37 / 68
私の彼は、愚弟でした
一花の逃亡日記2
しおりを挟む
私が任された少年騎士団の寮は、20人とこじんまりしていて、一番小さい8歳~10歳の最年少の寮です。
「お腹すいた~」
「何だ?この匂い?」
「いい匂いだなぁ~」
少年達は、食堂の入り口からお腹をさすりながら入って来る子とか、友達とおしゃべりしながら入ってくる子とか、まちまちで、入ってきた順にトレーをもって食事を運んでテーブル各々食事をしています。
今日の夕飯は、寮母初日ですので、簡単な物で、カレーを作りました。
スープカレーにサラダの簡単な料理です。
ここの寮には香辛料が沢山あり、その中にあった中でカレーに使えそうな物があったのはラッキーでした。
おかげで、皆月家のスープカレーの出来上がりです。
スパイスをいちから調合して作る。お父さん譲りのスープカレーは思い出のカレーです。
コレならパンにも合い!栄養満点です。
さぁ!食べるがいい。
「たぁ~んと、おあがりぃ~!」真っ暗な厨房から声をかけると少年たちはギョッとして厨房を覗き込んできました。
「初めまして、今日からお世話になる、皆月一花です。よろしくね」
私が、ニッコリ笑うと、少年たちはホッとしたように、トレーをもってテーブルに着いて、少年達はおそるおそるスープカレーを啜る!
ふふふ初めて食べたのでしょう?
「・・・・・・・・」
「辛い!・・・でも・・・うまい!」
「辛いの?僕・・・辛いの苦手なんだけど・・・」
「でも、辛さの後にじんわりと甘さが来て、癖になる辛さだよ!」
「えっ・・・本当?本当に辛さの後に甘くなるの?」
「あーあ本当にうまいよ!おかわりあるのかなぁ~」
「あるよ!腹一杯食べな!!!!」
悠馬を背負って白い割烹着におタマを持つ私はどこから見ても賄いのお姉ちゃん!!
どうだ!!私の姿を見て崇めるがいい!!
少年達は一瞬ポカンとして、一花の言っている事を理解したのか?一斉に声を揃えて!
「「「おばちゃん!おかわり」」」
ええ、そりゃぁ~一斉に!18歳の私に『おばちゃん』コールですよ!
ッチ!!
・・・・どして・・・こうなった?
ここは、お姉ちゃんでしょう?
見る見る、不機嫌オーラが私から漂ってきます。
子供は敏感ですね !直ぐに『オネーさん』と訂正しました。
さすがは、少年騎士団!飲み込みが早い!
よしよし!いい子達だ!
「お腹すいた~」
「何だ?この匂い?」
「いい匂いだなぁ~」
少年達は、食堂の入り口からお腹をさすりながら入って来る子とか、友達とおしゃべりしながら入ってくる子とか、まちまちで、入ってきた順にトレーをもって食事を運んでテーブル各々食事をしています。
今日の夕飯は、寮母初日ですので、簡単な物で、カレーを作りました。
スープカレーにサラダの簡単な料理です。
ここの寮には香辛料が沢山あり、その中にあった中でカレーに使えそうな物があったのはラッキーでした。
おかげで、皆月家のスープカレーの出来上がりです。
スパイスをいちから調合して作る。お父さん譲りのスープカレーは思い出のカレーです。
コレならパンにも合い!栄養満点です。
さぁ!食べるがいい。
「たぁ~んと、おあがりぃ~!」真っ暗な厨房から声をかけると少年たちはギョッとして厨房を覗き込んできました。
「初めまして、今日からお世話になる、皆月一花です。よろしくね」
私が、ニッコリ笑うと、少年たちはホッとしたように、トレーをもってテーブルに着いて、少年達はおそるおそるスープカレーを啜る!
ふふふ初めて食べたのでしょう?
「・・・・・・・・」
「辛い!・・・でも・・・うまい!」
「辛いの?僕・・・辛いの苦手なんだけど・・・」
「でも、辛さの後にじんわりと甘さが来て、癖になる辛さだよ!」
「えっ・・・本当?本当に辛さの後に甘くなるの?」
「あーあ本当にうまいよ!おかわりあるのかなぁ~」
「あるよ!腹一杯食べな!!!!」
悠馬を背負って白い割烹着におタマを持つ私はどこから見ても賄いのお姉ちゃん!!
どうだ!!私の姿を見て崇めるがいい!!
少年達は一瞬ポカンとして、一花の言っている事を理解したのか?一斉に声を揃えて!
「「「おばちゃん!おかわり」」」
ええ、そりゃぁ~一斉に!18歳の私に『おばちゃん』コールですよ!
ッチ!!
・・・・どして・・・こうなった?
ここは、お姉ちゃんでしょう?
見る見る、不機嫌オーラが私から漂ってきます。
子供は敏感ですね !直ぐに『オネーさん』と訂正しました。
さすがは、少年騎士団!飲み込みが早い!
よしよし!いい子達だ!
0
お気に入りに追加
391
あなたにおすすめの小説
彼女の母は蜜の味
緋山悠希
恋愛
ある日、彼女の深雪からお母さんを買い物に連れて行ってあげて欲しいと頼まれる。密かに綺麗なお母さんとの2人の時間に期待を抱きながら「別にいいよ」と優しい彼氏を演じる健二。そんな健二に待っていたのは大人の女性の洗礼だった…
男友達を家に入れたら催眠術とおもちゃで責められ調教されちゃう話
mian
恋愛
気づいたら両手両足を固定されている。
クリトリスにはローター、膣には20センチ弱はある薄ピンクの鉤型が入っている。
友達だと思ってたのに、催眠術をかけられ体が敏感になって容赦なく何度もイかされる。気づけば彼なしではイけない体に作り変えられる。SM調教物語。
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
懐妊を告げずに家を出ます。最愛のあなた、どうかお幸せに。
梅雨の人
恋愛
最愛の夫、ブラッド。
あなたと共に、人生が終わるその時まで互いに慈しみ、愛情に溢れる時を過ごしていけると信じていた。
その時までは。
どうか、幸せになってね。
愛しい人。
さようなら。
完結 そんなにその方が大切ならば身を引きます、さようなら。
音爽(ネソウ)
恋愛
相思相愛で結ばれたクリステルとジョルジュ。
だが、新婚初夜は泥酔してお預けに、その後も余所余所しい態度で一向に寝室に現れない。不審に思った彼女は眠れない日々を送る。
そして、ある晩に玄関ドアが開く音に気が付いた。使われていない離れに彼は通っていたのだ。
そこには匿われていた美少年が棲んでいて……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる