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第1章 最初の街
取り敢えずお金を稼がないと
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異世界2日目の朝はちゃんとした宿で起きれたよ。
ベッドに寝転んだらグッスリと寝れました。足の湿布を貼り直して包帯をグルグルと巻く。素人だからちゃんと出来ないけど、ガッチリと締めれば問題ないだろう。
朝はパンとコーヒー牛乳。異世界でもいつもと同じご飯を食べられるって幸せな事だよなぁとしみじみ思い宿屋を出る。
よし、今日はお金を稼ぐぞー!
と、いっても足がまだ痛くてヒョコヒョコ歩きだ。なので遠くから鉄板落としで狩るしかない。
地球の品物を売るという方法も考えたのだが、こちらの世界の物価も分からなければ学生に商売の駆け引きなんて出来るわけがない。
なのでこれは最終手段としてとっておく。
街を出てバイクに乗り、森に向かって走り出す。地図に魔物を検索しておくのを忘れない。
森の近くにやってくると地図の端っこにチラホラと魔物のマークが現れた。
バイクを降りて近づこうとするとマークが消えた。
あれ?範囲から外れた訳じゃないのに消えるってどうゆうこと?
頭に?マークをつけながら恐る恐る近づくと魔物がいた場所に冒険者が3人立っていた。どうやらこの冒険者達が魔物を倒したから消えてしまったみたいだね。
納得したけど冒険者とかち合う可能性があるのか。それに盗賊もいる可能性もあるよね。
検索で冒険者と盗賊、魔物と入力してみる。しかしマークが出たのは最初に入力した冒険者だけだった。
やっぱり一々調べなおさないとダメなんだね。面倒くさい
ため息1つ吐いて調べ直す。盗賊はいない、冒険者は先程の3人と地図のギリギリに4人。
魔物はポツポツといるみたいだ。なので他の冒険者に合わない様にしながら魔物を狩っていく。
木の陰から魔物を確認。ゴブリンの様だ。上から鉄板を落としで潰す。ボアもこちらに気付いていなければ無防備な状態だったのでちょっと5メートルくらいの高さから鉄板を連続で落としで量で圧し潰していった。
鉄板を取り出す時は無音だから簡単に不意打ちが出来る。やったね。
移動する時は魔物、冒険者、盗賊、人の順番で検索し直してから移動をして1日中魔物を狩って狩りまくった。
途中でゴブリンの集団を見つけた時はめっちゃヒヤヒヤした。
10匹固まって移動していたので鉄板プラス鉄の棒を一斉に落としてみた。
物凄い音と共に大惨事になっていた。
慌てて保存し、魔石も回収して音を聞きつけて何もやって来ないかを確認しながらそそくさと退散する。
時間を確認すると3時を過ぎていた。結構魔物を安全に狩れたよ。それにレベルも上がった。
天道 海斗
18歳
レベル7
HP160/180
MP160/160
スキル
スマホ
ソフトウェアos4.0
・写真の保存が80枚に増えました
・カメラのスローモーションが8倍スローモーションになりました
・時計のストップウォッチが使えるようになりました。(普通にストップウォッチだった)
・地図の縮尺が1キロになりました(これが地味に嬉しい)
・アプリが2つ選べる様になりました
少しずつ『スマホ』の能力が上がってきている。このままレベルを上げていけばきっと強くなると思う。ちょっとワクワクしてきた。
アプリは2つ選べるんだけどまだ選んではない。これから先どうなるか分からないし、どうせ課金なのだろう。
ならば必要性が出てきた時にとる事にして、先ずはお金を貯める事に専念しよう。
街に戻って冒険者ギルドに入る。相変わらず中は忙しそうだ。
昨日のエルフさんは忙しそうに人を捌いている。人気なんだろうか?列が長い。
まあ、凄い美人さんだったからね。仕方ない
という訳で、人が少ない男性の所へと並ぶ事にする。
「次の方」
おお、早い。早速カウンターの前に座る
「買い取りをお願いします」
カウンターに魔石とドロップ品をドッサリと置いた。その多さに受付の男性がビックリした様子でみている。
「えっと、畏まりました。ギルドカードの提出をお願いします」
「あ、すみません。私冒険者ではないんですが」
「え?」
「え?」
お互い顔を見合わせて固まる。
「コホン!申し訳ありませんでした。では少々お待ちください」
受付の男性は魔石とドロップ品を持って奥へと歩いて行った。
やっぱり一般人が魔物を狩るのは問題があるのだろうか?
