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第9章 帝国の魔女

第9章第007話 ラクーンの街の散策

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第9章第007話 ラクーンの街の散策

・Side:ツキシマ・レイコ

 「レイコ、街見に行きたくない? 市場とか興味あるんだけど」

 長い航海でしたからね。マーリアちゃんも羽を伸ばしたいようですが。
 ラクーン達の国ですからね、そちらにも興味あるようです。私も見て回りたいですよ。

 庁舎の二階では、ネイルコードとの国交に先立った会議が行われています。国交と行っても、ネイルコードの艦でここまで三ヶ月ほどの離れています。現状でどのような国交の形態があり得るか、どのような問題が考えられるか。そもそも国交を樹立するのか。今後の交渉のたたき台を出す為の会議ですね。
 はい、ネタリア外相は当然。セイホウ王国からはカラサーム大使。あと人の言葉がある程度使えるということでカララクルさんが参加です。
 カラサームさんさすがですね。最初にアライさんに会ったときにもロトリー語を話していましたし。ネタリア外相も船中でアライさんから教わっていたようですが、語彙がまだまだです。
 私も通訳で参加する?とは聞きましたが。最初から楽していると続かないと遠慮されました。

 庁舎や港からでも、町の賑わっている雰囲気が伝わってきますね。一ブロック先が市場のようです。

 「安全…は、お二人なら問題ないと思いますが。どうでしょうね?」

 ネタリア外相も出かけたいようですが。まだ会議は終わっていません。残念。
 ラクーンの役人さんにお伺いしたところ、上司の方を呼んできてくれました。

 『本当なら、無用な問題を起こさないために、外出は控えて欲しいところですが… 私共では、黒の女神様の関係者にそのような強要は出来ません。ただ、どうしてもということなら、案内と警備の者は連れてって欲しいのですが…』

 ご迷惑かけることになりますが。ここは好奇心の方が勝ってしまいました。まぁ私がラクーンの言葉を使えますし。暴力沙汰になったとしても、私とマーリアちゃんなら力ずくで穏便に済ませられますし。今後、人とラクーンが交流するというのなら、速いか遅いかの差でしょう。
 アライさんとトクスラーさん、あと庁舎から二名が着いてきてくれることになりました。さすがに市場にセレブロさんは大騒ぎになりそうなので、今回はお留守番です。庁舎一階の広間でのんびりしていてください。


 アライさんには、この街に土地勘があるそうなので。案内を頼みます。
 っと。ネイルコードの金貨は直接は使えませんが、買い物するにもお金は必要ということで。庁舎の方でネイルコード金貨と交換でこちらの貨幣を融通して貰いました。レートは八割くらいですが。国交のない国の間での換金なら、まぁ致し方ありません。
 ラクーン達も、金貨、銀貨、銅貨を使っています。面白いことに小金貨や大銀貨もありますね。この辺、セイホウ王国やネイルコードと似ています。帝国の貨幣システムがそのまま私たちの大陸に導入されたようですが。ロトリー国でも同じかも知れませんね。


 庁舎から歩いて五分ほど。市場に着きました。
 …なんでしょ。某夢の国の前に立ったようなわくわく感です。

 『あまり私から離れないでくださいね。私はそれなりに厳つい自覚はありますので、それで寄ってこないでしょうが』

 護衛のトクスラーさんがアドバイスしてくれます。強面の自分が付いていれば、ラクーン達も自重していくだろうと言うことですか。…初対面の時とは大分印象が違います。

 市場は、庁舎からは一ブロック奥まった大通り…というかもう横長の広場ですね。天井があるだけの店舗に、いろんなものが並べられています。ネイルコードの市場より、頭一つ分天井が低いのはラクーンサイズ。
 ネールソビン島のラクーンは、ロトリー国の海軍管轄な為か、あまり着ている物に差が無かったのですが。ここではいろんな物を着ていますね。体毛の模様も、アライさんみたいなアライグマ、レッサーパンダ、タヌキ、アナグマ。あ、たまに左右非対象な方もいますね。基本の色も、明るいオレンジ、薄茶、グレー等いろいろ。"人"より顔を覚えるのは簡単かも知れません。
 小さいラクーンを肩車した二人連れ。ラクーンは男女の区別が付き辛いですが。さすがに親子連れだろうことが分かります。


