か、身体が動かない!?うわあぁぁ!」
急に固まった奴が焦り、助けを求めていたが急に上空へと引っ張られる様に飛んでいった
こうなってくるともう周りはパニックだ
悲鳴をあげる者、身を固めて動かなくなっている者、逃げ惑う者などバラバラだ
「お、おい!落ち着ーー」
「ひいぃ!?」
横で俺の背後を指差していた。その方向を向くと木の上でロープで複雑に絡み付き意識の無くなっている男が居た。
多分最初に居なくなった奴だろう。身体中には赤い手形が沢山付いている
「うわぁぁあ!?」
その光景に周りは完全にパニックに陥った
1人また1人と消えていきいつの間にか盗賊団の頭しか残っていない
「嘘・・だろ・・俺の盗賊団が・・」
盗賊団の頭は一目散に逃げた。鼻水と涙を流しながら途中で躓いたり色んな所をぶつけたりしたが、足を止めず逃げ続けた
どの方向に向かっているのか分からない。とにかくあの場所から逃げ出したかった
今までに感じた事のない恐怖、足が絡んだのか地面に滑り込んだ
いつの間にか疲れたのだろうか?勢いに任せて時間も場所さえも分からない状態だ
足を見ると赤い手形が足首にクッキリと残っている
「うわぁぁあ!?」
足が絡んだんじゃない!?足を掴まれて転ばされたんだ!?
腰が抜けて呼吸も荒く過呼吸気味
なんとか身体を引きずる様に這いずり木の下までやって来た
木を背にし、ライトを点けて辺りを見渡す
目に止まったことろには最初に見た井戸がある
「な・・何で・・!!?」
手を震わせながら井戸を見ていると中から白い手がゆっくりと出て来て、這いずるように髪の長い白い服を着た女性が現れた
そしてゆっくりとゆっくりと四つん這いになりながら近づいてくる
「ひっ!?や、やめろ!くるな!?近づくんじゃねー」
木を背にしているせいでこれ以上下がれない
少しずつ近づいてくる髪の長い女
ガタガタと歯が当たる音だけがこだまする
女の手が頬にガシリと掴まれた時、真っ赤な手形が付いた
そして黒い髪の中から女の片目がギョロリと覗き込んだ時低く息の吸い込むような声で喋り出した
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
・・・・・・死ね」
あまりの恐怖に体液を垂れ流しながら意識を手放した
俺が立ち上げてからこの盗賊団も大きくなった。王国に続く道で盗賊稼業をしていて此処らでは恐怖の象徴として有名になったもんだ
たとえ軍でもこのアジトは見つける事はできまい。それだけ複雑な場所にある
そして有名になり腕の立つ奴らも入ってきて大きな商隊も襲える様になった
今の俺達に怖いものなど無い。このままもっと大きくして大盗賊団として世の中に名を轟かせてやる
見張りからの伝えでは中々の荷物を載せて王都へ向かっている商隊を見つけたそうだ
護衛はいるそうだが、先頭にいる奴ら以外はそこまで強く無さそうだと
良いカモがきたな!数の多さで一気に襲い、脅しで何人かを力で切り伏せれば恐怖で震え自ら差し出すだろう
これが堪らなくてやめられないんだ。今俺達は勢いに乗っている。誰も止めるものなど無い!
アジトに2人残して全員で向かう事にする。今回は俺も参加してやろう
少し遠回りしながら慎重に見張りの所に到着した。
此方が優勢とはいえ万全の態勢で臨むのだ。ここで助長して失敗をするような馬鹿では無い。俺はそうやって登り詰めたのだから
見張りの2人は今も監視を続けている。話を聞くと此方には気付いていない様だ。
それはそうだ。自慢じゃないがコイツらは下っ端とはいえ尾行に関してはエキスパートだ。
今まで見つかった事など1度もない
商隊は野宿の準備を始めたようだ。俺達も腹を満たしておく。いざという時に力が入らないなんて論外だ。
火は使えないのでパンと干し肉やチーズを詰め込む。
これが終わったらたらふく食べるんだ。そう思い水で流し込んだ
周囲も暗くなっていきいつもなら惑星が照らしてくれるのだが、今日は雲が多い
俺達はツイている。流れは完全にきてる
服装も黒に統一し、直前まで気付かれる事も無いだろう
奴等も飯を食べて油断している頃だ。そろそろ襲って奪うとしよう
「あれ?」
1歩踏み出した時、何処からか間抜けな声が聞こえてきた
「何だ?」
折角気分が乗っていざという時にそんな声を出されるとイラッとくる
「い、いや隣にいた奴が居なくなっていて・・」
は?何を馬鹿な事を言っている。そこら辺で用でも足してるんじゃないのか?
少しキツく注意をしていると
「え?」
また間抜けな声が聞こえてきた
「何ださっきから!俺を馬鹿にしてるのか?」
「すみません!ですが、もう1人後ろにいたんですが居なくなってるんです」
さっきから何を言ってるんだ?