うーんと唸りながら考えていると受付の男性が帰って来た。
「お待たせしました。今回の合計で80000ゴールドになります」
おおお!キター!8万だと!?そうだよね、めっちゃ狩ったもんね。これならポーション買って足を治せるし、今日も宿に泊まる事が出来る。やったー!
「あのー」
ガッツポーズをしている最中に受付の男性が話しかけてきた。
恥ずかしくてちょっと赤くなる
「は、はい!何でしょうか?」
「これだけ魔物を狩れるのでしたら冒険者登録をしませんか?」
「それがお金が無くて登録が出来なかったんです」
え?こんなに魔石を持ってくるのにって顔をされた。いや、だって昨日の今日だよ?無理に決まってるじゃん
って目の前の男性に言えるはずもなく苦笑いをするだけだった。でも今日は登録が出来るだけのお金を稼ぐ事が出来たので早速お願いする事にする。
「はい、では確かに2万5000ゴールド頂きました。では試験内容ですが、ゴブリンの魔石を5つ納付して下さい。期間は3日間ですのでお気を付けて下さい」
ゴブリンは何処にでもいて、繁殖率も高いらしく、常に討伐依頼が出ている。そして街で一番消費されるのもゴブリンの魔石なので冒険者はゴブリン位は倒せないといけないという事で、冒険者登録の試験にはうってつけという訳だ。
まあ、それ位なら大丈夫かな?受付の人もそういう有能株があれば冒険者を勧めるんだそうだ。
良し、明日からは冒険者登録の為にゴブリンを狩るぞーー!
ベッドに寝転んだらグッスリと寝れました。足の湿布を貼り直して包帯をグルグルと巻く。素人だからちゃんと出来ないけど、ガッチリと締めれば問題ないだろう。
朝はパンとコーヒー牛乳。異世界でもいつもと同じご飯を食べられるって幸せな事だよなぁとしみじみ思い宿屋を出る。
よし、今日はお金を稼ぐぞー!
と、いっても足がまだ痛くてヒョコヒョコ歩きだ。なので遠くから鉄板落としで狩るしかない。
地球の品物を売るという方法も考えたのだが、こちらの世界の物価も分からなければ学生に商売の駆け引きなんて出来るわけがない。
なのでこれは最終手段としてとっておく。
街を出てバイクに乗り、森に向かって走り出す。地図に魔物を検索しておくのを忘れない。
森の近くにやってくると地図の端っこにチラホラと魔物のマークが現れた。
バイクを降りて近づこうとするとマークが消えた。
あれ?範囲から外れた訳じゃないのに消えるってどうゆうこと?
