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幼馴染と彼女
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「けいくん、学校行こ~」
「今行く」
僕、今田圭はいつも隣の家の迫田さおりといっしょに登校している。彼女は幼稚園からの幼馴染で家族ぐるみで仲がいい。隣の家だから当然といえば当然なんだけど、今もこうして付き合いがある。
「早く行こ」
「ほいほい」
いつもこう引っ張られるようにして学校に向かう。基本的には僕はやる気のないように思われている。実際やる気なんてないからその認識であっているのだが、怠けているわけではない。
秋風がそよめく肌寒い朝。枯葉が所々に散っていて季節を感じさせる。両手をポッケに突っ込みながら歩く。
「秋って赤茶色って感じするよな」
「そうだね~やっぱり枯葉かな。そんなつまらない話よりさ、今日なんの日か知ってる?」
「いや知らんけど。ってかつまらないってひどいな」
「圭くんの話は突然でわけがわからないもんばっかだからね」
「そんなことね~よ」
なんだかんだで会話を楽しみつつ学校へと到着。
つまらない授業をなんなく受け下校。
「圭くん、ちょっといいかな」
学校を出てうちの生徒が少ない通りに出たところで声をかけられる。
「あらたまってどうしたよ」
「話があるんだよ」
「あ~うん」
「幼馴染ってどう思う?」
「まぁ兄弟みたいな感じはあるわな。アニメで見てるそのまんまだわ」
「私はそんなのいやだよ。圭くん。兄弟みたいなだなんて。だから圭くん・・・私と付き合ってください」
・・・なんとなくそんな気はしていた。別に鈍感ってほど鈍くはない。主人公みたいに都合のいい頭はしてない。だけどいきなり来ると緊張するな。
「いいよ」
「本当に?やった~やったよ。圭くん。」
嬉しそうに飛び跳ねるさおり。はしゃぐ姿はやっぱり可愛かった。
「ま、いつもとさして変わらんけどな」
「冷たいな~圭くんは。でもいいもんね。私は圭くんの彼女だし?全然いいもんね~」
やっぱり、さおりが幼馴染でよかったな。いつもこの笑顔を見ているだけで和むし。ちょこちょこした感じが本当に愛らしい。
「これからもよろしく。さおり」
秋色に輝いてる空は彼女の笑顔をより一層可愛らしくさせた。
「今行く」
僕、今田圭はいつも隣の家の迫田さおりといっしょに登校している。彼女は幼稚園からの幼馴染で家族ぐるみで仲がいい。隣の家だから当然といえば当然なんだけど、今もこうして付き合いがある。
「早く行こ」
「ほいほい」
いつもこう引っ張られるようにして学校に向かう。基本的には僕はやる気のないように思われている。実際やる気なんてないからその認識であっているのだが、怠けているわけではない。
秋風がそよめく肌寒い朝。枯葉が所々に散っていて季節を感じさせる。両手をポッケに突っ込みながら歩く。
「秋って赤茶色って感じするよな」
「そうだね~やっぱり枯葉かな。そんなつまらない話よりさ、今日なんの日か知ってる?」
「いや知らんけど。ってかつまらないってひどいな」
「圭くんの話は突然でわけがわからないもんばっかだからね」
「そんなことね~よ」
なんだかんだで会話を楽しみつつ学校へと到着。
つまらない授業をなんなく受け下校。
「圭くん、ちょっといいかな」
学校を出てうちの生徒が少ない通りに出たところで声をかけられる。
「あらたまってどうしたよ」
「話があるんだよ」
「あ~うん」
「幼馴染ってどう思う?」
「まぁ兄弟みたいな感じはあるわな。アニメで見てるそのまんまだわ」
「私はそんなのいやだよ。圭くん。兄弟みたいなだなんて。だから圭くん・・・私と付き合ってください」
・・・なんとなくそんな気はしていた。別に鈍感ってほど鈍くはない。主人公みたいに都合のいい頭はしてない。だけどいきなり来ると緊張するな。
「いいよ」
「本当に?やった~やったよ。圭くん。」
嬉しそうに飛び跳ねるさおり。はしゃぐ姿はやっぱり可愛かった。
「ま、いつもとさして変わらんけどな」
「冷たいな~圭くんは。でもいいもんね。私は圭くんの彼女だし?全然いいもんね~」
やっぱり、さおりが幼馴染でよかったな。いつもこの笑顔を見ているだけで和むし。ちょこちょこした感じが本当に愛らしい。
「これからもよろしく。さおり」
秋色に輝いてる空は彼女の笑顔をより一層可愛らしくさせた。
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