「チッ、探せ!そこら辺にいるだろうが!」
出鼻を挫かれて気分を害した。また仕切り直さないといけない
消えた奴を探しに2人森の中へと入っていく
しかし暫く経っても戻ってくる様子はない
ここに来て少しおかしいという気持ちが芽生えてきた
「おい、アイツらは戻って来ないのか?」
近くの奴に聞いてみるが返ってくる返事は分からないだ
「うわっ!?」
今度は驚いた声が出てきた
「どうした?」
驚いた奴の所へ行くと腰を抜かして別の奴を指差している
「せっ・・背中に」
震えながら指の示す奴の背中を見ると真っ赤な手形が付いている
「「ひっ!?」」
何人かが飛び退く。付いたばかりのようで拭うとベトリと手に付いた
何だ?誰の血だ?いつ付いたんだ?
少しずつ不穏な空気が流れていく。辺りを見渡すが何も無い。真っ暗で何も見えないのだ。
「ここはまだ相手からは遠くて見える事は無い。ライトを点けて探せ!」
こうなったら仕方がない。リスクは上がるが奴らの士気を戻さなければどうにもならない
何人かがライトをつけ淡い光が灯る。何人かで固まりながら捜索をする事になった。
「あれ?」
声を上げた方向を振り向くと井戸の様なものが見えた
「あんな所に井戸なんてあったか?」
ここは森の中だ。人が使う井戸があるはず無い
怪訝な顔でライトを井戸に向けてみる。何も無さそうだ
「おい、誰か覗いてこい」
ビビりながらも1人近づいていき、ゆっくりと井戸の中を覗き込んでいた
「な、何も無さそうです」
ホッとした様に答え井戸を背に戻ろうとした時、肩とお腹に白い腕が絡みついて井戸へ引きずり込んでいった
「ひいっ!?」
あまりの一瞬に理解が追いつかない。誰かの恐怖の声と尻餅をついた事により我に帰る事ができた
「何だ今のは!?誰か覗いてこい!」
部下に指示するが誰1人動かない、声も出せず首を横に振るばかりだ
情け無い、意を決して自分で覗き込むことにする
恐る恐る覗き込んで見ると真っ暗で何も無い。一応ゆっくりと後退りで離れてある程度距離を置いてから振り返ると奴らの後ろに白い服を着て長い黒髪をたらし、顔を俯かせている女の立ち姿があった
「うわっ!?」
思わず声を上げた。情け無い事に後退りする
見ると女は消えていた、そしてまた1人姿が消えた
「一体何なんだよ、何が起こってるんだよ!」
恐怖が伝播し、ヒステリックになっていく
こうなれば商隊を襲う所ではない。このままだと全滅する恐れがある。今ならまだ被害が少ない
「・・撤退するぞ」
苦渋の決断だが仕方ない。直ちに撤退を始める
「なっ!?何だコレ!先に進めない!?」
先頭にいた奴が止まり何もない所を叩いている。まるでそこに見えない壁がある様だ
「あっ!?か、身体が動かない!?うわあぁぁ!」
急に固まった奴が焦り、助けを求めていたが急に上空へと引っ張られる様に飛んでいった
こうなってくるともう周りはパニックだ
悲鳴をあげる者、身を固めて動かなくなっている者、逃げ惑う者などバラバラだ
「お、おい!落ち着ーー」
「ひいぃ!?」
横で俺の背後を指差していた。その方向を向くと木の上でロープで複雑に絡み付き意識の無くなっている男が居た。
多分最初に居なくなった奴だろう。身体中には赤い手形が沢山付いている
「うわぁぁあ!?」
その光景に周りは完全にパニックに陥った
1人また1人と消えていきいつの間にか盗賊団の頭しか残っていない
「嘘・・だろ・・俺の盗賊団が・・」
盗賊団の頭は一目散に逃げた。鼻水と涙を流しながら途中で躓いたり色んな所をぶつけたりしたが、足を止めず逃げ続けた
どの方向に向かっているのか分からない。とにかくあの場所から逃げ出したかった
今までに感じた事のない恐怖、足が絡んだのか地面に滑り込んだ
いつの間にか疲れたのだろうか?勢いに任せて時間も場所さえも分からない状態だ
足を見ると赤い手形が足首にクッキリと残っている
「うわぁぁあ!?」
足が絡んだんじゃない!?足を掴まれて転ばされたんだ!?
腰が抜けて呼吸も荒く過呼吸気味
なんとか身体を引きずる様に這いずり木の下までやって来た
木を背にし、ライトを点けて辺りを見渡す
目に止まったことろには最初に見た井戸がある
「な・・何で・・!!?」
手を震わせながら井戸を見ていると中から白い手がゆっくりと出て来て、這いずるように髪の長い白い服を着た女性が現れた
そしてゆっくりとゆっくりと四つん這いになりながら近づいてくる
「ひっ!?や、やめろ!くるな!?近づくんじゃねー」
木を背にしているせいでこれ以上下がれない
少しずつ近づいてくる髪の長い女
ガタガタと歯が当たる音だけがこだまする
女の手が頬にガシリと掴まれた時、真っ赤な手形が付いた
そして黒い髪の中から女の片目がギョロリと覗き込んだ時低く息の吸い込むような声で喋り出した
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
・・・・・・死ね」
あまりの恐怖に体液を垂れ流しながら意識を手放した
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