頭に?マークをつけながら恐る恐る近づくと魔物がいた場所に冒険者が3人立っていた。どうやらこの冒険者達が魔物を倒したから消えてしまったみたいだね。
納得したけど冒険者とかち合う可能性があるのか。それに盗賊もいる可能性もあるよね。
検索で冒険者と盗賊、魔物と入力してみる。しかしマークが出たのは最初に入力した冒険者だけだった。
やっぱり一々調べなおさないとダメなんだね。面倒くさい
ため息1つ吐いて調べ直す。盗賊はいない、冒険者は先程の3人と地図のギリギリに4人。
魔物はポツポツといるみたいだ。なので他の冒険者に合わない様にしながら魔物を狩っていく。
木の陰から魔物を確認。ゴブリンの様だ。上から鉄板を落としで潰す。ボアもこちらに気付いていなければ無防備な状態だったのでちょっと5メートルくらいの高さから鉄板を連続で落としで量で圧し潰していった。
鉄板を取り出す時は無音だから簡単に不意打ちが出来る。やったね。
移動する時は魔物、冒険者、盗賊、人の順番で検索し直してから移動をして1日中魔物を狩って狩りまくった。
途中でゴブリンの集団を見つけた時はめっちゃヒヤヒヤした。
10匹固まって移動していたので鉄板プラス鉄の棒を一斉に落としてみた。
物凄い音と共に大惨事になっていた。
慌てて保存し、魔石も回収して音を聞きつけて何もやって来ないかを確認しながらそそくさと退散する。
時間を確認すると3時を過ぎていた。結構魔物を安全に狩れたよ。それにレベルも上がった。
天道 海斗
18歳
レベル7
HP160/180
MP160/160
スキル
スマホ
ソフトウェアos4.0
・写真の保存が80枚に増えました
・カメラのスローモーションが8倍スローモーションになりました
・時計のストップウォッチが使えるようになりました。(普通にストップウォッチだった)
・地図の縮尺が1キロになりました(これが地味に嬉しい)
・アプリが2つ選べる様になりました
少しずつ『スマホ』の能力が上がってきている。このままレベルを上げていけばきっと強くなると思う。ちょっとワクワクしてきた。
アプリは2つ選べるんだけどまだ選んではない。これから先どうなるか分からないし、どうせ課金なのだろう。
ならば必要性が出てきた時にとる事にして、先ずはお金を貯める事に専念しよう。
街に戻って冒険者ギルドに入る。相変わらず中は忙しそうだ。
昨日のエルフさんは忙しそうに人を捌いている。人気なんだろうか?列が長い。
まあ、凄い美人さんだったからね。仕方ない
という訳で、人が少ない男性の所へと並ぶ事にする。
「次の方」
おお、早い。早速カウンターの前に座る
「買い取りをお願いします」
カウンターに魔石とドロップ品をドッサリと置いた。その多さに受付の男性がビックリした様子でみている。
「えっと、畏まりました。ギルドカードの提出をお願いします」
「あ、すみません。私冒険者ではないんですが」
「え?」
「え?」
お互い顔を見合わせて固まる。
「コホン!申し訳ありませんでした。では少々お待ちください」
受付の男性は魔石とドロップ品を持って奥へと歩いて行った。
やっぱり一般人が魔物を狩るのは問題があるのだろうか?
うーんと唸りながら考えていると受付の男性が帰って来た。
「お待たせしました。今回の合計で80000ゴールドになります」
おおお!キター!8万だと!?そうだよね、めっちゃ狩ったもんね。これならポーション買って足を治せるし、今日も宿に泊まる事が出来る。やったー!
「あのー」
ガッツポーズをしている最中に受付の男性が話しかけてきた。
恥ずかしくてちょっと赤くなる
「は、はい!何でしょうか?」
「これだけ魔物を狩れるのでしたら冒険者登録をしませんか?」
「それがお金が無くて登録が出来なかったんです」
え?こんなに魔石を持ってくるのにって顔をされた。いや、だって昨日の今日だよ?無理に決まってるじゃん
って目の前の男性に言えるはずもなく苦笑いをするだけだった。でも今日は登録が出来るだけのお金を稼ぐ事が出来たので早速お願いする事にする。
「はい、では確かに2万5000ゴールド頂きました。では試験内容ですが、ゴブリンの魔石を5つ納付して下さい。期間は3日間ですのでお気を付けて下さい」
ゴブリンは何処にでもいて、繁殖率も高いらしく、常に討伐依頼が出ている。そして街で一番消費されるのもゴブリンの魔石なので冒険者はゴブリン位は倒せないといけないという事で、冒険者登録の試験にはうってつけという訳だ。
まあ、それ位なら大丈夫かな?受付の人もそういう有能株があれば冒険者を勧めるんだそうだ。
良し、明日からは冒険者登録の為にゴブリンを狩るぞーー!
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