281 / 331
第8章 東方諸島セイホウ王国
第8章第010話 出発進行!
しおりを挟む
第8章第010話 出発進行!
・Side:ツキシマ・レイコ
お弁当屋の前で私に膝を突こうとするセイホウ王国のカラサーム・ハルク・ビシャーラン大使。
「うふふふふ。レイコ殿は相変わらずね」
なんとか止めていただきましたが。
…リシャーフさん、笑っていないで助けてくださいよ、こんな往来で。
「失礼いたしました。赤竜神の巫女様」
「その巫女様ってのも止めていただけると…」
「事前に申し上げた通りですカラサーム殿。ここは"レイコ殿"で妥協してくださいな」
しかたありませんねという仕草のカラサーム大使。
「分かりました。公式の場ではそうも行きませんが、崩した場所ではレイコ殿と呼ばせていただきます」
じっと見てくるカラサーム大使。
うーん、なんか観察されていますね。まぁこんな小娘に礼を尽くすなんてと嫌がる貴族は今までもいましたが。なんか興味津々って感じです。
雰囲気は六六の教会のザフロ祭司に似ているように思います。やり手のおじさんって感じですか? ただ、老獪さは感じますが、悪人っぽさはないですね。
視線が私と一緒に居るタロウさん達にも移ったので、タロウさんも挨拶します。
「お初にお目もじいたします。ランドゥーク商会エイゼル市支店会頭補佐のタロウ・ランドゥークと申します」
さすが大商会の跡取り。貴族にも慣れている感じの挨拶です。
「「「はじめまして」」」
「ヒャー。はしめまして」
「ククークッ!」
子供達とアライさんとレッドさんも、一緒に挨拶します。うんうん、微笑ましいですね。
「これはこれはご丁寧にありがとうございます。セイホウ王国から来たカラサームと申します。にしても、小竜神様にもご挨拶いただけるとはこの上ない光栄ですね。…ふむ、そしてそちらの方は…」
タロウさんの後ろにいたアライさんに気がついたようです。
「ラクーンのアライさんです。遙か南東の国へ遭難してたどり着いたらしいんですが。いろいろあって今ではうちで暮らしています」
「アライままなんだよっ!」
「食堂で働いてるんだっ!」
「一緒に寝るともふもふなんだよっ!」
「ヒャー」
「ふむ」と考え込むようなカラサーム殿。やはりアライさんは物珍しいですかね?
ただ、そろそろ時間も押しております。
「もう式典会場の方に顔出さないと。リシャーフさんも列席されるんですよね?」
「はい。メインは今夜の王宮での晩餐会ですが、こちらにも出席しますよ。では一緒に行きますか?」
「そうですね」
私とリシャーフさん達は、まず控え室の方へ向かいます。この式典が終わったら始発列車の出発です。
タロウさんたちは見学席の方に向かいます。列車に乗るときにまた合流ですよ。
「レイコ!」
「マーリアちゃん!」
はい、朝ぶりです。
マーリアちゃんは、今日はアイズン伯爵名代ブライン様と嫡男クラウヤート様らと一緒に行動しています。まぁその方がトラブルを避けられますしね。
この後マーリアちゃんは、セレブロさんやフェンちゃんも一緒に馬車での移動です。ブライン様とクラウヤート様は列車のパノラマカーの方です。
「この鉄道の開業は、ネイルコード王国の歴史に大きな一ページを刻むことになるだろう。人と物がこれによって潤沢に流れることになる、それは国土がより狭く近くになることに等しい。すでに列車を見た物も多いと思うが、あの力強さは国の発展はさらなる加速をする原動力となるのは明白である……」
カステラード殿下の演説に賓客紹介と、一時間かからないくらいの式典です。
鉄道の意義。今後の延伸計画等が簡単に説明されます。
ネイルコード王国だけではなく大陸がこの鉄道で結ばれることになります。半分くらいの人にはまだピンときていないかもですが。
国土が狭くなる、良い例えですね。
最初、私にも挨拶しないかという誘いがありましたが。はい、丁重にお断りしましたよ。そういうのは庶民にはきついです、はい。
レッドさんを抱きかかえて、カステラード殿下のとなりでの会釈だけで済ませていただきました。
それでも、レッドさんが翼を広げてアピールすると、なんか盛り上がりましたね。
ポーッ! 汽笛が鳴ります。
「しゅっぱつしんこーっ!」
「「しんこーっ!」」
「クックルーッ!」
「ヒャー、うこきはしめましたっ」
式典が終わってタロウさん達と合流し、客車に乗り込みました。
列車が動き始めます。子供達は席でじっとしていられずに、窓にかじりついています。その後ろで、揺れる車内で危なくないようにアライさんが子供達をフォローしているのがさすがですね。
時速三十キロくらいですか。日本の電車と比べると、えらくのんびりに感じます。