 市場は、海産物、農産物、衣料日用品、そして食べ物の屋台。そんな感じで区分けされています。
 アライさん曰く、海のものは早朝が一番品揃えが良いそうですが。お昼頃の時間でも、他の物を求めるラクーン達で賑わっています。こういうのは人の国と大差ないですね。

 私は、いつもレッドさんが入っている上着のフードを被ってます。マーリアちゃんもフード付きマントを被ってます。顔が隠れる程ではないですが、遠目では目立たなくなります。
 フードには入れないので、レッドさんはマーリアちゃんが抱っこしてくれています。マントを前で留めて、襟元から頭だけ出しています。
 あ。子供のラクーンと目が合った。他にもこちらに気がついた何人か、まん丸お目々でこちらを凝視しています。
 それでも、庁舎の制服を着た人が付いていることで、無害だと理解してくれているようですが。…小さく手を振ったら小さいラクーンは隠れてしまいました。…まぁ視線は受け流しましょう。


 「先に昼食にしませんか?」

 アライさんの提案で、屋台を最初に攻めることにしました。

 アライさんおすすめということで。うん、魚の串揚げ…ですかね。
 ネイルコードでもマグロサイズの魚は取れるのですが。まぁエイゼル市では脂身部分は捨ててしまうんですよ。大トロを。日本でも昔は捨てていたようですがね。

 焼く前の串に刺したそれは、魚の脂身ですね…こう言うと美味しくなさそうですが。
 それの大きめのブツ切りを串にして、蒸します。…こちらにはマナコンロは無いみたいですね。
 しばらく蒸して脂が落ちてサイズが三分の二くらいになったら。なんかタレを塗って…刻んだ野菜にハーブや香味を漬けた醤油? 日本にあった焼肉のタレが一番近いですかね。それに付けて、粉…トウモロコシっぽいですが、それをまぶして再度炙ります。ひっくり返しつつ適度に焦げ目が付けば完成。
 前半はウナギの白焼き、後半は焼き肉のためで味付けした串揚げって感じの食べ物です。

 店主が、私たちを見てびっくりしながら渡してくれます。熱々なところにかぶりつきますよ。
 魚ですからね、ホロホロと崩れやすいのですが。衣が付いているので辛うじて崩れることもなく。串から噛みちぎるのにも苦労しませんので、すごく食べやすいですね。
 脂が少ない魚だと、こんな焼き方するとぼそぼそするのですが。身から出る脂で衣が良い感じにフライっぽくなりまして。

 私とレッドさんが一口食べてみます。
 まぁ今までもセイホウ王国の人が食べているのだから問題ないとは思いますが。何が"人"に良くないかは、用心しておくべきですので、マーリアちゃんにはちょっと待ってもらいます。
 …すぐにレッドさんが許可出してくれました。まってましたとばかりにマーリアちゃんもかぶりつきます。焼きたて前にお預けはきついですよね。

 「レイコ、これすごく美味しいわ。…セレブロにも食べさせたい」

 「うん。私、この味好き。魚なのに、なんだろ? すごく柔らかい牛肉?」

 「クッククーッ!」

 この味は、やっぱ醤油入ってますね。こちらにも醤油の実があるのかしら?