ガタンゴトンという線路の継ぎ目を越える音も、なんとも懐かしいですね。
川を渡ったあたりで、お弁当も食べます。流れる景色を見ながらのお弁当。サンドイッチも美味しいですが、おにぎりとかも欲しいところですね。
通路を挟んで反対側の席は…"影"の人ですね。任務中の人に声かけはしませんが、目が合ったら会釈されました。ほんとご苦労様です。
あまり外の風景は見ていませんが。こちらもしっかりお弁当は買ってきていたようです。
軍学校前の駅で停車、王都の方からくる対向列車を待ちます。
引き込み線も作られていて。将来はここから王国各地へ軍隊を派遣する拠点にもなる駅です。迅速な兵力移動は、各地に常駐させている軍の規模を減らすことにも繋がります。今のところ、人材は鉄道の方にスライドさせているので、放逐されるわけではないですよ。
ユルガルムの方では職人…地球風に言うとエンジニアの需要が爆上がりですし。人材というリソースの再配置が顕著なネイルコード王国です。
「お弁当いかがですか~っ? お茶も付きますよ~っ!」
ホームを駅弁売りが何人か歩いています。
列車の旅もあと残り半分しかないですが。お弁当食べている人を見ていたら食べたくなったのか、エイゼル市でお弁当買っていなかった人が買い求めていますね。…あ、速攻で売り切れた。
「少なく見積もりすぎたか?」「どうしよう?」なんてつぶやきが、集まった売り子さん達から聞こえてきます。
ポーーーッ!
警笛を鳴らしながら、王都からの列車がホームの反対側に滑り込んできます。
双方の機関車の運転席から運転手が降りてきて。客車の方からは車掌さんも出てきます。
駅長さんでしょうか、偉そうな人も何人か出てきています。車掌さん立ち会いの元、運転手さんが丸い輪っか状のタブレットを交換。
「エイゼル線区、タブレット受け取りました!」
「王都南線区、タブレット受け取りました!」
互いに敬礼します。ピシッとしたその姿勢、皆が軍人出身って感じですね。
列車が走るには、必ずその線区のタブレットが必須…というルールです。線区にタブレットは一つだけですから、単線の区間を走っている列車も一つだけ。これなら衝突事故は防げます。
複線化するまではこの運用ですね。一応、土地は四線分を確保しています。複線は当然として、新幹線なんかも想定していますよ。
運転手さんと車掌さんがそれぞれ戻って、汽笛と共に列車が再び動き出します。
残念ながら、下り列車の方にはお弁当販売はありませんでした。
・Side:ツキシマ・レイコ
お弁当屋の前で私に膝を突こうとするセイホウ王国のカラサーム・ハルク・ビシャーラン大使。
「うふふふふ。レイコ殿は相変わらずね」
なんとか止めていただきましたが。
…リシャーフさん、笑っていないで助けてくださいよ、こんな往来で。
「失礼いたしました。赤竜神の巫女様」
「その巫女様ってのも止めていただけると…」
「事前に申し上げた通りですカラサーム殿。ここは"レイコ殿"で妥協してくださいな」
しかたありませんねという仕草のカラサーム大使。
「分かりました。公式の場ではそうも行きませんが、崩した場所ではレイコ殿と呼ばせていただきます」
じっと見てくるカラサーム大使。
うーん、なんか観察されていますね。まぁこんな小娘に礼を尽くすなんてと嫌がる貴族は今までもいましたが。なんか興味津々って感じです。
雰囲気は六六の教会のザフロ祭司に似ているように思います。やり手のおじさんって感じですか? ただ、老獪さは感じますが、悪人っぽさはないですね。
視線が私と一緒に居るタロウさん達にも移ったので、タロウさんも挨拶します。
「お初にお目もじいたします。ランドゥーク商会エイゼル市支店会頭補佐のタロウ・ランドゥークと申します」
さすが大商会の跡取り。貴族にも慣れている感じの挨拶です。
「「「はじめまして」」」
「ヒャー。はしめまして」
「ククークッ!」
子供達とアライさんとレッドさんも、一緒に挨拶します。うんうん、微笑ましいですね。
「これはこれはご丁寧にありがとうございます。セイホウ王国から来たカラサームと申します。にしても、小竜神様にもご挨拶いただけるとはこの上ない光栄ですね。…ふむ、そしてそちらの方は…」
タロウさんの後ろにいたアライさんに気がついたようです。
「ラクーンのアライさんです。遙か南東の国へ遭難してたどり着いたらしいんですが。いろいろあって今ではうちで暮らしています」
「アライままなんだよっ!」
「食堂で働いてるんだっ!」
「一緒に寝るともふもふなんだよっ!」
「ヒャー」
「ふむ」と考え込むようなカラサーム殿。やはりアライさんは物珍しいですかね?
ただ、そろそろ時間も押しております。
「もう式典会場の方に顔出さないと。リシャーフさんも列席されるんですよね?」
「はい。メインは今夜の王宮での晩餐会ですが、こちらにも出席しますよ。では一緒に行きますか?」
「そうですね」
私とリシャーフさん達は、まず控え室の方へ向かいます。この式典が終わったら始発列車の出発です。
タロウさんたちは見学席の方に向かいます。列車に乗るときにまた合流ですよ。
「レイコ!」
「マーリアちゃん!」
はい、朝ぶりです。
マーリアちゃんは、今日はアイズン伯爵名代ブライン様と嫡男クラウヤート様らと一緒に行動しています。まぁその方がトラブルを避けられますしね。
この後マーリアちゃんは、セレブロさんやフェンちゃんも一緒に馬車での移動です。ブライン様とクラウヤート様は列車のパノラマカーの方です。
「この鉄道の開業は、ネイルコード王国の歴史に大きな一ページを刻むことになるだろう。人と物がこれによって潤沢に流れることになる、それは国土がより狭く近くになることに等しい。すでに列車を見た物も多いと思うが、あの力強さは国の発展はさらなる加速をする原動力となるのは明白である……」
カステラード殿下の演説に賓客紹介と、一時間かからないくらいの式典です。
鉄道の意義。今後の延伸計画等が簡単に説明されます。
ネイルコード王国だけではなく大陸がこの鉄道で結ばれることになります。半分くらいの人にはまだピンときていないかもですが。
国土が狭くなる、良い例えですね。
最初、私にも挨拶しないかという誘いがありましたが。はい、丁重にお断りしましたよ。そういうのは庶民にはきついです、はい。
レッドさんを抱きかかえて、カステラード殿下のとなりでの会釈だけで済ませていただきました。
それでも、レッドさんが翼を広げてアピールすると、なんか盛り上がりましたね。
ポーッ! 汽笛が鳴ります。
「しゅっぱつしんこーっ!」
「「しんこーっ!」」
「クックルーッ!」
「ヒャー、うこきはしめましたっ」
式典が終わってタロウさん達と合流し、客車に乗り込みました。
列車が動き始めます。子供達は席でじっとしていられずに、窓にかじりついています。その後ろで、揺れる車内で危なくないようにアライさんが子供達をフォローしているのがさすがですね。
時速三十キロくらいですか。日本の電車と比べると、えらくのんびりに感じます。
ガタンゴトンという線路の継ぎ目を越える音も、なんとも懐かしいですね。
川を渡ったあたりで、お弁当も食べます。流れる景色を見ながらのお弁当。サンドイッチも美味しいですが、おにぎりとかも欲しいところですね。
通路を挟んで反対側の席は…"影"の人ですね。任務中の人に声かけはしませんが、目が合ったら会釈されました。ほんとご苦労様です。
あまり外の風景は見ていませんが。こちらもしっかりお弁当は買ってきていたようです。
軍学校前の駅で停車、王都の方からくる対向列車を待ちます。
引き込み線も作られていて。将来はここから王国各地へ軍隊を派遣する拠点にもなる駅です。迅速な兵力移動は、各地に常駐させている軍の規模を減らすことにも繋がります。今のところ、人材は鉄道の方にスライドさせているので、放逐されるわけではないですよ。
ユルガルムの方では職人…地球風に言うとエンジニアの需要が爆上がりですし。人材というリソースの再配置が顕著なネイルコード王国です。
「お弁当いかがですか~っ? お茶も付きますよ~っ!」
ホームを駅弁売りが何人か歩いています。
列車の旅もあと残り半分しかないですが。お弁当食べている人を見ていたら食べたくなったのか、エイゼル市でお弁当買っていなかった人が買い求めていますね。…あ、速攻で売り切れた。
「少なく見積もりすぎたか?」「どうしよう?」なんてつぶやきが、集まった売り子さん達から聞こえてきます。
ポーーーッ!