 「…帰りに買っていきたいけど。残っているかしら?」

 マーリアちゃんがセレブロさんのお土産に考えているようです。
 アライさんがニコニコしながら、店主に先払いで二十本くらいを取っておいて欲しいと頼みました。
 どうもこれは、アライさんお薦め料理だったみたいですね。

 まぁ私たちのお腹のサイズですので、串焼き二本ほどでもう満腹ですが。
 トクスラーさん達は、追加で昨晩食べたタコスみたいなのを何本も食べてました。…経費で落ちるそうです。
 マグロの串揚げ(仮称)がこれだけ美味しかったのですが。そのタコス(仮称)も美味しそうですね。残念。

 さて。新しい産物を求めて散策開始です。
 魚売り場はすでにちょと閑散としているので後日またとして、今は農産物の方に行きましょうか。
 アライさんがいろいろと案内してくれます。
 まず目立つのがイモ。ジャガイモとサツマイモ?
 ジャガイモはユルガルムでも穫れますが。ユルガルムがメイクイーンなら、こちらのは男爵に見えますね。蒸かしてみないとわからないですが。
 サツマイモの方も、もとはこの辺より南で育っていた産物だそうです。見た目赤っぽい茶色という感じで、サツマイモっぽくはありますが。まぁ食べてみないとわからないです。
 トマトっぽい野菜も、ネイルコードのトマトもどきよりトマトっぽいですね。あ、生でも食べられるとのことで、アライさんが交渉してくれて一個切ってもらいました。最後に塩振っている。
 これも先に、アライさんと私とレッドさんで食べてみますよ。
 うーん。瑞々しいですが、私の知っているトマトよりは味が薄いかな? でも、青臭さは少なく、塩気がよく合います。…トマトが七割、キュウリが三割くらい? これで冷やしたら十分おいしいと思います。

 「ククーク」

 レッドさんが大丈夫と言ってます。マーリアちゃんも一切れ食べました。

 「火を通したりスープにも合うんじゃないかしら?」

 まさにトマトの使い道ですね。
 他に根菜も結構あります。…黄色いにんじん? まさかウコンっぽい? これもジャガイモと同じく、生では食べずにスープなどに入れるそうです。
 あとは葉物と併せていくらか買い。あとで庁舎の厨房借りて軽く料理してみますか。

 肉屋。この時期だと冬に備えて豚や牛…に似たのを潰して、保存食にするそうです。生肉よりも、塩漬けやら燻製やらが並んでいますね。
 アライさん曰く、昨日の夕食にも使われていたそうです。値札を読むに、やはり肉は高級食材ですが。骨についた肉もこそぎ落としているあたり、大切に食べられているようです。…昨晩のメニューは、けっこう上等だったんですね。

 鶏はいないようですね。卵もないそうです。飼っているのか捕っているのか、鳥肉自体はあるようですが。どんな鳥なんだろ?

 「鶏と卵かあったら、みな喜ふと思います」

 「サルハラで聞いたけど。鶏糞って肥料にもいいんでしょ?」

 「育てやすいし、卵は便利だから」

 鳥科の糞は燐が豊富で。海鳥の糞が堆積した燐鉱石なんかは肥料に引っ張りだこでした。
 ただ、鶏糞が合わない作物もあるそうなので。先にテストは必須ですが。

 「検疫が終わったら、ロトリーに渡しましょうか。食べないで育てるようによく言っとかないとね」

 鳥インフルとかがあるかはわかりませんが。アライさんがネイルコードで過ごしていて平気でしたから問題ないとは思いますが、念のため。
 私たちネイルコードの"人"は、ネールソビン島で過ごしたことと、アライさんやカララクルさんと過ごしたことから、この辺は免除となっています。

 買い物している間、やっぱ視線集めますね。
 ただ、ラクーンの護衛がいるせいか、露骨に敵意とか嫌がらせを向けてくるラクーンはいません。やっぱ、アライさんのような人なつこい気質が普通なのかしら?
 それでも彼らは、火筒の用な新兵器開発したりもしているのですから。"人"に危機感を感じているラクーンはきちんといるようです。


 庁舎に戻ると。
 …入り口入っての広間に寝転がるセレブロさん。そこに体ごともモフモフしているカララクルさん。…と、枕にしているネタリア外相。
 なにやってんですか? 休憩中? 魚の串焼きのお土産ありますよ。

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