警笛を鳴らしながら、王都からの列車がホームの反対側に滑り込んできます。
双方の機関車の運転席から運転手が降りてきて。客車の方からは車掌さんも出てきます。
駅長さんでしょうか、偉そうな人も何人か出てきています。車掌さん立ち会いの元、運転手さんが丸い輪っか状のタブレットを交換。
「エイゼル線区、タブレット受け取りました!」
「王都南線区、タブレット受け取りました!」
互いに敬礼します。ピシッとしたその姿勢、皆が軍人出身って感じですね。
列車が走るには、必ずその線区のタブレットが必須…というルールです。線区にタブレットは一つだけですから、単線の区間を走っている列車も一つだけ。これなら衝突事故は防げます。
複線化するまではこの運用ですね。一応、土地は四線分を確保しています。複線は当然として、新幹線なんかも想定していますよ。
運転手さんと車掌さんがそれぞれ戻って、汽笛と共に列車が再び動き出します。
残念ながら、下り列車の方にはお弁当販売はありませんでした。
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
もう一度だけ頑張るから、すべてを救う力をください
双刃直刀
ファンタジー
最近の俺強えに見飽きた人ほどおすすめです!!
幼馴染のセリアと一緒に冒険者として名を馳せることが夢であったシオン。だが、十五歳になってスキルを得た時、それは終わった。セリアは世界最強クラスのスキルを2つも得たのに対して、シオンは中途半端なものしか貰えなかったのだ。すれ違いを繰り返した末に二人は別れ、シオンは日銭すら満足に稼げない冒険者となってしまう。そんな生活を何ヶ月も送ったシオンは、ホムンクルスと出会ったことですべてが変わっていく。念願の力を得ることが可能となったのだ。 その後、セリアが不治の病に掛かったのを知り、それを治す方法がダンジョンの深層にある黄金の実を使うことだと知ったシオンは、考えがまとまらないままダンジョンに挑んでいく。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
記憶なし、魔力ゼロのおっさんファンタジー
コーヒー微糖派
ファンタジー
勇者と魔王の戦いの舞台となっていた、"ルクガイア王国"
その戦いは多くの犠牲を払った激戦の末に勇者達、人類の勝利となった。
そんなところに現れた一人の中年男性。
記憶もなく、魔力もゼロ。
自分の名前も分からないおっさんとその仲間たちが織り成すファンタジー……っぽい物語。
記憶喪失だが、腕っぷしだけは強い中年主人公。同じく魔力ゼロとなってしまった元魔法使い。時々訪れる恋模様。やたらと癖の強い盗賊団を始めとする人々と紡がれる絆。
その先に待っているのは"失われた過去"か、"新たなる未来"か。
◆◆◆
元々は私が昔に自作ゲームのシナリオとして考えていたものを文章に起こしたものです。
小説完全初心者ですが、よろしくお願いします。
※なお、この物語に出てくる格闘用語についてはあくまでフィクションです。
表紙画像は草食動物様に作成していただきました。この場を借りて感謝いたします。
『忘れられた公爵家』の令嬢がその美貌を存分に発揮した3ヶ月
りょう。
ファンタジー
貴族達の中で『忘れられた公爵家』と言われるハイトランデ公爵家の娘セスティーナは、とんでもない美貌の持ち主だった。
1話だいたい1500字くらいを想定してます。
1話ごとにスポットが当たる場面が変わります。
更新は不定期。
完成後に完全修正した内容を小説家になろうに投稿予定です。
恋愛とファンタジーの中間のような話です。
主人公ががっつり恋愛をする話ではありませんのでご注意ください。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
呪われ姫の絶唱
朝露ココア
ファンタジー
――呪われ姫には近づくな。
伯爵令嬢のエレオノーラは、他人を恐怖させてしまう呪いを持っている。
『呪われ姫』と呼ばれて恐れられる彼女は、屋敷の離れでひっそりと人目につかないように暮らしていた。
ある日、エレオノーラのもとに一人の客人が訪れる。
なぜか呪いが効かない公爵令息と出会い、エレオノーラは呪いを抑える方法を発見。
そして彼に導かれ、屋敷の外へ飛び出す。
自らの呪いを解明するため、エレオノーラは貴族が通う学園へと入学するのだった。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる